2017年・年間アルバムチャート首位に輝いたのは、『Comunisti col Rolex(意:ロレックスをした共産主義者)』(2017)。演じたのはいつもソロで活動している2人のラッパー、J-Ax(ジェイ・アックス/46歳/Milano出身/元Articolo31) とFedez(フェデツ/29歳/Milano出身)がコンビを組んだユニットで大きな栄冠に輝いた。

同アルバムは後にmultiplatinum editionが発売された。オリジナルのスタジオ録音盤+ボーナストラック5曲、ライヴCD、ライヴDVDの3枚組で、この記事執筆時では価格から考えてもmultiplatinum editionを購入するのがお奨め。

ラッパー2人組のアルバムといっても、ゲスト参加の歌手がたくさんいるので、全く飽きることがなく聴ける点でもお奨めだ。しかもDVDに収録されたMilano公演にもたくさんのゲスト歌手が出演している点も見どころだ。
収録されているライヴに残念ながら出演していないのは、Alessandra Amoroso(アレッサンドラ・アモローゾ)。シングル第3弾「Piccole cose(意:小さな事がら)」。
※当サイトでのAlessandra Amorosoの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Alessandra_Amoroso
multiplatinum editionのボーナストラック「Sconosciuti da una vita(意:人生のための見知らぬ人々)」は同アルバムから5枚目のシングル曲となった。
ライヴは「Musica del cazzo(意:クソくだらない音楽)」で幕を開け、2曲目に「Senza pagare(意:支払いせずに)」に続く。
ライヴに登場する最初のゲストはNek(ネック)で「Anni luce(意:光の年月)」を共演。さらにStash(スタッシュ/The Kolorsのヴォーカリスト/サンレモ音楽祭2018出場)とカンタウトリーチェのLevante(レヴァンテ)を迎えて「Assenzio(意:ニガヨモギ)」。ここではオリジナルのヴィデオクリップを貼っておく。
※当サイトでのNekの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Nek
さらにベテランLoredana Berte`(ロレダーナ・ベルテ)を迎えて「Allergia(アレルギー)」、そしてFedezが2015年にソロでNoemi(ノエミ)と共演した問題作「L'amore Eternit(意:エテルニット愛)」をJ-Axを交えて3人で披露。ここではオリジナルのヴィデオクリップを貼っておく。70年代に実在したEternit社のアスベスト問題をテーマに産業廃棄物に人類が侵されていくSF仕立ての意欲作となった。
※当サイトでのLoredana Berte`の紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Loredana_Berte`
J-Axが2015年にソロでNina Zilli(ニナ・ズィッリ)と共演した「Uno di quei giorni(意:あの頃の日々のひとつ)」をFedezを交えて3人で披露。ここではオリジナルのヴィデオクリップを貼っておく。
※当サイトでのNina Zilliの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Nina_Zilli
Amici出身の巨漢Sergio Sylvestre(セルジォ・シルヴェストレ/アメリカ生まれのメキシコ&ハイチのハーフ。後にPuglia州に移住)を迎えて「L'Italia per me(意:僕にとってのイタリア)」。そしてJ-Axが2015年にソロでIl Cile(イル・チーレ)を迎えて発表した「Maria Salvador(マリア・サルヴァドル)」をFedezを加えた3人で披露。Il Cileはソロ活動に加え作曲家として大活躍中(今ではNegritaの重要な共作者)のカンタウトーレ。ここではオリジナルのヴィデオクリップを貼っておく。
※当サイトでのIl Cileの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Il_Cile
ライヴのエンディングは同アルバムからの1stシングル曲となった「Vorrei ma non posto(意:僕は欲しいけど場所が無い)」。ここではオリジナルのヴィデオクリップを貼っておく。
40代半ばでイタリアRapの先駆者のひとりのJ-Axに対して20代後半ながら絶大な人気を博す若手ラッパーの旗手Fedez。Fedezに至っては上半身はハイネックシャツを着ているかのように見えるほどタトゥだらけのルックスなのだが、ライヴ映像の中では常にJ-Axに敬語で喋っているのにはギャップ萌えしてしまう。イタリア人同士は年齢差があってもすぐにタメ口になるのが普通なのに。
※当サイトでのJ-Axの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/J-Ax
※当サイトでのFedezの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Fedez
注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2018年に達する年齢で表記。


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