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Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

New_Trolls

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTAにご参加ください。Festa情報→https://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

Piccola RADIO-ITALIA公式facebookページ (facebook ufficiale)
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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第202回イタリアPOPSフェスタ(2022年9月)レポート(日本盤CD・対訳の世界)

イタリアPOPS日本盤の歌詞対訳や原文翻訳、解説などの実績を持つ当フェスタ主宰のYoshioAntonio。その経験の中から、特に心に残った歌やその歌詞のポイント、知っておきたいアーティストのエピソードやこぼれ話を紹介するスペシャル企画となった9月Festa。楽曲が表現している世界観を説明するだけでなく、一聴しただけでは聞き漏らしてしまうような細部にもスポットを当て、公共の場所では発言したり書けないことにも言及した内容となり、参加者の満足度がかなり高い回となった。
YoshioAntonio CD

このWebレポートでは、(閉ざされた空間ではない故)要点だけを簡単に触れるだけに留めておく。


まずは2022年8月に待望の初来日を果たしたManeskin(マネスキン)の『テアトロ・ディーラ Vol.I(Teatro d'ira Vol.I)』(2021)から。日本盤ではアルバムタイトルも収録曲も原曲をカタカナ表記するだけに留める方針でリリースされたので、何を歌っているか?は日本盤を入手しないと判らないはず。
Maneskin - Teatro d'ira(2021.2022Japan tour edition)

「イン・ノーメ・デル・パードレ(In nome del Padre)」は、アルバム収録曲中、最も激しいロック調の楽曲で、直訳すると“父の名において”だが、“父”に値する“Padre”が大文字で始まっているところに注目。これは肉親の父のことではなく、キリスト教における“創造主たる神”を意味している。

そしてカトリック教会の教義の根幹となっている《三位一体説》では、父なる創造主、その子たるイエス・キリスト、そして聖霊が三者でひとつであるという教義となっており、それを象徴する祈りの締めのフレーズが“in nome del Padre del Figlio Spirito Santo(意:父と子と精霊の御名において)”であり、このフレーズの直後に“アーメン”で締めくくられる定番フレーズだ。

マネスキンは敬虔なクリスチャンが毎日クチにするこのフレーズを歌の中で繰り返し叫んでいるが、その他の部分は放送禁止用語や隠語を多用して他者を口汚く罵っている、という対比を味わうのがポイント。なぜならばこのアルバムのタイトル『テアトロ・ディーラ(Teatro d'ira)』の“ira”とは“怒り”を意味し、キリスト教における“七つの大罪”のひとつ“憤怒”でもあり、アルバムのテーマは彼らが味わってきた“憤怒”の感情を歌に変えて収めているというコンセプトアルバムでもあるのだ。

では、弱冠20歳ちょっとのマネスキンの面々が抱く“憤怒”とは何なのだろうか?主には、自分たちを見くびっていた周囲の大人たちへの怒りだ。マネスキンの面々がそういう大人たちが作った壁にぶち当たっては打ち破ってきたことが、自分たちの人生にどのように影響したのか?をこの楽曲に描き出している。

余談ではあるが、この楽曲タイトルの“In nome di...(〜の名において)”という言い回しのうち、有名なもののひとつを紹介したい。

Sono venuta fin qui per punirti in nome della Luna(ソノ・ヴェヌータ・フィン・クイ・ペル・プニルティ・イン・ノーメ・デッラ・ルーナ/意:私はここまで来た オマエを罰するために 月の御名において)

そう、これは日本産の漫画&アニメの金字塔的作品のひとつ『美少女戦士セーラームーン』の決め台詞“月に代わってお仕置きよ!”のイタリア語版での言い回しだ。
Sailor Moon


次にPFMことPremiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ)の『電気羊の夢を見た(Ho sognato pecore elettriche)』(2021)から。
PFM - Ho sognao pecore elettriche (2021)

SFファンならタイトルからピンとくる通り、SF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(1968)の世界観を踏襲したコンセプト・アルバムで、同小説を題材にした作品で他に有名なのには映画『ブレードランナー』(1982)シリーズもある。
ブレードランナー

原作小説&映画も、リアルの人間とアンドロイド(映画ではレプリカント)の区別や交流によって何が生まれるのか?をテーマにしているが、PFMはそれらへのアンサーソングのようなタイトルで“僕は電気羊の夢を見た(Ho sognato le pecore elettriche)”としている。

Festaではアルバム中でもっともpopで聴き易い「ミスター“それは知らない”(Mr. Non Lo So)」を紹介。アンドロイドの根幹となるAIの視点で、何も知らない状態から少しずつ学習していく様が歌われている。


BS日テレの人気番組『小さな村の物語 イタリア』のオープニングで必ずかかるテーマソングで、Ornella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)が歌う「逢いびき(L'appuntamento)」(1970)。イタリア語の楽曲のうち、日本の公共放送で流れる回数はおそらくこの10年超でNo.1を続けているという存在だ。Festaではなぜこの曲が“不倫の歌”と呼ばれるのか?について、歌詞のあちこちに散りばめられたキーワードを指摘して解説をした。そして番組の生みの親のプロデューサーにインタビューをした時のエピソードもこぼれ話として紹介した。


同番組で流された楽曲のコンピレーションアルバムが何タイトルかリリースされていて、どれもがベストセラーとなっているが、その中から『小さな村の物語 イタリア 音楽集 II (ライフスタイル編) 』(2018)に収められたAnnalisa(アンナリーザ)のサンレモ音楽祭出場曲「星降る窓に (Una finestra tra le stelle)」(2015)。
小さな村の物語 イタリア 音楽集供淵薀ぅ侫好織ぅ詈圈

イタリアで大きな人気を獲得しているバンドModa`(モダー)のヴォーカリストKekko(ケッコ)が書き下ろした楽曲で、彼が紡ぎ出すメロディと詩の世界がイタリア人の若い世代のハートを捉えて離さないのが人気の秘密だ。それが歌詞のどういう部分に現れているのか?を解説。

また、MVのロケ現場となった建物の美しさと、タイトルに表されているように“窓”から見える景色の移り変わりを表現したアナログな演出も見どころ。

まるで美術館のようなクラシカルな様式美を持つ建物は、Veneto州Veronaにあるワイナリー“ヴィラ モスコーニ ベルターニ (ヴィラ ノヴァーレとしても知られる)”で、18 世紀の新古典主義様式で建てられている。


番組名こそ冠しなかったものの、そのジャケットデザインが『小さな村の物語 イタリア』のオープニング映像を思い起こさせるコンピレーションアルバム『瞳はるかに~魅惑のイタリアン・ポップス』(2018)。
瞳はるかに~魅惑のイタリアン・ポップス0

収録されたGianni Nazzaro(ジャンニ・ナッザーロ)のサンレモ音楽祭出場曲「道はひとすじ(A modo mio)」(1970)は、まだ駆け出しだった(後の大御所)カンタウトーレClaudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)が、当時のスター歌手Nazzaroに書き下ろした楽曲で、現在もなおサンレモ音楽祭出場歴を持たないBaglioniが作曲者として初めてサンレモ音楽祭と接点を持った楽曲でもある。

タイトルに据えた成句“A modo mio(意:僕のやり方で)”の使い方が学べる楽曲であり、1番の歌詞は今までどんなことも自己流のやり方で乗り越えてきた主人公の生き様が描かれていて、2番の歌詞ではそんな主人公の人生観をガラッと変えた女性との出会いを歌っており、その対比の妙を味わえるところがミソ。

今ではBaglioniのセルフカヴァー版の方が有名な楽曲であるが、ナポリ出身のNazzaroの発音の違いを味わうのも一興だ。Nazzaroは“ア・モード・ミオ”ではなく、“あんもーど・みお〜”と“ん”が入る発音なのも聴きどころ。


BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」の公式音楽集の市販版第1作となったアルバム『逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編』(2011)。
逢いびき_J写

日本のプログレファンにも人気と知名度を持つNew Trolls(ニュー・トロルス)の最初期の楽曲「鉱山(Una miniera)」(1969)。石炭鉱山で労働の過酷さと、家族との愛の結びつきを歌い上げた傑作で、New Trollsならでの演奏力と美しい高音コーラスも聴きどころ。サビ部分がイタリア語の半過去で歌われているという解釈について解説。また前半の“scava scava(スカーヴァ・スカーヴァ/意:掘れ、掘れ)”の部分で鉱山をシャベルで掘る擬音を金属を打ち付ける音が重ねているところも聴きどころ。


60年代に沸き起こった世界的なカンツォーネ・ブームを牽引して、世界の歌姫に登り詰めたGigliola Cinquetti(ジリオラ・チンクェッティ)の日本盤シリーズの中から、サンレモ音楽祭&ユーロヴィジョンのW優勝(イタリア人初)を果たした「夢みる想い (Non ho l'eta`)」(1964)。
Gigliola Cinquetti - Single Collection#0

易しいイタリア語で歌われている楽曲であるものの、サビの部分には接続法という高度な文法で綴らている点について着目し、なぜ接続法が使われているのか?についてを探求した。


『ビバ サンレモ!〜カンツォーネ・コレクション』(2010)は、私YoshioAntonioが初めて歌詞対訳を手掛けた記念すべき作品集。
Viva Sanremo

収録曲の中から第2回サンレモ音楽祭優勝曲「飛べよ小鳩 (Vola colomba)」(1952)をピックアップ。Festaでは当時の映像で紹介したが、70年前のモノクロ映像ながら、綺麗に残されているのが驚異的だ。そして何と言っても、コーラス隊を起用せず、アンジェリーニ楽団の楽器演奏者たちがコーラスも担当しているのが素晴らしい。

一聴すると、切ない恋心を歌っているように聴こえる楽曲だが、歌詞のところどころに様々な違和感を感じる伏線があることから、別の意味が込められた楽曲であることを、その伏線をひとつひとつ回収して説明。そうこれはイタリア最北東の街トリエステに捧げられた歌である、というのが事実だ。

1952年という時代は、第二次世界大戦後の復興期であり、敗戦国であるイタリアはまだ“未回収のイタリア”と呼ばれる、イタリアに復帰できていない地域を抱えていたのだ。その代表的な街が国境の街トリエステ。東欧との接点となる位置の街ゆえに、東西冷戦の熾烈な対立が深まるという状況下を配慮し、国連管理下に置かれていたのだ。

“復帰していない”トリエステの街に捧げて、“生き別れになった愛しのひと、戻ってきて”と歌っているのだ。その願いが通じたのか、2年後の1954年にトリエステの半分がイタリアに戻るものの、全てがイタリアに復帰するのは1975年まで待たなければならない、というイタリアの近代史を学べる教材としても重要だ。


Festa最後の紹介曲となったのは、前出のPFMのアルバム『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』(2008/日本盤は2014年発売)から。
PFM - Canta De Andre'

60年代から活動を開始し、次第にイタリア人の心を打つ偉大なカンタウトーレとなったFabrizio De Andre’(ファブリツィオ・デ・アンドレ)の作品をPFMがカヴァーしたライヴアルバムだが、単なるカヴァーアルバムという位置付けではなく、元々デ・アンドレのオリジナル録音のバック演奏を務めていたのがPFMという密接な関係性であるのが重要なポイント。

まるでラップのように早口で歌い綴られるタイプの楽曲が多いデ・アンドレの作品世界は、言語の壁がある異国人には容易に理解することはできないので、PFMによるカヴァーとはいえ、デ・アンドレ作品の日本盤が出て、その日本語対訳が正式に発表されたということが非常に大きな功績となったのだ。

Festaで取り上げたのは名作「薔薇の口(Bocca di rosa)」(1967)。タイトルはある娼婦の源氏名だ。デ・アンドレが歌った娼婦に捧げた楽曲のうち、有名な作品のひとつでもある。

“薔薇の口”が小さな町にやって来た。仕事モードではなく、情熱を込めて彼女の天職を務めるタイプの娼婦なので、すぐに町中の男たちを骨抜きにしてしまう。すると当然、町の奥様たちの反感を買い、薔薇の口は誹謗中傷され、在らぬ咎で警察に訴えられてしまう。結果、町を追放されることになった薔薇の口だが・・・という物語がシニカルな視点とコミカルな視点を織り交ぜて綴られていくという、デ・アンドレが得意とする物語的作品の代表作のひとつだ。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2022年に達する年齢で表記。



CD『瞳はるかに 〜魅惑のイタリアン・ポップス〜』

第196回イタリアPOPSフェスタ(2022年3月)レポート:Tutto e` POP

最近になって映像が発掘されて公開(日本からは視聴不可)されたTV番組『Tutto e` POP(意:すべてがPOP)』(1972)の全7回分(約7時間相当)から、重要アーティスト登場シーンを抜粋して紹介。本レポートでは日本からでも見られる映像のリンクを一部貼っておくが、非公式アカウントがアップしているものなので、いつまで見られるかの保障はない。

Tutto e pop 1972_1

1970年代初頭を経験したアーティストたちが異口同音に、「70年代初頭に時代のムーヴメントで沸き起こった音楽を“POP(ポップ)”と呼んでいたんだ」と言うので、筆者の中では「前衛的な音楽=POP?」という解釈が成り立っていたのだが、それは一部の面であって、単に“POPのひとつ”に過ぎないことが、この番組を全部見ることで体感できるようになった。

70年代初頭という時代をイタリアという国の視点で見た場合、敗戦後、観光業で驚異の復活を果たした好景気の60年代が過ぎ去り、イタリアは経済破綻。72年ごろはまさに不況の真っただ中。

音楽産業の面から考えると、60年代までは職業作家らが楽曲を書き、大人数のオーケストラを揃えないと、レコーディングもライヴもできなかったが、これには巨額のマネーがかかる。歌い手自らが曲を書き、自分で演奏するカンタウトーレやバンドは、不景気下ではカネがかからなくて売り易い、という構造問題。

そして、当時の若者たちにとっては、情熱を傾けてきた学生運動が夢半ばでついえることが濃厚になった時期であり、敗北感ややるせない気持ちを抱え、より社会的・政治的な要素の濃い文化を求めていた。

かくしてイタリア音楽は1970年ごろを境にガラッと変わることになった。その混沌とした時代の中で蠢いていた様々な方向性を持つ音楽全体を“POP”と呼んでいた、という解釈が最も近いと思う。前出のような時代が求める音楽はもちろん、“POP”の語源のひとつとなった“popolare”つまり民族音楽も、古き良き時代を再解釈したフォルクローレも、オーケストラとバンドサウンド、ロックとジャズ、クラシックとロックなどの“混成(コンタミナツィオーネ)”を試みた、後に“プログレ”の呼称が与えられるバンド音楽も、イタリアに限定せず、地中海を取り巻く国々の要素を“混成”して表現した、後に“地中海音楽”と呼ばれるジャンルなど全てが“POP”だったと解釈できる。

番組には、実に様々なジャンルのアーティストが出演し、中にはその後他のアーティストのレコーディングやライヴなどをサポートする裏方に転身する人物などもおり、どれも興味深いのだが、マニアックに掘り下げるとキリがないので、厳選に厳選を重ねて抽出して紹介。

まずは通称NCCPこと、Nuova Compagnia di Canto Popolare(ヌォーヴァ・コンパニーア・ディ・カント・ポポラーレ / 意:民謡の新しい仲間たち)の「Li ffigliole(意:娘たち)」。外国人には単に民謡のように聴こえるが、グループ名に“Nuova(新しい)”がついていることもあり、新しい感覚や解釈で演奏しているはず。
https://youtu.be/g7X5ksUjuhQ

※当サイトでのNuova Compagnia di Canto Popolareの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Nuova_Compagnia_di_Canto_Popolare

Gigliola Cinquetti(ジリオラ・チンクェッティ)は60年代に彗星のごとく登場して、カンツォーネ・ブームを牽引するスターとなったが、この時期に彼女がこぞってリリースしたのは、古いイタリアの伝承歌やフォルクローレ、戦前&戦中のヒット曲のカヴァーなどを集めたアルバム群。彼女がイタリア本国で単なる流行歌手として使い捨てされずに済んだのは、この活動が“POP”であったおかげ。「Camminando sotto la pioggia(意:雨の下を歩きながら)」は1942年のTrio Lescano(トリオ・レスカノ)のカヴァー。
https://youtu.be/3tp055yZ6IY

Gigliola Cinquetti - Tutto e pop

※当サイトでのGigliola Cinquettiの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Gigliola_Cinquetti

Nuova Idea(ヌオーヴァ・イデア / 意:新しい考え)の「Svegliati Edgar(意:目覚めよエドガー)」。キーボードのGiorgio Usai(ジョルジョ・ウザイ)は後にイタリアを代表するロックバンドNew Trolls(ニュー・トロルス)のメンバーに引き抜かれることとなる。

Nuova Idea - Tutto e pop

Simon Luca(シモン・ルーカ)の「Per proteggere l'enorme Maria(意:偉大なマリアを守るために)。Simon Lucaはビッグネームとはならなかったものの、当時の彼の元には後にイタリア音楽界で大活躍する人材が集まっていた。Simon Lucaの隣でギターを奏でるのはRicky Belloni(リッキー・ベッローニ)。後に前出のNuova Ideaを経由してNew Trollsの一員となるキーパーソン。ヴァイオリンには後にPFMにも呼ばれ、音楽プロデューサーとしても成功するLucio Fabbri(ルーチョ・ファッブリ)、コーラスには後にCrampsレーベルを代表するカンタウトーレEugenio Finardi(エウジェニオ・フィナルディ)などを擁している。

Simon Luca - Tutto e pop

再びNuova Compagnia di Canto Popolareで、今度はEugenio Bennato(エウジェニオ・ベンナート)がリードヴォーカルを取る「Madonna tu mi fai lo scorrucciato(意:聖母マリアは僕をうんざりさせる)」。Eugenio Bennatoは、ナポリのベンナート3兄弟の次男で、長兄はイタリアを代表する永遠のロックンローラーEdoardo Bennato(エドアルド・ベンナート)。末弟は音楽プロデュースに軸足を置く活動をしている。たった2歳違うだけの兄弟が全く異なる音楽に身を捧げ、それぞれの分野を代表するアーティストとして大成するというのは、おとぎ話の様な真実の物語。
https://youtu.be/TB3w-xUvh34

NCCP - Tutto e pop

Patrick Samson(パトリック・サムソン)の「Ballerai(意:君は踊るだろう)」。彼はイタリア人ではなく、レバノン人。そう“POP”という範疇には、イタリアに限らず、地中海に面する国々との混成もその対象であることが判る。彼はフランスに渡ったのちイタリアに活動の場を移して活動した。近年ではMika(ミーカ)が同じ足跡を辿っている。両者ともすぐにイタリア語を習得し、Patrickも全く違和感を感じさせないイタリア語曲となっているのが驚き。しかもホーン・セクションを重用したカッコいいサウンドがおしゃれだ。
https://youtu.be/dyPje1UNKvM

Patrick Samson - Tutto e pop

Stormy Six(ストーミー・シックス)の「Pontelandolfo(意:ランドルフォ橋)」。後にプログレサウンドに変身するバンドだが、この時点ではまだフォーク・グループとしてのサウンド。イタリア国内では商業的に成功したとは言いがたいグループなので、映像は今までほとんど発掘されていない。筆者も動くStormy Sixを初めて見る体験となった。

Stormy Six - Tutto e pop

Formula 3(フォルムラ・トレ)の「Storia di un uomo e di una donna(意:ある男とある女の物語)」。時代の寵児Lucio Battisti(ルーチォ・バッティスティ)のもとに集まったミュージシャンたちが結成したトリオ・バンドだが、通常のトリオ・バンドの編成と異なり、ベースが居ないバンド。でもキーボード奏者のGabriele Lorenzi(ガブリエレ・ロレンツィ)が左手でベースラインを奏でているので、サウンド的には何の違和感も感じさせない。リーダーのAlberto Radius(アルベルト・ラディウス)曰く、このキーボード奏者を見つけたから、バンドにベーシストを置く必要がないと判断したそうだ。そのAlberto Radiusは、他にもいろいろなアーティストのサポートメンバーを務め、1974年にスーパーバンドIl Volo(イル・ヴォーロ)のメンバーとなり(Gabriele Lorenziも)、やがてソロ・カンタウトーレとしても成功するイタリア音楽界の重鎮ミュージシャンとなった。
https://youtu.be/Q7OcWoG26rs

Formula 3 - Tutto e pop

※当サイトでのFormula 3の紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Formula_3

Wess e Dori Ghezzi(ウェス・エ・ドリ・ゲッツィ)のデビュー曲「Voglio stare con te(意:私はあなたといたい)」は英語曲「United We Stand」(by Brotherhood of Man)のイタリア語カヴァー。ヨーロッパで人気を博した米ミュージシャンRocky Roberts(ロッキー・ロバーツ)のベーシストとして活動していたWessは、Rocky Robertsがイタリアに定住&帰化することで、自身もイタリアを活動の拠点にすることを決めた。この曲をリリースするにあたって、既に60年代に歌手デビューしていたDori Ghezziに白羽の矢を立ててデュオを結成。1979年に解散するまで、両者にとって大きな人気と実績を獲得することとなった。Dori Ghezziはイタリア人にとっての精神的ヒーローともいえるFabrizio De Andre'(ファブリツィオ・デ・アンドレ)の後妻となり、さらに存在感を増す人物となる。
https://youtu.be/bAy98k4K3pw

Wess e Dori Ghezzi - Tutto e pop

※当サイトでのWessの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Wess

※当サイトでのDori Ghezziの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Dori_Ghezzi

Pooh(プー)の「Nascero` con te(意:君と共に僕は生まれるよ)」。Poohの初期のヒット曲にして、50年間の活動に終止符を打つまで、彼らの数あるヒット曲として必ずコンサートで演奏され、会場中が大合唱となる定番曲となる。まだRiccardo Fogli(リッカルド・フォッリ / ベース)が在籍していた頃の映像で、ドラムスがValerio Negrini(ヴァレリオ・ネグリーニ)からStefano D'Orazio(ステーファノ・ドラツィオ)に交代して間もない頃。この2人が顔を揃えていた期間がほぼ1年強なので(73年にRiccardo脱退)、貴重な映像のひとつ。
https://youtu.be/uC36Ys0b0gM

Pooh - Tutto e pop

※当サイトでのPoohの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Pooh

フランスのシャンソン界の偉人Leo Ferre'(レオ・フェレ)。普段はもちろんフランス語で歌うレオ・フェレだが、実は彼はフランスではなくモナコ公国の出身。地理的にイタリア語の放送も入るエリアなので、イタリア語にも支障はなく、当時イタリア語のみで歌唱したアルバムをリリース。シャンソン界に革命を起こした名曲「Avec le temps(アヴェック・ル・タン)」のイタリア語カヴァー「Col tempo(意:時と共に)」そして「Piccina(ピッチナ)」を披露。そう、モナコ公国も地中海に面した国のひとつだ。

Leo Ferre - Tutto e pop

Al Bano e Romina Power(アル・バーノ・エ・ロミナ・パワー)の「Taca taca banda」。60年代から活動しているAl Banoが、著名なハリウッド俳優のタイロン・パワーの娘ロミナ・パワーを見染めて結婚し、イタリアを代表するオシドリ夫婦デュオとして大成するのだが、この時期はまだそのデュオのデビュー前(正式デビューは75年)。なので、スポット的なプロジェクトだったと考えると、これもまた貴重な映像。ロミナの母がタイロンと離婚し、新しい生活拠点をイタリアにしたことで、ロミナのきょうだいもイタリアに。それ故、この映像にはロミナの妹Taryn(タリン)もメンバーとして参加している。
https://youtu.be/z4IJEuxVtMM

Al Bano e Romina Power - Tutto e pop

※当サイトでのAl Banoの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Al_Bano

Marcella(マルチェッラ)の「Sole che nasce sole che muore(意:昇る太陽、沈む太陽)。同年のサンレモ音楽祭に初出場し、後の彼女の代表曲となる「Montagne verdi(意:緑の山々)」を披露した直後に発表したシングル曲で、サウンドはガラリと変わり、アグレッシヴなロック・サウンドと、優雅なオーケストラサウンドをミックスした名演のひとつ。当時はまだ演奏者をクレジットする慣習がなかったので、未だにロック・パートの演奏者は不明だが、後に彼女のバックを務めるアーティストたちがスーパーバンドIl Voloを結成する面々なので、この曲も彼らと想定できる。売り出し中の若きポップス歌手の曲なのに、ロック・テイストのフルートを前面に押し出しているサウンドも斬新だ。Marcellaはインタビューに答えて、シチリアは地理的にも歴史的にも地中海の文化交易の中心地だったと答えている(Marcellaはシチリア州出身)。
https://youtu.be/rY-m5fDlHUU

Marcella - Tutto e pop

※当サイトでのMarcellaの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Marcella_Bella

Adriano Pappalardo(アドリァーノ・パッパラルド)の「E` ancora giorno(まだ昼間だ)」は、Mogol-Battisti作品で、Battistiの元に集まった若手アーティストの中で突出したR&Bやソウルのテイストを持った歌手だったのがAdriano Pappalardo。
https://youtu.be/_SDhktnkGS8

Adriano Pappalardo - Tutto e pop

Le Orme(レ・オルメ)の「Una dolcezza nuova(意:新たな優しさ)」は、この時期はアヴァンギャルドなサウンドを展開していたギター抜きトリオ。ベースのAldo Tagliapietra(アルド・タリアピエトラ)の透き通った無機質なヴォーカルがハマると中毒性を持つようになるのは間違いない。クラシカルなピアノを奏でるTony Pagliuca(トニー・パリューカ)は独学で鍵盤を覚えたという鬼才だ。
https://youtu.be/WuZ3gN82WCY

Le Orme - Tutto e pop

※当サイトでのLe Ormeの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Le_Orme

Flora Fauna e Cemento(フローラ・ファウーナ・エ・チェメント)の「Mondo blu(意:青い世界)」。ギター&ヴォーカルのMario Lavezzi(マリオ・ラヴェッツィ)が結成したポップロックグループで、女性ヴォーカルのひとりMara Cubeddu(マーラ・クッベッドゥ)は、後にLucio Battisti作品の中で重要なデュエット相手を果たすようになったり、Daniel Sentacruz Ensemble(ダニエル・センタクルス・アンサンブル)のリード・ヴォーカリストとして、世界的なヒット曲を飛ばすようになる。1974年にはソロデビュー前のGianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ)が在籍していたグループであることも特筆する点だ。リーダーのMario Lavezziは脱退後スーパーバンドIl Voloのツインギターのひとりとなり、その後はソロ・カンタウトーレ活動と並行して、作曲者・プロデューサーとして大成した人物。彼のプロデュースにより業界に存在感を示すことに成功したアーティストは、Loredana Berte(ロレダーナ・ベルテ)、Alexia(アレクシア)、21世紀のOrnella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)など、枚挙にいとまがない。
https://youtu.be/l428foEQwBk

Flora Fauna e Cemento - Tutto e pop

※当サイトでのMario Lavezziの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Mario_Lavezzi

Osanna(オザンナ)の「Animale senza respiro(意:息のない動物)」は、1975年になってアルバム『Palepoli(パレポリ)』に21分もの大作として収録される楽曲で、その3年も前にこの番組で短いヴァージョンながらも披露されていたことも驚きだ。当時のアヴァンギャルドな音楽活動の最先端だったともいえるバンドで、とかくそのおどろおどろしいサウンドと異様なメイクに注目が集まるが、知れば知るほど意外にもナポリの伝統をしっかり踏まえていることが判ってくる。歌入り作品はナポリ語のものも多いし、元Showmen(ショウメン)でJames Senese(ジェームズ・セネーゼ)とツインSaxを奏でていたElio D'Anna(エリオ・ダンナ / その後は教育ビジネスに転身して成功している)の2本同時吹きSaxは、ナポリ伝統の縦笛2本同時吹きをSaxに置き換えたもの。ギターのDanilo Rustici(ダニーロ・ルスティチ)は当時カルト的な存在のギタリストであったが、その後オーヴァードラッグが原因でミュージシャンとしては多く活動することなかったが、その弟Corrado Rustici(コッラド・ルスティチ)は、現在のイタリア音楽界のプロデューサー&ギタリストとして大成しており、Negramaro(ネグラマーロ)やLigabue(リガブエ)を手掛けた実績が光る存在だ。
https://youtu.be/2zmHtqsmIdI

Osanna - Tutto e pop

※当サイトでのOsannaの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Osanna

Tito Schipa Junior(ティート・スキーパ・ユニア)のロック・オペラ作品『Orfeo 9(意:オルフェウス神・9)』から「La ragazza che non volta il viso(意:顔を向けない少女)」〜「Eccotela qui(君がここにそれを)」を演劇モードで披露。彼はその名の通り世界的な名声を得たテノール歌手の子息だ。
https://youtu.be/knrfbD-yS1I

Tito Schipa Jr. - Tutto e pop

※当サイトでのTito Schipa Juniorの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Tito_Schipa_Jr,

Claudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)が登場し、当時発表されたばかりの傑作アルバム『Questo piccolo grande amore(意:このありふれた大きな恋)』に収録された組曲形式の世界観をそのまま凝縮して15分超にも渡って演劇風に披露。何と言ってもそのアルバムでも重要な役割を果たした当時の恋人Paola Massari(パオラ・マッサリ)も出演しているのが見ものだ。アルバム全体のストーリーは、学生運動の中で出会った2人の若い男女が、時には口喧嘩をしながらも愛を確かめていくものの、男には兵役の赤紙が届き(当時のイタリアにはまだ徴兵制があった)、故郷を離れることになる。兵役の中、やっと休暇が取れた男は、彼女に知らせずにお忍びで帰省し、野暮な軍服じゃない姿でキメて彼女を驚かしてやろうと企む。ポルタ・ポルテーゼの蚤の市でジーンズを物色していると・・・・彼の視界には他のイケメンと楽しそうに闊歩する彼女の姿が・・・・という当時の学生運動の機微や徴兵制の不条理さなどを背景に青春群像を描いた名作となった。そしてその物語と同じく、実生活の彼らの恋も後に破局となってしまうのだ。
https://youtu.be/eowPrY0K-uo

Claudio Baglioni - Tutto e pop

※当サイトでのClaudio Baglioniの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Baglioni

再びOsannaが登場し映画『Milano Calibro 9(意:ミラノ9mm口径)』のサントラに採用された「Variazione II (MY Mind Flies) 」から。Elio D'Annnaの2本同時吹きSaxは、今度は天地返しという大技パフォーマンスを見せ、後半はDaniloのギターも炸裂する。
https://youtu.be/5tirNaKXNXY

後に人気と実力を兼ね備えた重鎮カンタウトーレとなるLucio Dalla(ルーチォ・ダッラ)の「Sulla rotta di Cristoforo Colombo(意:クリストファー・コロンブスの航路で)」は、シングル盤でのみリリースされたアルバム未収録作品という貴重なテイク。
https://youtu.be/g7U2jQNjRdY

Lucio Dalla - Tutto e pop

※当サイトでのLucio Dallaの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Lucio_Dalla

Francesco Guccini(フランチェスコ・グッチーニ)の「Canzone della bambina portoghese(意:ポルトガル少女の歌)」は、この少し後にNomadi(ノーマディ)と共演したり、やがて重鎮カンタウトーレとなる人物で、当時最も社会的&政治的な題材を歌にしていたひとり。
https://youtu.be/xWKLUE0cWTU

Francesco Guccini - Tutto e pop

※当サイトでのFrancesco Gucciniの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Francesco_Guccini

1stアルバム『Fetus』をリリースしたばかりのFranco Battiato(フランコ・バッティアート)は、まだ実験音楽の域に留まった作品を手掛けており、客席を巻き込んだステージを披露している。「Energia(意:エネルギー)」〜「Meccanica(意:力学)」のメドレー。
https://youtu.be/hCoUNjjjlEQ

Franco Battiato - Tutto e pop

※当サイトでのFranco Battiatoの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Franco_Battiato

New Trolls(ニュー・トロルス)は英語アルバム『Searching for a Land』収録の「In St Peter's Day」を披露。ヴォーカルを取るVittorio De Scalzi(ヴィットリオ・デ・スカルツィ)がナイロン弦ギターを抱える珍しいパフォーマンス。
https://youtu.be/ONE2kMC4wTQ

New Trolls - Tutto e pop

※当サイトでのNew Trollsの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/New_Trolls

Cugini di Campagna(クジーニ・ディ・カンパーニャ)の「L'uva e` nera(意:卵は黒い)」は、当時の人気カンタウトーレGianni Meccia(ジァンニ・メッチャ)らが書いた楽曲で、翌年彼らの代表曲中の代表曲「Anima mia(意:私の心)」発表前なので、ファルセットヴォイスを前面に押し出したスタイルではなく、ギリシャ発の楽器ブズーキのサウンドを取り入れているところも“POP”だ。
https://youtu.be/iGjgpid3EI4

Cugini di Campagna - Tutto e pop

※当サイトでのCugini di Campagnaの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Cugini_di_Campagna

後に国民的な人気を誇るカンタウトーレとなるAntonello Venditti(アントネッロ・ヴェンディッティ)が数ある自身の代表作のひとつとなる「Roma capoccia(意:ローマ親分)」を披露。とても23歳と思えない風貌も見る価値あり。
https://youtu.be/-pji_TU8t5Q

Antonello Venditti - Tutto e pop

※当サイトでのAntonello Vendittiの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Antonello_Venditti

Alluminogeni(アッルミノジェーニ)の「La stella di Atades(意:アタデスの星)」を披露。イタリア本国でも世界のプログレファンからも多くの注目を集めなかったプログレ・バンドだが、意外といい作品。
https://youtu.be/yX558R98EQc

Alluminogeni - Tutto e pop

そしてこのTV番組で最も見どころとなるひとつがi Theorius Campus(イ・テオリウス・カンプス)というユニット名でのみ紹介されている、後の偉大なカンタウトーレFrancesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ)の21歳当時の映像。そのユニットを組んでいた前出のAntonello Vendittiはソロ名義で紹介されたのに、De Gregoriはまだ無名だったことが判る貴重な映像だ。風貌も全く別人と言えるほど異なるので、予備知識なくその映像を見ただけではDe Gregoriだと気づく人はいないだろう。「Signora Aquilone(意:凧婦人)」を爽やかに披露。
https://youtu.be/vk-exuSDPLQ

Francesco De Gregori - Tutto e pop

※当サイトでのFrancesco De Gregoriの紹介記事
https://piccola-radio-italia.com/tag/Francesco_De_Gregori


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2022年に達する年齢で表記。

第179回イタリアPOPSフェスタ(2020年10月)レポート(第2部:Matteo Faustini, Of New Trolls)

サンレモ音楽祭2020新人部門に出場したMatteo Faustini(マッテオ・ファウスティーニ/26歳/Brescia出身)のアルバム『Figli delle favole(意:おとぎ話の息子たち)』(2020)から。現職の小学校教諭という異色のカンタウトーレだ。
Matteo Faustini - Figli delle favole(2020)

サンレモ音楽祭2020では選外に終わったものの、歌詞の文学性が評価されて栄誉あるルネツィア賞に選ばれた楽曲「Nel bene e nel male(意:善の中と悪の中)」。

「Vorrei [La rabbia soffice](意:僕は望む[柔軟な怒り])」
https://youtu.be/pCZxGkYRBhE

「Il cuore incassa forte(意:心が強くはまる)」
https://youtu.be/lrE9QO2u2O4

※当サイトでのMatteo Faustiniの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Matteo_Faustini


New Trolls(ニュー・トロルス)は1967年にデビュー以来、メンバーチェンジや分裂などの離合集散を繰り返しながらも、その演奏力やプロデュース力に絶大な評価が寄せられ、長年に渡ってイタリア音楽界の中で存在を示し続けているバンドだ。

最初期はビートルズに影響を受けたビート・バンドのひとつであったが、当時から頭ひとつ抜けた演奏力に定評があり、後に偉大なカンタウトーレとなるFabrizio De Andre'(ファブリツィオ・デ・アンドレ)とコラボ。1971年には、既に映画音楽家として大成していたLuis Enriquez Bacalov(ルイス・エンリケス・バカロフ)と組んでオーケストラとロックバンドのコラボ作品を輩出し、プログレ界でも金字塔作品として評価される。バンド分裂期を挟んで、1978年になると突然Bee Gees(ビージーズ)のようなめくるめくポップスに転向し、ヒットチャートに登るような楽曲も輩出。Mina(ミーナ)やOrnella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)といったディーヴァたちとコラボするなどの足跡も残す。その後もメンバーの離合集散が繰り返され、最少期は3名編成となった。その後は活動休止したり、オリジナルメンバーがそれぞれ"〇〇〇 New Trolls"と名乗ってNew Trollsの流れを継承した活動が続いている。

1973年に最初のバンド大分裂が発生し、"New Trolls"名義の使用権を巡ってメンバー間で裁判となる事態となり、"オリジナルメンバー全員が揃わない限り、誰もNew Trollsとは名乗れない"という判決が下ったため、元メンバーたちは現在、何がしかの名前を付加した"〇〇〇 New Trolls"と名乗っている次第。

2012年にオリジナルメンバーのGianni Belleno(ジァンニ・ベッレーノ/ドラム)といくつかの作品でNew Trollsのメンバー入りしていたMaurizio Salvi(マウリツィオ・サルヴィ/キーボード)が始めたUT Uno Tempore(ウーティ・ウノ・テンポーレ)がUT New Trollsとなり、それが今回紹介するOf New Trolls(オヴ・ニュー・トロルス)に名称変更された次第。

"我こそが真のNew Trolls"と自負するVittorio De Scalzi(ヴィットリオ・デ・スカルツィ)と活動を共にしていたオリジナル・メンバーNico Di Palo(ニコ・ディ・パーロ/元ギタリスト・現キーボーディスト)が、反対陣営のGianni Belleno側についてOf New Trollsとなり、New Trolls50周年を記念して行ったライヴが『50.0』(2018)だ。
Of New Trplls - Live 50.0(2018)

収録曲は新曲2曲と往年の名曲のうち歌モノ作品を中心。

新曲「Le collegiali (意:寄宿舎の女学生たち)」
https://youtu.be/dqbhYbNlVac

新曲&アルバムタイトル曲「50.0」

名盤『FS(意:イタリア国鉄)』(1981)から蒸気機関車の名前を付けた「Gilda 1929」、当時最新の電車名を付けた「Il Treno (TIGRE – E 633 - 1979)」のメドレー。

『America O.K.』(1983)に収録されていた楽曲「10 orologi(意:10個の時計)」。
https://youtu.be/CQ_Kf3tqT-M

※当サイトでのNew Trollsの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/New_Trolls

第179回イタリアPOPSフェスタ(2020年10月)紹介曲PlayList


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2020年に達する年齢で表記。

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このWebサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアPOPS(イタリアン・ポップス)を紹介しております。

FESTA会場で流した音楽や映像には、Webサイト上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、記事を書いた年度に達する年齢で表記しています。

Diamo la festa mensile ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.

Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

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2014/7/26開催 第2回『イタリアン・ポップス・セミナー 』@日伊協会

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歌詞対訳協力を行いました

PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』
【2014年5月14日発売】PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』(CD)
歌詞対訳協力を行いました

PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』
【2014年2月19日発売】PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』(2CD)
歌詞対訳協力を行いました

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月例コラム『イタリアPOPSのススメ』

ミュージックラウンドアバウトFM戸塚『ミュージックラウンドアバウト』
雑誌『MusicaVita Italia』特集2013/10/31放送

文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
講師を務めました。

公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
巻頭特集『豊穣なるイタリアン・ポップスの世界』執筆

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『ジリオラ・チンクェッティ/パーフェクト・ベスト』
歌詞対訳協力を行いました

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『永遠のイタリア音楽全集』
歌詞対訳協力を行いました

CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』
歌詞対訳協力を行いました

「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
【2013年5月22日発売】「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
歌詞対訳協力を行いました

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
【2013年2月末発売予定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
歌詞対訳協力を行いました

2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』
2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』でDJ&VJを務めました!

2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)でナヴィゲーターを務めました!

ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
【2012年7月5日発売】ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
歌詞対訳協力を行いました

2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)で講師を務めました!

『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

★秋のイタリア収穫祭★東京ガス
★秋のイタリア収穫祭★東京ガスで音楽コーナーを務めました!

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【2011年10月1日発売】逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
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シーライト パブリッシング
『イタリアPOPSのススメ』連載コラム@シーライト パブリッシング

『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集
NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集で資料映像協力しました

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
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「イタリアン・ポップ・ミュージック 50年の変遷」@PolyCultureClubTokyo

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