第96回Festaは、16名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて5/11(土)に開催されました。参加者の内訳は男性5名 女性11名(うち、初参加者2名)。

2013-05-1

まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。


POP!ITALIANO集合写真撮影
kazuma氏

第1部

ルーマニアで生まれ、今も自身に火傷の後が残る火事で両親を失い、2歳までブカレストの孤児院で育ち、イタリアの家庭の養子になった経歴を持つLoredana Errore(ロレダーナ・エッローレ/29歳)は、早くから音楽に目覚め、数々のコンテストに参加し、著名なタレントショー番組Amici(アミーチ)2010年に参加して名前を知られる様になった女性歌手で、曲作りにも参加するので、カンタウトリーチェといっても良いかと思います。

1stアルバムは、カンタウトーレのBiagio Antonacci(ビァージォ・アントナッチ)がプロデュースして話題を集め、2ndアルバム「Pioggia di comete(彗星の雨)」を2012年8月28日に発表。自身も2曲の曲を書いています。

LoredanaErrore-PioggiaDiComete

2ndシングルとなった"Ti sposero(意:私はあなたと結婚するでしょう)"は、Moda(モダー)のKekko(ケッコ)ことFrancesco Silvestre(フランチェスコ・スィルヴェストレ)が歌詞を書いていますが、なぜかメロディまでKekkoが書いたような雰囲気がある楽曲。

※当サイトでのLoredana Erroreの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Loredana_Errore


Annalisa Minetti(アンナリーザ・ミネッティ/37歳/Lombardia州Rho生まれ)の4thアルバム「Nuovi giorni(意:新しい日々)」(2012)は、2009年の前作がCaludio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)のカヴァー集でダウンロード販売のみだったため、CDアルバムとしては12年ぶりとなります。

AnnalisaMinetti-NuoviGiorni

ジャケ写は、ロングドレスにランニングシューズを履いて、クラウチングスタートの姿勢。その肩に誇らしくかかっているのは、パロリンピックの銅メダル。

1995年(19歳)で歌手デビューし、さらに1997年のミス・イタリアのファイナリストとなり、翌1998年のサンレモ音楽祭で新人ながら総合優勝を勝ち取る快挙を成し遂げ、大きな注目を集めた経歴を持つ盲目のAnnalisaが、2012年のロンドン・パラリンピックに出場し、1500m走で銅メダルを獲得して、再び時の人となったのです。

2002年に結婚し、2008年にはママにもなるという、私生活も充実したAnnalisaの今回のアルバムは、とても充実した内容で、爽やかさと情熱さが入り混じったとても聴き心地の良いPOPSアルバムに仕上がっています。シングルカットされた"Ho bisogno(私には必要)"。

アルバムではAnnalisaのソロ歌唱で収録されているものの、公式ヴィデオクリップでは、Omar Codazzi(オマール・コダッツィ)とのデュエットとなった"Mordimi(意:私を噛んで)"。

※当サイトでのAnnalisa Minettiの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Annalisa_Minetti


さてここからは、2013年5月〜6月に来日公演を行うアーティストたちの紹介コーナーを。

2013年5月17日に東京、同5月26日に神奈川で公演を行うのがMario Maglione(マリォ・マリォーネ/Napoli出身)。正調ナポレターナの第一人者と呼ばれているマエストロ格のアーティストで、過去何度も来日公演を成功させています。

MarioMaglione2013-2

※5/29ディナーショーの追加公演が発表されました。Mario Maglione - Dinner show2013

古典ナポレターナの枠だけに捕らわれず、Pino Daniele(ピーノ・ダニエレ)の"Napule e(意:ナポリは・・・)"などもカヴァーするなど、精力的に活動を続けています。

※当サイトでのMario Maglioneの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Mario_Maglione

2013年来日時のインタヴュー記事はムジカヴィータ・イタリア2号に掲載


2013年5月22日に名古屋、同5月23日に京都、同5月26日に東京公演と3都を廻るツアーを行うのが、Stefano Bollani(ステーファノ・ボッラーニ/日本語表記:ステファノ・ボラーニ/41歳/Milano出身)。

bollani_volantini22
bollani_volantini26

過去、何度かステファノ・ボラーニ・トリオ名義での来日歴もあり、実はこのトリオ、Bollaniの他のメンバーは、ベースにAres Tavolazzi(アレス・タヴォラッツィ)、ドラムにWalter Paoli(ヴァルテル・パオリ)と、2013年4月にイタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァルのオオトリを務め、驚異の演奏力で観客を虜にしたArea(アレア)のメンバーとしてもステージに立った2人。

今回はBollaniのピアノソロコンサートスタイル。元々JAZZの範疇だけに留まることなく、クラシックやPOPSなど広い範囲で活躍するアーティストで、イタリアでは自身の名を冠した『Sostiene Bollani』と言う音楽バラエティ番組を2011年に持っており、そこでも多彩なゲストを招いては、演奏に歌にトークにと芸達者な処を見せていた才人だけに、今回の来日公演も楽しみです。

サンレモ音楽祭でも会場のリクエストに応えて、過去のサンレモ曲を即興で弾く技を見せてくれましたし、2012年にはカンタウトリーチェのIrene Grandi(イレーネ・グランディ)と組んで素敵なデュオを聴かせてくれたStefano Bollani。

※当サイトでのStefano Bollaniの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Stefano_Bollani

TV番組やライヴでは良く、イタリアの歌手のモノマネなども披露していますので、彼自身の歌も来日公演で聴けるといいのですが。

2013年来日時のインタヴュー記事はムジカヴィータ・イタリア2号に掲載


2011年に来日計画があったものの、東日本大震災の影響でキャンセルとなったGiovanni Allevi(ジォヴァンニ・アッレーヴィ/日本表記:ジョヴァンニ・アレヴィ/44歳/Marche州Ascoli Piceno出身)ですが、JAZZクラブにハコを変えて、2013年6月13日に横浜Motion Blue、同6月15日にBlue Note東京での来日公演が発表となりました。

GiovanniAllevi2013

Milanoの名門ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でクラシック教育を積んだものの、クラシック演奏家ではなく、自身のオリジナル曲を演奏する現代音楽のピアニスト&作曲家となる道を選んだ鬼才で、イタリアではLudovico Einaudi(ルドヴィコ・エイナウディ)に続く天才と称され、2011年にはイタリア国家からCavaliere(騎士)の勲章も贈られています。

※当サイトでのGiovanni Alleviの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Giovanni_Allevi

2013年来日時のインタヴュー記事はムジカヴィータ・イタリア3号に掲載

Festaでは2011年来日予定時に用意されていたものの、お蔵入りになってしまっていたプレス用の映像を紹介し、日本語字幕入りインタビュー映像で、彼や彼の音楽にまつわる逸話を紹介しました。特に左手の機能を失ったピアニストに贈られた楽曲"Helena"のエピソードを知ると、聴くものに涙と勇気を与えてくれる事は間違いありません。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2013年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)