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Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Paolo_Benvegnu`

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTAにご参加ください。Festa情報→https://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第197回イタリアPOPSフェスタ(2022年4月)レポート(その2:Tocca a Noi - Musica per la pace)

急遽4月FESTAの演目に追加した『Tocca a noi, Musica per la pace(意:私たちの番、平和のための音楽)』(2022)は、2022/4/5に開催されたウクライナの戦災孤児たちへの基金を集めるためのチャリティコンサート。開催地はBolognaのPiazza Maggiore。
Tocca-a-noi-Musica-per-la-pace

発起人はla Rappresentante di Lista(ラ・ラップレゼンタンテ・ディ・リスタ)の2人。
la Rappresentante di Lista

登壇するアーティストたちは何らかのメッセージを感じさせる楽曲を選んで披露しているのもポイント。それにしても既にイタリアでは9割を超す観客がノーマスクで、密集して集まり、大きな声援を上げるわ、ステージと一緒に歌うわ、アーティストも煽って歌わせるという、すっかりコロナ前のイタリアに戻っている様子が見て取れる。これがウイズ・コロナの覚悟を決めたイタリア社会の姿なのかも。

最初の音楽パフォーマンスを務めるのは、サンレモ音楽祭出場歴もあるZen Circus(ゼン・チルクス)で「Catene(意:鎖)」(2018)

続いて、Diodato(ディオダート/41歳)が「Alveari(意:ミツバチの巣箱=集合住宅)」(2020)を披露。冒頭の映像の中で、戦災を受けたウクライナの集合住宅が両方向の壁が崩れ落ちて、まさにミツバチの巣のようになっていたのと重なって感じられる。そしてサンレモ優勝曲「Fai rumore(意:音を立ててくれ)」(2020)。

※当サイトでのDiodatoの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Diodato

タレント発掘番組アミーチで優勝してシーンに躍り出たGaia(ガイア/25歳)が「Alma(意:魂)」(2021)を歌う。

※当サイトでのGaiaの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Gaia

インディーロックバンドFast Animals and Slow Kidsは「Cosa ci direbbe(意:僕らに何を言うのか)」(2021)を披露。同曲のオリジナルはWillie Peyote(ヴィリー・ペヨーテ)とのコラボでリリースされたテイク。

Noemi(ノエミ/40歳)は意図をもって過去の楽曲「Acciaio(意:鋼鉄)」(2014)を捧げる。そして開催地のボローニャに捧げて「Vuoto a perdere(意:使い捨ての瓶)」(2011)、そしてサンレモ音楽祭出場曲「Glicine(意:藤)」(2021)と3曲続けて披露。

※当サイトでのNoemiの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Noemi

渋いカンタウトーレBrunori Sas(ブルノリ・サス/45歳)は「Canzone contro la paura(意:恐れに対する歌)」(2017)を。

※当サイトでのBrunori Sasの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Brunori_Sas

Elisa(エリーザ/45歳)は最新のサンレモ音楽祭出場曲「O forse sei tu(意:あなたかもしれない)」(2022)と英語曲「No hero」(2016)の2曲。

※当サイトでのElisaの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Elisa

重鎮カンタウトーレになりつつあるPaolo Benvegnu`(パオロ・ベンヴェニュ/57歳)は「Pietre(意:石)」(2020)。

※当サイトでのPaolo Benvegnu`の紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Paolo_Benvegnu`

Rancore(ランコーレ/33歳)「S.U.N.S.H.I.N.E」(2015)

スーパーモデル級のルックスを持つElodie(エロディー)は「Bagno a mezzanotte(意:深夜のバスルーム)」(2022)

※当サイトでのElodieの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Elodie

そしてコンサートの発起人la Rappresentante di Listaは「Resistere(意:抵抗すること)」(2021)を。途中みんなで叫んでいるのは、「No armi! No guerra! No violenza!(意:武器はいらない!戦争反対!!暴力反対!)」。そしてサンレモ音楽祭出場曲「Ciao ciao(チャオ・チャオ)」(2022)。この“Ciao”は出会いの時ではなく、別れる時の言い方なので、戦争に別れを告げるの意図。

そしてオオトリは“もうひとりのボローニャ市長”という枕詞を付けて紹介されるレジェンドGianni Morandi(ジャンニ・モランディ/78歳)で、サンレモ音楽祭出場曲「Apri tutte le porte(意:すべての扉を開け)」(2022)

※当サイトでのGianni Morandiの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Gianni_Morandi

大団円はお約束の出演者全員での大合唱。歌われる楽曲は、イタリアの反戦歌の代表格「C'era un ragazzo che come me amava i Beatles e i Rolling Stones(意:僕のようにビートルズとローリング・ストーンズを愛していた青年がいた)」(1966)。オリジナル歌手はGianni Morandiで作曲したのはカンタウトーレMauro Lusini(マウロ・ルジーニ)。

この楽曲に歌われている青年とはアメリカ人で、ギターを抱えて世界を放浪する旅をしていたが、ある日そのギターをあげる、と言ってくる。彼は国に呼び戻されてヴェトナム戦争に行かされることになったのだ。曲の途中で軽快に歌われる♪タタン・タッタンタン♪の部分は、ギターのリズムと、ヴェトナムで持たされた小銃の発射音の擬音だ。

その大団円が終わったというのに、Gianni Morandiはなかなかハケずに、ステージに残り、自身のヒット曲をアカペラで歌いつなぐという神対応を見せる。歌われるのは「Scende la pioggia(意:雨が降る)」〜「Fatti mandare dalla mamma a prendere il latte(意:ママにお乳を貰いに行っといで)」〜「Bella signora(意:美しいご婦人)」〜「Uno su mille(意:千にひとつ)」。ほぼ今から50年以上前の曲なのに、会場に集まった中心層の若い世代もが一緒に歌っているところが、まさにイタリアらしい。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2022年に達する年齢で表記。

第123回イタリアPOPSフェスタ(2015年8月)レポート(第3部:Marco Mengoni,Gianni Morandi,Claudio Baglioni,Paolo Benvegnu`,Chiara Minaldi )

第3部

今や新世代のTopに君臨するカンタウトーレMarco Mengoni(マルコ・メンゴーニ/27歳/Lazio州Ronciglione出身)のアルバム『Parole in circolo(意:循環する言葉)』(2015)。

Marco Mengoni - Parole in circolo

2014年11月にリリースされた先行シングル「Guerriero(意:剣闘士)」。4回ものプラティナディスクに認定される大ヒットとなった。

シングル第2弾「Esseri umani(意:人間の本質)。Mengoni本人の弁によると、人類普遍の愛の物語について書いた曲であり、次第に生物としての大事なことを忘れさせてしまう社会の暗部と闘う勇気を再確認しているとのこと。こちらもプラティナディスクに認定された。

シングル第3弾「Io ti aspetto(意:僕は君を待つ)」。

※当サイトでのMarco Mengoniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Marco_Mengoni


ミュージシャン仲間から信頼を集める渋い作風のカンタウトーレPaolo Benvegnu`(パオロ・ベンヴェニュ/50歳/Milano出身)のアルバム『Earth hotel』(2014)。

Paolo Benvegnu - Earth Hotel

シングル曲「Una nuova innocenza(意:新たな潔白)」。バンコック・ロケで収録された公式videoclipで。

※当サイトでのPaolo Benvegnu`の紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Paolo_Benvegnu`


そして日本流通盤もリリースされたChiara Minaldi(キアラ・ミナルディ/35歳/Sicilia州Agrigento出身)のデビュー盤『Intimate(意:親密な/個人的な)』。

Chiara Minaldi - Intimate

Jazzスタイルのサウンドの歌手らしく、1曲を除いて英語曲で、半数がBeatlesやJames Taylor、Joni Mitchellの楽曲のカヴァー。この選曲なので、いい意味でJazzに染まりきっていない感じが好印象の実力派カンタウトリーチェだ。

自作のシングル曲「The rain still falls(意:雨が相変わらず降っている)」は、韓国でチャートインする快挙を成し遂げている。

そして唯一のイタリア語曲はもちろん彼女自身が書いた「Un evidente stato d'animo(意:心の明らかな状態)」。


永遠の青春スターGianni Morandi(ジァンニ・モランディ/ジャンニ・モランディ/71歳/Emilia-Romagna州Monghidoro出身)のアルバム『Autoscatto 7.0(意:自撮り 7.0)』(2014)。未発表曲3曲入りで他は自身の代表曲を新たなヴァージョンで再録音している。

Gianni Morandi - Autoscatto 7_0

その未発表曲のひとつが「Io ci sono(意:僕がいるよ)」。

※当サイトでのGianni Morandiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gianni_Morandi

2015年7月にMorandiは新たなプロジェクトを開始。それは少し後輩の大御所カンタウトーレClaudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ/64歳/Roma出身)とのコラボレーションで、デュエット曲「Capitani coraggiosi(意:勇ましい船長)」を発表。既に2人のライヴ公演も実現している。

英作家ラドヤード・キップリング作の同名小説がモチーフになっていると思われ、原作は『我は海の子』(1937/米)の日本語タイトルで映画化もされている。またPFMが同名タイトル曲を1984年に発表してスマッシュヒットとなっている。

※当サイトでのClaudio Baglioniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Baglioni


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

次回のイベントは、9月12日(土)に東京・表参道のベリタリアに於いて『百花繚乱!イタリア音楽Part11』として開催。詳細情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/52187372.html

9月の月例FESTAは、9月19日(土)に開催予定。

第51回イタリアPOPSフェスタ(2009年6月)レポート (その2 / Morgan, Ariadineve, Il Genio, Paolo Benvegnu`, Mauro Ermanno Giovanardi)

その1はコチラ


第2部

Morgan(モルガン/37歳/Milano出身)ことMarco Castoldi(マルコ・カストルディ)は、1990年代をNew Waveの流れを汲むシンセ・ロックスタイルのオルタナバンドBluvertigo(ブルーヴェルティゴ)のフロントマンとして活躍し、やがてソロで活躍するや、その幅広い音楽の才をベースに奇抜なアイデアとパフォーマンスを乗せるスタイルで、とんがった若者層だけでなく、音楽ツウもうならせる存在となったアーティスト。

Morgan/Italian songbook vol.12008年からは、イタリア音楽界に激震をもたらした人気のオーディション番組X Factor(イクス・ファクトル)の審査員としての活躍が、音楽業界の天才ご意見番、厳しいマエストロのイメージが、すっかりイタリアのお茶の間にも定着しました。

そんな鬼才Morganの2007年のアルバム「Da A ad A(AからAまで)」が大傑作アルバムだっただけに、ニューアルバムの発売に大きな期待が寄せられていました。(2007年9月FESTA参照)

その後、ソロのベストアルバムと、Bluvertigo再結成ライヴ盤がリリースされ、今回リリースされたのはカヴァーアルバム「Italian songbook vol.1」(2009)。

オリジナルアルバムではないのは残念ですが、Morgan曰く

イタリア音楽はかつて、プレスリーやトム・ジョーンズや、クリフ・リチャードと争うほど、
世界中で聴かれていた音楽だった。その価値を改めて世に問いたい。

という意図で制作するに至ったアルバムとのこと。

そういえば、X Factorで何週間にも渡って競い合った参加者たちは、彼らが生まれる前の、イタリアン・グラフィティとも言える、60年代のイタリア歌謡を競って歌っていたこととも関係があることなのかもしれません。

13曲入りのアルバムですが、中身は5曲はイタリア語によるオリジナルのカバー、その5曲を英語でカバーしたもの、故Sergio Endrigo(セルジォ・エンドリゴ)に捧げた、英語の新曲が1曲、インストが2曲という構成ですから、曲数でいうと7曲。イタリア語曲のみ抽出すると、5曲入りのアルバムと考えられると思います。

採用されたイタリア語の作品は、

Umberto Bindi(ウンベルト・ビンディ)の"Il mio Mondo(僕の世界)"
Domenico Modugno(ドメニコ・モドゥーニョ)の"Resta con me(僕と一緒にいて/標準語バージョン)"
Sergio Endrigo(セルジォ・エンドリゴ)の"Lontano dagli occhi(瞳から遠く)"
Gino Paoli(ジーノ・パオーリ)の"Il cielo in una stanza(ある部屋の中の空)"
Piero Ciampi(ピエロ・チァンピ)の"Qualcuno tornerà(誰かが戻ってくるだろう)"

イタリアPOPSファンは英語バージョンはあまり聴かないことになるかと思いますが、まだイタリアPOPSの体験が無い人たちには垣根が低く、親しみやすいアルバムになるという点では、優れた企画のアルバムではないでしょうか。

FESTAでは、Umberto Bindi(ウンベルト・ビンディ)とGino Paoli(ジーノ・パオリ)が共作した名曲"Il mio Mondo(僕の世界)"を、Morganお得意のオルタナ系の血を抑えることなく、奇抜なパフォーマンスで披露する映像で紹介しました。


歌は3分40秒あたりから 

Morganの2曲目は、第1部でも紹介したGino Paoliの名曲"Il cielo in una stanza(ある部屋の中の空)"。Festaではまずスタジオ録音盤を聴いていただいた後、ラジオ番組出演時の生演奏映像で紹介しました。

独りでピアニカとピアノを駆使しながら歌うMorganのその表情は、すっかりマエストロ格のミュージシャンそのもの。

 


 

さて第2部の後半は、新進のグループを2組、紹介することにしました。

最初はAriadineve(アリアディネーヴェ/雪空)。

Milanoで結成された女性ヴォーカルをフロントに据えた5人組バンド。イタリアで言うならば、Matia Bazar(マティア・バザール)スタイルのバンドと言えるかもしれません。

ほとんどの楽曲をギターのFabio D'Amico(ファビオ・ダミーコ)が書き、ところどころVocalのEleonora Tosca(エレオノーラ・トスカ)が曲作りに加わっています。

Ariadineve/Buone Vacanzeデビューアルバムとなる「Buone vacanze(良い休暇を)」(2009)は、プラケース仕様ながら、上質で厚みのある紙を使った24ページものブックレットと、ミニ鉛筆をプラケースに封入するというアイデアを採用した、コレクター心理をくすぐるパッケージングにこだわっています。

もちろん、そのパッケージに負けず、楽曲やサウンドも聴きごたえのある上質なPOPアルバムに仕上がっています。

まずはファーストシングル曲"D'estate(夏の)"。Ariadineve(雪空)というバンド名とパラドックスとなるようなタイトルで、少々能天気なサウンドとPVというギャップが楽しめるかと思います。

Ariadineveの2曲目は、セカンドシングルとなった"Lo specchio(鏡)"。アルバムのプロデュースを務めたPaolo Benvegnù(パオロ・ベンヴェニュ)が曲作りに関わり、Mauro Ermanno Giovanardi(マウロ・エルマンノ・ジォヴァナルディ)がデュエット参加しています。
(※Paolo Benvegnùについては、2007年9月FESTAを参照ください)

さらには弦楽四重奏団も投入し、"D'estate"と一転して、ヨーロッパの哀愁漂う、情緒感あふれる楽曲に仕上がっています。

 


 

新進のグループ2組目は、Il Genio(イル・ジェーニォ/=天才)。

Il Genio/Il Genio2008年夏季にデビューシングル"Pop Porno(ポップ・ポルノ)"がスマッシュヒットとなって注目された後、無名歌手の発掘の手腕を誇るSimona Ventura(スィモーナ・ヴェントゥーラ)がTV番組『Quelli che il calcio(クエッリ・ケ・イル・カルチォ)』にて紹介したことから、さらに注目を浴びるようになりました。

それがきっかけとなり、デビューアルバム「Il Genio」(2008)の発売の機会に恵まれることとなります。

ヒット曲"Pop porno"は、確かに耳にこびりついてしまうメロディと、BodyがSwayしてしまうノリの良いリズム、ウィスパー系ヴォーカルが、ツボにハマり易い魅力を秘めた楽曲です。

Il Genioは、Gianluca De Rubertis(ジァンルカ・デ・ルベルティス と Alessandra Contini (アレッサンドラ・コンティーニ) のデュオで、特にAlessandraのウィスパー系ヴォーカルは、ロリータ系フレンチポップを模したような、イタリアには居そうで居なかったタイプ。

こんな声で歌うというのに、ステージではベースを弾くというアンバランスさも重要な個性となっています。


(こちらが前出のTV番組『Quelli che il calcio』出演時の映像)

2人ともLecce出身で幼なじみだったそうですが、ともにMilanoに養子に行くという人生を歩んでいます。詳しいことは判りませんが、少し複雑な家庭環境だったのかもしれません。

ほとんどの曲をIl Genioの2人で共作していますが、中にはなんと、J-Popのカバー曲"Una giapponese a Roma(ローマの日本女性)"が!

カヒミ・カリィ/I am a kittenこの楽曲は、カヒミ・カリィ(41歳/宇都宮出身)のミニアルバム「I am a kitten(私は猫)」(1995)に納められていたイタリア語曲"Giapponese a Roma(ローマの日本人)"をカバーしたもの。

Il Genioのカバーでは、原題に不定冠詞『una』を補って、『日本女性』という意味を強めていますが、アレンジや歌い方はほとんど同じ。

ただカヒミ・カリィのオリジナルは、ところどころイタリア語の発音がひどい部分がありますが、Il Genioは、それが原曲の『味』と考えてか、許容範囲ギリギリのところまで正しいイタリア語の発音に近づけるに留めた歌い方をしているようです。

実はこのカヒミ・カリィのオリジナルは、イタリアでは『スズキ ワゴンR+』のラジオコマーシャルソングとして長年使われた楽曲だそうで、耳馴染みがある楽曲のようです。

作者はイギリス人アーティストのMomus(モーマス)こと、Nick Currie(ニック・カリー/49歳)。1995年当時は東京で活動していたようで、カヒミ・カリィのMomus作品歌唱アルバムが「I am a kitten(私は猫)」(1995)ということのようです。

1990年代前半のこの時期、既存のメジャーレコード会社から流通しない洋楽にスポットライトを当てた『渋谷系』というムーブメントがありました。カヒミ・カリィやMomusはよくこの『渋谷系』にカテゴライズされる事が多かったので、Il Genioは日本の渋谷系の流れを組むアーティストなのかもしれません。

イタリアやヨーロッパでも『渋谷系』がそのまま『Shibuya kei』と書き表される事となった現在、もともと渋谷系がバート・バカラックやフランスPOP、ボサノヴァなどから強く影響を受けていたことから考えると、逆輸入的な感じになるのかもしれません。

そんなIl Genioの第2弾シングル曲は"Non è possibile(それは無理)"。
ジァンルカによるロケット打ち上げ時のカウントダウンで始まるこの楽曲は、全体的にロケットや宇宙の感覚に富んだSEやナレーションを差し込み、今はもう遠い過去の出来ごとなった人類の月面着陸の事実に対して、その後に生まれた彼らの世代らしい懐疑をぶつけた内容となっています。

人類が月へ行ったなんて あり得ないわ
アポロの帰還カプセルが 大気中に戻ってきたのを
あなたたちは目撃しているのかしら

 


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2009年に達する年齢で表記しています。

 

Continua alla prossima puntata.(続く)

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『Viva!イタリア Vol.4』『Viva!イタリア Vol.4』【映画の音楽ネタ】

cronaca日伊協会・年刊学術誌『日伊文化研究』第56号(2018年)
「1960年代のイタリア音楽(ポップス)について」掲載

ジリオラ・チンクェッティ2017年来日公演ジリオラ・チンクェッティ2017年来日公演

ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri) / 折り紙(Origami)(2017/日本盤)ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri) / 折り紙(Origami)(2017/日本盤)ライナーノーツを担当

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Gianluca Paganelli - DestinoGianluca Paganelli『Destino』(2016/日本盤)

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2015/7/25開催 第3回『イタリアン・ポップス・セミナー 』@日伊協会

Ligabue a Tokyo2015/2/3 Ligabue来日公演

決定盤!永遠のシャンソンコレクション『決定盤!永遠のシャンソンコレクション』(CD5枚組/日本盤)

第2回「イタリアン・ポップス・セミナー 」@日伊協会
2014/7/26開催 第2回『イタリアン・ポップス・セミナー 』@日伊協会

『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』
【2014年5月14日発売】『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』(CD)
歌詞対訳協力を行いました

PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』
【2014年5月14日発売】PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』(CD)
歌詞対訳協力を行いました

PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』
【2014年2月19日発売】PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』(2CD)
歌詞対訳協力を行いました

シーライトパブリッシング
月例コラム『イタリアPOPSのススメ』

ミュージックラウンドアバウトFM戸塚『ミュージックラウンドアバウト』
雑誌『MusicaVita Italia』特集2013/10/31放送

文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
講師を務めました。

公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
巻頭特集『豊穣なるイタリアン・ポップスの世界』執筆

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『ジリオラ・チンクェッティ/パーフェクト・ベスト』
歌詞対訳協力を行いました

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『永遠のイタリア音楽全集』
歌詞対訳協力を行いました

CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』
歌詞対訳協力を行いました

「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
【2013年5月22日発売】「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
歌詞対訳協力を行いました

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
【2013年2月末発売予定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
歌詞対訳協力を行いました

2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』
2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』でDJ&VJを務めました!

2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)でナヴィゲーターを務めました!

ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
【2012年7月5日発売】ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
歌詞対訳協力を行いました

2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)で講師を務めました!

『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

★秋のイタリア収穫祭★東京ガス
★秋のイタリア収穫祭★東京ガスで音楽コーナーを務めました!

逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
【2011年10月1日発売】逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
歌詞対訳協力を行いました

シーライト パブリッシング
『イタリアPOPSのススメ』連載コラム@シーライト パブリッシング

『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集
NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集で資料映像協力しました

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
【通販限定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
歌詞対訳協力を行いました

世界の音楽情報誌Latina
Claudio Baglioniインタビュー
取材協力いたしました!


【通販限定】VIVA SANREMO! Canzone Collection ビバ サンレモ!〜カンツォーネ・コレクション(CD4枚組/日本盤)
歌詞対訳協力を行いました

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「イタリアン・ポップ・ミュージック 50年の変遷」@PolyCultureClubTokyo

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シカゴピザ公式サイトでのイタリア音楽コラム執筆(分社化により現在は該当サイト消滅)

Tra te e mare(海のように)/Laura pausini
Tra te e mare(海のように)/Laura pausini(ラウラ・パウジーニ)
ライナーノーツを担当いたしました!

Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
シングル盤リリース時に歌詞注釈を担当いたしました!

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Opera prima(オペラ・プリマ)/Pooh(プー)
日本盤初リリース時にコラム記事を執筆いたしました!

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