第106回Festaは、10名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて3/8(土)に開催。参加者の内訳は男性3名 女性7名。

まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむ、至福のひと時となった。FESTA2014-03

集合写真撮影
POP!ITALIANO
kazuma氏

第1部

中堅カンタウトーレSamuele Bersani(サムエレ・ベルサーニ/44歳/Rimini出身)が2013年9月10日にリリースした新譜アルバム『Nuvole numero nove(意:9番目の雲)』。

Samuele Bersani - Nuvola numero nove

アルバム・タイトルは、英語の慣用句"cloud 9"をイタリア語に直訳したもので、"夢見心地"、"意気揚々として"と言う意味。イタリアでは、天国には7階層あるというユダヤ教由来のキリスト教の思想で、最上位の"settimo cielo(第七天国)"と言うのが普通。英語でももともとは"cloud 7"と言っていたようだが、アメリカの飛行機乗りたちが、気象学上で入道雲を"9番目の雲"と分類することを引用して、7よりさらに上の"9"に置き換えた言葉遊びを始め、それが広まったと言われている。

同アルバムからのシングル第1弾は「En e Xanax」。薬品名を2つならべた楽曲名となっている。FESTAでは人気TV番組Che tempo che fa出演時の映像で紹介したものの、ここでは公式ヴィデオクリップで。

シングル第2弾は「Chiamami Napoleone(意:僕をナポレオンと呼びたまえ)」。わざと調子っぱずれの歌い方で、イタリアの衰退を自虐的に≪長靴は押しつぶされてスリッパになっちまった≫などと歌っている。タイトルに掲げたナポレオンの他、英雄ではカエサル、音楽家ではエンニオ・モリコーネ、モーツアルト、ベートーヴェン、モダーなどクラシック音楽家から人気バンド名までを。映画スターでは、クラウディア・カルディナーレ、モニカ・ヴィッティ、映画監督では、セルジョ・レオーネ、フェデリコ・フェリーなどの名前が引用されているのも興味深い。

※当サイトでのSamuele Bersaniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Samuele_Bersani


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さてここからは、2014年2月18日〜22日の5日間で開催されたサンレモ音楽祭の表彰曲の紹介に。FESTA会場ではサンレモ出場時の実映像で紹介したものの、ここでは基本的に公式ヴィデオクリップ映像を貼っておこう。

まずは新人部門から。第4位はThe Niro(ザ・ニーロ/36歳/Roma出身)

新人部門第3位はZibba(ズィッバ/36歳/Liguria州Savona近郊Varazze出身)の「Senza di te(意:あなたなしで)」。いつもはAlmalibre(アルマリーブレ)というバンドとの連名で活動しているが、今回はソロ名義での出場となった。Mia Martini賞(批評家賞)とLucio Dalla賞(記者クラブ賞)も獲得した。

新人部門第2位はDiodato(ディオダート/33歳/Aosta出身)の「Babilonia(バビロニア)」。会場審査員の票では1位に匹敵する得票を得ていたものの、一般投票でひっくり返されて2位に甘んじた。このため、真の優勝曲と囁かれている。

新人部門優勝を勝ち取ったのはRocco Hunt(ロッコ・アント/20歳/Salerno出身)の「Nu juorno buono(意:ある良い日)」。サンレモ音楽祭史上初となる全編ラップ曲の優勝で、一般投票では極端に彼に票が集中したため、逆転勝利を飾った。他にEmanuele Luzzati賞、音楽達人賞も獲得。

以上のように新人部門の入賞者は、優勝のRoccoのみ実年齢19歳。他3人は30代(うち2人は新人部門上限の満35歳)と20代がいない顔ぶれとなり、平均年齢ではベテラン部門よりも僅差で高い年齢という逆転現象が起きた。

サンレモ音楽祭 2014の詳細記事は雑誌ムジカヴィータ・イタリア第5号(2014年4月末発売予定)に掲載!


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2014年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)