その2はコチラ
第3部
Aleandro Baldi(アレアンドロ・バルディ/49/Toscana州Greve in Chianti出身)は、世界的な大ヒット曲を手がけたカンタウトーレでありながら、1996年以来オリジナル・アルバムをリリースしていませんでした。(2002年にベスト選曲混じりのアルバムが出ていますが)
実に11年ぶりのフル・アルバム「Liberamente tratto(自由に引用)」(2007)がリリースされたので、Aleandro Baldiの輝かしい足跡と共に紹介しました。
名匠Giancarlo Bigazziに見出されたAleandro Baldiは27歳の時、1986年のサンレモ音楽祭に出場してデビューを果たします。6年後の33歳の時に、当時24歳のFrancesca Alotta(フランチェスカ・アロッタ/40/Palermo出身)とのデュエットでサンレモ音楽祭1992のGiovani部門優勝を勝ち取り、一躍脚光を浴びることになります。
『イタリアのデュエット曲の名曲のひとつ』と賞されるまでなった"Non amarmi(僕を愛さないで)"をサンレモ出場時の映像で。『同情や憐みから好きになるとリスクがある』ことを示唆して"僕を愛するな"と制するその歌詞は、全盲のAleandro Baldiの実体験に基づいたような世界観で、大きな衝撃をイタリア社会に与えました。
残念ながらFrancesca Alottaがオバチャン顔で楽しめないので、最近のTV番組でLuisa Corna(ルイーザ・コルナ/43/Brescia近郊出身)とのデュエット映像も紹介しました。Luisa Cornaはモデル出身だけあって、スタイル抜群の美人顔。おまけに司会も務めるし、メチャクチャ歌唱力があるシンガー&ダンサーでもあるという『天はいくつも与えた』と感じさせる才女。
しかもこのTV番組は、イタリアが生んだ名デュエット曲を、LuisaとAleandroの2人で次々とカバーして披露するという美味しい企画番組です。
LuisaがAleandroと"Non amarmi"を歌った後、『この曲ってJennifer Lopez(ジェニファー・ロペス)とMark Anthony(マーク・アンソニー)にカヴァーされたのよねぇ?』と問いかけます。
そう7年後の1999年になって"No me ames"というタイトルでスペイン語の歌詞が付けられ、プエルト・リコ出身の2人の歌手にカヴァーされて、世界的に大ヒットすることになったのです。Jennifer Lopezのデビューアルバムに収められた3番目のシングルカット曲だったことに加え、このデュエットがきっかけとなって、Jennifer LopezとMark Anthonyが熱い恋愛関係に発展し、数年後に結婚したエピソードが、この曲を『情熱的なラヴソング』とイメージさせることに一躍買ったようです。
ちなみに東京ディズニーランドのイベント・ショー『Minnie Oh! Minnie』のステージでも、この曲がラテン・アレンジで毎日のように披露されていた事は、驚愕の事実。
こうして後に世界的なヒットに育つ曲を書いたAleandroですが、その成功をまだ予見できなかった1994年のサンレモ音楽祭に再出場するや、総合優勝を果たしてしまいます。ちなみにこの年のGiovani部門の優勝はAndrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ/50/Pisa近郊出身)ですから、供にイニシャルが『A.B.』の2人の盲目歌手の優勝、という象徴的な結果となったのが1994年のサンレモ音楽祭でした。
この美し過ぎる楽曲"Passerà(過ぎ去るだろう)"もまた、10年後の2004年にIl Divo(イル・ディーヴォ)によってカヴァーされて全世界でヒットする、という栄冠に輝くことになります。
さて、そんなソングライター冥利に尽きる幸運に恵まれたAleandroの新作アルバム「Liberamente tratto」(2007)は、幾分Jazz色が強くなったテイストでリリースされました。そんなジャジーな楽曲から"Quando corro(僕が走る時)"を、ライヴ映像で。カーヴド・ソプラノ・サックスの陶酔感のある演奏も楽しめます。
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ベテランの
最後は、3枚組みアルバムをリリースした直後、新たにその続編というか番外編3枚組みをリリースした

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