最近になって映像が発掘されて公開(日本からは視聴不可)されたTV番組『Tutto e` POP(意:すべてがPOP)』(1972)の全7回分(約7時間相当)から、重要アーティスト登場シーンを抜粋して紹介。本レポートでは日本からでも見られる映像のリンクを一部貼っておくが、非公式アカウントがアップしているものなので、いつまで見られるかの保障はない。

Tutto e pop 1972_1

1970年代初頭を経験したアーティストたちが異口同音に、「70年代初頭に時代のムーヴメントで沸き起こった音楽を“POP(ポップ)”と呼んでいたんだ」と言うので、筆者の中では「前衛的な音楽=POP?」という解釈が成り立っていたのだが、それは一部の面であって、単に“POPのひとつ”に過ぎないことが、この番組を全部見ることで体感できるようになった。

70年代初頭という時代をイタリアという国の視点で見た場合、敗戦後、観光業で驚異の復活を果たした好景気の60年代が過ぎ去り、イタリアは経済破綻。72年ごろはまさに不況の真っただ中。

音楽産業の面から考えると、60年代までは職業作家らが楽曲を書き、大人数のオーケストラを揃えないと、レコーディングもライヴもできなかったが、これには巨額のマネーがかかる。歌い手自らが曲を書き、自分で演奏するカンタウトーレやバンドは、不景気下ではカネがかからなくて売り易い、という構造問題。

そして、当時の若者たちにとっては、情熱を傾けてきた学生運動が夢半ばでついえることが濃厚になった時期であり、敗北感ややるせない気持ちを抱え、より社会的・政治的な要素の濃い文化を求めていた。

かくしてイタリア音楽は1970年ごろを境にガラッと変わることになった。その混沌とした時代の中で蠢いていた様々な方向性を持つ音楽全体を“POP”と呼んでいた、という解釈が最も近いと思う。前出のような時代が求める音楽はもちろん、“POP”の語源のひとつとなった“popolare”つまり民族音楽も、古き良き時代を再解釈したフォルクローレも、オーケストラとバンドサウンド、ロックとジャズ、クラシックとロックなどの“混成(コンタミナツィオーネ)”を試みた、後に“プログレ”の呼称が与えられるバンド音楽も、イタリアに限定せず、地中海を取り巻く国々の要素を“混成”して表現した、後に“地中海音楽”と呼ばれるジャンルなど全てが“POP”だったと解釈できる。

番組には、実に様々なジャンルのアーティストが出演し、中にはその後他のアーティストのレコーディングやライヴなどをサポートする裏方に転身する人物などもおり、どれも興味深いのだが、マニアックに掘り下げるとキリがないので、厳選に厳選を重ねて抽出して紹介。

まずは通称NCCPこと、Nuova Compagnia di Canto Popolare(ヌォーヴァ・コンパニーア・ディ・カント・ポポラーレ / 意:民謡の新しい仲間たち)の「Li ffigliole(意:娘たち)」。外国人には単に民謡のように聴こえるが、グループ名に“Nuova(新しい)”がついていることもあり、新しい感覚や解釈で演奏しているはず。
https://youtu.be/g7X5ksUjuhQ

※当サイトでのNuova Compagnia di Canto Popolareの紹介記事
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Gigliola Cinquetti(ジリオラ・チンクェッティ)は60年代に彗星のごとく登場して、カンツォーネ・ブームを牽引するスターとなったが、この時期に彼女がこぞってリリースしたのは、古いイタリアの伝承歌やフォルクローレ、戦前&戦中のヒット曲のカヴァーなどを集めたアルバム群。彼女がイタリア本国で単なる流行歌手として使い捨てされずに済んだのは、この活動が“POP”であったおかげ。「Camminando sotto la pioggia(意:雨の下を歩きながら)」は1942年のTrio Lescano(トリオ・レスカノ)のカヴァー。
https://youtu.be/3tp055yZ6IY

Gigliola Cinquetti - Tutto e pop

※当サイトでのGigliola Cinquettiの紹介記事
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Nuova Idea(ヌオーヴァ・イデア / 意:新しい考え)の「Svegliati Edgar(意:目覚めよエドガー)」。キーボードのGiorgio Usai(ジョルジョ・ウザイ)は後にイタリアを代表するロックバンドNew Trolls(ニュー・トロルス)のメンバーに引き抜かれることとなる。

Nuova Idea - Tutto e pop

Simon Luca(シモン・ルーカ)の「Per proteggere l'enorme Maria(意:偉大なマリアを守るために)。Simon Lucaはビッグネームとはならなかったものの、当時の彼の元には後にイタリア音楽界で大活躍する人材が集まっていた。Simon Lucaの隣でギターを奏でるのはRicky Belloni(リッキー・ベッローニ)。後に前出のNuova Ideaを経由してNew Trollsの一員となるキーパーソン。ヴァイオリンには後にPFMにも呼ばれ、音楽プロデューサーとしても成功するLucio Fabbri(ルーチョ・ファッブリ)、コーラスには後にCrampsレーベルを代表するカンタウトーレEugenio Finardi(エウジェニオ・フィナルディ)などを擁している。

Simon Luca - Tutto e pop

再びNuova Compagnia di Canto Popolareで、今度はEugenio Bennato(エウジェニオ・ベンナート)がリードヴォーカルを取る「Madonna tu mi fai lo scorrucciato(意:聖母マリアは僕をうんざりさせる)」。Eugenio Bennatoは、ナポリのベンナート3兄弟の次男で、長兄はイタリアを代表する永遠のロックンローラーEdoardo Bennato(エドアルド・ベンナート)。末弟は音楽プロデュースに軸足を置く活動をしている。たった2歳違うだけの兄弟が全く異なる音楽に身を捧げ、それぞれの分野を代表するアーティストとして大成するというのは、おとぎ話の様な真実の物語。
https://youtu.be/TB3w-xUvh34

NCCP - Tutto e pop

Patrick Samson(パトリック・サムソン)の「Ballerai(意:君は踊るだろう)」。彼はイタリア人ではなく、レバノン人。そう“POP”という範疇には、イタリアに限らず、地中海に面する国々との混成もその対象であることが判る。彼はフランスに渡ったのちイタリアに活動の場を移して活動した。近年ではMika(ミーカ)が同じ足跡を辿っている。両者ともすぐにイタリア語を習得し、Patrickも全く違和感を感じさせないイタリア語曲となっているのが驚き。しかもホーン・セクションを重用したカッコいいサウンドがおしゃれだ。
https://youtu.be/dyPje1UNKvM

Patrick Samson - Tutto e pop

Stormy Six(ストーミー・シックス)の「Pontelandolfo(意:ランドルフォ橋)」。後にプログレサウンドに変身するバンドだが、この時点ではまだフォーク・グループとしてのサウンド。イタリア国内では商業的に成功したとは言いがたいグループなので、映像は今までほとんど発掘されていない。筆者も動くStormy Sixを初めて見る体験となった。

Stormy Six - Tutto e pop

Formula 3(フォルムラ・トレ)の「Storia di un uomo e di una donna(意:ある男とある女の物語)」。時代の寵児Lucio Battisti(ルーチォ・バッティスティ)のもとに集まったミュージシャンたちが結成したトリオ・バンドだが、通常のトリオ・バンドの編成と異なり、ベースが居ないバンド。でもキーボード奏者のGabriele Lorenzi(ガブリエレ・ロレンツィ)が左手でベースラインを奏でているので、サウンド的には何の違和感も感じさせない。リーダーのAlberto Radius(アルベルト・ラディウス)曰く、このキーボード奏者を見つけたから、バンドにベーシストを置く必要がないと判断したそうだ。そのAlberto Radiusは、他にもいろいろなアーティストのサポートメンバーを務め、1974年にスーパーバンドIl Volo(イル・ヴォーロ)のメンバーとなり(Gabriele Lorenziも)、やがてソロ・カンタウトーレとしても成功するイタリア音楽界の重鎮ミュージシャンとなった。
https://youtu.be/Q7OcWoG26rs

Formula 3 - Tutto e pop

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Wess e Dori Ghezzi(ウェス・エ・ドリ・ゲッツィ)のデビュー曲「Voglio stare con te(意:私はあなたといたい)」は英語曲「United We Stand」(by Brotherhood of Man)のイタリア語カヴァー。ヨーロッパで人気を博した米ミュージシャンRocky Roberts(ロッキー・ロバーツ)のベーシストとして活動していたWessは、Rocky Robertsがイタリアに定住&帰化することで、自身もイタリアを活動の拠点にすることを決めた。この曲をリリースするにあたって、既に60年代に歌手デビューしていたDori Ghezziに白羽の矢を立ててデュオを結成。1979年に解散するまで、両者にとって大きな人気と実績を獲得することとなった。Dori Ghezziはイタリア人にとっての精神的ヒーローともいえるFabrizio De Andre'(ファブリツィオ・デ・アンドレ)の後妻となり、さらに存在感を増す人物となる。
https://youtu.be/bAy98k4K3pw

Wess e Dori Ghezzi - Tutto e pop

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Pooh(プー)の「Nascero` con te(意:君と共に僕は生まれるよ)」。Poohの初期のヒット曲にして、50年間の活動に終止符を打つまで、彼らの数あるヒット曲として必ずコンサートで演奏され、会場中が大合唱となる定番曲となる。まだRiccardo Fogli(リッカルド・フォッリ / ベース)が在籍していた頃の映像で、ドラムスがValerio Negrini(ヴァレリオ・ネグリーニ)からStefano D'Orazio(ステーファノ・ドラツィオ)に交代して間もない頃。この2人が顔を揃えていた期間がほぼ1年強なので(73年にRiccardo脱退)、貴重な映像のひとつ。
https://youtu.be/uC36Ys0b0gM

Pooh - Tutto e pop

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フランスのシャンソン界の偉人Leo Ferre'(レオ・フェレ)。普段はもちろんフランス語で歌うレオ・フェレだが、実は彼はフランスではなくモナコ公国の出身。地理的にイタリア語の放送も入るエリアなので、イタリア語にも支障はなく、当時イタリア語のみで歌唱したアルバムをリリース。シャンソン界に革命を起こした名曲「Avec le temps(アヴェック・ル・タン)」のイタリア語カヴァー「Col tempo(意:時と共に)」そして「Piccina(ピッチナ)」を披露。そう、モナコ公国も地中海に面した国のひとつだ。

Leo Ferre - Tutto e pop

Al Bano e Romina Power(アル・バーノ・エ・ロミナ・パワー)の「Taca taca banda」。60年代から活動しているAl Banoが、著名なハリウッド俳優のタイロン・パワーの娘ロミナ・パワーを見染めて結婚し、イタリアを代表するオシドリ夫婦デュオとして大成するのだが、この時期はまだそのデュオのデビュー前(正式デビューは75年)。なので、スポット的なプロジェクトだったと考えると、これもまた貴重な映像。ロミナの母がタイロンと離婚し、新しい生活拠点をイタリアにしたことで、ロミナのきょうだいもイタリアに。それ故、この映像にはロミナの妹Taryn(タリン)もメンバーとして参加している。
https://youtu.be/z4IJEuxVtMM

Al Bano e Romina Power - Tutto e pop

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Marcella(マルチェッラ)の「Sole che nasce sole che muore(意:昇る太陽、沈む太陽)。同年のサンレモ音楽祭に初出場し、後の彼女の代表曲となる「Montagne verdi(意:緑の山々)」を披露した直後に発表したシングル曲で、サウンドはガラリと変わり、アグレッシヴなロック・サウンドと、優雅なオーケストラサウンドをミックスした名演のひとつ。当時はまだ演奏者をクレジットする慣習がなかったので、未だにロック・パートの演奏者は不明だが、後に彼女のバックを務めるアーティストたちがスーパーバンドIl Voloを結成する面々なので、この曲も彼らと想定できる。売り出し中の若きポップス歌手の曲なのに、ロック・テイストのフルートを前面に押し出しているサウンドも斬新だ。Marcellaはインタビューに答えて、シチリアは地理的にも歴史的にも地中海の文化交易の中心地だったと答えている(Marcellaはシチリア州出身)。
https://youtu.be/rY-m5fDlHUU

Marcella - Tutto e pop

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Adriano Pappalardo(アドリァーノ・パッパラルド)の「E` ancora giorno(まだ昼間だ)」は、Mogol-Battisti作品で、Battistiの元に集まった若手アーティストの中で突出したR&Bやソウルのテイストを持った歌手だったのがAdriano Pappalardo。
https://youtu.be/_SDhktnkGS8

Adriano Pappalardo - Tutto e pop

Le Orme(レ・オルメ)の「Una dolcezza nuova(意:新たな優しさ)」は、この時期はアヴァンギャルドなサウンドを展開していたギター抜きトリオ。ベースのAldo Tagliapietra(アルド・タリアピエトラ)の透き通った無機質なヴォーカルがハマると中毒性を持つようになるのは間違いない。クラシカルなピアノを奏でるTony Pagliuca(トニー・パリューカ)は独学で鍵盤を覚えたという鬼才だ。
https://youtu.be/WuZ3gN82WCY

Le Orme - Tutto e pop

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Flora Fauna e Cemento(フローラ・ファウーナ・エ・チェメント)の「Mondo blu(意:青い世界)」。ギター&ヴォーカルのMario Lavezzi(マリオ・ラヴェッツィ)が結成したポップロックグループで、女性ヴォーカルのひとりMara Cubeddu(マーラ・クッベッドゥ)は、後にLucio Battisti作品の中で重要なデュエット相手を果たすようになったり、Daniel Sentacruz Ensemble(ダニエル・センタクルス・アンサンブル)のリード・ヴォーカリストとして、世界的なヒット曲を飛ばすようになる。1974年にはソロデビュー前のGianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ)が在籍していたグループであることも特筆する点だ。リーダーのMario Lavezziは脱退後スーパーバンドIl Voloのツインギターのひとりとなり、その後はソロ・カンタウトーレ活動と並行して、作曲者・プロデューサーとして大成した人物。彼のプロデュースにより業界に存在感を示すことに成功したアーティストは、Loredana Berte(ロレダーナ・ベルテ)、Alexia(アレクシア)、21世紀のOrnella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)など、枚挙にいとまがない。
https://youtu.be/l428foEQwBk

Flora Fauna e Cemento - Tutto e pop

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Osanna(オザンナ)の「Animale senza respiro(意:息のない動物)」は、1975年になってアルバム『Palepoli(パレポリ)』に21分もの大作として収録される楽曲で、その3年も前にこの番組で短いヴァージョンながらも披露されていたことも驚きだ。当時のアヴァンギャルドな音楽活動の最先端だったともいえるバンドで、とかくそのおどろおどろしいサウンドと異様なメイクに注目が集まるが、知れば知るほど意外にもナポリの伝統をしっかり踏まえていることが判ってくる。歌入り作品はナポリ語のものも多いし、元Showmen(ショウメン)でJames Senese(ジェームズ・セネーゼ)とツインSaxを奏でていたElio D'Anna(エリオ・ダンナ / その後は教育ビジネスに転身して成功している)の2本同時吹きSaxは、ナポリ伝統の縦笛2本同時吹きをSaxに置き換えたもの。ギターのDanilo Rustici(ダニーロ・ルスティチ)は当時カルト的な存在のギタリストであったが、その後オーヴァードラッグが原因でミュージシャンとしては多く活動することなかったが、その弟Corrado Rustici(コッラド・ルスティチ)は、現在のイタリア音楽界のプロデューサー&ギタリストとして大成しており、Negramaro(ネグラマーロ)やLigabue(リガブエ)を手掛けた実績が光る存在だ。
https://youtu.be/2zmHtqsmIdI

Osanna - Tutto e pop

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Tito Schipa Junior(ティート・スキーパ・ユニア)のロック・オペラ作品『Orfeo 9(意:オルフェウス神・9)』から「La ragazza che non volta il viso(意:顔を向けない少女)」〜「Eccotela qui(君がここにそれを)」を演劇モードで披露。彼はその名の通り世界的な名声を得たテノール歌手の子息だ。
https://youtu.be/knrfbD-yS1I

Tito Schipa Jr. - Tutto e pop

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Claudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)が登場し、当時発表されたばかりの傑作アルバム『Questo piccolo grande amore(意:このありふれた大きな恋)』に収録された組曲形式の世界観をそのまま凝縮して15分超にも渡って演劇風に披露。何と言ってもそのアルバムでも重要な役割を果たした当時の恋人Paola Massari(パオラ・マッサリ)も出演しているのが見ものだ。アルバム全体のストーリーは、学生運動の中で出会った2人の若い男女が、時には口喧嘩をしながらも愛を確かめていくものの、男には兵役の赤紙が届き(当時のイタリアにはまだ徴兵制があった)、故郷を離れることになる。兵役の中、やっと休暇が取れた男は、彼女に知らせずにお忍びで帰省し、野暮な軍服じゃない姿でキメて彼女を驚かしてやろうと企む。ポルタ・ポルテーゼの蚤の市でジーンズを物色していると・・・・彼の視界には他のイケメンと楽しそうに闊歩する彼女の姿が・・・・という当時の学生運動の機微や徴兵制の不条理さなどを背景に青春群像を描いた名作となった。そしてその物語と同じく、実生活の彼らの恋も後に破局となってしまうのだ。
https://youtu.be/eowPrY0K-uo

Claudio Baglioni - Tutto e pop

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再びOsannaが登場し映画『Milano Calibro 9(意:ミラノ9mm口径)』のサントラに採用された「Variazione II (MY Mind Flies) 」から。Elio D'Annnaの2本同時吹きSaxは、今度は天地返しという大技パフォーマンスを見せ、後半はDaniloのギターも炸裂する。
https://youtu.be/5tirNaKXNXY

後に人気と実力を兼ね備えた重鎮カンタウトーレとなるLucio Dalla(ルーチォ・ダッラ)の「Sulla rotta di Cristoforo Colombo(意:クリストファー・コロンブスの航路で)」は、シングル盤でのみリリースされたアルバム未収録作品という貴重なテイク。
https://youtu.be/g7U2jQNjRdY

Lucio Dalla - Tutto e pop

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Francesco Guccini(フランチェスコ・グッチーニ)の「Canzone della bambina portoghese(意:ポルトガル少女の歌)」は、この少し後にNomadi(ノーマディ)と共演したり、やがて重鎮カンタウトーレとなる人物で、当時最も社会的&政治的な題材を歌にしていたひとり。
https://youtu.be/xWKLUE0cWTU

Francesco Guccini - Tutto e pop

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1stアルバム『Fetus』をリリースしたばかりのFranco Battiato(フランコ・バッティアート)は、まだ実験音楽の域に留まった作品を手掛けており、客席を巻き込んだステージを披露している。「Energia(意:エネルギー)」〜「Meccanica(意:力学)」のメドレー。
https://youtu.be/hCoUNjjjlEQ

Franco Battiato - Tutto e pop

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New Trolls(ニュー・トロルス)は英語アルバム『Searching for a Land』収録の「In St Peter's Day」を披露。ヴォーカルを取るVittorio De Scalzi(ヴィットリオ・デ・スカルツィ)がナイロン弦ギターを抱える珍しいパフォーマンス。
https://youtu.be/ONE2kMC4wTQ

New Trolls - Tutto e pop

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Cugini di Campagna(クジーニ・ディ・カンパーニャ)の「L'uva e` nera(意:卵は黒い)」は、当時の人気カンタウトーレGianni Meccia(ジァンニ・メッチャ)らが書いた楽曲で、翌年彼らの代表曲中の代表曲「Anima mia(意:私の心)」発表前なので、ファルセットヴォイスを前面に押し出したスタイルではなく、ギリシャ発の楽器ブズーキのサウンドを取り入れているところも“POP”だ。
https://youtu.be/iGjgpid3EI4

Cugini di Campagna - Tutto e pop

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後に国民的な人気を誇るカンタウトーレとなるAntonello Venditti(アントネッロ・ヴェンディッティ)が数ある自身の代表作のひとつとなる「Roma capoccia(意:ローマ親分)」を披露。とても23歳と思えない風貌も見る価値あり。
https://youtu.be/-pji_TU8t5Q

Antonello Venditti - Tutto e pop

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Alluminogeni(アッルミノジェーニ)の「La stella di Atades(意:アタデスの星)」を披露。イタリア本国でも世界のプログレファンからも多くの注目を集めなかったプログレ・バンドだが、意外といい作品。
https://youtu.be/yX558R98EQc

Alluminogeni - Tutto e pop

そしてこのTV番組で最も見どころとなるひとつがi Theorius Campus(イ・テオリウス・カンプス)というユニット名でのみ紹介されている、後の偉大なカンタウトーレFrancesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ)の21歳当時の映像。そのユニットを組んでいた前出のAntonello Vendittiはソロ名義で紹介されたのに、De Gregoriはまだ無名だったことが判る貴重な映像だ。風貌も全く別人と言えるほど異なるので、予備知識なくその映像を見ただけではDe Gregoriだと気づく人はいないだろう。「Signora Aquilone(意:凧婦人)」を爽やかに披露。
https://youtu.be/vk-exuSDPLQ

Francesco De Gregori - Tutto e pop

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2022年に達する年齢で表記。