コントラバス奏者としてジャズバンドなどでも活動するCamillo Pace(カミッロ・パーチェ/43歳/Puglia州Taranto生まれ)の、カンタウトーレとしての3rdアルバム『tornando a casa(意:家に帰りながら)』(2019)。
Camillo Pace - tornando a casa(2019)

主要なサウンド&メロディは、自らを含めて2〜3人でのアンサンブルによるアコースティックサウンド。一方、自身は演奏に徹し、異国語で歌うゲストにヴォーカルを任せた楽曲も何曲か取り入れているのが、アルバムの中で不思議な空気を醸し出している。

「Birkenau(意:ビルケナウ/現ポーランドにあったナチスドイツの強制収容所アウシュヴィッツ)」は、アコギだけのイントロで始まり、次第にプログラミングされたピアノやオーケストラの音が重なり、カミッロ自身が弾くエレキベースがサウンドを支えている。時の流れを感じさせる浮遊感のある楽曲。

「Y Entonces baila (意:そして踊る)」は、ゲストの女性歌手Sarita Schena(サリータ・スケ―ナ/セナ)がスペイン語ヴォーカルをとる楽曲。演奏はカミッロ自身の弾くコントラバスとジプシーギター弾きの2人。同曲はカミッロのカンタウトーレとしての1stアルバム『Autoritratto(意:自画像)』(2013)に収録されていた「E allora balla(意:そしたら踊れ)」のスペイン語カヴァーだ。カミッロの公式YouTubeチャネルには歌い出しをカミッロがイタリア語で歌う共演ヴァージョンがUPされている。
https://youtu.be/p2h2I5nGsFI

2020年になってCamilloは新曲を2曲ほど公開している。まずは3月26日に公開されたホームライヴのテイク「Il Mostro(意:モンスター)」。ステイホーム中の自室でのCamilloの生活をスマホで撮影し、早回しした動画をUPしている。

続く5月22日「L'ultimo(意:最後に来るもの)」を公開。

アルバム全体&収録曲のレヴューは以下を参照。
https://piccola-radio-italia.com/archives/52331701.html

※当サイトでのCamillo Paceの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Camillo_Pace


第184回イタリアPOPSフェスタ(2021年3月)紹介曲PlayList(カヴァー曲はオリジナルヴァージョンも収録)


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2021年に達する年齢で表記。