第49回Festaは、17名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて4/18(土)に開催しました。参加者の内訳は男性8名 女性9名(うち、初参加者1名)。
まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむと同時に、極上の音楽を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。
第1部
第1部は女性歌手だけをラインナップ。
TopバッターはLola & Angiolina Project(ローラ&アンジォリーナ・プロジェクト)。その正体はLoredana Berté(ロレダーナ・ベルテ/59歳/Reggio Calabria近郊生まれ)とIvana Spagna(イヴァーナ・スパーニャ/53歳/Verona近郊出身)のデュオ。
昨2008年にLoredanaがサンレモ音楽祭出場の際、そのゲストステージでIvana Spagnaを迎え、共にゴスロリファッションに身を包んだセンセーショナルなステージが強烈な印象を残し、評判を呼んだことから、発展的に生まれた企画モノと言えるでしょう。
思えば、サンレモ音楽祭の開催中に失格扱いになりながらも、最終的には亡姉の名前が冠されたMia Martini賞(批評家賞)を受けることになるなど、最も大衆から喝采を浴び、優勝レースに参加した歌手たちよりも大きな話題をさらったのがLoredana Bertéでした。
Lolaとは、その亡姉Mia MartiniがLoredanaを呼ぶ時によく使っていた愛称であり、Angiolinaとは、Ivana Spagnaのミドルネームとのことです。
2009年2月9日に発売されたアルバム「Lola & Angiolina Project」(2009)は6曲入りですから、ミニアルバムと言っても良いかもしれません。LoredanaとSpagnaの2人の共同プロデュースで、コーラスにAida Cooper(アイダ・クーペル/60歳/Piacenza近郊出身)の協力を得ています。5曲をLoredanaが作詞&作曲を手掛け、Spagnaが1曲作詞を担当。メインボーカルはお互いに3曲ずつという構成。
昨2008年のサンレモ音楽祭の話題をさらった"Musica e parole"も、新しいバージョンで収められており、イントロにスペクタクル風のファンファーレが入り、エンディングはLoredana自身によるRAPが収められています。最後はマイケル・ジャクソン風に決めています。
アルバムの代表曲としてシングルカットされたのは、Loredanaの作詞作曲でSpagnaがボーカルを取る"Comunque vada(ともかくお行きなさい)"。アルバムの1曲目に収められています。
Festaでは、人気TV番組Scaro76出演時の映像で楽しんでいただきました。50を超えてもなお妖艶な色気が漂うSpagnaのルックスが最高ですね。
さてここからは、サンレモ音楽祭2009の新人部門(Nuove proposte)に出場した女性歌手たちを続けて紹介しました。
Irene(イレーネ/26歳/Lucca近郊出身)は、2007年にIrene Fornaciari(イレーネ・フォルナチァーリ)名義でアルバムをリリースしている通り(2007年7月FESTAレポート参照)、ビッグスターZucchero Fornaciari(ズッケロ・フォルナチァーリ/54歳)の娘ですが、今回、その有名なラストネームを切り捨てて、サンレモ音楽祭に新人として挑戦することにしたようです。
サンレモ音楽祭出場後にアルバム「Vintage baby」(2009)をリリース。FESTAでは、父親譲りのパンチの効いたソウルフルな歌い方で黒っぽいブルーステイストを効かせたサウンドを披露したサンレモ出場曲"Spiove il sole(太陽が流れ落ちる)"をまずはPVで、その後、サンレモ音楽祭でのゲストを迎えたステージをご覧いただきました。
ゲストは期待通り、彼女の偉大な父親Zuccheroはもとより、その豪華な人脈を駆使して、PoohのDodi Battaglia(ドディ・バッタリァ)、Equipe 64のMaurizio Vandelli(マウリツィオ・ヴァンデッリ)、名アレンジャーFio Zanotti(フィオ・ザノッティ)という、イタリアの音楽界を牽引する豪華な実力者をラインナップ。司会者Paolo BonolisのMCでは、『Un papà e tre zii(パパと3人の伯父さんたち)』と称されていました。
そしてせっかくの豪華メンバーでの出場だったので、そのメンバーで披露してくれた、ヒット曲メドレーのシーンもご覧いただきました。
そして、サンレモ音楽祭2009の新人部門出場者の中で、もう一人のビッグスターの娘だったChiara Canzian(キァーラ・カンツィアン/20歳/Treviso出身)を。ご存知、PoohのRed Canzian(レッド・カンツィアン)と、歌手のDelia Gualtiero(デリア・グァルティエロ)の間に生まれた娘です。
Chiaraは、2008年暮れに先行シングル"Novembre '96(96年11月)"を発売したところ、スマッシュヒットとなりましたので、サンレモ音楽祭出場に向けて絶妙な流れを作れたことも相乗効果を果たしたようです。またこの楽曲は、iTunes Japan
で販売されていますので、日本でも容易に入手できるようです。
今回の正式デビューの前から、父親のRedと共に吹き込んだ地元Trevisoのサッカーチームの応援ソングや、Poohのアルバム「Ascolta」(2004)の印象的なジャケット写真に登場するなど、以前からその存在が知られていたChiara。
兄はバンドCapsicum Treeやセッションマンとして活躍するPhil Mer(フィル・メール)。
そのPhil Merがピアノを弾き、Chiaraと父Redが、Poohの名曲"Stare senza di te(あなたなしでいること)"を披露した過去映像を紹介しました。
当然、サンレモ音楽祭のゲストステージでは、父親のRedを呼ぶことを期待されていたChiaraですが、招いたのはなんとベテランカンタウトーレRoberto Vecchioni(ロベルト・ヴェッキォーニ)。Chiaraのインタビュー記事を読んだところ、Chiaraを音楽に目覚めさせ、その音楽才能の手ほどきをしたのは、父Redではなくむしろ母Deliaだったということですので、ちょっと納得。もっともChiaraが3歳の1992年に、RedとDeliaは離婚していますので、『まぁ、もっとも』といったところでしょうか。
いずれにせよ、まだ粗削りながらも迫力ある発声法のヴォーカルや、カンタウトリーチェとしての曲作りの才能、父と母のDNAを受け継いだ美形のルックスなど、将来を大いに期待させる滑り出しとなったのは間違いありません。
サンレモ音楽祭出場時の映像は、YouTubeには上がっていませんでしたので、ここではその後のTV出演時の映像を上げておきます。楽曲名は"Prova a dire il mio nome(私の名前を言ってみて)"。同名のデビューアルバムもリリースされました。
第1部のラストのアーティストは、サンレモ音楽祭2009の新人部門優勝の栄冠を勝ち取り、サンレモ後のイタリア社会では、人々が鼻歌で口ずさむ歌、着メロに設定する歌のダントツなのが同曲であり、事実、TV出演やが殺到し、CDが売り切れたりと、サンレモ2009で最も大きな成果を勝ち取ったといえるArisa(アリーザ/27歳/Genova生まれBasilicata州Pignola育ち)。
3月FESTAでは、サンレモ音楽祭出場時の映像で紹介しましたが、その後発表されたPVで改めて楽曲"Sincerità(純粋さ)"を紹介いたしました。
デビューアルバム「Sincerità(純粋さ)」は、iTunes Japan
で購入が可能ですので、日本でも多くの方に聴いていただけるといいなぁと思います。
ただし、イタリア語慣れしていない方の耳には、空耳で日本語が聞こえる部分があるそうです。
Sincerità
Adesso è tutto così semplice
Con te che sei l’unico complice
Di questa storia magica
(デカシタ!そりゃマジか?)
アルバムから早くも第2弾シングル化されたのは"Io sono(私は・・・)"。前出の"Sincertà"は、よく聴くとレゲエのリズムの楽曲ですが、第2弾の"Io sono"は、モロにレゲエのサウンド。ところがArisaが歌うと、中南米っぽいレゲエにならないのが彼女の魅力なのかもしれません。
3月8日のDonnaの日に収録されたTV番組出演時の映像ですので、ミモザの花を腰に差して、相変わらず両手を後ろに組んで振り付けのないパフォーマンスで歌うArisaの不思議な魅力を味わっていただきました。
注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2009年に達する年齢で表記しています。


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