その1はコチラ
Fabrizio Moro(ファブリツィオ・モーロ/33/Roma出身)は、幼少時より作曲と歌に才能を発揮し、ギターを独学で習得します。ティーンエイジャーの時、ドラッグに溺れかけますが、両親や親友の助けを借りて、立派に更生を果たします。
ちなみに今日のイタリアでは、青少年が難なくドラッグを体験できるという社会問題を抱えており、ハイティーン以降の青少年のほとんどが、興味本位でのドラッグ経験があると言われています。当然、興味本位から常習化をたどる例も少なくないようで、Fabrizio Moroの例もそれほど珍しいことではないのかもしれません。いずれにせよ、ここに病めるイタリア社会の顔をうかがい知ることができます。
やがて25歳の時、サンレモ音楽祭2000に出場し、芸能界デビューを果たします。アルバムもリリースしますが、しばらくは大きな脚光を浴びることのない時代が続きます。
32歳になって、再びサンレモ音楽祭2007に出場。麻薬に溺れた自らの経験に基づき、マフィアの犠牲者に捧げた意欲作"Pensa(考えろ)"を歌い、見事、新人部門の優勝とMia Martini賞(批評家賞)のダブル受賞を成し遂げ、大ヒットとなります。
そして2008年。今度はベテラン部門でエントリーしたサンレモ音楽祭2008では、"Eppure mi hai cambiato la vita(それでもなお君は僕の人生を変えた)"を歌い、総合3位を獲得することになりました。
サンレモ2008出場曲を含むアルバム「Domani(明日)」をリリースし、その中から2枚目のシングル曲となったのが、"Libero(自由)”
Milagro(ミラーグロ)は、スイスのBaden生まれのAntonio Capolupo(アントニオ・カポルーポ/34)と、Modena近郊出身のFrancesco Cavazzuti(フランチェスコ・カヴァッズティ/28)によるデュオ。共にアコーステックギターを奏で&歌いますが、ソングライティングするのは、年上のAntonioの方のみのようです。
2007年にアルバム「Dieci gocce di veleno(10滴の毒)」をリリースしてデビュー。その不気味なタイトルとは異なり、アコースティックサウンドの爽やかな世界観に満ちた、良質な楽曲集に仕上がっています。
翌2008年にサンレモ音楽祭新人部門に出場し、気だるさの中に移ろい易さを表現した楽曲"Domani(明日)"を歌いました。
サンレモ音楽祭後に、2007年のアルバム「Dieci gocce di veleno(10滴の毒)」にサンレモ出場曲を加えた、いわゆる『サンレモ・エディション』アルバムを発売しています。このアルバムから"Ogni notte(毎晩)"を2曲目として紹介しました。
アルバムジャケットに採用されたロケ地で撮影されたビデオクリップになっています。
さて第2部のラストは、サンレモ音楽祭2008の新人部門優勝に輝いたSonohra(ソノーラ)。兄Luca(ルカ/26)と弟Diego(ディエゴ/22)のFainello(ファイネッロ)兄弟によるデュオ・グループです。(共にVerona出身)。兄Lucaが作詞を弟Diegoが作曲とアレンジを担当しています。2003年に2tto(ドゥエット)というグループ名でシングルデビューを果たしたものの、後にDomino(ドミノ)というコンビ名を変えながら、アニメ番組の主題歌やライヴに明け暮れる活動を行っていたようです。
前出の通り、サンレモ音楽祭に出場するに当たり、グループ名をSonohraに変更。ちなみにスペルに入れられた『h』には何の意味もなく、もともとイタリア語では全く発音しない文字ということもあり、入れる位置を試行錯誤した結果、現在の位置に定着した模様。(サンレモ音楽祭にエントリーした際も、間違えて綴られてエントリーされたりしたという裏情報もあります)
2003年にデビューしていたとはいえ、イタリア全国区の晴れ舞台では、新人部門エントリーの初登場アーティスト。しかしその若さ&新人らしからぬ完成度の高さでは、ずば抜けた異彩を放っていたのが彼らでした。
新人部門優勝曲"L'amore(愛)"は、ピアノのイントロが印象的で、ドラマティックな盛り上がりを見せる、透明感のある美しくも逞しい楽曲。兄Lucaが夢中になったイギリス少女に捧げられた歌詞となっています。
兄は左にギターを構え、弟は右、というシンメトリーなステージポジションも彼らの特徴のひとつです。
(セールスを阻害しないよう、DVD商品とは異なる映像をリンクします)
DVD映像を見た後のFESTA会場では、その音楽性の高さを褒める声と同時に、女性陣からは弟Diegoの美少年ぶりをたたえる感嘆の声が。母性本能をくすぐるタイプだそうです。
ならば、と僕からは兄Lucaについてネタフリをしました。
『サイボーグ009の002に似てませんか????』
ちょっとカルトかな?というネタでしたが、会場には大きな賛同のどよめきが(笑)
サンレモ優勝曲を含むデビューアルバム「Liberi da sempre(最初からずっと自由さ)」がサンレモ音楽祭中の2/29に発売になりましたが、わずか3ヶ月後の6月になって、DVD付きのSpecial Editionが発売になったので、このDVDからPVで紹介しました。
2曲目もこのDVDからアルバムタイトル曲"Liberi da sempre(最初からずっと自由さ)"を。アコギの弾き語りえ始まる透明感溢れる楽曲。
最後はアルバムから2曲目のシングル曲となった"Love show"。ややアップテンポの軽快な楽曲で、彼らのアルバムには、こうしたほんのりとしたRockエッセンスが降りかかった作品が多いのも特徴のひとつ。
注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2008年に達する年齢で表記しています。


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