第4部
Simone Cristicchi(スィモーネ・クリスティッキ/シモーネ・クリスティッキ/36歳/Roma出身)の4thアルバム『Album di famiglia(意:家族アルバム)』は、文字通り自身の家族に捧げられた内省的な作品集。サンレモ2007優勝の翌年に息子、2011年に娘が生まれていて、ジャケットに採用された子供が描いた絵には、モジャモジャ頭のSimone、長男、ママ、末娘、ネコが描かれています。
サンレモ2013で11位となった楽曲が「La prima volta [che sono morto](初めてのこと[僕が死ぬのは])」で、自分が突然死してしまったら・・・を仮定して歌った歌。
サンレモ2013に持ち込んだもう1曲は「Mi manchi(意:君に会いたい)」
いつものSimoneらしいアイロニカルな視点を残しながら、この2曲のように包み込むような暖かな楽曲が多いのがこのアルバムの聴きどころです。ヴァイオリンには、New Trolls(ニュー・トロルス)来日時の指揮者&ヴァイオリン奏者を務めたRoberto Izzo(ロベルト・イッゾ)がクレジットされています。
※当サイトでのSimone Cristicchiの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Simone_Cristicchi
10月FESTAの最後はMarco Masini(マルコ・マズィーニ/マルコ・マジーニ/49歳/Firenze出身)の『La mia storia...piano e voce(意:僕の来歴…ピアノと声)』(2013)を。デビュー25周年を超えた自身の代表作をピアノの弾き語りを中心に再アレンジ&再録音した作品集ですが、一般的にオリジナルに勝てない再録音盤がほとんどですが、本作品集は、オリジナルとはまた異なった魅力を感じさせる素晴らしい仕上がりとなっています。
2曲の未発表曲も収録されており、シングル化されたのは「Io ti volevo(意:僕は君が欲しかった)」。
初期の大ヒット曲「T'innamorerai(意:君は恋する事だろう/邦題:恋におちて)」(1993)、Milva(ミルヴァ)にもカヴァーされた隠れた名曲「Ci vorebbe il mare(意:海が必要なのかな)」(1990)、「Bella stronza(意:美しきクソ女/邦題:愛しいお前)」(1995)をピアノの弾き語りで歌っているシーンを紹介しましょう。(歌が始まるのは6分50秒ぐらいから、ラスト曲は17分ぐらいから)
映像の中で、Marco Masiniは彼を見出した名作詞&作曲家&プロデューサーの故Giancarlo Bigazzi(ジァンカルロ・ビガッツィ)との想い出を沢山語っています。Masiniの作品には“Parolaccia(パロラッチャ:汚い言葉)”が多用される事が有名で、放送禁止扱いになることも度々あり、Masiniにはこの“パロラッチャ”のイメージが付いて回ることになりましたが、歌詞はBigazziが書いていたので、それがBigazziによるMasiniのプロデュース方針だったのでしょう。戸惑うMasiniに対して『勇気を持って歌え』とBigazziが促していたというようなことが語られています。
また彼のヒット曲「Cenerentola innamorata(意:恋するシンデレラ)」(1991)を題材にしたショートフィルムが最近制作されています。
※当サイトでのMarco Masiniの紹介記事はコチラ
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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2013年に達する年齢で表記しています。
次回のイベントは、11月9日(土)に東京・表参道のベリタリアで『イタリアンポップス&フードを楽しむ夕べ』で開催されます。詳細情報→https://piccola-radio-italia.com/archives/52098395.html
11月の通常FESTAは、11月30日(土)に開催予定です。













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