Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Sergio_Cammariere

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。Festa情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

公式facebookページ (facebook ufficiale)
http://www.facebook.com/PiccolaRadioItalia

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第152回イタリアPOPSフェスタ(2018年3月)レポート(第1部:Nina Zilli)

オールディーズ風の曲調で定評のあるカンタウトリーチェNina Zilli(ニーナ・ズィッリ/38歳/Emilia-Romagna州Piacenza出身)の近作アルバム2枚から紹介。

『Frasi & Fumo(意:フレーズと煙)』(2015)は、Nina自身と名匠Mauro Pagani(マウロ・パガーニ)と共同プロデュースで話題となったアルバム
Nina Zilli - Frasi & Fumo

※当サイトでのMauro Paganiの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Mauro_Pagani

このアルバムにはサンレモ音楽祭2015で9位となった「Sola(意:独り)」を収録しており、同音楽祭ではPaganiがオーケストラ指揮をしたシーンも見逃せなかった。

同音楽祭のカヴァー大会でNinaはMassimo Ranieri(マッシモ・ラニエリ)がCanzonissima1969で歌って3位となったヒット曲「Se bruciasse la citta`(意:もし街が燃えたなら)」をカヴァーして披露。上記のアルバムにスタジオ録音テイクを収録している。

※当サイトでのMassimo Ranieriの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Massimo_Ranieri

同アルバムからのシングル第2弾は「#RLL [Riprenditi le lacrime(意:涙から立ち直りなさい)])
。Ninaらしいモータウン調の楽曲。

2017年に発表したアルバム『Modern Art』は、プロデューサーに売れっ子の敏腕Michele Canova Iorfida(ミケーレ・カノーヴァ・イォルフィダ)を迎えてリリース。
Nina Zilli - MoDERN ART

第1弾シングル「Mi hai fatto fare(意:あなたは私にさせた)」は、Ninaの従来路線からイメチェンを図りヒップホップ調となった。
https://youtu.be/U08DkmuiwQw

第2弾シングル「Domani arrivera`[Modern Art](意:明日はやって来るわ)」は、さらにラップ調楽曲となった。
https://youtu.be/f_d6G_FJ-oU

サンレモ音楽祭2018に「Senza appartenere(意:所属することなく)」で出場し、結果は20人中17位と振るわなかったが、従来のNinaの路線&サンレモ音楽祭向きで安心して聴いていられる楽曲。同アルバムのサンレモ・エディションに追加収録された。同音楽祭第4夜のゲストを迎えた演出では、ジャズ系カンタウトーレSergio Cammariere(セルジォ・カンマリエレ/58歳/Calabria州Crotone出身)と共演。Cammariereが弾くピアノをフィーチャーした2人のデュエットは同曲の魅力を異なる角度で再現した名演となった。

※当サイトでのSergio Cammariereの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Sergio_Cammariere

シングル第4弾となったのは「1XUnattimo(意:1X一瞬|ひと時をひとりの人に」

※当サイトでのNina Zilliの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Nina_Zilli


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2018年に達する年齢で表記。

第88回イタリアPOPSフェスタ(2012年9月)レポート(その2/Pino Daniele, Sergio Cammariere, Cesare Cremonini)

第2部

3人のカンタウトーレの2012年新作アルバムを集めた第2部。

1人目のカンタウトーレは、ベテランのPino Daniele(ピーノ・ダニエレ/57歳/Napoli出身)が3月20日に発売したアルバム「La grande madre(偉大な母)」(2012)から。

PINO DANIELE_La Grande Madre

同アルバムの初回生産分は、豪華なブックレット仕様で、4曲ほどは譜面も掲載されています。

第1弾シングル曲"Melodramma(音楽劇メロドランマ)"。Pinoの代表曲のひとつ"Napule è(ナポリは・・・)"を故Luciano Pavarotti(ルチァーノ・パヴァロッティ)と1998年にModenaで共演した際のサウンドをイメージして、新たに作った楽曲であると、アルバムの中で当時の共演写真を掲載して述べています。ちなみにドラムスは世界的に著名なセッションマンSteve Gadd(スティーヴ・ガッド)が務めています。重厚な曲調がらもPinoの粋なギターと高音ヴォーカルがキマッテいる楽曲。

第2弾シングル曲"Niente e come prima(何もかもが最初のようではない)"。ドラムスをこれまた世界的に著名なセッションマンOmar Hakim(オマール・ハキム)が務め、Pino自身がギターに加えベースも演奏して録音しています。PinoらしいJAZZ-FUNK的な楽曲。

同アルバムには、Eric Clapton(エリック・クラプトン)の"Wonderful Tonight"のイタリア語カヴァーも収録しており、ブックレットにはEric ClaptonとPinoのメッセージを掲載しています。また『Save the children』プロジェクトに捧げた英語曲"Searching for the water of life(命の水を探して)"を収録しています。

※当サイトでのPino Danieleの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pino_Daniele


2人目のカンタウトーレは、JAZZ系カンタウトーレとして知られるSergio Cammariere(セルジォ・カンマリェーレ/52歳/Calabria州Crotone出身)が3月に発売したアルバム「Sergio Cammariere」(2012)。

sergio cammariere

既に何枚ものソロアルバムに加え、数多くのサントラ盤も手掛けているにも関らず、まるで新人のアルバムのように自身の名前を冠したアルバムをリリースしたのは意外な事でしたが、Sergioは、このアルバムを2011年に亡くなった友人のPepi Morgia(ペピ・モルジァ/照明アーティスト/61歳没)に捧げるとクレジットしており、自身の中にある音楽要素、ジャズからボサノヴァ、サンバからバルカン・リズム、クラシックからワールドミュージックやプログレなどを調和させて綴った作品集であると述べています。

シングル第1弾"Ogni cosa di me(僕のあらゆること)"

2曲目は、ブラジルの音楽家Vinicius De Moraes(ヴィニシウス・ヂ・モライス)作品のイタリア語カヴァー"Come è che ti va?[Onde anda você](やぁ、最近どうだい?)"。イタリアを代表するトランペッターFabrizio Bosso(ファブリツィオ・ボッソ)を迎えて録音されています。2008年のPremio Tenco(テンコ賞)のステージ映像で。

※当サイトでのSergio Cammariereの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Sergio_Cammariere


3人目のカンタウトーレは、Cesare Cremonini(チェーザレ・クレモニーニ/32歳/Bologna出身)が5月22日に発売したアルバム「La teoria dei colori(色彩理論)」(2012)から。

Cesare Cremonini-La teoria dei colori

初登場でアルバムチャート2位を記録している通り、若手ながら実力と人気を兼ね備えたアーティストとして一目置かれる存在です。

第1弾シングル曲は"Il comico [Sai che risate](コメディアン[笑っちゃうね])"

シングル第2弾は"Una come te(君のような女性)"。人気TV番組『Quelli che』で2012/9/16に放送されたばかりの映像で。

※当サイトでのCesare Cremoniniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Cesare_Cremonini


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

第65回イタリアPOPSフェスタ(2010年8月)レポート (その1/ Luca Marino, Max Gazzè, Cesare Cremonini, Sergio Cammariere)

IMG_6891第65回Festaは、16名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて8/21(土)に開催されました。参加者の内訳は男性6名 女性10名(うち、初参加者1名)。

まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と遠景に浮かぶ花火を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。

集合写真撮影
POP!ITALIANO
kazuma氏 


第1部

4人のカンタウトーレ(男性シンガーソングライター)をピックアップ。

1人目は、サンレモ音楽祭2010の新人部門に出場していたLuca Marino(ルカ・マリーノ/29歳/Varese近郊出身)。惜しくも入賞を逃してしまい、その後、出場曲にも、デビューアルバムにも特に大きな注目が集まることはありませんでした。

筆者もサンレモ出場組を紹介するFestaの際にLuca Marinoは割愛してしまっていたのですが、最近になって彼の楽曲の味わいがジワジワと効いてきて、紹介したくなってしまった次第です。

Luca Marinoは、演奏面では、ギターも弾くしドラマーでもあります。そしてカンタウトーレとして楽曲を作る際には、特に作詞に重きを置くタイプのようです。

デビューアルバム「Con la giacco di mio padre(父のジャケットと共に)」(2010)は9曲入りで、様々なタイプの楽曲が収められ、歌詞は難しくは無いものの、一風変わったタイトルをつけた楽曲が目立ちます。

img165

まずはサンレモ2010出場曲"Non mi dai pace(君は僕に平和をくれない)"。サンレモ向きのオーケストレーションを効かせた次第に盛り上がるタイプの楽曲です。

公式PVのサンプルはこちら
http://liberitutti.info/luca/video

2曲目は"Levriero(グレーハウンド)"。大道芸のBGMのようなどこか陽気な感じの漂う楽しい楽曲です。

3曲目は"Delirio delle tre(3時の錯乱)"。不思議なタイトルが付けられた割に明るいPOPS調の楽曲ですが、これは失恋ソング。ため息ばかりで眠れない午前3時に気が狂いそうになってしまう、という内容で、そのやり場のない気持ちを、彼の故郷Vareseから遠く離れたRomaに託す歌です。

ローマに行きたいな
君から遠く
僕から遠く
起こってしまった事から遠く

ローマは誰から遠いのだろう?
僕らから遠いのだ
起こってしまった事から遠いんだ

あと5年〜10年ぐらい修行すれば、きっと骨太のカンタウトーレに成長したLuca Marinoに出会えるような気がしませんか?


2人目のカンタウトーレはMax Gazzè(マックス・ガッツェ/43歳/Roma出身)。ソロ活動よりもベース奏者として様々なアーティストとバンド活動する仕事の方が多いかもしれないMax Gazzèですが、今回のソロアルバム「Quindi?(それで?)」(2010)は、アルバムチャート6位にまで登り、今も20位台に留まる快調な売れ行きを示しています。

img212

ミュージカル映画『Basilicata coast to coast』という映画のサントラに抜擢された"Mentre dormi(君が眠っている間に)"を収録したアルバム、という付加価値が効いているのかもしれません。メランコリックな楽曲です。




3人目のカンタウトーレはCesare Cremonini(チェーザレ・クレモニーニ/30歳/Bologna出身)。1999年の19歳の時にバンド編成のLùnapop(ルナポップ)として大ブレイクをし、ソロになってからもその確かな音楽的才能を発揮して活躍してきたおかげで、30歳になったばかりながら既にベテランの威厳と風格を兼ね備えるカンタウトーレです。

Lùnapop時代を含む自身のヒット曲を集めたベストアルバム「1999-2010 THE GREATEST HITS」(2010)をリリースするや、アルバムチャート3位にまで登り、その後も常にベスト10上位に留まる快調なセールスを記録しています。

cesare_cremonini-1999-2010_the_greatest_hits_a

新たに収録された未発表の新曲"Mondo(世界)"は、Jovanotti(ジォヴァノッティ/44歳/Roma出身)をゲストに迎えたのが、最大級の話題を集めたのも功を奏したようです。

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