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Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Banco

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTAにご参加ください。Festa情報→https://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第203回イタリアPOPSフェスタ(2022年10月)レポート(日本盤CD・対訳の世界Vol.2)

好評につき『日本盤CD・対訳の世界第2弾』として開催。イタリアPOPS日本盤の歌詞対訳や原文翻訳、解説などの実績を持つ当フェスタ主宰のYoshioAntonioの経験の中から、特に心に残った歌やその歌詞のポイント、知っておきたいアーティストのエピソードやこぼれ話を紹介するスペシャル企画。楽曲が表現している世界観を説明するだけでなく、一聴しただけでは聞き漏らしてしまうような細部にもスポットを当て、公共の場所では発言したり書けないことにも言及した内容となった。
YoshioAntonio CD

このWebレポートでは、(閉ざされた空間ではない故)要点だけを簡単に触れるだけに留めておく。


バンコことBanco del Mutuo Soccorso(バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ)のデビュー50周年記念盤『オルランド〜愛のかたち(Orlando:Le forme dell'amore)』(2022)から。
Banco del Mutuo Soccorso - Orlando-Le forme dell'amore(2022)-0

リリース記事
https://piccola-radio-italia.com/archives/52369767.html

本作はイタリア・ルネサンスを代表する叙事詩のひとつ『狂えるオルランド(Orlando furioso)』(L.アリオスト作)を題材にしたコンセプトアルバム。ダンテ『神曲』の3倍のヴォリュームがあり、J.R.R.トールキン『指輪物語』の500年も前に、空駆ける馬や透明人間になる指輪などを登場させていたと言う事実には改めて着目するに値する。

イタリアでは、文学を学ぶ者ならば必読とされている作品であるし、ヴィヴァルディによるオペラ作品や子供向けに編集されたものも出版されており、その中に収められた数あるエピソードのいくつかは知っているのが常識といえるものの、日本では知名度が低いのが残念。

バンコがなぜデビュー50周年の節目にこの原作のオマージュとなるコンセプトアルバムを手掛けることにしたのか?などは、バンドリーダーVittorio Nocenzi(ヴィットリオ・ノチェンツィ)自身による詳細な解説&モノローグ&歌詞の日本語訳も掲載されている日本盤を入手しないと、多くの日本人はこの作品の醍醐味を半分も味わえないということは断言できる。

原作は異教徒(イスラム教徒)との争いなどを通して、男女の恋愛・失恋、人間愛などを描き出し、全編を通して“普遍的な愛”を語っているが、この叙事詩が生まれた500年後の現代でも西洋と中東が対立・衝突をしているという事実に際し、現代における様々な “暴力” に立ち向かうために、バンコの面々は実に9年もの歳月を費やして作品の完成とリリースを成し遂げたそうだ。

ただしバンコの本作は、『狂えるオルランド』の単なるロックオペラではない。原作と設定を変え、 “架空の時代”、“海水が干上がった地中海” としているところが、作品を鑑賞する際のキモとなっているところに注意されたい。

海水が干上がった地中海に残ったのは淡水の泉がひとつだけ。当然、水の支配・利権を巡って、争いが起きることになる・・・・その世界観を最初に提示してくれるのは、アルバムの2曲目に収録された「赤い平原(La pianura rossa)」だ。

登場するのは水の番人(=西洋人)、渇いた者(=イスラム教徒)、魔法使いの3者で、それぞれのセリフ・言い分を楽曲アレンジを変化させて表現しているのが見事だ。ギタリストによるギターバトルはもちろん戦いのシーンを表現している。


Joe Barbieri(ジョー・バルビエリ)『愛おしき記憶(Tratto da una storia vera)』(2021)はコロナ禍に制作されたことで、むしろアーティスト自身の内省的な部分が美しい形で結晶化したともいえる傑作と言えるだろう。
Joe Barbieri - Tratto da una storia vera

リリース記事
https://piccola-radio-italia.com/archives/52343164.html

そのライヴ盤『愛おしき夜(Tratto da una notte vera)』(2022)もリリースされたばかり。

Festaでは「天気予報(Previsioni del tempo)」をピックアップして紹介。

冒頭の歌い出しで、コロナ禍で直接会えていない男女の会話と思えるパートの解釈が重要で、イタリア語の“tempo(テンポ)”が、“時”と“天気”の2つの意味を持つために会話が嚙み合わない男女の様子が描かれている。“君のところの天気(tempo)はどう?”と訊く男に対して、“あなたと過ごせる時間(tempo)は貴重だわ”と答える女。そんな会話が嚙み合わないカップルなのに、サビでは再会できる日を願う美しい想いが綴られているのが、聴く者に限りない陶酔感を与えてくれることだろう。


BS日テレの人気番組『小さな村の物語 イタリア』で流された楽曲のコンピレーションアルバムが何タイトルかリリースされていて、どれもがベストセラーとなっているが、その中から『小さな村の物語 イタリア 音楽選集〜イタリアン・ポップスとカンツォーネ100曲〜』(2019)に収められたL'Aura feat.Max Zanotti(ラウラ・ft.マックス・ザノッティ)の「あなたのために E` per te」(2007)。
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リリース記事
http://piccola-radio-italia.com/archives/52305513.html

人生の中で落ち込むようなことは誰しも・何度も訪れるものだが、筆者はこの曲を聴くととても癒されるという個人的な理由でピックアップした。歌詞の内容のそうした場面にぴったりの内容であることはもちろんだが、ゲストのマックス・ザノッティのヴォーカルに不思議な癒しの成分が含まれているように感じるのだ。


番組名こそ冠しなかったものの、そのジャケットデザインが『小さな村の物語 イタリア』のオープニング映像を思い起こさせるコンピレーションアルバム『瞳はるかに~魅惑のイタリアン・ポップス』(2018)。
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リリース記事
http://piccola-radio-italia.com/archives/52292389.html

収録されたSandro Giacobbe(サンドロ・ジャコッベ)「禁じられた園(Il giardino proibito)」(1975)は、究極のラヴソングのようなサビを持つ楽曲だが、中身はカノジョの親友と浮気した男の苦しい言い訳が綴られている、というのが面白いところ。それを単なるゲス男の歌と聴き捨ててしまうとこの楽曲の魅力が損なわれてしまう。

そうこの楽曲のタイトルは、“エデンの園”を意味しており、キリスト教における“原罪”という概念のもととなった、失楽園のエピソードを予備知識として持っておくことが、作品鑑賞の上では重要となる。

エデンの園にある禁断の果実をアダムとイヴは口にしてしまう。それを神に問い詰められた時、アダムは「イヴに勧められたから・・・・」、イヴは「蛇に勧められたから・・・」とそれぞれ責任転嫁の言い訳をした。これがいわゆるキリスト教における“原罪”であり、禁じられたモノに自らの意志で手を出したこと自体も罪だが、それを反省せずに他に責任転嫁するのも罪なのだ。

楽曲の中での主人公の男はまさにアダムのように、“僕のせいじゃないんだ、あのコが・・・”と苦し言い訳を重ね、“運命には逆らえない”と開き直り、その舌の根も乾かないうちに、サビは美しいラヴソングのように“僕の心にはいつも君がいる。今は君だけだ”と歌っているのだ。


PFMことPremiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ)の『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』(2010|日本盤:2014)は、ファブリツィオ・デ・アンドレの『La buona Novella(意:福音書)』(1970)を丸ごとPFMがカヴァーした作品。
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リリース記事
http://piccola-radio-italia.com/archives/52129475.html

と言っても単なるカヴァーではなく、デ・アンドレ版のバックを務めたのがQuelli(クエッリ)で、これは後にPFMとなる前身バンドであるという点が重要なのだ。

デ・アンドレによる原作は、“福音書”と言うタイトルではあるが、その中身は聖書に収められなかった“聖書外伝”であり、様々な理由でキリスト教会から正典として認めてもらえなかったエピソードばかり。ここがこの作品の最も面白いところ。もちろん正典である聖書に収められた重要なエピソードを知ったうえで、日本語対訳を読むことでこの作品の理解の大きな助けになることは間違いない。PFMによるカヴァーとは言え、デ・アンドレ作品の日本語訳がリリースされたことはとても重要である。

Festaで紹介したのは「マリアの少女時代 挿入曲:誘惑(L'infanzia di Maria incluso La tentazione)」だ。正典となる聖書の中ではマリア様の幼少のエピソードはほとんどないのだが、外伝にはその記録があったということがとても興味深いことだ。

マリア様が3歳の時にまるで貢物のように協会に捧げられて出家させられていたこと、12歳で初潮が訪れた時に不浄の存在とされ、教会から追い出すために夫募集が行われたこと、その夫候補たちはマリア様を欲情の目で見ていたことなど、なるほど、これは正典には入れてもらえないはずだ、と納得できる話ばかりだ。さらには最終的に夫に選ばれたヨセフ様は、自分の遺伝子を持たない子を身籠った娘を押し付けられたことに耐えられず、仕事にかこつけて家出して4年も帰って来なかったことなど、とても人間臭い感情を持っていたことも描かれている。ここではオリジナルのデ・アンドレのライヴ映像を貼っておこう。


BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」の公式音楽集の一般流通版第1作となったアルバム『小さな村の物語 イタリア 音楽集(2013)』(2013)
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リリース記事
http://piccola-radio-italia.com/archives/52068509.html

ここからピックアップしたのは、Mietta(ミエッタ)& Amedeo Minghi(アメデオ・ミンギ)の師弟デュオでサンレモ音楽祭で披露された「風の旅立ち(Vattene amore)」(1990)。歌詞中にはいくつかの造語や伏線が貼られているのがこの楽曲の面白いところであり、一番注目されて流行したのが“trottolino amoroso(トロットリーノ・アモローゾ)”という造語だ。

“trottolino”の語幹となっている“trottola”は玩具の独楽を意味しており、それを男性形にしてさらに縮小辞“-ino”つけたもの。転じて“(独楽のように)落ち着きのない小さな男の子”を意味するのだが、それに“amoroso(意:愛すべき・愛しの)”を付けたことで、愛しい男性に向けて女性が母性本能を込めて呼びかける新しい言葉として流行したのだ。


『永遠のイタリア音楽全集』(2013)から。
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リリース記事
http://piccola-radio-italia.com/archives/52077026.html

選曲したのはABBAが結成にあたってモデルとしたと言われるRicchi e Poveri(リッキ・エ・ポーヴェリ)の初期の楽曲「桜の少女(Un diadema di ciliege)」(1972)

立身出世を夢みて、恋人を故郷に残して都会に出ていく青年の話なので、イタリア版「木綿のハンカチーフ」(1975)とも言える内容の楽曲だが、イタリアの方が先に発表されているので、「木綿のハンカチーフ」の方を日本版「桜の少女」と言う方が正しいかもしれない。ボブ・ディランの「スペイン革のブーツ(Boots of Spanish Leather)」(1964)の方が先だという説もあるが、ボブ・ディランのは女性が故郷を出ていき、男性が待つという逆の設定だ。

「木綿のハンカチーフ」の方では、男性が都会に染まって返って来ず、結果、2人の関係は終わるという結末だが、「桜の少女」の結末は全く異なり、故郷に呼び戻された青年がそこで目にしたのは・・・・天使によって天空に連れていかれる彼女の姿・・・そう彼女は亡くなってしまったのだ。


『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)から。
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リリース記事
http://piccola-radio-italia.com/archives/52077016.html

Marcella(マルチェッラ)のサンレモデビュー曲にして出世作「青い山脈(Montagne verdi)」(1972)は、実兄Gianni Bella(ジァンニ・ベッラ)が書く豊かなメロディ、オーケストラの魔術師Franco Monaldi(フランコ・モナルディ)が施した情緒豊かなアレンジも光るが、名匠Giancarlo Bigazzi(ジァンカルロ・ビガッツィ)が書いた詞に着目して紹介。

田舎から都会に出ていった少女が恋を通して大人の女に成長していく過程を切り取って描いた作品で、故郷シチリアから歌手を目指して大都会ミラノに出てきたMarcellaの境遇と重ねてイメージできる傑作だ。

1番の歌詞では、故郷の風景の描写に意図的に遠過去を用いており、南部出身の少女であることを悟らせてくれる。※イタリア語の遠過去は、南イタリアではフツウに使われるが、北部イタリア人は日常会話で使わないため、すらすら話せない話法である。

サビから2番の歌詞にかけては、北イタリアで話される近過去で歌われることから、少女がどんどん都会的になっていく変化が表現されているのだ。

この変化のニュアンスが対訳の中で充分に表現できないところが翻訳者としてはもどかしいところ。イタリア語中級以上の学習者には、良い教材となる楽曲のひとつ、といっても良いだろう。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2022年に達する年齢で表記。

バンコ『オルランド〜愛のかたち』(2022)

Banco(バンコ)ことBanco del Mutuo Soccorso(バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ)のデビュー50周年記念の新作スタジオ録音アルバムの日本盤が発売に!

Banco del Mutuo Soccorso - Orlando-Le forme dell'amore(2022)-0

邦題:『オルランド〜愛のかたち』
原題:『Orlando:Le Forme dell’Amore』
発売日:2022.09.23
価格:¥2,500+税
品番:SICP-31554

イタリアのロックバンドの中で世界中でトップクラスの知名度と活動歴を誇るバンコ。衝撃的にして永遠の名作として知られる1972年発表の1stアルバム(通称:貯金箱)から50年後の発売となる記念すべき節目となる本作は、奇しくも1stアルバムの冒頭の曲のモチーフを受け継ぎ、深堀した完全新作オリジナルアルバムとなり、リアルタイムで日本発売となった。

そのモチーフとは、イタリア・ルネサンス期を代表する叙事詩『狂えるオルランド』。日本での知名度は今ひとつな作品だが、イタリア本国では、文学を学ぶものなら知らぬ者はいない、というほどの有名作品。原作は異教徒(イスラム教徒)との争いなどを通して、男女の恋愛・失恋、人間愛などを描き出し、全編を通して“普遍的な愛”を語っていることで知られている。

この叙事詩が生まれた500年後の現代でも西洋と中東が対立・衝突をしているという事実に際し、現代における様々な “暴力” に立ち向かうための重要な使命をバンコの面々は感じ、音楽を平和創造の道として現代人に提示することが、常に平和主義・半軍国主義を掲げてきたバンコの50周年を祝う作品として相応しいと思い、実に9年もの歳月を費やして作品の完成とリリースを成し遂げたそうだ。

※実は前作『トランシベリアーナ〜シベリア横断、人生の旅路』(2019)の方が、本作より後から着手したものの、先にリリースした作品となっている。

ただしバンコの本作は、ルネサンス時代の叙事詩『狂えるオルランド』の単なる音楽版ではない。原作と設定を変え、 “架空の時代”、“海水が干上がった地中海” としているところが、作品を鑑賞する際のキモとなっているところに注意されたい。

海水が干上がった地中海に残ったのは淡水の泉がひとつだけ。当然、水の支配・利権を巡って、争いが起きることになる・・・・この前提を頭に入れた上で作品を鑑賞し、日本盤にのみ掲載される対訳を読めば、その世界観がよく判ると思う。

【収録曲】

  1. プロローグ (Proemio)
  2. 赤い平原 (La pianura rossa)
  3. 今、オルランドが求められている (Serve Orlando adesso)
  4. もう愛を恐れない (Non mi spaventa piu` l'amore)
  5. 震える必要はない (Non serve tremare)
  6. 世界中の見捨てられた旗 (Le anime deserte del mondo)
  7. 幸福な島 (L'isola felice)
  8. 陰口 (La maldicenza)
  9. 落つべきか、飛ぶべきか (Cadere o volare)
  10. 騎士(パラディン)(Il paradino)
  11. 愛は自ら訪れるもの (L'amore accade)
  12. 月を信じるな (Non credere alla luna)
  13. 組曲<月> (Moon suite)
  14. なぜ君がここに (Come e` successo che sei qui)
  15. 永遠とは何か (Cosa vuol dire per sempre)

【メンバー構成】
Vittorio Nocenzi(ヴィットリオ・ノチェンツィ/P, Key, Vo/1968年〜)
Filippo Marcheggiani(フィリッポ・マルケッジァーニ/Gt/1994年〜)
Tony D’Alessio(トニー・ダレッシオ/Vo/2016年〜)
Nicola Di Gia`(ニコラ・ディ・ジァ/Gt/2012年〜)
Marco Capozi(マルコ・カポズィ/Bs/2016年〜)
Fabio Moresco(ファビオ・モレスコ/Ds/2016年〜)

バンド創始者&リーダーのヴィットリオ・ノチェンツィによるセルフ解説(翻訳担当:本サイトのYoshioAntonioこと磐佐良雄)と全曲の歌詞・対訳付き。

Banco del Mutuo Soccorso - Orlando-Le forme dell'amore(2022)-02


イタリア本国ではB.M.S.の略称でも呼ばれる1972年デビューのロックバンド。デビュー当時はブームまっただ中のプログレッシヴ・ロックのサウンドで傑作を数々残し、その後も時代の流れに則してサウンドを変化させて活動し続けた長寿バンド。イタリアでは無名に近いプログレバンドが多いが、Bancoは本国でも広い知名度を誇る点で、イタリアを代表するロックバンドのひとつと言っても良いだろう。

2014年に看板ヴォーカリストFrancesco Di Giacomo(フランチェスコ・ディ・ジャコモ)が交通事故で急逝し、長い活動歴の中で最も大きなバンド存続の危機に陥ったが、前作から実力派の新メンバーを迎えた6人体制で活動している。

※当サイトでのBancoの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Banco

第168回イタリアPOPSフェスタ(2019年8月)レポート(第1部:Banco, Francesco Renga)

1960年代から活動するRomaのバンドBanco del Mutuo Soccorso(バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ)。日本では特に1970年代の作品が評価され、プログレ・ファンに知名度が高い。イタリア本国ではプログレ期後も商業的に成功し、イタリアを代表する大御所バンドのひとつとして知名度も高い。

近年は相次ぐメンバーの急逝で存続の危機に瀕していたが、創立メンバーのVittorio Nocenzi(ヴィットリオ・ノチェンツィ)を中心に25年ぶり14枚目の新作アルバム『トランシベリアーナ〜シベリア横断、人生の旅路 Transiberiana』(2019)をリリース。イタリア本国とほぼリアルタイムで日本盤も発売された。日本盤紹介記事参照→http://piccola-radio-italia.com/archives/52309261.html
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邦題のサブタイトルが示す通り、シベリア横断鉄道でヨーロッパ側から太平洋側までの旅路を人生に例えたコンセプトアルバムに仕上がっている。全曲をVittorioと息子Michelangelo(ミケランジェロ)の親子Nocenziで共作。

音楽ジャーナリストとVittorio自身のペンによる楽曲解説もたっぷり掲載されており、日本盤には歌詞を含め解説にも日本語訳が付くので、ぜひ日本盤の入手をお奨めする。

サウンドはもちろん往年のプログレ的ではないものの、確かなテクニックに裏打ちされた安定感とスリリングさが共存したシャープなロックに仕上がっている。伝統的にヴォーカルにも重きを置くバンドなだけに、イタリアPOPSファンにもお奨めしたい。

組曲「地上の星(Stelle sulla terra)」で順調に始まる旅路。しかしドラマにはお約束の障害が発生する。雪原を走る列車は行く手を阻まれるのだ。「予期せぬ出来事(L'imprevisto)」

そして停車した列車から降りて地上に降り立った旅人たちは狼どもに囲まれるピンチに遭遇する。「オオカミの襲撃(L'assalto dei lupi)」

無事に列車は復旧し、シベリア横断の旅路は続く。途中で旅人が目にするのは、旧ソ連時代の強制労働収容所・矯正収容所「グラーク収容所(I ruderi del gulag)」だ。シベリア鉄道に乗った旅人は、こうした過去の遺物たる収容所跡を目にする。そして檻に監禁されることとは?真実とは何か? 自らで考える事の大切さなどに思いを馳せる。

やがて旅人は太平洋側に達し旅は終りを迎える。が、そこから先には"塩の道"が連なっており、さらに旅は続くのだ。。。。

※当サイトでのBanco del Mutuo Soccorsoの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Banco


Francesco Renga(フランチェスコ・レンガ/51歳/Udine出身)は、サンレモ優勝歴を持つカンタウトーレ。ロックバンド出身ながら、何を歌ってもピカイチの歌唱力を誇る。アルバム『L'altra meta`(意:半分のもう片方)』(2019)のプロデュースは敏腕&売れっ子プロデューサーMichele Canova Iorfida(ミケーレ・カノーヴァ・イォルフィダ)。
Francesco Renga - L'altra-meta

「Aspetto che torni(意:君が帰るのを待つ)」はサンレモ音楽祭2019で15位となった楽曲。カンタウトーレBungaro(ブンガロ)が中心となった書かれた楽曲で、サンレモ会期中第4夜ではそのBungaroをゲストに招いてのデュエットも披露された。ヴィデオクリップはTorinoでロケされた。

「L'odore del caffe`(意:コーヒーの香り)」は若手最注目株のひとりUltimo(ウルティモ)ことNiccolo` Moriconi(ニッコロ・モリコーニ/23歳)が歌詞を書いている(作曲はRenga)。彼はサンレモ2018新人部門で優勝。サンレモ2019では惜しくも2位となるほど、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのあるカンタウトーレだ。ヴィデオクリップでは幼馴染みの男女が大きくなって再会し、幼い頃の恋心が成就する話だが、キーアイテムにはスマートウォッチが使われている。子供のころから身に付けていたスマートウォッチを最後は投げ捨てて追っ手から逃げる2人。追っ手は未来社会のタイムパトロールのような感じ。2人はタイムトラベラーだったのだろうか。。。使われている車がホンダCRXなのも注目どころ。

「Prima o poi(意:遅かれ早かれ)」

※当サイトでのFrancesco Rengaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Francesco_Renga


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2019年に達する年齢で表記。

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小さな村の物語 イタリア 音楽選集-s『小さな村の物語 イタリア 音楽選集』(5CD/2019)
制作協力しました。

CD『小さな村の物語 イタリア 音楽集(ライフスタイル編)』(2018)
【2018年12月19日発売】CD『小さな村の物語 イタリア 音楽集(ライフスタイル編)』(2018)
歌詞対訳を監修いたしました!

CD『瞳はるかに~魅惑のイタリアン・ポップス』(2013)
【2018年10月10日発売】CD『瞳はるかに~魅惑のイタリアン・ポップス』
歌詞対訳協力を行いました

『Viva!イタリア Vol.4』『Viva!イタリア Vol.4』【映画の音楽ネタ】

cronaca日伊協会・年刊学術誌『日伊文化研究』第56号(2018年)
「1960年代のイタリア音楽(ポップス)について」掲載

Bell'Italiaイタリア音楽セミナー@ベリタリア

ジリオラ・チンクェッティ2017年来日公演ジリオラ・チンクェッティ2017年来日公演

ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri) / 折り紙(Origami)(2017/日本盤)ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri) / 折り紙(Origami)(2017/日本盤)ライナーノーツを担当

『Viva!公務員(Quo vado?)』(2015)『Viva!公務員(Quo vado?)』(2015)【映画の音楽ネタ】

Camillo Pace - Credo nei raccontiCamillo Pace『Credo nei racconti』(2017)

Max Gazze` a Tokyo 2016Max Gazze`,Zephiro来日公演

NegritaNegrita, Zephiro来日公演

Gianluca Paganelli - DestinoGianluca Paganelli『Destino』(2016/日本盤)

集まれ、イタリア好き!@湘南T-SITE集まれ、イタリア好き!@湘南T-SITE
5/7&5/22映像ライヴ敢行!

Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッシオ)初来日公演Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッシオ)初来日公演!

第3回「イタリアン・ポップス・セミナー 」@日伊協会
2015/7/25開催 第3回『イタリアン・ポップス・セミナー 』@日伊協会

Ligabue a Tokyo2015/2/3 Ligabue来日公演

決定盤!永遠のシャンソンコレクション『決定盤!永遠のシャンソンコレクション』(CD5枚組/日本盤)

第2回「イタリアン・ポップス・セミナー 」@日伊協会
2014/7/26開催 第2回『イタリアン・ポップス・セミナー 』@日伊協会

『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』
【2014年5月14日発売】『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』(CD)
歌詞対訳協力を行いました

PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』
【2014年5月14日発売】PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』(CD)
歌詞対訳協力を行いました

PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』
【2014年2月19日発売】PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』(2CD)
歌詞対訳協力を行いました

シーライトパブリッシング
月例コラム『イタリアPOPSのススメ』

ミュージックラウンドアバウトFM戸塚『ミュージックラウンドアバウト』
雑誌『MusicaVita Italia』特集2013/10/31放送

文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
講師を務めました。

公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
巻頭特集『豊穣なるイタリアン・ポップスの世界』執筆

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『ジリオラ・チンクェッティ/パーフェクト・ベスト』
歌詞対訳協力を行いました

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『永遠のイタリア音楽全集』
歌詞対訳協力を行いました

CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』
歌詞対訳協力を行いました

「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
【2013年5月22日発売】「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
歌詞対訳協力を行いました

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
【2013年2月末発売予定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
歌詞対訳協力を行いました

2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』
2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』でDJ&VJを務めました!

2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)でナヴィゲーターを務めました!

ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
【2012年7月5日発売】ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
歌詞対訳協力を行いました

2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)で講師を務めました!

『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

★秋のイタリア収穫祭★東京ガス
★秋のイタリア収穫祭★東京ガスで音楽コーナーを務めました!

逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
【2011年10月1日発売】逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
歌詞対訳協力を行いました

シーライト パブリッシング
『イタリアPOPSのススメ』連載コラム@シーライト パブリッシング

『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集
NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集で資料映像協力しました

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
【通販限定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
歌詞対訳協力を行いました

世界の音楽情報誌Latina
Claudio Baglioniインタビュー
取材協力いたしました!


【通販限定】VIVA SANREMO! Canzone Collection ビバ サンレモ!〜カンツォーネ・コレクション(CD4枚組/日本盤)
歌詞対訳協力を行いました

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「イタリアン・ポップ・ミュージック 50年の変遷」@PolyCultureClubTokyo

header_logo
シカゴピザ公式サイトでのイタリア音楽コラム執筆(分社化により現在は該当サイト消滅)

Tra te e mare(海のように)/Laura pausini
Tra te e mare(海のように)/Laura pausini(ラウラ・パウジーニ)
ライナーノーツを担当いたしました!

Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
シングル盤リリース時に歌詞注釈を担当いたしました!

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Opera prima(オペラ・プリマ)/Pooh(プー)
日本盤初リリース時にコラム記事を執筆いたしました!

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