Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Sergio_Endrigo

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。Festa情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第159回イタリアPOPSフェスタ(2018年11月)レポート(第1部:CD『瞳はるかに〜魅惑のイタリアン・ポップス〜』)

10月10日にリリースされた日本盤CD『瞳はるかに〜魅惑のイタリアン・ポップス〜』(2018)から。
瞳はるかに~魅惑のイタリアン・ポップス0

アルバムタイトルに掲げられた「瞳はるかに(Lontano dagli occhi)」(1969)は、カンタウトーレSergio Endrigo(セルジョ・エンドリゴ/1933-2005/旧イタリア領Pola/現クロアツィア国生まれ)が歌い、同年のサンレモ音楽祭で2位を獲得。サビで繰り返し歌われる"Lontano dagli occhi lontano dal cuore"はイタリアのことわざで、直訳すると"視界から遠いと心も遠い"、転じて"直に会っていないと心は離れるもの"を意味する。歌詞は名匠Sergio Bardotti(セルジォ・バルドッティ)作で、作曲はEndrigo自身と映画音楽で世界的な知名度を誇るLuis Bacalov(ルイス・バカロフ/イタリアに帰化したアルゼンチン人)の共作だ。 当時Endrigo36歳。

当時のサンレモ音楽祭はダブルキャスト制だったため、同曲にはもうひとりのオリジナル歌唱者がいるのだが、それはなんと英ウェールズの女性歌手メリー・ホプキン(Mary Hopkin)だった。彼女はサンレモ音楽祭出場の前年にポール・マッカートニーがプロデュースしたシングル「悲しき天使 (Those were the days)」を大ヒットさせたばかり。彼女がイタリア語で歌った「瞳はるかに」はビートルズのアップル・レコードからリリースされたのだ!

さらに同年、ギリシャ出身バンドAphrodite's Child(アフロディテス・チャイルド)がイタリア語のままカヴァーしている。同バンドは後に世界的な名声を得る音楽家Vangelis(ヴァンゲリス/Key)、Demis Roussos(デミス・ルソス/Bass&Vocal)が在籍したことで知られている。

21世紀になってからもMorgan(モルガン)が2009年、Gianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ)が2014年にカヴァーしてリバイバルヒットとなり、イタリアのエヴァー・グリーン曲としてすっかり定着した1曲となっている。

※当サイトでのSergio Endrigoの紹介記事
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※当サイトでのGianna Nanniniの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gianna_Nannini

Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ/Toscana州Pontedera出身)は、国民的人気を誇ったバンドPooh(プー)の初期メンバーとして一番人気を誇ったものの1973年に脱退してソロに転身。2015〜2016年のPoohの結成50周年を機に再加入し、グループはそのまま解散となったが、その後はPoohの実質的リーダーだったRoby Facchinetti(ロビー・ファッキネッティ)とのデュオで活動を行い、サンレモ音楽祭2018にもペアで出場している。そんなFogliはソロに転身後試行錯誤を重ねたものの、ようやく自分のスタイルを見出した頃のヒット曲が「世界(Mondo)」(1976/当時29歳)だ。彼はその後、サンレモ音楽祭1982年で優勝を遂げて成功を収めた。

※当サイトでのRiccardo Fogliの紹介記事
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Sandro Giacobbe(サンドロ・ジァコッベ/Genova近郊Moneglia出身)は、70年代に数多く出現したLucio Battisti(ルーチョ・バッティスティ)フォロワーのひとりで、次第に南米での人気が本国に勝るようになったカンタウトーレだ。1977年のGigliola Cinquetti(ジリオラ・チンクェッティ)来日公演の前座として来日歴もある。「禁じられた園(Il giardino proibito)」(1975)は、浮気した男の言い訳の歌だが、タイトルから判る通り、聖書に登場するモチーフを元にしているため、誘惑したのは女(イヴ)であり、男(アダム)がそれに抗えないのは運命なのだ、という開き直りの歌。70年代初期のBattistiの作品にも浮気をテーマにした楽曲がいくつかあり(「E penso a te」など)、その影響を受けて書かれた曲と言っても良いだろう。当時Giacobbe24歳

※当サイトでのSandro Giacobbeの紹介記事
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1970年代に彗星のようにシーンに登場すると、瞬く間に新世代のビートの女王に登りつめ、日本でも人気を博したMarcella Bella(マルチェッラ・ベッラ/Sicilia州Catania出身)の「想い出のシチリア(Sicilia antica)」(1973)は、実の3兄弟のソングライターのうちGianni(=カンタウトーレとしても活動するジァンニ・ベッラ)とAntonioが書き下ろした楽曲で、全編彼女たちの出身地Sicilia方言で歌われた異色&意欲作。Marcella当時21歳。当時ほぼリアルタイムで日本盤アルバムがリリースされたが、Sicilia方言のため、イタリア生まれ&育ちの通訳者にも正確な解釈ができず、不完全な対訳が掲載されたままになっていたが、今回は標準イタリア語訳が入手できたため、初の完全対訳を封入することができた。

※当サイトでのMarcella Bellaの紹介記事
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Loredana Berte`(ロレダーナ・ベルテ/Calabria州Bagnara Calabra出身)は後にサンレモ音楽祭の批評家賞にその名が冠されることになるほどの大歌手となる故Mia Martini(ミア・マルティーニ)の実妹で、姉とはまた異なる次元でカルト的人気を誇る女性歌手だ。24歳のデビュー曲「秋のつぶやき(Volevi un amore grande)」(1974)が収録された。

※当サイトでのLoredana Berte`の紹介記事
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Gianni Nazzaro(ジァンニ・ナッザーロ/Napoli生まれ)のサンレモ音楽祭1974出場曲「道はひとすじ(A modo mio)」は、今や国民的人気を誇るカンタウトーレClaudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)が書き下ろした楽曲で、後にBaglioni自身がセルフカヴァーして、そちらの方がスタンダードになってしまったため、今ではNazzaroのヴァージョンの方がレアになってしまったという楽曲。ちなみにNazzaroヴァージョンとBaglioniのセルフカヴァーは微妙に歌詞が異なっている。当時Nazzaro26歳。

サンレモ音楽祭に出場せずに大スターになったBaglioniが、楽曲提供者という形で関わった唯一の楽曲でもある。そんなアンチサンレモ派だったBaglioniだが、2018年にはサンレモ音楽祭のミュージック・ディレクター&総合司会を務め、大きな話題と高い視聴率という実績を残し、2019年の司会も務めることが決定している。

※当サイトでのGianni Nazzaroの紹介記事
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※当サイトでのClaudio Baglioniの紹介記事
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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2018年に達する年齢で表記。


CD『瞳はるかに 〜魅惑のイタリアン・ポップス〜』

第135回イタリアPOPSフェスタ(2016年10月)レポート(第1部:Erica Mou, Alessandra Amoroso)

第1部

サンレモ音楽祭2012新人部門第2位となって注目を集めたErica Mou(エリカ・ムー/26歳/Puglia州Bisceglie出身)の4thアルバム『Tienimi il posto(意:私にその場所をとっておいて)』(2015)から。

Elica Mou - Tienimi il posto

2nd&3rdアルバムは大手SugarレーベルからリリースされていたEricaだが、本作は再びデビュー当時の彼女の地元のレーベルでJazzを主軸ラインナップするAuand Records所属に戻っている。Ericaの音楽がジャズィになった訳ではないが、メランコリックで内省的な音楽が主体となった感がある。

シングル第1弾は「Ho scelto te(意:私はあなたを選んだ)」。

シングル第2弾は「Se mi lasciassi sola(意:もし私を独りにしておいたなら)」。https://youtu.be/S7XPAECEd68

2016年になって、アルバム未収録曲を新曲としてリリースし始めている。第1弾は「Adesso(意:今)」は小説家Chiara Gamberale(キァラ・ガンベラレ)が書いた同名の恋愛小説を題材に、Chiara自身と共作で制作された楽曲。https://youtu.be/sQ7qGafDVIo

さらに同年10月には、往年の名曲「L'edera(邦題:つた)」(1958年/Nilla Pizzi、Tonina Torrielliがサンレモ音楽祭で披露)をカヴァー。Ericaが生まれるはるか前の楽曲なのだが、Ericaは祖母にこの曲を教えてもらったとのこと。https://youtu.be/dJ8VoxYj90E

※当サイトでのErica Mouの紹介記事はコチラ
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同じPuglia出身の若手女性歌手Alessandra Amoroso(アレッサンドラ・アモローゾ/30歳/Puglia州Galatina出身)のアルバム『vivere a colori(意:色つきで生きる事)』(2016)

Alessandra Amoroso - Vivere a colori

タレント・オーディション番組の草分け的存在Amici出身者のひとりだが、その中で最も成功したと言えるのがこのAlessandra Amoroso。しかも他のAmici出身者たちがサンレモ音楽祭に出場し、優勝さえさらうようになった風潮の中で、Alessandraは一度も出場していない(ゲスト参加はある)にも関わらず、それだけの実績を誇るのはまさに驚異的だ。

本アルバムもアルバムチャートの首位を飾り、半年もかからずにプラチナディスクに認定される大ヒット作となった。プロデュースは敏腕で名高いMichele Canova Iorfida(ミケーレ・カノーヴァ・イォルフィダ)やAndrea Rigonat(アンドレア・リゴナット/Elisaの夫)らが務めているので、クォリティも申し分がない。

シングル第1弾「Stupendo fino a qui(意:ここまで素晴らしい)」は、Amici出身者を中心に楽曲を提供することで注目を集めるFederica Camba(フェデリカ・カンバ)らが書き下ろした楽曲。https://youtu.be/g-JjblxScTw

シングル第2弾は「Comunque andare(意:とにかく行くこと)」はAlessandra自身とElisaとの共作。Lombardiaのアルプス山岳地帯でのロケ。https://youtu.be/_Q-TkT3RwJw

アルバムタイトル曲「Vivere a colori」はElisaが書き下ろした楽曲。Romaロケ。https://youtu.be/eNZJtY3h05k

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http://piccola-radio-italia.com/tag/Elisa

番外編として、アルバム未収録のカヴァー曲「Io che amo solo te(邦題:君だけを愛して)」(1962年、Sergio Endrigo/セルジォ・エンドリゴ作&歌唱でヒット https://youtu.be/JL1wMYB3Bg4)を紹介。Alessandraのカヴァーは同名の映画(2015)の主題歌であり、Alessandra自身も本人役で出演している。

同映画はLuca Bianchiniの同名ベストセラー小説(2013)を元にMarco Ponti(マルコ・ポンティ)監督が映像化。Domenico Modugno(ドメニコ・モドゥーニョ)の出身地&美しい海辺として名高いPuglia州Polignano a Mare(ポリニャーノ・ア・マーレ)でロケされ、主演は人気俳優のRiccardo Scamarcio(リッカルド・スカマルチォ)とLaura Chiatti(ラウラ・キアッティ)。結婚することになったこの若いカップルだが、花婿の父親(Michele Placido/ミケーレ・プラチド)と花嫁の母親は、その昔、結婚を約束した関係だったという設定が、このコメディ・タッチのラヴ・ストーリーのキモ。

※当サイトでのSergio Endrigoの紹介記事はコチラ
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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2016年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)

第124回イタリアPOPSフェスタ(2015年9月)レポート(第1部:Il Volo)

第1部

サンレモ音楽祭2015の優勝曲「Grande amore(意:偉大な愛)」。歌ったのは、平均年齢21歳のオペラティック・ポップ・グループIl Volo(イル・ヴォーロ)。

サンレモ音楽祭2015の第3夜に開催されたカヴァー大会においても、「Ancora(意:再び)」で2位を獲得。オリジナルはサンレモ1981でEduardo De Crescenzo(エドゥアルド・デ・クレシェンツォ/64歳/当時30歳/Napoli出身)が披露したもの。

※当サイトでのEduardo De Crescenzoの紹介記事はコチラ
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そしてIl Voloのカヴァー。

前出の2曲を含むアルバム『Sanremo grande amore』は7曲入りのミニアルバムで、優勝曲以外は全てカヴァー作品で占められている。国内チャート最高1位、米のクラシックチャートでも7位に入った。

Il Volo - Sanremo grande amore

同アルバム収録曲から、その後にシングル化されたのは、「Canzone per te(意:君への歌/邦題:君を歌う)」。オリジナルはサンレモ1968優勝曲で、歌ったのは作曲者でもあるSergio Endrigo(セルジォ・エンドリゴ/1933-2005/72歳没/当時35歳/現クロアチア国Pola生まれ)とブラジル人歌手Roberto Carlos(ホベルト・カルロス/ロベルト・カルロス/74歳/当時27歳)

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そしてIl Voloのカヴァー。

その後、Il Voloは同年8月に次のフルアルバムからの先行シングル「L'amore si muove(意:愛は行動する)」を発表。

Il Volo - L'amore si muove

アルバムタイトル曲にもなる同曲は、Francesco Renga(フランチェスコ・レンガ/47歳/Udine出身)の「Nel nome del padre(意:父の名のもとに)」を歌詞を変えてカヴァーしたものになった。

※当サイトでのFrancesco Rengaの紹介記事はコチラ
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※当サイトでのIl Voloの紹介記事はコチラ
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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)

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