イタリアPOPS界現役歌手の最長老格のOrnella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ/84歳/Milano出身)が、予想外にもサンレモ音楽祭2018に出場し、第5位&Sergio Endrigo賞(最優秀パフォーマンス賞)を獲得。歌ったのは「Imparare ad amarsi(意:愛し合う事を覚える)」で、Bungaro(ブンガロ/54歳/Puglia州Brindisi出身)とPacifico(パチフィコ)を従えてのトリオ編成で出場した。この2人のカンタウトーレと指揮を務めたAntonio Fresa(アントニオ・フレーザ)、そして元O.R.O.のベーシストのCesare Chiodo(チェーザレ・キォード)の4人の共作。
Ornella Vanoniは2013年にリリースしたアルバム『Meticci(Io mi fermo qui)』を最後に新曲アルバム製作を止めたため、サンレモ2018出場後にリリースした3枚組アルバム『Un pugno di stelle(意:ひとつかみの星々)』(2018)は、サンレモ2018出場曲以外はベスト盤的な選曲となっている。

※当サイトでのOrnella Vanoniの紹介記事
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今回Ornella VanoniとコラボしたBunngaroとPacificoはそれぞれソロ活動をするカンタウトーレであると同時に、多くの歌手に楽曲を提供するソングライターとしての活動の方が目立つ存在だ。Antonio Fresaは何度も来日を果たしているJoe Barbieri(ジョー・バルビエリ)がいつもツアーに帯同しているピアニスト兼アレンジャー、プロデューサーだ。
※当サイトでのJoe Barbieriの紹介記事
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そのBungaroとAntonio Fresaがタッグを組んで製作にあたったのがBungaroのライヴアルバム『Maredentro live』(2017)だ。

Maredentro(意:海の中)とは、この2人を中心に集まった合計6人の音楽集団の名前でもある。

同アルバムには、Bungaro自身のヒット曲の他、他の歌手に提供した楽曲のセルフカヴァー、意外な他の歌手の楽曲のカヴァーなど、レアなテイクが収められている。
例えば自身のヒット曲ではサンレモ音楽祭2004出場曲でVolare賞(最優秀音楽賞)&Lunezia賞(文学的歌詞賞)を獲得した「Guardastelle(意:星の守護人)」のライヴテイクが収録されている。
他の歌手に提供した楽曲のセルフカヴァーでは、Giusy Ferreriのサンレモ音楽祭2011出場曲「Il mare immenso(意:広大な海)」(Giusyとの共作)。全く違う曲に聴こえるBungaroのセルフカヴァーが光る。
※当サイトでのGiusy Ferreriの紹介記事
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Chiara Civello(キァーラ・チヴェッロ)と共作して提供した「A me non devi dire mai(意:私に決して言うべきじゃない)」(2012)。ここでは過去にChiaraと共演した映像で。
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BungaroはFiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)には何度も多くの曲を提供しているが、2015年に提供した「Perfetti sconosciuti(意:完全に知らない人々)」は、Paolo Genovese(パオロ・ジェノヴェーゼ)監督の同名映画(邦題『大人の事情』)の主題歌となり、2016年のNastro d'Argento(銀のリボン)賞で最優秀オリジナル楽曲賞に輝いている。
※当サイトでのFiorella Mannoiaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Fiorella_Mannoia
他の歌手のカヴァー曲では、意外にもJovanotti(ジョヴァノッティ)の「L'ombelico del mondo(意:世界のへそ)」(1995)をプーリア方言でカヴァーした「Lu viddicu di lu mundu]が収録されている。
※当サイトでのJovanottiの紹介記事
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さらにはDomenico Modugno(ドメニコ・モドゥーニョ)の「La donna riccia(意:カーリーヘアの女)」(1954)もカヴァーしている。
※当サイトでのDomenico Modugnoの紹介記事
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Bungaroは2018年に同アルバムに新曲を追加収録した『Maredentro: Il viaggio(意:旅)』をリリース。

シングルカットされたのは「Le previsioni della mia felicita`(意:僕の幸せ予想図)」
※当サイトでのBungaroの紹介記事
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前出のOrnella VanoniもBungaroも支えた音楽家Antonio Fresaは、自身の出身地であるナポリ音楽への新しいアプローチを試みるプロジェクトSouth Designers(サウス・デザイナーズ)をFabrizio Fiore(ファブリツィオ・フィオーレ)と結成し、アルバム『Napoli Files』(2017)をリリースしている。

同プロジェクトはナポレターナを歌った大御所たちのヴォーカルトラックを流用してDJ的アレンジを施して、現代的な作品に仕上げて紹介するもの。Roberto Murolo(ロベルト・ムーロロ)、Tito Schipa(ティート・スキーパ)、Sergio Bruni(セルジォ・ブルーニ)、Jula De Palma(ユーラ・デ・パルマ)、Nilla Pizzi(ニラ・ピッツィ)らの古のヴォーカルが現代に蘇る!
※当サイトでのSouth Designersの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/South_Designers
注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2018年に達する年齢で表記。




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