1966年から2016年までの50年間、常に第一線で活動し続け、イタリアの国民的人気を誇るスーパーバンドだったPooh(プー)。そのPoohの最期のメンバー5人のうち3人がサンレモ音楽祭2018にそれぞれ出場した。
Poohに1973年に加入し解散まで在籍したベーシストRed Canzian(レッド・カンツィアン/67歳/Veneto州Treviso出身)は「Ognuno ha il suo racconto(意:誰もに自分の物語が有る)」を歌い15位となった。作曲はRed自身で、作詞は2014年にリリースしたソロアルバム『L'istinto e le stelle』でタッグを組んだMiki Porru(ミキ・ポッル)が担当している。第4夜のゲストにはMarco Masini(マルコ・マズィーニ/マルコ・マジーニ)を迎えてデュエットを披露した。製作された公式ヴィデオクリップには、義理の息子でスタジオ&ツアー・ミュージシャンとして活躍するドラマーPhil Mer(フィル・メール)と、実娘で歌手のChiara Canzian(キァーラ・カンツィアン)がコーラスを担当しているのが見える。
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同曲を含むアルバム『Testimone del tempo(意:時の証人)』(2018)は自身の長いミュージシャン生活の中で3枚目となるソロアルバム。いい意味でPooh路線とは異なり、ソロカンタウトーレRed Canzianらしい作品集となっている。

同アルバムからのシングル第2弾「L'impossibile(意:不可能)」もMiki Porruとの共作。
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そしてサンレモ音楽祭2018で18位となった「Il segreto del tempo(意:時の秘密)」を歌ったのはPoohのメインコンポーザーを務めたキーボーディストRoby Facchinetti(ロビー・ファッキネッティ/74歳/Lombardia州Bergamo出身)とPoohの初代ベーシストRiccardo Fogli(リッカルド・フォッリ/71歳/Toscana州Pontedera出身)のコンビ。後者は1973年にPoohを脱退後ソロ歌手に転向し、サンレモ音楽祭1982で優勝を遂げ、ソロ歌手としても成功を収めている。同曲の作曲はRoby、作詞はカンタウトーレPacifico(パチフィコ)。後者は同年のサンレモ音楽祭にOrnella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)の共演者&出場曲の作詞者として出場もしている。
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サンレモ音楽祭2018出場前からRobyとRiccardoはデュオ活動を始め、既に2017年にアルバム『Insieme(意:一緒に)』をリリースしている。

アルバムの収録曲は、Poohの初代リーダー&専属作詞家だった故Valerio Negrini(ヴァレリオ・ネグリーニ)作詞の未発表曲、PoohのドラマーStefano D'Orazio(ステファノ・ドラツィオ)作詞の楽曲、Pooh時代の曲やRiccardoのソロ時代の曲をデュエット収録した作品などが収録されている。ほとんどの作曲はRobyが担当。第1弾シングル「Strade(意:道々)」はValerio Negrini作詞の未発表曲。
シングル第2弾「Le donne ci conoscono(意:女たちは僕らのことを知っている)」。これもFacchinetti-Negriniの未発表作品だ。
アルバム『Insieme』(2017)にサンレモ出場曲を追加収録したのが『Insieme special edition』(2018)だ。

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2018年に達する年齢で表記。


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