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Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Tosca

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTAにご参加ください。Festa情報→https://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第186回イタリアPOPSフェスタ(2021年5月)レポート(第1部:Joe Barbieri)

Joe Barbieri(ジョー・バルビエリ/48歳/Napoli出身)が満を持してリリースした傑作アルバム『Tratto da una storia vera(意:真の物語の一説)』(2021)は、日本盤も『愛おしき記憶』のタイトルでリリースされたばかり。コロナ禍の中で自身の人生を見つめ直し、愛する故郷ナポリへの敬愛、新妻への想い、自身の過去の想い出などを、交響曲への造詣を活かしたサウンドに乗せた、自叙伝的なアルバム。
Joe Barbieri - Tratto da una storia vera(2021)

先行シングル「君・僕・明日(Tu, io e domani)」は、2020年初春、イタリアで最初のパンデミックとなった数日でジョー自身が書き上げた楽曲。公式MVが4万ユーロ以上(約500万円)も稼ぎあげた収益はイタリアの市民保護活動団体に寄付された。冒頭、ピアノを弾きながら歌い始めるのはジャズ系カンタウトーレSergio Cammariere(セルジョ・カンマリエーレ)。途中で入る女性スキャットはサンレモ音楽祭優勝歴も持つ実力派女性歌手Tosca(トスカ)。間奏で大きくフィーチャリングされているのは、日本でもお馴染みのFabrizio Bosso(ファブリツィ・ボッソ)のトランペット。コントラバスのLuca Bulgarelli(ルカ・ブルガレッリ)はボッソやカンマリエーレのツァーメンバーとして起用される彼らの盟友だ。

※当サイトでのSergio Cammariereの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Sergio_Cammariere

※当サイトでのToscaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Tosca

※当サイトでのFabrizio Bossoの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Fabrizio_Bosso

「覚え書き(Promemoria)」は、ジョー曰く《歩いている時に浮かび、ギターも紙も持っていなかったので、頭の中で一気に書き上げた曲》とのこと。フィーチャリングされているトロンボーンは作曲・編曲・指揮などをこなす多才な音楽家マウロ・オットリーニ。
https://youtu.be/zVKFqP2CPLs

「大したことじゃない(Niente di grave)」は、ノーベル文学賞受賞者Eugenio Montale(エウジェニオ・モンターレ/1896-1981)の詩の世界にインスパイア―され、ジョーが大好きなオーケストラのエッセンスを取り入れて書いた楽曲。坂本龍一やカエターノ・ヴェローゾ、スティングらと共演するブラジルのジャキス・モレレンバウムのチェロをフィーチャーした作品。イタリア人トリオでのスタジオライヴ映像が公開された。
https://youtu.be/7uCVqR-acWc

「正しい方向(La giusta distanza)」は、まさにコロナ禍の時代に書かれた楽曲で“適切な距離”を意味している。ファブリツィオ・ボッソのトランペットをフィーチャーしているのも聞きどころ。

「僕らは幸福なナポリの下層民(Lazzari felici)」は、アルバム内唯一のカヴァー曲。原曲はPino Daniele(ピーノ・ダニエレ/1955-2015)の1984年作品。ジョーはナポリ語で書かれたこの楽曲をピーノへの感謝を込めてカヴァーしている。
https://youtu.be/gh1QA7K_tag

※当サイトでのPino Danieleの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pino_Daniele

※当サイトでのJoe Barbieriの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Joe_Barbieri


第186回イタリアPOPSフェスタ(2021年5月)紹介曲PlayList(カヴァー曲はオリジナルヴァージョンを収録)


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2021年に達する年齢で表記。

第184回イタリアPOPSフェスタ(2021年3月)レポート(第2部:La musica che gira intorno第2週)

大御所歌手Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア/67歳/Roma出身)が企画&主宰を務めた音楽特番『La musica che gira intorno(意:周囲を廻る音楽)』は、2021年1月中旬に2週に渡って放映され、大きな話題となった。多くの歌手たちがパンデミック下で音楽活動が大きく制限されていたことが、多数の大物歌手から注目の若手までが一堂に会することに功を奏したのだ。
Fiorella Mannoia - La musica che gira intorno(2021)

今回は2021年1月22日に放映された第2週目の回を紹介する。
※第1週目については以下を参照のこと。

番組タイトルはIvano Fossati(イヴァーノ・フォッサーティ)の1983年の作品名をそのまま冠したもので、オープニングはもちろんFiorella Mannoiaによるその楽曲のカヴァーから始まる。第1週目とデュエット相手を変え、 俳優Marco D'Amore(マルコ・ダモーレ)が務めた。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno-Fiorella-Mannoia--canta--La-musica-che-gira-intorno---22012021-74d054d4-2c0e-4434-997a-c8f5333af3f3.html

※当サイトでのFiorella Mannoiaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Fiorella_Mannoia

メインゲスト格となるZucchero(ズッケロ)が早くも最初に登壇し、自身の1989年の楽曲「Overdose [d'Amore](意:愛の過剰摂取)」をFiorella と共演。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno---Zucchero-e-Fiorella-Mannoia-cantano-Overdose-damore---22012021-72bddf41-0251-435d-84b5-53e2f5bdefb6.html

続いてZuccheroは自身の最新曲「Facile(意:容易い)」を披露。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno-Zucchero-canta-Facile--22012021-815886c3-2b08-4e66-9344-d67916f094a0.html

※当サイトでのZuccheroの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Zucchero

Alessandra Amoroso(アレッサンドラ・アモローゾ)が登場し、故Lucio Battisti(ルチォ・バッティスティ)の代表曲のひとつ「Pensieri e parole(意:想いと言葉)」(1971)をFiorellaと一緒にカヴァー。

※当サイトでのAlessandra Amorosoの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Alessandra_Amoroso

次いでEmma(エンマ)が登場し、Fiorellaもレパートリーに取り入れているVasco Rossi(ヴァスコ・ロッシ)の「Sally(サリー)」(1996)をFiorellaと共演。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno-Emma-e-Fiorella-Mannoia---Sally---22012021-521a2489-95a2-4cb1-a1cc-6398267a9b64.html

※当サイトでのEmmaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Emma

そして再びAlessandra Amorosoが現れ、Emmaとのコンビでリリースした新曲「Pezzo di cuore(意:心のかけら)」(2021)。ソーシャル・ディスタンスを徹底して収録されている時期にも関わらず、2人の距離感が近すぎるのは、姉妹みたいなものだからw

Giorgia(ジォルジァ)は自身の楽曲「Oronero(ゴールドブラック)」(2016)をFiorelaとデュエット。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno-Giorgia-e-Fiorella-Mannoia-cantano-Oro-Nero---22012021-000169f4-9594-4f23-80be-3bb91cbabd88.html

※当サイトでのGiorgiaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Giorgia

Ornella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)を迎えて、Fiorellaの大ヒット曲「Quello che le donne non dicono(意:女たちが言わないこと)」(1987)をデュエット。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno-Ornella-Vanoni-e-Fiorella-Mannoia-Quello-che-le-donne-non-dicono---22012021-0d5ce61e-fd83-4c16-9d79-36c35b4fea39.html

8年前に新曲録音はやめる、と半ば引退宣言をしたOrnellaだったが、2021年になり突然新曲「Un sorriso dentro al pianto(意:涙の中の微笑み)」を発表。サンレモ音楽祭優勝者でもある気鋭のカンタウトーレFrancesco Gabbani(フランチェスコ・ガッバーニ)と作詞家として著名なカンタウトーレPacifico(パチフィコ)との共作で、Ornella自身も楽曲づくりに参加している。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno-Ornella-Vanoni-canta-il-singolo-Un-sorriso-dentro-al-pianto---22012021-eaf077b2-3fe5-4968-a33e-e878d80e8c94.html

※当サイトでのOrnella Vanoniの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Ornella_Vanoni

Riccardo Cocciante(リッカルド・コッチャンテ)を迎えて、Fiorellaとの共演タイムが始まる。Riccardoは80年代にFiorellaのアルバムに楽曲を提供していたことがあるり、FiorellaもCoccianteの楽曲を事あるごとにカヴァーもしているという関係だ。まずはCoccianteの「Celeste nostalgia(意:神々しい郷愁)」(1982)。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno-Riccardo-Cocciante-e--Fiorella-Mannoia-Celeste-nostalgia---22012021-f6b3a7af-f661-4fc9-aa26-6fbf14f49dda.html

2人は話の流れで、サンレモ音楽祭1952年で2位となった「Papaveri e papere(意:ケシとガチョウ)」を即興で口ずさむシーンも。同曲はその後も童謡的な位置づけとなったイタリアのスタンダード曲となっている。

最後にCoccianteの出世作「Margherita(マルゲリータ)」(1976)を熱唱。

※当サイトでのRiccardo Coccianteの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Riccardo_Cocciante

Fiorella Mannoiaのソロで、持ち歌「Come si cambia(意:どのように変えられるのか)」(1984)。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno-Fiorella-Mannoia-canta-Come-si-cambia--22012021-7522b3c7-88b5-4774-a833-5828b7e89ccb.html

Brunori Sas(ブルノリ・サス)が登場し、自身のヒット曲「Canzone contro la paura(意:恐れに対する歌)」(2017)をFiorellaとデュエット。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno-Brunori-Sas-e-Fiorella-Mannoia-Canzone-contro-la-paura---21012021-4172c1dc-91f5-4b4b-af66-853fb85b54ed.html

元Thegiornalisti(ザジォルナリスティ)のフロントマンTommaso Paradiso(トンマーゾ・パラディーゾ)を迎えて、Antonello Venditti(アントネッロ・ヴェンディッティ)の「Ricordati di me(意:僕のことを覚えていてくれ)」(1988)をFiorellaとカヴァー。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno-Tommaso-Paradiso-e-Fiorella-Mannoia-Ricordati-di-me--22012021-73837d87-815d-4a90-aaea-addb81701732.html

※当サイトでのTommaso Paradisoの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Tommaso_Paradiso

Tosca(トスカ)が登場し、Fiorellaと共に故Lucio Dalla(ルチォ・ダッラ)の「Felicita`(意:幸福)」を共演。Lucio Dallaを敬愛し、イタリアで1位2位を争うほどの歌唱力を誇る2人のデュエットは見ものだ。

※当サイトでのToscaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Tosca

俳優Massimo Ghini(マッシモ・ギーニ)とFiorellaが話の流れで突然歌い出すのはWess e Dori Ghezzi(ウェス&ドリ・ゲッツィ)の「Un corpo e un'anima(意:体と心)」(1975)。Wessは在伊の黒人歌手で、Doriは当時アイドル歌手的な位置付けだったがこのコンビでブレイク。後にFabrizio De Andre'(ファブリツィオ・デ・アンドレ)の後妻になり、晩年の彼を支える良き伴侶となった。同曲はブレイク前のUmberto Tozzi(ウンベルト・トッツィ)がLucio Battistiのブレインらと書き上げた楽曲で、あまり知られていないが、Tozziは世界的なブレイクの前に、BattistiのレーベルNumero Uno(ヌメロ・ウーノ)に所属してソングライターの仕事も多く手掛けていたのだ。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno-Massimo-Ghini-e-Fiorella-Mannoia-la-gag-Un-corpo-e-un-anima----22012021-d457ce99-f7ec-4695-b04b-9265eee8da7b.html

サンレモ2020で3位となり、全国区で名前が知られるようになったPinguini Tattici Nucleari(意:ピングィニ・タッティチ・ヌークレァーリ)は自曲「Ridere(意:笑う)」を披露。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno-Pinguini-Tattici-Nucleari-cantano-Ridere---21012021-e80c27f3-031a-4c70-aab3-b6f4fb8a588c.html

※当サイトでのPinguini Tattici Nucleariの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pinguini_Tattici_Nucleari

Antonello Venditti(アントネッロ・ヴェンディッティ)とFrancesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ)の大御所カンタウトーレ2人が、デビュー時のデュオTheorius Campus(テオリアス・キャンパス)に立ち返り、「Dolce signora che bruci(意:燃え上がる優しい婦人」(1972)を再現。長年のファンには嬉しいシーンだ。

※当サイトでのAntonello Vendittiの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Antonello_Venditti

※当サイトでのFrancesco De Gregoriの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Francesco_De_Gregori

番組の締めはパーソナリティを務めたFiorellaの「Chissa` da dove arriva una canzone(意:歌はどこからやって来るのだろう)」(2020)を独唱。書き下ろしたのは大ブレイク中の新星カンタウトーレUltimo(ウルティモ/25歳)だ。
https://www.raiplay.it/video/2021/01/La-musica-che-gira-intorno-Fiorella-Mannoia-canta-Chissa-da-dove-arriva-una-canzone---21012021-64892446-cb3b-49ba-840b-a6565d311675.html

一旦番組の幕は下りたが、すぐにエピローグとして番組のトップバッターを務めたZuccheroが再び登場し、自身の意欲作「Don't cry Angelina」についてFiorellaに説明をする。2人の若いパルチザンについて歌っており、Zuccheroが最近とても心を動かされたエピソードをもとに書き上げた曲とのこと。


第184回イタリアPOPSフェスタ(2021年3月)紹介曲PlayList(カヴァー曲はオリジナルヴァージョンも収録)


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2021年に達する年齢で表記。

第176回イタリアPOPSフェスタ(2020年7月)レポート(第1部:Francesco Gabbani, Tosca)

サンレモ優勝歴(2017年)も持つカンタウトーレFrancesco Gabbani(フランチェスコ・ガッバーニ/38歳/Toscana州Carrara出身)の『Viceversa(意:逆に)』(2020)。全曲に自身が曲作りに参加し、単独または他者との共作で書かれている。チャート最高2位。
p72-3(3)

先行シングル「E` un'altra cosa(それは別のこと)」は2019年夏のヒットとなった先行シングルで、太陽・海・サーフの3つをテーマに往年のラテンポップのキーで製作されている。バウステッレのフランチェスコ・ビアンコ―ニが曲つくりに参加しているのも注目点だ。https://youtu.be/rPF9E4jHUL8

アルバムタイトル曲「Viceversa」は、サンレモ音楽祭2020で惜しくも2位となった楽曲で、2017年大会優勝曲「Occidentali's Calma」のキャッチ―さとは異なり、次第に盛り上がっていくバラード曲で、会期途中までは優勝曲候補の筆頭株のひとつで、サンレモ音楽祭期間中、オンライン最多再生回数賞に輝いた。

そのサンレモ音楽祭2020の第3夜カヴァー大会で披露したのは、「L'italiano(意:イタリア男)」。オリジナルはToto Cutugno(トト・クトゥーニョ/当時40歳・現77歳)で、1983年大会で5位となったものの、80年代を代表するイタリアの楽曲となるほどヒットし、イタリア人気質を歌うエヴァ―グリーン曲となった。https://youtu.be/J5Yty3yfgCw

※当サイトでのToto Cutugnoの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Toto_Cutugno

Il sudore ci appiccica(意:汗が僕らにまとわりつく) は、2020年の夏向けにシングル化されたばかりの楽曲。 https://youtu.be/lnJ9GuQNbxQ

※当サイトでのFrancesco Gabbaniの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Francesco_Gabbani


サンレモ優勝歴(1996年)も持つTosca(トスカ/55歳/Roma出身)の『Morabeza』(2019)は、Targa Tenco(タルガ・テンコ)賞2020の最優秀パフォーマンス賞に輝いたアルバム。タルガ・テンコ賞とは、不世出のカンタウトーレ故Luigt Tenco(ルイジ・テンコ)の遺志に基づいて設けられた賞で、プロの審査員のみで評価・選出する栄誉ある賞である。
Tosca - Morabeza(2020)

アルバムタイトルに掲げた“Morabeza”とは、ブラジル風ポルトガル語の“サウダージ”と同じ意味を持つクレオール語。クレオール語とは、中南米で生まれ育ったヨーロッパ人たち(主にスペイン系たち)の言葉だ。“サウダージ”という言葉自体も他の言語に翻訳できないニュアンスを含む言葉で、郷愁や穏やかな環境で感じる幸せ、リラックス、憧れなどのニュアンスを含む感覚で、特にポルトガルのファドやブラジルのボサノヴァでは主要なテーマとして歌われている。

Tosca自身が発案した企画を受けて同アルバムのプロデュースを担当したのはカンタウトーレのJoe Barbieri(ジョー・バルビエリ)。なるほど、彼はイタリアで最も中南米音楽に影響を受けたスタイルで音楽表現を行っている第一人者だ。

※当サイトでのJoe Barbieriの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Joe_Barbieri

Toscaは中南米音楽のイタリア語カヴァーなどを中心に、4か国語(イタリア語・フランス語・ポルトガル語・アラビア語)で歌い分け、古典的作品には現代的な再解釈のメスを入れ、彼女の旅路の中で出会ったアーティストたちをゲストに招いて共演している。

「Giuramento(意:誓い・宣誓)」は、“ショーロの父”の異名を取ったPixinguinha(ピシンギーニャ/1897年4月23日 - 1973年2月17日/アフリカ系ブラジル人)の「Rosa(意:薔薇)」が原曲で、Joe Barbieriが書いたイタリア語詞で歌っている。クラリネット奏者Gabriele Mirabassi(ガブリエレ・ミラバッシ)のフィーチャリング。https://youtu.be/TmKpC7QDMII

「Normalmente(邦題:いつものように/意:普通に)」はJoe Barbieriのオリジナル作品。アルバムではブラジルの作曲家Ivan Linsとの共演だが、公式ヴィデオクリップではJoe Barbieriがギター演奏で参加している。

そしてサンレモ音楽祭2020で6位となった「Ho amato tutto(意:私は全てを愛した)」を追加したのが『Morabeza』のサンレモエディション(2020)だ。同曲はサンレモでニッラ・ピッツィ賞(最優秀楽曲&パフォーマンス賞)&ジャンカルロ・ビガッツィ賞(最優秀作曲賞)のW受賞に輝いた。そして後のタルガ・テンコ賞では、アルバムも受賞しただけでなく、同曲も最優秀楽曲賞を受賞している。その通り、重厚な曲調とトスカから溢れ出る格調のある声に深い感動を覚える作品だ。公式ヴィデオクリップは名映画監督フェルザン・オズペテクが担当している。

なお、サンレモ2020第3夜のカヴァー大会では、スペインの歌姫Silvia Perez Cruz(シルヴィア・ペレツ・クルツ)をゲストに迎え、故Lucio Dalla(ルーチョ・ダッラ)の「Piazza Grande(意:大広場)」(1972年大会8位)をカヴァーし、カヴァー大会の優勝を勝ち取った。同テイクはアルバム『Morabeza』には収録されていなかったが、後に単発シングルとしてスタジオ録音テイクがリリースされ、公式ヴィデオクリップも製作された。https://youtu.be/duzPCKJxmR4

※当サイトでのLucio Dallaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Lucio_Dalla

FestaではToscaのサンレモ1996優勝を振り返り、Ron(ロン)と共演した優勝曲「Vorrei incontrarti fra cent'anni(意:百年の間に君と出会いたい)」を紹介した。Ronは前出のLucio Dallaの愛弟子で「Piazza Grande」を共作した人物でもある。Toscaは当時31歳。https://youtu.be/LUgzXDwgT9s

※当サイトでのToscaの紹介記事
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第176回イタリアPOPSフェスタ(2020年7月)紹介曲PlayList


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2020年に達する年齢で表記。

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ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri)『愛おしき記憶(Tratto Da Una Storia Vera)』(2021/日本盤)ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri)『愛おしき記憶(Tratto Da Una Storia Vera)』(2021/日本盤)ライナーノーツを担当

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【2018年12月19日発売】CD『小さな村の物語 イタリア 音楽集(ライフスタイル編)』(2018)
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【2018年10月10日発売】CD『瞳はるかに~魅惑のイタリアン・ポップス』
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cronaca日伊協会・年刊学術誌『日伊文化研究』第56号(2018年)
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月例コラム『イタリアPOPSのススメ』

ミュージックラウンドアバウトFM戸塚『ミュージックラウンドアバウト』
雑誌『MusicaVita Italia』特集2013/10/31放送

文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
講師を務めました。

公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
巻頭特集『豊穣なるイタリアン・ポップスの世界』執筆

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『ジリオラ・チンクェッティ/パーフェクト・ベスト』
歌詞対訳協力を行いました

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『永遠のイタリア音楽全集』
歌詞対訳協力を行いました

CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』
歌詞対訳協力を行いました

「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
【2013年5月22日発売】「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
歌詞対訳協力を行いました

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
【2013年2月末発売予定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
歌詞対訳協力を行いました

2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』
2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』でDJ&VJを務めました!

2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)でナヴィゲーターを務めました!

ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
【2012年7月5日発売】ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
歌詞対訳協力を行いました

2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)で講師を務めました!

『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

★秋のイタリア収穫祭★東京ガス
★秋のイタリア収穫祭★東京ガスで音楽コーナーを務めました!

逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
【2011年10月1日発売】逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
歌詞対訳協力を行いました

シーライト パブリッシング
『イタリアPOPSのススメ』連載コラム@シーライト パブリッシング

『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集
NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集で資料映像協力しました

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
【通販限定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
歌詞対訳協力を行いました

世界の音楽情報誌Latina
Claudio Baglioniインタビュー
取材協力いたしました!


【通販限定】VIVA SANREMO! Canzone Collection ビバ サンレモ!〜カンツォーネ・コレクション(CD4枚組/日本盤)
歌詞対訳協力を行いました

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「イタリアン・ポップ・ミュージック 50年の変遷」@PolyCultureClubTokyo

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シカゴピザ公式サイトでのイタリア音楽コラム執筆(分社化により現在は該当サイト消滅)

Tra te e mare(海のように)/Laura pausini
Tra te e mare(海のように)/Laura pausini(ラウラ・パウジーニ)
ライナーノーツを担当いたしました!

Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
シングル盤リリース時に歌詞注釈を担当いたしました!

operaprima
Opera prima(オペラ・プリマ)/Pooh(プー)
日本盤初リリース時にコラム記事を執筆いたしました!

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