Federica Carta(フェデリカ・カルタ/20歳/Roma出身/両親はSardegna出身)の3rdアルバム『Popcorn』(2019)。チャート最高3位まで上がった。サンレモ音楽祭2019出場曲「Senza farlo apposta(意:わざとそうせず)」を収録している。
Federica Carta - Popcorn

この楽曲はラッパーのShade(シャーデー/32歳/Torino出身)と組んで披露され、結果は18位と振るわなかったものの、サンレモ音楽祭後のヒットチャートでは5位に食い込むスマッシュヒットとなった。ちなみにShadeは2018年に来日している。サンレモ第3夜はイタリアのアニソン女王Cristina D'Avena(クリスティーナ・ダヴェーナ)をゲストに迎えたトリオ編成で披露した

※当サイトでのCristina D'Avenaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Cristina_D'Avena

Federicaはオーディション番組Amici2016-2017に弱冠17歳で出場し、卓越したピアノ弾き語りと愛らしいルックスで人気となり3位となって注目を集めた人物だ。

同アルバムに収録されている「Mondovisione(意:世界展望)」は映画『La befana vien di notte(ベファーナは夜にやってくる)』の挿入歌に採用された。カトリック教では1月6日のエピファニア(御公現の祝日)で1ヶ月に渡るクリスマスシーズンが終わるのだが、その日に子供たちにプレゼントを配りにやって来るのがベファーナという醜い魔法使いの老婆だ。昼間は小学校の先生が夜になると老婆ベファーナとなるという設定のコメディタッチの映画で、主演はPaola Cortellesi(パオラ・コルテッレージ)、監督はMichele Soavi(ミケーレ・ソアヴィ)。Federicaの公式ヴィデオクリップにもこの映画のシーンがたくさん使われている。

Federicaの2ndアルバム『Molto piu` di un film(意:映画よりもっと)』(2018)に遡って紹介して行こう。プロデュースはAndrea Rigonat(アンドレア・リゴナット)。Elisa(エリーザ)の夫であり、Elisaバンドのリーダー&ギタリストの他、多くのアーティストのセッションマンやプロデュースを務めている人物だ。FedericaはAmici出場時、Elisaチームだった事からの縁だ。アルバムチャート4位まで登った。
Federica Carta - Molto piu di un film

アルバムタイトル曲「Molto piu` di un film」。Federica自身も曲作りに参加している。

「Sull'orlo di una crisi d'amore(意:恋の危機に瀕して)」は2019年4月にサンレモ・ジョーヴァニ受賞アーティスト公演で来日したバンドLa Rua(ラ・ルーア)との共演だ。メインコンポーザーはLa RuaのヴォーカルDaniele Incicco(ダニエレ・インチッコ)だ。

「Tra noi e` infinita(意:私たちの間は無限)」

さてさらにFedericaのデビューアルバム『Federica』(2017)まで遡って紹介しよう。これも前出のAndrea Rigonatプロデュースだが、ほとんどのトラックがAmiciの番組内で歌っているものを収録したライヴテイクで、アルバムチャート2位まで登る大ヒットとなった。
Federica Carta - Federica

「Dopotutto(意:つまり)」は売れっ子の若手ソングライターFederica Abbate(フェデリカ・アッバーテ)がメインコンポーザーで書き下ろした楽曲。前出のサンレモ・ジョーヴァニ・ワールドツアーにカンタウトリーチェとして来日予定だったが、残念ながら来日しなかった。

「Forte e chiaro(意:強くて明るい)」はAmici出身者に多くの楽曲を提供し続けているFederica Camba(フェデリカ・カンバ)が書いた楽曲だ。

前出のShadeのアルバム『Truman』(2018)に収録の「Irraggiungibile(意:不条理)」にFedericaが客演し、これがスマッシュヒットし、双方の知名度UPに大きく貢献した。これがShadeとFedericaのサンレモ2019の共演に繋がったのだ。

※当サイトでのFederica Cartaの紹介記事
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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2019年に達する年齢で表記。