その2はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/archives/51826437.html


第3部

1999年のLunapop(ルナポップ)の大ブレイクを切っ掛けとして雨後のタケノコのように現れた数々の若手ロックバンドの中で、2002年にシーンに登場したFinley(フィンリー)は格段の存在感を示し、確かな実績を創ることに成功したバンドに成長を遂げました。

※当サイトでのFinleyの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Finley

そのFinleyは2009年11月20日に6曲入りのミニアルバム「Band at Work」をリリース。2010年3月30日には、その6曲に8曲を加えた14曲入りのフルアルバム「Fuori!(外へ!)」をリリースしました。

img113

img206

今回も敏腕プロデューサーClaudio Cecchetto(クラウディオ・チェケット)の監修の元、アルバム制作を行っており、アルバムチャートでは最高位9位を記録する、まずまずのセールスを収めました。

アルバム発売に先行して、2009年5月に開催されたTRL Awardsで"La mia notte(僕の夜)"を披露した時の映像を。(音声&映像の乱れアリ)

続いて"Gruppo Randa"は2009年6月に発表された70年代ハードロックを彷彿とさせるギターリフの楽曲ですが、サビは見事にイタリアらしいメロディに変わるところがイカシタ楽曲。




2009年11月にリリースされたAlex Britti(アレックス・ブリッティ/42歳/Roma出身)の6枚目のアルバム「.23」(2009)は、前作がライヴアルバムだったので、オリジナルアルバムとしては2005年の「Festa」以来4年振りの作品となりました。

img091

Alex自身が売れっ子スタジオミュージシャンだった繋がりもあって、世界的な凄腕ミュージシャン Darryl Jones(bass)、Paco Sery(Drums)、Bob Franceschini(Sax)、Cecilia Chailly(Harp)、Davide Rossi(Violin)などを迎えて演奏されているところも凄いのですが、イタリアで大活躍中の日本人の空間音響デザイナー、タケト・ゴーハラ氏が録音を担当しているのも特筆する点でしょう。

※当サイトでのAlex Brittiの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Alex_Britti

アルバムに先駆けて9月29日にシングルリリースされた"Piove(雨が降る)"をまずはPVでご覧いただきました。オルゴール風のイントロがなごむどこか可愛らしさが漂う楽曲です。

12月には第2弾シングル"Buona fortuna(幸運あれ)"をリリース。どこか80年代っぽいサウンドが懐かしさを誘う楽曲。

またシングル第3弾"L'attimo per sempre(永遠の瞬間)"は、Alexの作詞作曲に重鎮カンタウトーレKaballà(カバッラ)が補作詞をしている点も特筆するところでしょう。TV出演時の映像で紹介しました。




第3部の最後は実力派カンタウトリーチェのSusanna Parigi(スザンナ・パリージ/Firenze出身)の4枚目のアルバム「L'insulto delle parole(言葉の侮辱)」(2009)を紹介いたしました。

img049

※当サイトでのSusanna Parigiの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Susanna_Parigi

1995年のデビュー以来、4〜5年毎にアルバムをリリースするというマイペースぶりで活動を続けるSusannaは、今回も2004年の前作から5年ぶりのアルバムリリースとなりました。

いつものように重厚な作品群が詰まった良質のアルバムなのですが、シングル向きの曲はないし、映像も出回らないという状況から、FESTAで紹介する選曲が進まず機会を逸し続けていましたが、ようやく紹介する決心を固めて5月FESTAに臨んだ次第。

アルバムタイトル曲"L'insulto delle parole"は、文字通りこのアルバムの世界観を代表する楽曲。
数少ない彼女の映像からプロモーション用の映像を紹介しておきましょう。

インタビューに登場する人物はLella Costa(レッラ・コスタ/女優)、Kaballà(カバッラ/カンタウトーレ)、Andrea Pinketts(アンドレア・ピンケッツ/作家)、Cesare Fiumi(チェーザレ・フィゥーミ/ジャーナリスト)、Marco Travaglio(マルコ・トラヴァリォ/ジャーナリスト&作家)、Corrado Augias(コッラド・アウジァス/ジャーナリスト&作家&政治家)、Leonardo Manera(レオナルド・マネラ/コメディアン)という文化人たち。

Susanna Parigiの世界観はこうした文化人たちをガッチリと捉えているようで、アルバムには映像として彼らへのインタビュー映像が収録されてもいます。

インタビューにも登場した重鎮カンタウトーレKaballà(カバッラ)は、Susannaとのコラボレーション歴が長く、今回のアルバムでも全面的に作詞を担当しています。

またデビュー当時ほどVince Tempera(ヴィンチェ・テンペラ)の関与度は少なくはなりましたが、今アルバムでも編曲などに関わっています。

Susanna Parigiの2曲目に選んだのは、"La fiorista(花屋)"。この曲のイントロは1960年代の名曲を子供が歌っているのを挟み込んでいます。しかもアナログ盤の音飛びの様子まで再現した音響効果を加えて。

その名曲とは"In un fiore(花の中には/邦題:花のささやき)"(1966)。

オリジナル歌手はWilma Goich(ウイルマ・ゴイチ/65歳/Genova近郊出身/クロアチア系)で、サンレモ音楽祭1966で3位に入賞した楽曲。カンツォーネブーム真っただ中だった当時の日本でも、Wilma Goich(日本ではウイルマ・ゴイクと表記)自身の歌唱でもヒットし、伊東ゆかり版の日本語カバーも発表されたりと、すっかり当時の日本社会に受け入れられていた楽曲でもあります。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2010年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)