Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Tazenda

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

公式facebookページ (facebook ufficiale)
http://www.facebook.com/PiccolaRadioItalia

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第134回イタリアPOPSフェスタ(2016年9月)レポート(第4部:Moda`)

第4部

Moda`(モダー)のライヴ盤『2004-2014 - L'originale』(2014)。DX版はCD2枚+DVD2枚の計4枚組BOXセットの豪華仕様(通常版はCD2枚組)。2014年間チャート3位(総合4位)、翌2015年間チャートでも19位(総合24位)に残るロングセラー中。

Moda` - 2004-2014 L'originale

タイトル通り、デビュー盤からのヒット曲を網羅してセットリストが組まれたSan Siro公演をそのまま収録したライヴ盤ではあるが、Emma(エンマ/当時30歳/Filenze生まれPuglia州Aradeo育ち)とデュエットした新曲「Come in un film(意:映画の中のように)」も収録している。https://youtu.be/saHhYGzdISY

※当サイトでのEmmaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Emma

ライヴ盤の最初は、ローマ時代の剣闘士の衣装に身を包んだModa`のメンバーの格調高いイメージ映像で幕を開ける。ちなみにKekkoの左胸に彫られたタトゥ"路易吉"とは、イタリアの男性名Luigi(ルイジ)の中国語表記。

ライヴの冒頭に"Dedicato ad Andrea(意:アンドレアに捧ぐ)"と言うクレジットが入るが、このAndreaとはMix技師だった故Andrea Papalia(アンドレア・パパリア)のこと。Moda`を始め、多くのミュージシャンたちのレコーディング・ミキサーを長年に渡って担当していたベテランだったが、このライヴの少し前に交通事故で他界したのだった。

以下、ライヴDVD映像をここでは紹介できないので、公式ヴィデオクリップが有る曲はそのリンクを貼っておく。

「Dimmelo(意:俺にそれを言え)」https://youtu.be/HKhC4sfH89U

「Cuore e vento(意:心と風)」は、サルデーニャのバンドであり、イタリア初のエスノ・ロック・バンドTazenda(タゼンダ)との共演。2012年暮れに二代目ヴォーカリストBeppe Dettori(ベッペ・デットリ)が脱退したTazendaは、オーディションでサルデーニャはAlghero(アルゲロ)出身の若きNicola Nite(ニコラ・ニテ)を三代目ヴォーカリストに迎えて再活動を始めていた。

※当サイトでのTazendaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Tazenda

「La paura che ho di perderti(意:あなたを失う恐れ)」はKekkoが新人歌手Bianca Atzei(ビアンカ・アッゼイ/当時27歳)に書き下ろした楽曲で、オリジナルではVasco Rossi(ヴァスコ・ロッシ)を支えるギタリストとして著名なMaurizio Solieri(マウリツィオ・ソリエリ/63歳)との共演だったが、本ライヴではもちろん、作者のKekkoとBiancaの共演。BiancaはMilano出身だが、両親ともサルデーニャ出身であり、Tazendaに続いての登場ということもありコンサート会場ではサルデーニャの旗が振られるなどサルデーニャ色に染まった。https://youtu.be/LHPPVyrlneU

※当サイトでのBianca Atzeiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Bianca_Atzei

「Bellissimo(意:最高にカッコイイ)」の楽曲では、客席からひとりの女性をステージに上げ、Kekkoが抱擁しながら歌うのが定番。San Siroでは赤い服を着た若い女性がターゲットとなっている。

「Dove e` sempre sole(意:いつも太陽の場所)」は スペインの人気ロック・バンドJarabe de Palo(ハラベ・デ・パロ)のヴォーカリストPau Dones(パウ・ドネス/当時48歳)を迎えての共演。彼らは2013年に来日公演も果たしている。
https://youtu.be/4Kh0Z1emGyw

「Almeno un po'(意:少なくとも少し)」はFrancesco Renga(フランチェスコ・レンガ/当時46歳/Udine出身)との共演で。Kekkoが彼に書き下ろした楽曲。

そしてModa`がEmmaと組んでサンレモ音楽祭2011で2位となった楽曲「Arrivera`(意:やって来るよ)」をRengaとデュエット。実は同年のサンレモ音楽祭は第4夜にゲストを迎えて出場曲を披露するという企画があり、Moda`+ Emma + Francesco Rengaという構成で披露した想い出のある楽曲でもあったのだ。

※当サイトでのFrancesco Rengaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Francesco_Renga

FESTAの最後は「Mia(意:僕の)」。ライヴDVDでは俳優Luca Ward(ルカ・ワード)によるMCでModa`のメンバー紹介が行われるハイライト・シーンのひとつ。

※当サイトでのModa`の紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Moda`


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2016年に達する年齢で表記。

第97回イタリアPOPSフェスタ(2013年6月)レポート(その1/ Angelo Branduardi, Tazenda, Niccolo Fabi, Mina)

第97回Festaは、19名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて6/8(土)に開催されました。参加者の内訳は男性7名 女性12名。

まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。2013-06FESTA

集合写真撮影
POP!ITALIANO
kazuma氏

第1部

1970年代にケルト民族音楽を取り入れた異色の世界観でデビューし、民族音楽ブームを巻き起こしたカンタウトーレAngelo Branduardi(アンジェロ・ブランドゥアルディ/63歳/Milano近郊Cuggiono出身)のアルバム『Camminando camminando 2(意:歩きながら 歩きながら 2)』(2012)。1996年のライヴアルバムの続編を意味するアルバムタイトルになっていますが、本作はライヴではなく、1996年以降の傑作選といった趣のアルバム。

AngeloBranduardi-CamminandoCamminando2

新曲「Rataplan(意:ドンドンという音)」も追加されています。

2009年の楽曲「La Tempesta(意:嵐)」

※当サイトでのAngelo Branduardiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Angelo_Branduardi


イタリア初のエスノ・ロックグループTazenda(タゼンダ)の4年ぶりのスタジオアルバム『Ottantotto(意:88)』(2012)。全曲を同バンドのギタリストGino Marielli(ジーノ・マリエッリ)が作詞作曲しています。

tazenda-ottantotto

シングル曲「Mielacrime(意:私の涙)」

伝説的なヴォーカリストAndrea Parodi(アンドレア・パロディ)の死後(2006年)、存続の危機を迎えたTazendaの支援役を買って出た、既に実績のあるミュージシャンBeppe Dettori(ベッペ・デットリ/ヴォーカル)ですが、このアルバムのリリース後に若きヴォーカリストNicola Nite(ニコラ・ニーテ)に交代しています。

※当サイトでのTazendaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Tazenda


2010年6月にまだ22ヶ月だった愛娘オリヴィアを髄膜炎で失ったカンタウトーレNiccolò Fabi(ニッコロ・ファビ/45歳/Roma出身)を励ますために、彼のアフリカの医療支援プロジェクトのチャリティコンサート"parole di lulu'"が2010年8月30日に開催されています。友情出演したのは、Max Gazzè(マックス・ガッゼ)、Daniele Silvestri(ダニエレ・スィルヴェストリ)、Samuele Bersani(サムエレ・ベルサーニ)、Cristina Donà(クリスティーナ・ドナ)、Simone Cristicchi(スィモーネ・クリスティッキ)、Gianni Morandi(ジァンニ・モランディ)、Jovanotti(ジォヴァノッティ)、Paola Turci(パオラ・トゥルチ)、Alex Britti(アレックス・ブリッティ)、Stefano Di Battista(ステーファノ・ディ・バッティスタ)、Velvet(ヴェルヴェット)、Elisa(エリーザ)、Marina Rei(マリーナ・レイ)、Luca Barbarossa(ルカ・バルバロッサ)、Pier Cortese(ピエール・コルテーゼ)、Paolo Vallesi(パオロ・ヴァッレーズィ)、Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)、Franco Mussida(フランコ・ムッスィーダ)、Giuliano Sangiorgi(ジゥリァーノ・サンジォルジ)、Manuel Agnelli(マヌエル・アニェッリ)、Mauro Ermanno Giovanardi(マウロ・エルマンノ・ジォヴァナルディ)、Tosca(トスカ)、Malfunk(マルファンク)、Pilar(ピラール)、Alberto Fortis(アルベルト・フォルティス)、Roy Paci(ロイ・パーチ)、Enrico Ruggeri(エンリコ・ルッジェーリ)、Claudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)、Pacifico(パチフィコ)、Teresa De Sio(テレーザ・デ・スィオ)、Subsonica(スブソニカ)といった面々。

ParoleDiLulu'

上記チャリティディスクはCD+DVDの2枚組ですが、映像はドキュメンタリーになっており、残念ながらコンサートのライヴではありません。CDにはシングルとなったNiccolò FabiとMina(ミーナ/73歳/Busto Arsizio生まれCremona育ち)とのデュエット曲「Parole parole(意:言葉・言葉)」が収録されています。同曲はLulùbellaの愛称で呼ばれていた亡き娘Oliviaが愛した曲だったそうです。

※当サイトでのMinaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Mina

そのNiccolò Fabiが、やっと失意の底から立ちあがってリリースしたオリジナルスタジオアルバム『ecco』(2012)。この"ecco"は特に会話の中で様々な場面で使われる言葉ですが、この場合は"(ひと段落した時の)よし"に近いニュアンスでしょう。

NiccoloFabi-Ecco

同アルバムのほぼ全曲のスタジオライヴ映像を自身の動画チャネルで公開しているのも特筆するところ。アルバム1曲目の「Una buona idea(意:良い理念)」は、一聴するといつもの彼のメランコリックなスタイルを払拭するかのような明るく前向きのサウンドに聴こえるものの、歌詞がまだまだ痛々しい。全編に"Orfano(孤児)"という言葉を使い、サビの"Mi basterebbe essere padre di una buona idea(僕は良い理念の父親であれば充分なんだが)"が悲痛に聴こえます。

「Lontano da me(意:僕から遠く)」も陽気な曲調ですが、内容は、ただ忘れるためだけにシチリアに旅立つストーリー。サビは"io sto bene quando sto lontano da me(自分から遠ざかる時、僕は元気)"。

※当サイトでのNiccolò Fabiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Niccolo`_Fabi


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2013年に達する年齢で表記しています。

第61回イタリアPOPSフェスタ(2010年4月)レポート(その4 / Andrea Parodi, Elena Ledda, Mauro Pagani, Tazenda, Balentes)

その3はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51814064.html


第4部

4月FESTAの最終楽章は、癌に蝕まれ、2006年に51歳の若さで他界してしまったAndrea Parodi(アンドレア・パロディ/1955-2006/51歳没/Sardegna州Porto Torres出身)の追悼コンサートをDVDで紹介いたしました。

サルデーニャという、イタリアの中でも異文化の香りが色濃く残る地域をバックボーンにした、イタリア初のエスノロックとしてシーンに登場したTazenda(タゼンダ)。その中でも超高音域の個性的なヴォーカリストとして独特な存在感を魅せつけていたのがAndrea Parodiです。

※当サイトでのAndrea Parodioの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Andrea_Parodi

※当サイトでのTazendaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Tazenda

彼の死の翌2007年に開催された追悼コンサートを映像に収録した映像作品が、2009年になってようやく「CANTANO ANDREA PARODI 2007」(2009)として、CD+DVDの2枚組で発売されたので、さっそくDVDで紹介することにした次第です。

img153

DVDの冒頭は、Andreaが最後の力を振り絞ってレコーディングとコンサートを行った2006年のライヴ映像を鑑賞する形で始まります。おそらく実際の追悼コンサートでもそうだったことでしょう。

曲目は"Gracias la vida(人生よありがとう)"。オリジナルはチリの歌手Violeta Parra(1917-1967)の1966年の作品。

遺作となったアルバム「Rosa Resolza(薔薇ナイフ)」(2007)の最後に収められた楽曲で、同アルバムはElena Ledda(エレーナ・レッダ/51歳/Sardegna州Cagliari郊外出身)との最初で最後の共演作となりました。
Andrea Parodi & Elena Ledda /Rosa Resolza

2曲目はMauro Pagani(マウロ・パガーニ/64歳/Brescia近郊出身)で、楽曲は"Dä me Riva"。

同曲は故Fabrizio De André(ファブリツィオ・デ・アンドレ)がオリジナルで、当時彼を音楽面やプロデュース面で全面的にサポートしていたMauro Paganiが、2004年にアルバムごとカバー&リメイクした際に、同曲のVocal部分を担当したのがAndrea Parodiだったという縁ですね。

Creuza de Ma

ギリシャの民族楽器ブズーキをかき鳴らしながら歌うMauro Pagani。イカシテます。

実は2010年、そんなMauro Paganiの来日公演まで発表されました。楽しみですね。

『Andreaが大好きな曲だったんだよ』と解説を入れながら、Andreaの古巣Tazendaの面々が歌うのは"Armentos"。珍しく作曲者でありギタリストのGino Marielli(ジーノ・マリエッリ)がリードボーカルを取るのが新鮮です。

ここではAndrea Parodiが歌ったオリジナルバージョンを貼っておきます。

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