第2部

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第1部に引き続き、2014年2月18日〜22日の5日間で開催されたサンレモ音楽祭の表彰曲の紹介。第2部は大賞部門を紹介して行こう。

昨年同様、大賞部門は各自2曲を持ち寄り、より良い1曲を審査&投票で選んでもらい、決勝に進出する方式が取られた。大賞部門全14名の顔ぶれと決勝進出曲をダイジェスト映像で。

第1夜(Arisa,Frankie hi-ngr,Antonella Ruggiero,Raphael Gualazzi & The Bloody Beetroots,Cristiano De Andre',Perturbazione,Giusy Ferreri)

第2夜(Francesco Renga,Giuliano Palma,Noemi,Renzo Rubino,Ron,Riccardo Sinigallia,Francesco Sarcina)

この14名の大賞部門出場者の中から、上位入賞と副賞受賞曲を紹介。FESTA会場ではサンレモ出場時の実映像で紹介したものの、ここでは基本的に公式ヴィデオクリップ映像を貼っておこう。

Lucio Dalla賞(記者クラブ賞)を獲得したPerturbazione(ペルトゥルバツィオーネ/Piemonte州Torino近郊Rivoliで結成)の「L'unica(意:唯一の)」。女性チェリストを擁するのが特徴的な結成25周年のインディー・バンド。

Mia Martini賞(批評家賞)とSergio Bardotti賞(最優秀作詞賞)を獲得したのはCristiano De Andre'(クリスティアーノ・デ・アンドレ/52歳/Genova出身)の「Invisibili(意:不可視の)」。何とこの受賞曲は第1夜で落とされた方の楽曲。クリスティアーノ自身はこちらが本名曲だったようで、その意思が審査委員たちに評価されたと言えよう。1970年代終わり頃のジェノヴァを呟くように歌い、途中、ジェノヴァ方言の歌詞もでてくるなど、実父Fabrizio De Andre'を彷彿させる楽曲。

※当サイトでのCristiano De Andre'の紹介記事はコチラ
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本サンレモ音楽祭初日はFabrizio De Andre'の誕生日であり、没後15周年にあたることもあり、スーパー・ロック・スターLigabueがMauro Paganiのブズーキに併せて「Creuza de ma(邦題:地中海への道程)」を披露し、Cristianoも第4夜のSanremo Clubと題されたイタリア音楽界の巨匠作品のカヴァーを披露するイヴェントで実父の作品をカヴァーするなど、Fabrizio De Andre色の強いサンレモだったとも言える。

大賞部門3位となったのはRenzo Rubino(レンツォ・ルビーノ/26歳/Taranto出身)の「Ora(意:今)」。最優秀アレンジ賞も獲得。

※当サイトでのRenzo Rubinoの紹介記事はコチラ
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大賞部門2位はRaphael Gualazzi(ラファエル・グアラッツィ/33歳/Urbino出身) & The Bloody Beetroots(ザ・ブラッディ・ビートルーツ/37歳/Veneto州Bassano del Grappa出身)の「Liberi o no(意:自由か否か)」。通常はそれぞれ別に活動しているが、このサンレモ出場に当たって共作&共演で出場した。Raphaelは2013年に初来日公演を行っており、The Bloody BeetrootsはSir Bob Cornelius Rifo(サー・ボブ・コーネリウス・リフォ)ことSimone Cogo(スィモーネ・コーゴ)のプロジェクト名。彼はスパイダーマン黒ヴァージョンの覆面がトレードマークのマルチプレイヤー&DJ。

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大賞部門優勝を飾ったのは、Arisa(アリーザ/32歳/Genova生まれBasilicata州Pignola育ち)の「Controvento(意:風に向かって)」。

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サンレモ 2014の大賞部門上位3名は、2009年から昨2013年の同音楽祭新人部門の上位入賞者(うち2人は優勝者)で占められ、結果、新人部門の方が若干平均年齢が高くなる結果となった。また、近年サンレモ音楽祭を席巻していたタレント・オーディション番組出身者は新人部門を含めて上位入賞者は果たせなかった。

サンレモ音楽祭 2014の詳細記事は雑誌ムジカヴィータ・イタリア第5号(2014年4月末発売予定)に掲載!


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2014年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)