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Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Max_Pezzali

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTAにご参加ください。Festa情報→https://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第104回イタリアPOPSフェスタ(2014年1月)レポート(その2/Nino Buonocore,Erica Mou,Max Pezzali)

第2部

Nino Buonocore(ニーノ・ブオノコーレ/56歳/Napoli出身)の9年振りのオリジナルアルバム『Segnali di umana presenza(意:人類の存在を指摘せよ)』(2013)。セルフ・プロデュースでアレンジも自身が手掛けている。Joe Barbieri(ジョー・バルビエリ)のピアニストAntonio Fresa(アントニオ・フレーザ)をはじめ、ジャズ寄りのミュージシャンのカルテットに弦楽四重奏を加えた落ち着きのあるサウンドが光る。

Nino Buonocore - Segnali di umana presenza

シングル曲「Il lessico del cuore(意:心の用語集)」は、爽やかなアレンジに軽やかなヴォーカルの佳曲。

Nino Buonocoreといえば、1990年(32歳時)に放った「Scrivimi(意:僕に手紙を書いて)」がスマッシュヒットとなり、代表作にもなったが、同曲は2006年にLaura Pausiniがカヴァーアルバム『Io canto』の中に収めたことで、再評価されることにもなった。

※当サイトでのNino Buonocoreの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Nino_Buonocore


2012年サンレモ音楽祭新人部門2位となり注目を集める事となったカンタウトリーチェErica Mou(エリカ・ムー/24歳/Puglia州Bisceglie出身)の3rdアルバム『Contro le onde(意:波に向かって)』(2013)。

Erica Mou - Contro le onde

人気ロックバンドSubsonica(スブソニカ)のキーボード奏者Boosta(ブースタ)がプロデュース&アレンジを担当したアルバムで、彼は昨今プロデューサーとして急速に頭角を現しつつある人物。同アルバムでは本業のキーボードの他、ギター、ベース、ドラムも演奏するマルチプレイヤーぶりを発揮し(他の参加ミュージシャンは管弦楽器の奏者のみ)、3曲をEricaと共作している(他はEricaが単独で書いている)。

「Mettiti la maschera(意:仮面を付けなさい)」がその共作曲で先行シングル曲となった。

「Mentre mi baci [Scena Madre](意:あなたが私にキスしている間に[母のシーン])」はErica本来のギター1本での弾き語りのパフォーマンス。

「Dove cadono i fulmini(意:雷が落ちるところ)」は、サンレモ音楽祭のサブ司会等でお馴染みのRocco Papaleo(ロッコ・パパレオ)が監督&主演をつとめた映画『Una piccola impresa meridionale(南部の小さな企て)』(2013年10月公開)の主題曲に採用され、同映画出演俳優たちも出演する秀逸なヴィデオクリップが制作された。

※当サイトでのErica Mouの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Erica_Mou


Max Pezzali(マックス・ペッツァーリ/47歳/Pavia出身)のデビュー20周年(883時代から通算して)記念アルバム第2弾『Max 20』(2013)は、5曲の新曲に加え、14曲の歴代ヒット曲を14人のスター歌手たちと共演/再録している。

Max Pezzali - Max 20

シングル化された新曲「L'universo tranne noi(意:僕ら以外の宇宙)」は、Verona di Arena周辺でロケされた秀逸なヴィデオクリップが制作されている。住民や観光客でにぎわうロケの模様もバックステージ的に最後に取り入れている。

シングル第2弾となった新曲は「Ragazzo Inadeguato(意:不適当な青年)」。ポップカルチャーが大好きなMaxらしいヴィデオクリップが制作されている。

共演した14人のスター歌手たちは、Claudio Baglioni、Edoardo Bennato、Cesare Cremonini、Elio(Elio e le Storie Tese)、Fiorello、Gianluca Grignani、Jovanotti、Nek、Raf、Eros Ramazzotti、Francesco Renga、Giuliano Sangiorgi、Davide Van De Sfroos、Antonello Venditti。Festaでは、Eros Ramazzottiと共演した「Lo Strano Percorso(意:不思議なコース)」、Claudio Baglioniと共演した「Come mai(意:なぜ)」を紹介した。前者は曲の最後にエロスがマックスへのお祝いメッセージを語るところも聴きどころ。後者は883時代の代表曲中の代表曲といえる名曲。Baglioniが主催するチャリティ・イベント"O' Scia"でも、この2人が同曲を共演&披露していたが、今回初めて公式音源となった。

※当サイトでのMax Pezzaliの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Max_Pezzali


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2014年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

第87回イタリアPOPSフェスタ(2012年8月)レポート(その4/Max Pezzali, 883, Canzone dell'Estate 2012)

第4部

2012年6月12日にリリースされたアルバム「Hanno ucciso l'uomo ragno 2012(スパイダーマンがヤツらに殺された 2012年版)」は、1992年にリリースされた883(オット・オット・トレ)のデビューアルバムの20周年記念盤。

2人組プロジェクトとしてスタートした883ですが、1995年以降はその中心人物Max Pezzali(マックス・ペッツァーリ/45歳/Pavia出身)のソロプロジェクトとして継続され、2002年ごろから次第にMax Pezzaliのソロ名義に推移していった経緯があります。

※当サイトでの883の紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/883

※当サイトでのMax Pezzaliの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Max_Pezzali

今回の20周年アルバムの名義は『Max Pezzali/883』となっており、1992年のオリジナルアルバムに収められていた8曲をRapアーティストたちをゲストに招いた共演にリメイクし、さらに1曲の新曲を加えた形でリリースされました。アルバムチャートには初登場で1位という大喝采を持って市場に迎えられました。

Max Pezzali-HannoUccisoUomoRagno2012

唯一の新曲"Sempre noi(いつも僕らは)"は、現在のイタリアRAP界を牽引するスターJ-Ax(元Articolo 31/40歳/Milano出身)を共演相手に迎えた楽曲で、そのヴィデオクリップの冒頭には、883結成時のもう一人のオリジナルメンバーだったMauro Repetto(マウロ・レペット/44歳/Genova出身)の後ろ姿がっ!そしてMax PezzaliとゲストのJ-Axは、グループ名883の元となった大型バイクHarley-Davidson Sportster 883ccに乗って登場するという、見事な演出となっております。

歌が始まると、そのMauro Repettoがステージ上で歌い、さらに今回のプロジェクトに関わった沢山の人物が映像の中に登場しています。

※確認できる登場人物:Claudio Cecchetto(クラウディオ・チェッケット/プロデューサー)、Pier Paolo Peroni(ピエール・パオロ・ペローニ/プロデューサー)、Franco Godi(フランコ・ゴーディ/J-Axのプロデューサー)、Cisco(シスコ/カンタウトーレ)、Space One(スペース・ワン/ラッパー)、Ensi(エンスィ/ラッパー:同アルバム内でも共演)、Dj Zak(ディージェイ・ザック/ラッパー)

※当サイトでのClaudio Cecchettoの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Cecchetto

また歌詞中には1992年当時に流行していた様々なキーワードが入れられています。

36枚いっぱいまで撮り切ることがあまりなかったフィルム式Kodak、憧れのアメリカ、ステアリングをMOMOに変えたワーゲンゴルフ、爆発しているかのようなサブ・ウーファー、反逆精神のカウボーイブーツ、黎明期の携帯電話マイクロTAC、Levis 501、スーパーニンテンドー(スーパーファミコン)、スーパーマリオブラザーズ、56kモデムでのWeb、カセットテープ式ウォークマン、白黒モニターのゲームボーイ、アントニオ猪木のレスリング、たまごっち・・・

後半はほとんどが日本由来のキーワード!ここにもMax Pezzaliの日本好きぶりを改めて感じることができますね。

そして最後は1992年当時の懐かしいヴィデオクリップのリプレイ・・・

同アルバムから第2弾のシングル曲として2012年7月20日にリリースされたのは、"6/1/sfigato(セイ・ウノ・スフィガート/君は不運なヤツだ)"。1992年発表の同曲を2人組のラッパー Two Fingerz(Monza近郊出身)をゲストに迎えての共演にリメイクしています。オリジナルの歌詞通り、カンタウトーレのMarco Masini(マルコ・マズィーニ)と政治家Silvio Berlusconi(スイルヴィオ・ベルルスコーニ)の名を歌詞中に挙げています。1992年当時は、前者はデビュー3年目でまだブレイク前、後者は実業界から政界進出を果たして急速に求心力を高めていた時期となります。

※当サイトでのMarco Masiniの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Marco_Masini

2012年版ではさらに、Articolo 31の楽曲"Mister Gilet di pelle(ミスター革製ジレ)"(1994)のキーワードをラップパートに取り入れています。

ではここで、アルバムタイトル曲"Hanno ucciso l'uomo ragno(スパイダーマンがヤツらに殺された)"のオリジナル版を883時代の映像で。もちろん同曲は1992年に発表された楽曲ですが、6年後の1998年に映画『Jolly Blu(ジョリー・ブルー)』制作時にヴィデオクリップが制作されています。

Saturnino(サトゥルニーノ/スタジオ&ライヴミュージシャンとして著名)がMax Pezzaliを売り込むタレントスカウト役を務め、その売り込み先の社長役はJovanotti(ジォヴァノッティ)が演じる豪華な組み合わせ。

実はこの3者の関係は長期に渡って密接で、883のデビューに一役買ったのがJovanottiであり(デビュー前の883がJovanottiのTV番組に出場)、SaturninoはJovanottiのベーシストを長らく務めているのです。

※当サイトでのJovanottiの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Jovanotti


さて8月FESTAの締めくくりとして、今夏、イタリアの芸能誌『TV Sorrisi e Canzoni』で行われていた『Canzone dell'Estate 2012(2012年夏の歌)』コンテストの最終結果を。

5週に渡って、各ジャンル5曲の中で競い合って2曲を選出し、最終的に計10曲の中からグランプリを争うルールで行われました。

第1週:新世代イタリア人アーティスト

Tiziano Ferro – Per dirti ciao! (38%)
Emma – Cercavo Amore (35%)
Alessandra Amoroso – Ciao (18%)
Moda feat. Jarabedepalo – Come un pittore (7%)
I Moderni – L’estate si Balla (2%)

第2週:外国人歌手

Jennifer Lopez ft. Pitbull - Dance Again (37%)
Carly Rae Jepsen - Call Me Maybe (30%)
John Legend ft. Ludacris - Tonight (Best You Ever Had) (14%)
Nicki Minaj - Starships (10%)
Kylie Minogue - Timebomb (9%)

第3週:ベテランのイタリア人アーティスト

Laura Pausini – Le cose che non mi aspetto (69%)
Max Pezzali feat. J Ax – Sempre noi (12%)
Giorgia – Tu mi porti su (10%)
Biagio Antonacci – Non vivo piu senza te (7%)
Cesare Cremonini – Il comico (Sai che risate) (2%)

第4週:外国のバンド

Maroon 5 ft. Wiz Khalifa – Payphone (36%)
Simple Plan ft. Sean Paul – Summer Paradise (20%)
Train – Drive by (18%)
Scissor Sisters – Only the horses (17%)
Linkin Park – Burn it down (9%)

第5週:スマッシュヒット曲

Gusttavo Lima - Balada (48%)
Oceana - Endless Summer (23%)
Dj Antoine - Ma cherie (15%)
Serebro - Mama Lover (14%)
Flo Rida - Whistle - (0%)

全5枠のうちイタリア勢は2枠ですので、40%のシェアにしか過ぎませんでしたが、最終結果のベスト3をイタリアの楽曲で占めることができ、イタリアの面目を保つことが出来ました。

第3位:Emma(エンマ/28歳/Firenze出身)の"Cercavo amore(私は愛を探していた)"。アルバム「Saro Libera(私は自由になるでしょう)」(2011/2012)に収められていた楽曲です。全投票中15%のシェアを取り、3位に位置付けました。

※当サイトでのEmmaの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Emma

第2位:Tiziano Ferro(ティツィァーノ・フェッロ/32歳/Latina出身)の"Per dirti ciao!(君にチャオ!と言うために)"。アルバム「L'amore e una cosa semplice(愛はシンプルな事)」(2011)に収められていた楽曲です。全投票中24%のシェアを取り、2位に位置付けました。

所属レーベルがEMIですので、例によってメジャーな動画サイトにおいてはほとんどの場合、日本は公開不可能地域とされてしまっています。ここでは現時点で閲覧可能なvimeoサイトの動画を引用しておきます。

※当サイトでのTiziano Ferroの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Tiziano_Ferro

なお、第2位&第3位を第1週の『新世代イタリア人アーティスト』の中から選ばれているのも、特筆しておくことでしょう。

そしていよいよグランプリ。つまり名実共に『La Canzone dell'Estate 2012(2012年夏の歌)』に選ばれたのは、Laura Pausini(ラウラ・パウズィーニ/38歳/Faenza出身)の"Le cose che non mi aspetto(私が予期していない事柄)"。アルバム「Inedito(未発表曲=新曲)」(2011)に収められていた楽曲です。全投票中44%という圧倒的な票数を集めての堂々の首位を獲得しました。

※当サイトでのLaura Pausiniの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Laura_Pausini

以下が最終投票結果となります。

Laura Pausini – Le cose che non mi aspetto (44%)
Tiziano Ferro – Per dirti ciao! (24%)
Emma – Cercavo Amore (15%)
Gusttavo Lima - Balada (7%)
Max Pezzali feat. J Ax – Sempre noi (4%)
Simple Plan ft. Sean Paul – Summer Paradise (4%)
Carly Rae Jepsen - Call Me Maybe (3%)
Oceana - Endless Summer (3%)
Maroon 5 ft. Wiz Khalifa – Payphone (2%)
Jennifer Lopez ft. Pitbull - Dance Again (-6%)

※TV Sorrisi e Canzoni誌の記事ページ
https://www.sorrisi.com/2012/07/30/scegliete-la-vostra-canzone-dell%E2%80%99estate-2012-lultimo-turno-il-gran-finale/


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

次回9月FESTAは、9月22日(土)の開催予定です。

第42回イタリアPOPSフェスタ(2008年9月)レポート (その4 / Zero Assoluto, Max Pezzali, Lidia Schillaci)

その3はコチラ


2008年9月FESTAの最後の第4部は、デュオユニットのZero Assoluto(ゼロ・アッソルート/'絶対ゼロ'の意)から。1999年デビューということで、9年のキャリアになった彼らですが、4年弱のFESTAの歴史の中で、初めて単体としてスポットライトを当てて紹介することになりました。

Thomas De Gasperi(トーマス・デ・ガスペリ/31歳/Roma出身)とMatteo Maffucci(マッテオ・マッフッチ/30歳/Roma出身)は、同じ高校に通っていた時に知り合い、Rapミュージックに傾倒した活動を始めます。22歳/21歳の頃に、Romaのラッパーを集めたコンピレーションアルバムに収録されたことで、プロへの道は同1999年に始まったと解釈されているようです。

ZeroAssoluto/Extraその後は毎年のようにシングルをリリースするチャンスには恵まれたものの、アルバムは2004年まで待たされることになります。ようやくスター街道の入口に立つことになった彼らは、いくつかのシングルヒットも放ち、Sanremo音楽祭2005へ出場し、出場曲"Semplicemente(素朴に)"がその年のプラティナ・ディスクを獲得する大成功を収め、急速にイタリア全国区の人気と売上を稼ぐユニットへと大成長を遂げて、今日に至ります。

その人気に対応するかのようにリリースされた2枚組DVD「Extra」(2007)。DVD全体がドキュメンタリー映画のように仕立てられているPV集といった変則的な作品に仕上がっています。

Sanremo音楽祭2006でグループ部門2位に輝いたのが"Svegliarsi la mattina(朝に目覚めること)"。軽いラップが混じった現代的なR&Bと表現できる彼らの作風&パフォーマンスの特徴がよく表れている作品。サビの部分の耳残りが良いのもヒットの理由かも。

Sanremo音楽祭2007出演時に歌われた"Appena prima di partire(出発のほんの少し前に)"。第3夜のゲストを迎えてのアクトでは、Nelly Furtado(ネリー・ファータド/30歳/ポルトガル系カナダ人・女性シンガーソングライター)を招いて共演を果たしました。PVもオリジナル版の他、Nelly Furtado共演版も作られています。(Nellyパートのみ英語歌詞)

スペインのバルセロナで撮影されたPVは、地元の女性とアメリカ人旅行者の男性が運命的に出会い、やがて別れゆくというストーリー仕立て。FESTAではオリジナル版で紹介しました。

Zero Assolutoのラストは"Meglio così (この方がいい)"(2007)。シングルカットされた楽曲でもあります。淡々とした雰囲気の曲ですね。

 



9月FESTAのラスト・アーティストはMax Pezzali(マックス・ペッツァーリ/41歳/Pavia出身)。1991年にデュオグループ883としてデビュー。リードヴォーカルとソングライターを務め、ヒットソングを連発し、一躍人気バンドの仲間入りを果たしました。

 

3年後の1994年に相方が脱退したものの、ユニット名の883の名前を継承し、実質はソロシンガーなのに、『gli 883』という複数名を名乗ったまま、その後10年近く活動し続けました。

2003年に発表されたアルバム「Love/Life」では、『Max Pezzali/883』というダブルアーティスト名でクレジットされ、同時にMax Pezzaliというソロアーティスト名が正式には初めて表舞台に記された瞬間となりました。このアルバムを境に、次第に『883』というユニット名を作品に記すことがなくなって行きますので、便宜上、2003年までが883時代、2003年以降がMax Pezzali名義の活動、と分けることができるかと思います。

アルバム「Live 2008」は、その名の通り、2008年に行ったツアーを収録したCD+DVDび2枚組ライヴ盤。

しかしながら近年のイタリアで発売されるライヴ盤やベスト盤の傾向と同様、シングル曲級の新曲(スタジオ録音)も追加収録しています。FESTAでは比較的883やMax Pezzaliの楽曲を紹介してきていますので、まずは新曲を紹介しました。

"Mezzo pieno o mezzo vuoto(半分はいっぱい、それとも 半分はカラ)"はシングルカットされた新曲。タイト感のある乗りの良い楽曲に仕上がっています。


もう1曲の新曲は"Ritornerò (僕は戻ってくるだろう)"。8月29日にシングルカットされたばかりです。こちらはやるせなさを漂わせたノスタルジー調の楽曲ですが、未来に向って歩む気持ちを秘めているような作品です。2組の男女の出会いと別れのストーリーを絡ませたドラマ仕立てのPVとなっています。

さて、せっかくライヴと銘打ったタイトルのアルバムなので、883時代からMaxが放った名曲の数々を、現在のMaxとその仲間が再現したライヴパフォーマンスを映像で楽しんでもらう事にしました。

"La regina del celebrità (セレブクイーン)"。1999年の883名義で発売されたヒット曲。親日家のMaxは当時、アニメーションPVで発表しました。ディスコのお立ち台に立つ、女王様格の少女に憧れてディスコに通い詰める男の子たちの視線で書かれた、元気の出る楽曲です。


(セールスを阻害しないよう、DVD商品とは異なる映像をリンクします)

DVDに収録された2008年のライヴステージでは、コーラスを担当するLidia Schillaci(リディア・スキッラチ/24歳)が、まさにこのセレブクイーンさながら踊り、セクシーなパフォーマンスを見せつけてくれます。カメラマンも執拗にシュートし続け、まるでステージの主のMaxをそっちのけにしたような映像となっているところが見もの。

Lidia SchillaciはZecchino D'Oro(ゼッキーノ・ドーロ/歴史ある子供のど自慢&歌のコンテスト)出身で、サンレモ音楽祭の最終選考まで残ったこともある実力派女性ヴォーカリスト。2005年にソロシングル"Non sei più tu(あなたはもういない)" がリリースされたこともありますが、現在は大物歌手のコーラスガールとしてやTV番組のショウガールとしての活躍の方が主になっています。Max Pezzaliの他、Eros Ramazzottiのステージでも有名。

Max Pezzaliの率いた883のコーラスガールからPaola & Chiara(パオラ・エ・キアーラ)が誕生してスター街道を進んで行ったことを考えると、Lidia自身に強烈なスポットライトが当たる日も近いかもしれません。今後の注目株です。

9月FESTA最後の曲は"Come mai(いったいどうして)"。「Live2008」の中で、観衆の盛り上がりが最も大きかったことから、これぞMax Pezzaliの最高傑作、と評価して良いと判断して選曲しました。


(セールスを阻害しないよう、DVD商品とは異なる映像をリンクします)

 

注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2008年に達する年齢で表記しています。

次回10月FESTAは、10月18日(土)の開催予定です。

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Maneskin - Rush! (Are u coming?) 2023-Japan) マネスキン『ラッシュ!』(アー・ユー・カミング?)(2023来日記念盤)
イタリア語歌詞対訳担当しました。

SONAR MUSIC
J-WAVE「SONAR MUSIC」
YoshioAntonio出演

やっぱりイタリア好き
MusicBird「やっぱりイタリア好き」
YoshioAntonio出演

サンレモ音楽祭2023・出場者の経歴紹介 サンレモ音楽祭2023・出場者の経歴紹介
イタリア文化会館・東京の公式ブログに寄稿いたしました。

Maneskin - Rush! (2023-Japan) マネスキン『ラッシュ!』(2023日本盤)
イタリア語歌詞対訳担当しました。

YoshioAntonioマネスキンを語るYoshioAntonioマネスキンを語る
YoshioAntonioマネスキンを語る@朝日新聞GLOBE+

Banco - Orlando -Le Forme dell’Amore バンコ『オルランド〜愛のかたち』(2022)
バンド創始者による解説原文の翻訳担当しました。

Maneskin - Chosen (2017.2022-Japan) マネスキン『テアトロ・ディーラ Vol.I(来日記念盤)』(2021/2022日本盤)
イタリア語歌詞対訳担当しました。

Maneskin - Chosen (2017.2022-Japan) マネスキン『イル・バッロ・デッラ・ヴィータ』(2018/2022日本盤)
イタリア語歌詞対訳担当しました。

Maneskin - Chosen (2017.2022-Japan) マネスキン『チョーズン』(2017/2022日本盤)
イタリア語歌詞対訳担当しました。

Opus Avantra Loucos (2021) オパス・アヴァントラ『ロウコス - 魔法の場所(ヴェネツィアの幻影)』(2021)
オリジナルメンバーによる解説文の和訳担当しました。

PFM - Ho sognao pecore elettriche (2021) PFM『電気羊の夢を見た』(2021)
歌詞対訳担当しました。

Maneskin - Teatro d'ira (2021-Japan) マネスキン『テアトロ・ディーラ Vol.I』(2021)
歌詞対訳担当しました。

SONAR MUSIC
J-WAVE「SONAR MUSIC」
YoshioAntonio出演

ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri)『愛おしき記憶(Tratto Da Una Storia Vera)』(2021/日本盤)ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri)『愛おしき記憶(Tratto Da Una Storia Vera)』(2021/日本盤)ライナーノーツを担当

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』

Banco - Transiberiana(J)-s バンコ『トランシベリアーナ〜シベリア横断、人生の旅路』(2019)
歌詞対訳担当しました。

小さな村の物語 イタリア 音楽選集-s『小さな村の物語 イタリア 音楽選集』(5CD/2019)
制作協力しました。

CD『小さな村の物語 イタリア 音楽集��(ライフスタイル編)』(2018)
【2018年12月19日発売】CD『小さな村の物語 イタリア 音楽集��(ライフスタイル編)』(2018)
歌詞対訳を監修いたしました!

CD『瞳はるかに~魅惑のイタリアン・ポップス』(2013)
【2018年10月10日発売】CD『瞳はるかに~魅惑のイタリアン・ポップス』
歌詞対訳協力を行いました

『Viva!イタリア Vol.4』『Viva!イタリア Vol.4』【映画の音楽ネタ】

『日伊文化研究』第56号(2018年)日伊協会・年刊学術誌『日伊文化研究』第56号(2018年)
「1960年代のイタリア音楽(ポップス)について」掲載

ジリオラ・チンクェッティ2017年来日公演ジリオラ・チンクェッティ2017年来日公演

ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri) / 折り紙(Origami)(2017/日本盤)ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri) / 折り紙(Origami)(2017/日本盤)ライナーノーツを担当

『Viva!公務員(Quo vado?)』(2015)『Viva!公務員(Quo vado?)』(2015)【映画の音楽ネタ】

Camillo Pace - Credo nei raccontiCamillo Pace『Credo nei racconti』(2017)

Max Gazze` a Tokyo 2016Max Gazze`,Zephiro来日公演

NegritaNegrita, Zephiro来日公演

Gianluca Paganelli - DestinoGianluca Paganelli『Destino』(2016/日本盤)

集まれ、イタリア好き!@湘南T-SITE集まれ、イタリア好き!@湘南T-SITE
5/7&5/22映像ライヴ敢行!

Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッシオ)初来日公演Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッシオ)初来日公演!

第3回「イタリアン・ポップス・セミナー 」@日伊協会
2015/7/25開催 第3回『イタリアン・ポップス・セミナー 』@日伊協会

Ligabue a Tokyo2015/2/3 Ligabue来日公演

決定盤!永遠のシャンソンコレクション『決定盤!永遠のシャンソンコレクション』(CD5枚組/日本盤)

第2回「イタリアン・ポップス・セミナー 」@日伊協会
2014/7/26開催 第2回『イタリアン・ポップス・セミナー 』@日伊協会

『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』
【2014年5月14日発売】『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』(CD)
歌詞対訳協力を行いました

PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』
【2014年5月14日発売】PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』(CD)
歌詞対訳協力を行いました

PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』
【2014年2月19日発売】PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』(2CD)
歌詞対訳協力を行いました

シーライトパブリッシング
月例コラム『イタリアPOPSのススメ』

ミュージックラウンドアバウトFM戸塚『ミュージックラウンドアバウト』
雑誌『MusicaVita Italia』特集2013/10/31放送

文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
講師を務めました。

公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
巻頭特集『豊穣なるイタリアン・ポップスの世界』執筆

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『ジリオラ・チンクェッティ/パーフェクト・ベスト』
歌詞対訳協力を行いました

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『永遠のイタリア音楽全集』
歌詞対訳協力を行いました

CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』
歌詞対訳協力を行いました

「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
【2013年5月22日発売】「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
歌詞対訳協力を行いました

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
【2013年2月末発売予定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
歌詞対訳協力を行いました

2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』
2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』でDJ&VJを務めました!

2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)でナヴィゲーターを務めました!

ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
【2012年7月5日発売】ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
歌詞対訳協力を行いました

2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)で講師を務めました!

『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

★秋のイタリア収穫祭★東京ガス
★秋のイタリア収穫祭★東京ガスで音楽コーナーを務めました!

逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
【2011年10月1日発売】逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
歌詞対訳協力を行いました

シーライト パブリッシング
『イタリアPOPSのススメ』連載コラム@シーライト パブリッシング

『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集
NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集で資料映像協力しました

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
【通販限定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
歌詞対訳協力を行いました

世界の音楽情報誌Latina
Claudio Baglioniインタビュー
取材協力いたしました!


【通販限定】VIVA SANREMO! Canzone Collection ビバ サンレモ!〜カンツォーネ・コレクション(CD4枚組/日本盤)
歌詞対訳協力を行いました

user_p
「イタリアン・ポップ・ミュージック 50年の変遷」@PolyCultureClubTokyo

header_logo
シカゴピザ公式サイトでのイタリア音楽コラム執筆(分社化により現在は該当サイト消滅)

Tra te e mare(海のように)/Laura pausini
Tra te e mare(海のように)/Laura pausini(ラウラ・パウジーニ)
ライナーノーツを担当いたしました!

Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
シングル盤リリース時に歌詞注釈を担当いたしました!

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Opera prima(オペラ・プリマ)/Pooh(プー)
日本盤初リリース時にコラム記事を執筆いたしました!

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