その2はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/archives/51801188.html
第3部
第2部でサンレモ関連ネタを区切り、第3部からのキーワードは『サーカス』。
1960年代からスター街道を走り続けているGianni Morandi(ジァンニ・モランディ/66歳/Bologna近郊Monghidoro出身)ですが、2007年にはデビュー45周年事業『Grazie a tutti(みんな、ありがとう)"を始めます。
3枚組CD「Grazie a tutti」(2007)はベストセラーを記録し、翌2008年には第2集となる「Ancora Grazie a tutti(またしても みんな、ありがとう)(2008)をリリース。
その間、イタリア全土を巡るツアーを敢行。そのうち、2009年5月29日のRavennaでの公演を収録したライヴCD+DVD「Grazie a tutti - il concerto」(2009)がリリースされました。

コンサート会場はサーカス小屋のテント。中央の円形ステージにGianniがたった独りでパフォーマンスを魅せるという、ファンとの距離を最短にする目的の演出です。
DVDの冒頭では、Gianniが歌手を志すきっかけとなった出来事を再現したドラマ映像が挿入されています。
1958年2月。雪が降る寒い冬の夜、13歳だったGianniは父RenatoとBarに入ります。そこはテレビを見ることができる唯一の場所(訳注:当時テレビは一般家庭に普及していません)。その夜はサンレモ音楽祭開催中で、Gianniはかつてないタイプのパフォーマンスを魅せるDomenico Modugnoを見て、歌手になる決意を固めるのでした。
そして現代のライブ会場に映像が切り替わると、その運命の出会いとなったDomenico Modugnoの楽曲"Nel blu dipinto di blu(青で描かれた青の中に)"を歌うGianniの姿が。その楽曲の通称"Volare(飛ぶ)"の通り、天井から宙吊りで歌いながら下降してくるという度肝を抜く演出。まさにサーカスのテントならではの演出と言えるでしょう。
ここではTorino会場でのNews映像を貼っておきます
3月FESTAでは、Gianniのオリジナルから"Un mondo d'amore(愛の世界)"(1967)、"Non ti dimentichero(君を忘れないよ)"(2000)、新曲"Grazie a tutti"(2009)を選曲。ほぼ全編にわたってギターの弾き語りでステージを進めていくGianniの魅力を味わっていただきました。
また、カバー曲"Che sara(どうなるのだろう)"(1971)では、コントラバスの腕前を魅せるGianniを。
またアンチサンレモだったGianniをサンレモのステージに駆り出して、初出場&初優勝させてしまった1987年限定の夢のスーパースタートリオMorandi - Ruggeri - Tozzi(モランディ=ルッジェーリ=トッツィ)をたった独りで物まねしながら再現するお茶目なGianniを楽しんでいただきました。
ここではそのサンレモ1987出演時の映像を貼っておきます。
そして、最大の盛り上がりを魅せるのは、Alessandra Amoroso(アレッサンドラ・アモローゾ/24歳/Lecce郊外出身)を迎えて"Grazie perché(ありがとう、なぜって)"を楽しませてくれるところ。
ちょうど同2009年に人気オーディション番組Amiciから彗星のごとく登場したAlessandra Amorosoは、デュエット相手にも引っ張りだこの人気を見せ始めています。
※当サイトでのAlessandra Amorosoの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Alessandra_Amoroso
楽曲"Grazie perché"は、Bob Seger(ボブ・シーガー/米)がオリジナルで、Gianniは1983年にAmii Stewart(エイミー・スチュワート/米)とのデュエットでリリースしていました。
※当サイトでのGianni Morandiの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Gianni_Morandi
注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2010年に達する年齢で表記しています。


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