その1はコチラ


第2部

いよいよ6月FESTAのスペシャル企画『参加者からの紹介コーナー』へ突入!
いつもよりはるかに少ない参加者だからこそ、ひとり1曲ずつ紹介してもらえる時間が取れる、
特別企画にうってつけの条件となった訳です。くじ引きで順番を決めて、ランダムに紹介していただきました。

幸運なトップバターの座を射止めたのは・・・るりらさん。『Viva! Italia展』に参加が決定したグラフィック・アーティストさんでもあります。

彼女が用意してくれたのは、aeroplaniitaliani(アエロプラーニイタリアーニ)の"Perdermi in te(君の中に僕を見失う)"。広い空間を感じさせる癒し系のサウンドの楽曲です。

生放送のインターネットラジオで、『声がいいなぁ』と聞いていたパーソナリティが、このaeroplaniitalianiのヴォーカリストだったそうです。ある時、ちょうど地震が発生したので、番組に『東京で聴いているんだけど、東京では今地震があってさ』とメッセージを送ってみたら、番組で読んでもらえて、生放送の体感ができた、というエピソードを語ってくれました。



2人目はsumeraさん。『他人に紹介するほどあまりイタリア音楽を知らない』とおっしゃりつつも、用意してくれたのは、Samuele Bersani(サムエレ・ベルサーニ/38/Rimini出身)という、ツボを突いたところ。しかも初めて興味を覚えたイタリア人アーティストの一人だそうです。NHKイタリア語会話で紹介されたのが切っ掛けとか。

 

Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)にも歌われた"Crazy Boy"(1997)を選んでくれました。Avion Travel(アヴィオン・トラヴェル)のヴォーカリストPeppe Servillo(ペッペ・セルヴィッロ)がゲストに加わり、気だるい不思議な世界観が漂います。


3人目は男性のトップバッターとなるスズキさん。『日本人向きではないけれども、ぜひPatty Pravo(パッティ・プラヴォ/60/Venezia出身)を!』と事前にリクエストを受けていたので、Yoshioの手持ちのDVDから"La bambola(人形)"を選んでもらいました。1968年当時のTV番組『Vengo anch'io』、『Su e Giù』、『Canzonissima』の3バージョンの映像をつなげた、資料性も高い映像作品に仕上がっています。モノクロながら、20歳当時のPattyの美しい金髪と妖艶な魅力が漂ってくるのがお見事。


(セールスを阻害しないよう、DVD収録とは異なる映像をリンクします)

4人目はエコさん。ハイ・テノール歌手Marco Beasley(マルコ・ビーズリー)を紹介してくれました。

 

チェンバロ&オルガン奏者のGuido Morini(グイド・モリーニ)とAccordone(アッコルドーネ)という古楽グループで2008年5月に来日公演を行い、それを見に行かれたとのこと。クラシック畑に分類されるものの、Angelo Branduardi(アンジェロ・ブランドゥアルディ)や Acustimantico(アクゥスティマンティコ)にも通ずる、地中海音楽臭さが漂うところが気に入ったそうです。

"La canzone del Guarracino(スズメダイの歌)"という6分強もの間、ブレスができなくなりそうなほど言葉が詰め込まれた楽曲で、クラシック音楽界のRAPミュージックのよう。もちろん演奏はバロックのようにクラシカルでありながら、民俗音楽の要素が漂っていました。

 



5人目はニコラさん。フランス音楽を中心にかなりディープに聞いている方です。

 

『僕はホモではないのですが』と前置きしながらも、『フランス人で一番いい男だと思います』と笑いをとりながら紹介してくれたのが、Marc Lavoine(マルク・ラヴォワーヌ)。歌手としても俳優としても有名とのことで、なるほどギリシャ彫刻のような顔立ちのジャケット写真。ニコラさん曰く、『瞳の色が薄いブルーで、さらにイカシテいる』そうです。

一応今回紹介してもらう楽曲の条件は、最低限『イタリア』というキーワードがあること、としていたのですが、ニコラさんが選んでくれたのは、フランス人歌手があまりしていないイタリア人歌手とのデュエット曲で、Jovanotti(ジォヴァノッティ)との共演なのがお勧め理由だというのです。

"J'ai confiance en toi(君を信頼している)"というフランス語タイトル。あぁ、Jovanottiの"Mi fido di te"のそのままフランス語訳ではないですか!Marcの歌うフランス語とJovaのイタリア語のヴォーカルが混ざると、不思議に溶け合って違和感を感じさせないところがすごいところ。

 


 

6人目はFESTA第1回目からの常連・Mariさん。映画『Saturno contro(対角に土星)』(2007)のサントラCDから、Neffa(ネッファ)と仏語で歌うCarmen Consoli(カルメン・コンソリ/34)のどちらか、ということだったので、参加者の多数決で決めてもらいました。4:6ぐらいの僅差で、Carmen Consoliに軍配が上がりました。ほとんどの女性が男性歌手Neffaを支持し、男性の全員が女性歌手Carmen Consoliを希望するという、竹を割ったような状況でありましたが、女性の一人がCarmenを支持してくれたのが、決定打になりました。

奇しくも仏語のヴォーカルが2曲続く展開となりました。Serge Gainsbourg(セルジュ・ゲンスブール)作の名曲"Je Suis Venue Te Dire Que Je M'en Vais(もう行くよと君に言いに来た)"。Carmen Consoliが得意なギターの弾き語りのサウンドをベースにしつつ、オーケストラを薄く重ねて、丁寧に歌いあげています。フランス語での歌も全く問題ない。本当にシチリア人には才能豊かな人が多いんだなぁ、と実感できます。

 



注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2008年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)