第3部

いぶし銀の魅力を放つカンタウトーレGianmaria Testa(ジァンマリア・テスタ/57歳/Piemonte州Cavallermaggiore出身)。

イタリア人アーティストのコンサートでは観客も大声で歌って楽しむのが通例だが、唯一の例外と言えるのがこのGianmaria Testaのコンサート。一緒に歌うことはせず、じっくりと耳を傾けて聴くのがアーティストとファンの間に存在する暗黙のルールとなっている。しかし彼はかつてはロック・ミュージシャンだったと言うエピソードも持っているのも驚きだ。

※当サイトでのGianmaria Testaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gianmaria_Testa

そんな彼のコンサートの模様が味わえるライヴCD+DVD『Men at work』(2013)から3曲紹介。

Gianmaria Testa - Men at work

「Le traiettorie delle mongolfiere(意:熱気球の軌道)」

「Nuovo(意:新しい)」。ここでは公式ヴィデオクリップ映像で。俳優のGiuseppe Battiston(ジゥゼッペ・バッティストン)が監督を務めている。

「Dimestichezze d'amor(意:愛の親密さ)」。ここではサウンドのみで。

Gianmaria TestaはJazz畑などの実力派ミュージシャンとも交流が深く、2002年にEnrico Rava(エンリコ・ラーヴァ/トランペット)やStefano Bollani(ステーファノ・ボッラーニ/ピアノ/日本語表記:ステファノ・ボラーニ)、Banda Osiris(バンダ・オズィリス/全員が管楽器も演奏するバンド)ら6組のアーティストで行ったプロジェクト『Guarda che luna』のライヴDVDから紹介することにした。

Guarda che luna

タイトルの通り、1950年代を中心に活躍したイタリアの重要なアーティストFred Buscaglione(フレッド・ブスカリォーネ/1921-1960/Torino出身)に捧げられたプロジェクトで、これだけの実力派アーティストが集まったものの、随所にコミカルな演出を盛り込んで披露された、大人のエンターテインメントとなっている。

FESTAでは、「Guarda che luna(邦題:ごらん、なんて月だ)」、Gianmaria Testa作の「L'automobile(意:自動車)」、Stefano Bollaniがリードヴォーカルを務める「Love in Portofino(邦題:ポルトフィーノの恋)」の3曲を紹介した。

RAIで放映されたほぼ全編の映像がネット上に上がっているが、何かの都合で冒頭に数曲がカットされている。「Love in Portofino」は14分50秒ぐらいから。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)