『21世紀のモーツァルト』の異名を取る、気鋭のピアニストGiovanni Allevi(ジォヴァンニ・アッレーヴィ/日本語表記:ジョヴァンニ・アレヴィ/41歳/Marche州Ascoli Piceno出身)の2010年11月24日トッパンホールでの公演に行って参りました。

Giovanni Alleviは、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でピアノと作曲を学んだというクラシック教育の出身ながら、自身のオリジナル曲を超絶テクニックを駆使して演奏するピアニスト。

その型にはまらない自由奔放さから一時期はJAZZに分類されたりすることもありましたが、実際に聴いてみると、ジャンルに全く縛られていない現代音楽であることに気付きます。

確かにモーツアルトだって、彼が自身で作曲して弾いていた音楽が、後世に残る事によってクラシック化していったということでしょうから、確かに『現代のモーツアルト』という表現は適切ではないかと思います。

特に昨今のイタリアでは彼の人気は不動と化し、2010年のサンレモ音楽祭でもゲストステージを務め、"Piano karate"を演奏。その超絶テクニックによる不思議な不協和音の楽曲が、実は計算されつくした音楽として完成しているという、魔法のようなステージを魅せつけてくれました。

今回の来日はなんと、2010年6月の来日に続いて、同年中に2度の来日公演となりました。

ステージ上にはGiovanniたったひとりで、Steinwayのグランドピアノを自在に操り、既にクラシック音楽化しているようなリリカルな楽曲、前衛的なタイプの楽曲、超絶テクニックを駆使した楽曲など、様々なタイプの楽曲を聴かせてくれました。ピアニストの公演で、こんなにリラックスしながらも楽しんで聴けたのは初めての体験かもしれません。

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13曲演奏したものの、敢えて自身のMCもほぼ無しで構成されたステージは、1時間強で終わってしまいましたが、CDを買ったらサイン会に参加できるというので、最新アルバム「Alien」(2010)を買って、ゆっくりと列に並んで待つ事に。

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一人一人に名前を入れて、一緒に写真を撮って、と大サービスのGiovanniなので、ナカナカ列は進まないものの、列に並んでいるファンには、スタッフさんがGiovanniへの寄せ書きを書いてくれってノートを回してくれましたので、あまり退屈することなく待てました。これはとても良いアイデアですね。

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イタリアはもちろん、アメリカでも既に引っ張りだこ状態の人気と実力を兼ね備えたピアニストですが、日本では今のところ、まだ比較的チケットも取り易いし、身近で見聞きできる状態ですので、再来日の際は絶対見に行かれることをお勧めいたします。

<演奏曲目>

Japan
Secret Love
Tokyo Station
Close To Me
Abbracciami
Come Sei Veramente
L'orologio Degli Dei
Helena
Sogni Di Bach
Memory
Giochi D'acqua
Back To Life
Piano Karate