第58回Festaは、20名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて1/16(土)に開催しました。参加者の内訳は男性9名 女性11名(うち、初参加者3名)。

まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむと同時に、極上の音楽を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。

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集合写真撮影
Pop!Italiano
kazuma氏


第1部

2009年、イタリアで大人気のオーディション番組『X Factor(イクス・ファクトル)』2ndシーズンより躍り出たNoemi(ノエミ/28歳/Roma出身)。番組では優勝こそしなかったものの、出場者の中で最も商業的な成功を収め、最も大きな注目を集めました。(2009年7月レポート参照)

4月24日に発売したデビュー盤となるミニアルバム「NOEMI」は初登場でヒットチャートのベスト10にランクインし、ゴールドディスクを獲得。シングル曲"Briciole(かけら)"はヒットチャートの1位に輝きました。

10月2日には待望のフルアルバム「sulla mia pelle(私の肌の上に)」を発表。こちらはさらに売れ行きが好調で、発売後わずかな期間でプラチナディスクを獲得しています。1月FESTAのトップは、このNoemiのアルバム「sulla mia pelle(私の肌の上に)」から紹介を始めました。

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1曲目はアコーディオンのバッキングが心地よい"All'infinito(無限に)"。イタリアをテーマにしたTV番組のエンディングにも使えそうな楽曲です。

2曲目は"L'amore si odia(愛は憎まれる)"。アルバム発売に先立って9月4日発表されたこの楽曲は、同じRoma出身で同じ赤毛の大先輩歌手Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア/56歳/Roma出身)とデュエットという話題曲で、当然のようにヒットチャートの1位を総なめしました。


さて、Noemiのデュエット相手を買って出たFiorella Mannoiaも、ほぼ同時期の9月27日にアルバム「Ho imparato a sognare(私は夢見ることを覚えた)」をリリースしました。先のNoemiとのデュエット曲も、ボーナストラックとしてアルバムに収められています。

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当サイトでのFiorella Mannoiaの紹介記事はコチラ
https://piccola-radio-italia.com/tag/Fiorella_Mannoia

今回のアルバムはイタリアのアーティストたちの作品のカバーアルバム。Lucio Battisti(ルチォ・バッティスティ)、Ivano Fossati(イヴァーノ・フォッサティ)といった大物の作品も取り上げていますが、Cesare Cremonini(チェーザレ・クレモニーニ)、Tiziano Ferro(ティツィアーノ・フェッロ)、Negramaro(ネグラマーロ)、Niccolo Fabi(ニッコロ・ファビ)といった若手の作品を大きく取り上げているのが斬新なところ。

カバーは本家に勝てない・・・という評価が一般的ではありますが、どうしてどうして。このFiorella Mannoiaのカバーは本家に勝るとも劣らない・・・というか、オリジナル作品のまたもうひとつの顔を感じさせてくれるようなレベルにまで昇華されているように感じます。

また添付されたDVDには、過去に発表した名カバーであり、Fiorellaの代表曲のひとつといえる"Sally"のスタジオライヴ映像とバックステージ映像が収められています。(オリジナルはVasco Rossi)

グッと渋い演奏をするミュージシャンたちに囲まれて歌うFiorellaの姿を、絶妙のカメラワークでシュートした映像はとても瑞々しくて綺麗。自然の光の美しさを生かしたその映像は、作品のグレードをさらに格上げしてくれています。

(セールスを阻害しないよう、DVD商品とは異なる映像をリンクします)

意外だったのは、シングル曲に選ばれ、アルバムタイトル名にも据えられたのが、Negrita(ネグリータ)のカバー曲"Ho imparato a sognare"だったこと。


さて、そのNegrita(ネグリータ)は、90年代から活躍するArezzo出身の4人組ロックバンド。

レゲエやスカの香りがする楽曲を得意とする彼らが2008年10月31日にリリースしたアルバム「HellDorado(エルドラド)」は、発売1週間でアルバムチャートの5位に入り、ゴールドディスクを獲得する成功を収めました。

その成功を受けて行ったツアーのライヴ映像をDVD化し、特典としてアルバムに付けた限定盤「HellDorado - Limited edition」も2009年暮れに発売。このライヴDVDに収めれらた楽曲から、今回Fiorella Mannoiaがカバーした"Ho imparato a sognare"をFESTAではご覧いただきました。スキンヘッドがトレードマークのボーカルPau(パウ)がブールースハープを小粋に吹いた間奏が光るパフォーマンスが魅力的です。

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2009年4月24日には同アルバムから3枚目のシングルカット曲"Gioia Infinita(無限の喜び)"をリリースすると、売れに売れてあっという間にプラチナディスクを獲得します。

ラテンフレーバー溢れるサウンドアレンジと耳に残るサビのフレーズの繰り返しがなんとも心地良い楽曲で、サルサ畑を超えて今や大人気のイタリア人トランペッターRoy Paci(ロイ・パーチ)のトランペットの間奏もゴキゲンです。

Negritaというバンド名は、Rolling Stonesの楽曲"Hey Negrita"からいただいたというエピソード通り、スキンヘッドのPauがカツラを被った映像は、どうみてもミック・ジャガーを意識していると思えて納得できます。

愛と情熱の絆(初回限定盤)(DVD付)またこの楽曲は南米コロンビアの大スターJuanes(フアネス/38歳)をフィーチャリングしたバージョンもあって、ラップ部分をJuanesがスペイン語で入れています。

Juanesは2002年の2ndアルバムが本国コロンビアは元より、アメリカ市場でも大ヒットして、一躍国際的なスターとなり、日本でも2004年の3rdアルバムが紹介されるやヒットし、既に5回もの来日を行っていますので、ラテン音楽ファンにはお馴染みの大スター。


ライフ~愛と情熱の日々-デラックス・エディション(DVD付)
NegritaとJuanesの共演は、2008年初頭に発表した楽曲"Dove Le Pietre Sono Mine(石が地雷の場所→地雷の石畳)"から始まります。これはJuanesのベストアルバム「 La Vida... Es un Ratico」(2007)に収められていた楽曲"Minas Piedras(邦題:ミーナス・ピエドラス ~地雷の石畳)"のイタリア語版。Save the childrenの地雷撲滅のテーマソングとなった楽曲です。

それにしてもJuanes、イタリア語ボーカルも見事ですね。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2010年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)