Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Pupo

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

公式facebookページ (facebook ufficiale)
http://www.facebook.com/PiccolaRadioItalia

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第59回イタリアPOPSフェスタ(2010年2月)レポート (その3/Malika Ayane, Marco Mengoni, Pupo, Emanuele Filiberto, Luca Canonici, Elio e le Storie Tese, Valerio Scanu, Alessandra Amoroso)

その2はコチラ


malikaayane01第2部後半


FESTA第2部の後半は、いよいよサンレモ音楽祭2010の本選のファイナリストのコーナー。


優勝の最有力候補のひとりと噂されていたMalika Ayane(マリカ・アヤーヌ/マリカ・アヤネ/26歳/Milano出身のモロッコ系イタリア人)が歌った"Ricomincio da qui(ここから再開する)"は、3人のファイナリストには残らなかった代わりに、Mia Martini(ミア・マルティーニ)賞こと、批評家賞を受賞しました。

カンタウトーレのPacifico(パチフィコ)らとMalika Ayane自身が共作した落ち着いた曲調ながらも、さりげなく美しい盛り上がりを魅せる佳作だと思います。


※当サイトでのMalika Ayaneの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Malika_Ayane


marcomengoni02
そしてサンレモ音楽祭5日目の最終日の後半に発表された3人のファイナリストに残り、総合3位を獲得したのは、Marco Mengoni(マルコ・メンゴーニ/22歳/Lazio州Viterbo近郊出身)が歌った"Credimi ancora(もう一度僕を信じてくれ)"


人気TVオーディション番組X Factorの第3シーズン(2009)で総合優勝に輝いた実績を持つMarco Mengoniは、ヘビメタ系ヴォーカリスト的な歌い方が特徴的なカンタウトーレで、サンレモ出場曲は、元Bottega dell'Arte(ボッテガ・デッラルテ)のCarabrese(カラブレーゼ)兄弟らとの共作です。

サンレモ第4夜には、イタリアPOPSシーンでも引っ張りだこの弦楽四重奏団Solis String Quartet(ソリス・ストリング・クァルテット)を招き、原曲のロックアレンジから、バロック調のアレンジに変えたバージョンを楽しませてくれました。


そして今回のサンレモ音楽祭2010の1位と2位に輝いたのは、どちらも本選の初日・2日目に落選した楽曲が、敗者復活戦で勝ち残った末に、最終的に勝ち残り組を抑えて優勝と準優勝に輝くという、意外な展開。
(・・・というか、これでは勝ち残り方式を採用する意味がどこにあるというのでしょうか・・・・???)

どうやらこの番狂わせの展開をもたらしたのは、TV視聴者による電話投票が大きく順位を動かすことになった模様です。

昨2009年よりオーケストラのメンバーも投票権を持つシステムが採用されていたこともあって、ファイナリスト最有力候補のNoemi(ノエミ)やMalika Ayane(マリカ・アヤーヌ)らが落選した瞬間、オーケストラの面々が不満をあらわにし、楽譜を丸めて放り投げるという暴挙に出たり、観客のブーイングが止まなかったりと、大いに物議をかもしだす事態が発生しました。60回目の節目となるサンレモでの珍事として、イタリア歌謡史に刻まれていくであろう、歴史的な瞬間だったと思います。


pec01特に総合2位となったPupo, Emanuele Filiberto con il tenore Luca Canonici(プポ,エマヌエレ・フィリベルトとテノール歌手ルカ・カノニチ)というトリオは、サンレモ出場者に中でも大きな話題をさらったと同時に、大きな物議を醸し出し、批判の対象になったり、いろいろと揶揄されることとなりました。


Pupo
(プポ/55歳/Arezzo近郊出身)はヨーロッパ市場でのビッグヒットを持つベテラン・カンタウトーレですが、近年は司会業でも成功を収めたためか話題作りには貪欲で、今回はイタリアという国の発祥となった王国サヴォイア家の王子様であるEmanuele Filberto(エマヌエレ・フィリベルト/38歳)をサンレモのステージに担ぎ出したのです。


※当サイトでのPupoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pupo


Fiorello(フィオレッロ)のような歌える司会者を目指しているとは言うものの、芸事は素人同然の王子様をフォローするためなのか、べテランのテノール歌手 Luca Canonici(ルカ・カノニチ)もラインナップしたところまでは良いのですが、そのテノール歌手Lucaが歌うパートは、Judy Garland(ジュディ・ガーランド)のミュージカル『オズの魔法使』で有名な"Over the Rainbow(邦題:虹の彼方に)"にそっくりという始末。



正式な準優勝曲であるはずのこの"Italia amore mio(イタリア 私の愛)"は、既にパロディの格好のターゲットになってしまっていて、インターネット上ではオリジナル映像を探すほうが困難な始末です。

こちらは1996年サンレモ準優勝経験もあるElio e le Storie Tese(エリオ・エ・レ・ストリエ・テーゼ)によるパロディ版カバー。


さて、波乱の決勝戦となった第60回サンレモ音楽祭を制したのは、Valerio Scanu(ヴァレリオ・スカーヌ/20歳/Sardegna州La Maddalena出身)が歌った"Per tutte le volte che...(〜する度に)"。

valerioscanu

この楽曲は会期第2夜に落選したものの、第3夜の敗者復活戦で復活させることに成功し、優勝までこぎつけることに大きな貢献を果たしたのは、Valerioがデュエット相手に招いたAlessandra Amoroso(アレッサンドラ・アモローゾ/24歳/Puglia州Galatina出身)であると言われています。

元々は、Alessandraにサンレモ出演が依頼されていたそうですが、Alessandraは自身のコンサートとかぶっているため辞退したそうです。サンレモ出演となると最低1週間は拘束されますからね。

ところが同じAmiciのステージで競い合った同僚であり良きライバルでもあるValerioの敗者復活がかかっているとならば、自身のコンサートを一部キャンセルしてまで、サンレモの第3夜と第4夜の2日間の応援出演を果たしてくれたという訳です。

何はともあれ、2年連続で民放他局の看板番組Amici出身の歌手で、奇しくもサルデーニャ出身者が優勝の栄冠に輝いただけでなく、Valerio Scanuはイタリアで最も歴史のある音楽祭において、19歳10ヵ月の若さでのグランプリ優勝者となりました。

※当サイトでのValerio Scanuの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Valerio_Scanu

※当サイトでのAlessandra Amorosoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Alessandra_Amoroso


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2010年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

第32回イタリアPOPSフェスタ(2007年11月)レポート (その1 / Gang, Pupo)


第32回Festaは東京・新宿CLUB ACIDにて11/10(土)に開催しました。

参加者21名+主宰1名の22名で、内訳は男性11名 女性11名(うち、新顔さん2名、イタリア人3名)という面々。
いつものFESTAとは少々異なり、カラオケ体験コーナーも設けて、聴く&歌うという両面で楽しんでいただきました。

前月に引き続き、イタリアでの秋の新作発売が例年よりも遅くなっている影響で、楽曲紹介の部では、再発モノを中心に紹介することにしました。

 


 

第1部

Gang/Fidenza2007年、突如ライブ映像がDVD「in TEATRO」として発売されたGang(Marche州Filottrano出身)は、ドラム、ベース、キーボード、ギター×2の5人編成ロックバンド。
1曲目に選んだ"Socialdemocrazia(社会民主主義)は、DVDの中でも最初の曲になっておりますが、プログレを予感させるキーボードワークのイントロが流れる中、Gangの面々がステージに登場し、演奏を始めます。途中からオールディーズっぽいロックンロールサウンドに代わり、アメリカっぽい香りが漂ってきます。そういえばリードボーカリストは、ジェームス・ディーンのようなリーゼントできめています!そのルックスといい、曲のタイトルといい、男臭い世界観を持つグループのようです。

その男臭さは、次の曲"Bandito senza tempo(時知らずの悪党)"でさらに匂い立ちます。アメリカ南西部ぽい雰囲気というか、これは映画でお馴染みの『マカロニ・ウエスタン』の世界観でしょう。

3曲目は"La lotta continua(格闘は続く)"も西部劇で言うならば、決闘シーンといったところでしょうか。ところがこの曲は少しイギリスっぽい。ブリティッシュのアンダーグランド系とか、パンクっぽい要素を漂わした世界観。

どこかB級っぽさが漂うバンドですが、きっと好きな人には堪らない魅力を感じさせるタイプのバンドだと思います。

 


 


Pupo/LiveInTheSupermarket第2部2人目は、2006年11月FESTAでも紹介したPupo(52/Toscana州Arezzo近郊出身)のライブDVD「Live in the supermerket」(2006)から。タイトルどおり、イタリアではお馴染みのCoop内に特設ステージを設けて行ったライブを収録したもの。

1980年代にイタリアを越えて広くソ連(現・ロシア)を含む北ヨーロッパから南米までに跨る大ヒットを放ったPupoですが、当時の愛らしい高音の声質は健在なものの、最近は低音域を駆使した芸術的な作品が多く、後者のタイプの楽曲のみでライブの前半を構成しています。

惜しむらくは、主婦や子連れ家族が食品の買出し目的で訪れる生活感漂う商業施設で、オールスタンディングのまま聴いてもらうには、少々無理があったかもしれません。落ち着きのない子供の姿などがちょっと目障り。この手の楽曲は、劇場のクッションの効いた座席で鑑賞に適していると思います。

Festaでは、ステージと観客が一体化してくるライブ後半部分から選曲。"Firenze Santa Maria Novella"は、Firenzeを代表する歴史ある教会に過ぎ行く想いを重ねたような、しっとりとした芸術性の高い曲調のヒット曲。特にスーパーの店員の女性たちが肩を組み合って揺れながら歌詞を口ずさんでいるシーンからも、この曲が広く愛されている事実を感じ取る事ができました。

2曲目はノリの良いヒット曲"Gelato al ciocolato(チョコレート・ジェラート)"。サビの部分がキャッチーなメロディーと単純な歌詞の繰り返しのため、初めて聴いた人でも口ずさめるところが良いところ。

Gelato al cioccolato
E' dolce ma un po' salato
Tu gelato al cioccolato

Un bacio al cioccolato
io te l'ho rubato
Tu gelato al cioccolato


最後は最近の作品"L'equilibrista(曲芸師)"(2004)をビデオクリップで。ギターを抱え、1本道を歩きながら弾き語りで歌い始めるPupo。そしてこのDVD内に収められた映像などが走馬灯のように画面に流れては消えていきます。まるでギターをヤジロベエにした綱渡り芸人のような演出で、『曲芸師』とはPipo自身の歌手生活を象徴しているのかもしれません。低音域を活かした芸術的な楽曲です。

Continua alla prossima puntata.(続く)

第20回イタリアPOPSフェスタレポート(Pino Daniele, Pupo, Musica Nuda, Ivano Fossati, Franco Battiato)

Festa2006Nov11/11(土)の第20回Festaは、引き続き「ミュージック・ラウンジ♪バーン」(東京・江東区)にて開催。


参加者数20名(男性9名+女性11名)、うち、新顔さん1名、イタリア人1名の参加となりました。


第1部

世界で最も有名なイタリアPOPスターのひとりで、オペラ界のスーパースターLuciano Pavarotti(71/Modena出身)との交流や、Andrea Bocelli(48/Pisa近郊出身)の発掘者としても知られているZuccheo Sugar Fornaciari(51/Reggio nell'Emilia出身)の渾身の新作「Fly](2006)
本当にアルバム全体として聴ける久々の快作で、イタリアでは初登場以来チャートのNo1にポジションし続けている大ヒット作。

シングルカットされた"Bacco Perbacco"は、いかにもZuccheroらしい、ノリノリのR&B作品。
ミドルテンポのダンサブル曲にぴったりの、エネルギッシュな世界観のビデオクリップも少し紹介しました。
続いて良質のバラード作品"Occhi"。出だしの低音部分と、サビのファルセットヴォイスの対比が気持ちよく、その世界に一度身をゆだねたら、起き上がるのが億劫に感じてしまう魔力ある曲です。
次のアーティストの紹介に移ろうとしたら、数名の参加者から、「もっと聴いていたい!」と言う声も上がりました。


続いて、Luca Carboni(44/Bologna出身)の新作「...Le Band Si Sciolgono」(2006)。
こちらも発売そうそう、チャートの2位に食い込むヒット作品。
通常版とDualDisc版が発売されたとのことで、DualDisc版をオーダーしておいたのですが、届いてみると、CDとDVDの2枚組み。ある意味、その方が好都合です。敬遠され易いDualDisc版と書くのは損なのにねぇ。
DVDには3曲のVideoClipが。3曲ともアニメーションで、明らかに主人公はLuca自身。

さっそくそのヴィデオクリップの中から、シングルカットされた"Malinconia"。
アニメ映像では、主人公のLucaが空を飛んだりと、ナカナカ幻想的です。
曲自体は、お得意の軽めのエレサウンドに乗せて淡々とLucaが歌い始めますが、背後に流れるさりげないストリング隊の音色が美しく、サビ部分の爽やかさが印象に残る曲です。

2曲目として紹介したのは、"Lampo di vita"。こちらもサビの切なそうな歌い上げ部分がヨイ。Simone(32/Como出身)っぽい感じでしょうか。
シンプルなサウンドのようで、バスドラムのビートが複雑なのが、この曲全体を不思議な感じに仕上げていると感じました。


AntonellaRuggiero_LatltitudineDellaLuce第1部の締めは、Antonella Ruggiero(54/Genova出身)の新作「L'abitudine della luce」(2006)。プレゼンターは、Pensiero!のもあさんが務めてくれました。

前作同様、豊かなストリングス隊を従えて、穏やかな空気をアルバム全体に漂わした、いわば名盤ですね。
Antonellaも得意のミラクルヴォイスを誇示するような歌い方ではなく、実にのびのびと落ち着いたヴォーカルを聞かせています。

このアルバムは、ヨーロッパ世界にモダン風景画が誕生した18世紀末から20世紀初頭をテーマにした大きな展覧会のために企画されたアルバムとのことで、アルバムジャケットには、イギリスのモダン派の巨匠John Constableの"雲のスケッチ"(1882)が使われています。

1曲目は"Un lungo tratto di strada" う〜ん、美しい。オルゴールの響きのような鉄琴の響き。
穏やかな豊かに響くストリングスのアレンジ。その上に、実に穏やかなAntonellaのヴォーカル。

2曲目の"Strada nel bianco"は、いくぶんリズミカルな感じ。でも、実に落ち着いた雰囲気。ところどころ、Antonellaのヴォーカルにストリングスが乗っかってきて、気持ちよい。

JuliaAkishino_YourBird2曲続けて聴くと、もうリスナーを晩秋〜初冬に連れて行ってくれます。

最近、FESTAのリピータとなってくださったプロシンガーのJulia Akishinoさんの近作「Your Bird」(2005)のジャケットが、奇しくもこのAntonellaの新作のジャケットと酷似していて、発売年度が1年遅いAntonellaの方が真似したのではないか、という話になりましたw



第2部

 

米ビルボード誌初登場3位を記録し全米で大ヒット。
その功績によりイタリアで受勲することとなったAndrea Bocelli(48/Pisa近郊出身)の「Amore」(2006)

アメリカやイタリアに遅れること7ヶ月。ようやくその日本盤「貴方に贈る愛の歌」が発売になりました。

(左:日本盤スリーブ、右:オリジナルジャケット/日本盤スリーブ内はオリジナル同様のジャケット)

しかし待った甲斐があって、日本盤には日本だけのスペシャルトラックが挿入されました。オリジナル盤ではCristina Aguilera(26/アメリカ・ニューヨーク生まれ)とデュエットしているた"ソモス・ノビオス〜愛の夢 Somos novios (it’s impossible)"を、夏川りみ(33/沖縄県・石垣島出身)とデュエットしたバージョンが収録されているのです。

そもそもこの企画、「日本盤を出すのなら、日本の女性歌手とデュエットを収録したい」と、Bocelli側が提案してきたとの事。
数々の日本の女性歌手のアルバムを聞き比べた結果、BocelliとプロデューサーのDavid Fosterが白羽の矢を立てたのが夏川りみさんだったというわけですね。彼女と同じ琉球の血が流れている自分としても、とても誇らしく思います。夏川さんは、おそらく初めてのスペイン語の詩にも関わらず、とても素直に歌っていて、ラテン人歌手のように聴こえます。

イタポのFESTAなので、スペイン語のこの曲ではなくて、イタリア語の曲を紹介する事にし、Gianni Morandi(62/Bologna出身)の代表曲のカヴァー"調子はずれの歌Canzoni stonate"を1曲目に。これは世界のスーパースターStevie Wonder(56/アメリカ・ミシガン州出身)とのデュエット。いわば、イタリアとアメリカの盲目のスーパースター同士の競演、と言う試み。Bocelliは変に声を作らず、地声で素直に歌っているので心地良く聴いていると、Stevieの不可思議なイタリア語のスキャットが入ってきて、ちょっと会場に失笑が沸き起こってしまいました。


FaustoLeali_FlashbackCollection続いてはFlashback Collectionシリーズで3枚組が発売されたFausto Leali(62/Brescia近郊出身)。
前出のBocelliのアルバムでもLealiの"ミ・マンキ Mi manchi"がカヴァーされているので、Bocelliのカヴァーを少し聞いてから、本家のFausto Lealiの"Mi manchi"(1988)をキチンと聴きました。
1960年代にデビュー曲がいきなり大ヒットしたFaustoですが、単なるカンツォーネ歌手やウルラトーレ(シャウト歌手)で終わらず、今でもバリバリの第一線で活躍し続けているのは、こういうヒット曲があるからに他なりません。

そのデビュー曲であり、彼の一番の代表曲でもある"A chi"(1966)。
デビュー当時の映像があったので、それで紹介するつもりでしたが、FLVプレイヤーの調子が悪く断念。CDで紹介しました。


第2部の締めは、The Platinum Collectionシリーズの3枚組が再発売されたPino Daniele(51/Napoli出身)。

第二次世界大戦前、イタリアの大衆歌謡の中心地だったナポリとナポリ語の歌。
戦後のマスメディアの発達に伴って共通語の歌に取って代わり、1960年代になるとサンレモ音楽祭人気と伴って、世界的にも大成功を遂げます。

残念なことに、1970年代の前半のイタリア経済の破綻とともに急速に求心力を失ってしまいますが、そんな頃に、ナポリ出身のPino Danieleはナポリ語で歌うのにこだわり、ナポリの伝統を基盤にしながらも、Jazzやブルーズの感性を吹き込んだスタイルで、一躍スターダムにのし上がりました。
彼が居なかったら、今のナポリ出身の音楽家たちは育たなかったでしょうし、イタリアの大衆音楽自体も、陳腐化していたかもしれない、と言われる大御所です。

PinoDaniele_LiveRTSI_DVD過去のライヴ映像から、"Je so' pazzo" そして "Napule è" どちらもDVD「live@rtsi」(1983)より紹介。

当時28歳とは思えない貫禄のPino Danieleが白装束に身を包み、エレキギターを弾きながら歌っています。
バックミュージシャンがまた凄くて、Tony Esposito(perc)、Rino Zurzolo(bass)、Joe Amoruso(key)、Tullio De Piscopo(drs)、Gennaro Petrone(gtr/mandolin)。特にJoe Amorusoのプログレ出身者らしいキーボードワークは、ファンには垂涎モノでしょう。PinoDeGregoriMannoiaRon_InTour_DVD
それぞれのミュージシャンたちは、その後、それぞれの道でイタリアを代表する演奏家や音楽家になっている事から考えても、この組み合わせは見事。当時のPino Danieleが、いかにイタリアの音楽シーンの中で重要な存在であったかを伺わせるに充分でした。

そして最近のライヴ映像から、"Un cielo senza nuvole"(2002)。
Pinoが抱えるサイレントタイプのドイツ製ギターからは、地中海サウンド溢れるナチュラルなナイロン弦サウンドが紡ぎ出されます。相変わらずのハイトーンの美しい声。

Pinoファンの参加者Marilynさんからも絶賛のコメントを頂きました。

続きを読む(leggere la continuazione)
イタリア音楽専門誌
『MusicaVitaItalia』
「いいね!」ボタンをクリック!
【発売中】当サイト協力 / [In vendita]Opere della edizione giapponese a cui abbiamo collaborati

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』第7号イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』第7号

cronaca142日伊協会会報『CRONACA』
コラム『YoshioAntonioのイタリアPOPS小事典』連載中。

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』第6号イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』第6号

『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』
【2014年5月14日発売】『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』(CD)
対訳を監修いたしました!

PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』
【2014年5月14日発売】PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』(CD)
対訳を監修いたしました!

PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』
【2014年2月19日発売】PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』(2CD)
対訳を監修いたしました!

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』第5号イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』第5号

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』第4号イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』第4号

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』第3号イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』第3号

公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
巻頭特集『豊穣なるイタリアン・ポップスの世界』執筆

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』第2号イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』第2号

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『ジリオラ・チンクェッティ/パーフェクト・ベスト』
歌詞対訳を監修いたしました!

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『永遠のイタリア音楽全集』
歌詞対訳を監修いたしました!

CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』
歌詞対訳を監修いたしました!

「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
【2013年5月22日発売】小さな村の物語イタリア 音楽集(市販版/別選曲)
歌詞対訳を監修いたしました!

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』
編集長に就任!

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
【2013年3月発売】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
歌詞対訳を監修いたしました!

ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
【2012年7月5日発売】ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
歌詞対訳を監修いたしました!

逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
【2011年10月1日発売】逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
歌詞対訳を監修いたしました!

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
【通販限定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
歌詞対訳を監修いたしました!


【通販限定】VIVA SANREMO! Canzone Collection ビバ サンレモ!〜カンツォーネ・コレクション(CD4枚組/日本盤)
歌詞対訳を監修いたしました!

Piccola RADIO-ITALIA
facebookページ
「いいね!」ボタンをクリック!
ご案内/Guida
2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアPOPS鑑賞会を開催しております。
このWebサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアPOPS(イタリアン・ポップス)を紹介しております。

FESTA会場で流した音楽や映像には、Webサイト上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、記事を書いた年度に達する年齢で表記しています。

Diamo la festa mensile ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.

Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

L'età degli artisti non è reale, ma anni che compiranno nel anno in cui gli articoli si scrivono.

♪プロフィール
 Profilo

Piccola RADIO-ITALIA

京都のCristinaと東京のYoshioAntonioによるプロジェクト。

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい、という目標が込められた名前です。

Cristina da Kyoto e Yoshio Antonio da Tokio, vorremmo creare la circostanza in cui si può ascoltarla più facilmente anche qua in Giappone. Sperando questo motivo, il progetto si chiama "Piccola RADIO-ITALIA".

メッセージはこちらから       messaggio a noi

facebook di YoshioAntonio
livedoor プロフィール

記事検索 / Cerca nel blog
♪月刊アーカイヴ
Archivi
アーティスト名索引
Indice dell'artisti

A  B  C  D  E  F  G  H  I  J  K  L  M  N  O  P  Q  R  S  T  U  V  W  X  Y  Z  #

Lista dei dischi
当サイト協力 /
Lavori che abbiamo collaborato

Bell'Italia11/8開催『百花繚乱!イタリア音楽 Part 6』@ベリタリア
講師を務めました。

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』第7号イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』第7号

cronaca142日伊協会会報『CRONACA』
コラム『YoshioAntonioのイタリアPOPS小事典』連載中。

Bell'Italia9/27開催『百花繚乱!イタリア音楽 Part 5』@ベリタリア
講師を務めました。

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』第6号イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』第6号

第2回「イタリアン・ポップス・セミナー 」@日伊協会
第2回「イタリアン・ポップス・セミナー 」@日伊協会
講師を務めました。

Bell'Italia6/28開催『百花繚乱!イタリア音楽 Part 4』@ベリタリア
講師を務めました。

『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』
【2014年5月14日発売】『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』(CD)
対訳を監修いたしました!

PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』
【2014年5月14日発売】PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』(CD)
対訳を監修いたしました!

PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』
【2014年2月19日発売】PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』(2CD)
対訳を監修いたしました!

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』第5号イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』第5号

Bell'Italia4/26開催『百花繚乱!イタリア音楽 Part 2』@ベリタリア
講師を務めました。

シーライトパブリッシング
月例コラム『イタリアPOPSのススメ』

Bell'Italia2/22開催『百花繚乱!イタリア音楽』@ベリタリア
講師を務めました。

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』第4号イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』第4号

Bell'Italia『イタリアンポップス&フードを楽しむ夕べ』@ベリタリア
講師を務めました。

ミュージックラウンドアバウトFM戸塚『ミュージックラウンドアバウト』
雑誌『MusicaVita Italia』特集2013/10/31放送

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』第3号イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』第3号

文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
講師を務めました。

公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
巻頭特集『豊穣なるイタリアン・ポップスの世界』執筆

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』第2号イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』第2号

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『ジリオラ・チンクェッティ/パーフェクト・ベスト』
歌詞対訳を監修いたしました!

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『永遠のイタリア音楽全集』
歌詞対訳を監修いたしました!

CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』
歌詞対訳を監修いたしました!

「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
【2013年5月22日発売】「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
歌詞対訳を監修いたしました!

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』
編集長に就任!

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
【2013年2月末発売予定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
歌詞対訳を監修いたしました!

2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』
2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』でDJ&VJを務めました!

2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)でナヴィゲーターを務めました!

ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
【2012年7月5日発売】ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
歌詞対訳を監修いたしました!

2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)で講師を務めました!

『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

★秋のイタリア収穫祭★東京ガス
★秋のイタリア収穫祭★東京ガスで音楽コーナーを務めました!

逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
【2011年10月1日発売】逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
歌詞対訳を監修いたしました!

シーライト パブリッシング
『イタリアPOPSのススメ』連載コラム@シーライト パブリッシング

『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集
NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集で資料映像協力しました

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
【通販限定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
歌詞対訳を監修いたしました!

世界の音楽情報誌Latina
Claudio Baglioniインタビュー
取材協力いたしました!


【通販限定】VIVA SANREMO! Canzone Collection ビバ サンレモ!〜カンツォーネ・コレクション(CD4枚組/日本盤)
歌詞対訳を監修いたしました!

user_p
「イタリアン・ポップ・ミュージック 50年の変遷」@PolyCultureClubTokyo

header_logo
シカゴピザ公式サイトでのイタリア音楽コラム執筆(分社化により現在は該当サイト消滅)

Tra te e mare(海のように)/Laura pausini
Tra te e mare(海のように)/Laura pausini(ラウラ・パウジーニ)
ライナーノーツを担当いたしました!

Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
シングル盤リリース時に歌詞注釈を担当いたしました!

operaprima
Opera prima(オペラ・プリマ)/Pooh(プー)
日本盤初リリース時にコラム記事を執筆いたしました!

♪当サイトは携帯からもアクセス可能です!
QRコード
♪最新コメント
CommentiRecenti
イタリア情報Webマガジン
GEKKAN

ダンテ・アリギエーリ協会東京支部『イタリア語の世界』イタリア情報WebマガジンGEKKAN

当サイトのリンク用ロゴ
Logotipo al sito

Piccola_RADIO-ITALIA


イタリア中部地震復興支援
Amazonイタリア
日本のAmazonとシステムは同じ。同様の設定でスグ買えます!
AmazonJapanでも
イタリアのCD/DVD
入手可能
HMVでも
イタリアのCD・DVD
入手可能!
楽天市場
楽天で探す
楽天市場
最新の音楽をダウンロード。音楽配信サイト
music.jp
東京・神保町で
イタリアPOPSが買える
(通販可)

イタリアものCDショップならTACTO

イタリア関連の出版物なら
シーライト パブリッシング

シーライト パブリッシング


SONY製品買うなら
ソニーストア
男性向け商品も充実!
セシール
  • ライブドアブログ