Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Pooh

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアPOPS鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアPOPS(イタリアン・ポップス)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

Pooh来日公演レポート(2012年4月)

2012年4月27日〜29日に開催された『イタリアン・プログレッシヴ・フェスティヴァル〜春の陣2012:ロマンの誕生』の全3日間のステージに立ったPooh(プー/日本表記:イ・プー)の『初来日公演』を見て参りました。
※来日は何度かしているものの、コンサートは初めてなので、『初来日公演』という表記とします。

ItaloProgFes2012Primavera
※チラシのダウンロードはこちらからpdficon_large
http://piccola-radio-italia.com/ItaloProgFes2012Primavera.pdf

2012年時点で46年に渡って、活動休止期間もなく、1973年以来メンバーチェンジもなく(2009年に一人脱退したものの)、常にイタリアPOPS界の最前線を走ってきた実績を、まざまざと見せ付けてくれました。

Pooh-Giappone2

Pooh-Giappone1

Pooh-Giappone3

来日したPoohのメンバーは:

Roby Facchinetti(ロビー・ファッキネッティ/Key./68歳/Bergamo出身/1966年加入)
Dodi Battaglia(ドディ・バッタリァ/Gt./61歳/Bologna出身/1968年加入 )
Red Canzian(レッド・カンツィアン/Bass/61歳/Treviso出身/1973年加入 )
の3人に加え、サポートメンバーとして
Phil Mer(フィル・メール/Ds./Red Canzianの息子)
Danilo Ballo(ダニーロ・バッロ/Key./Poohの楽曲のアレンジやプロデュースを務める)
の5人。

イタリアではサポートギタリストとしてLudovico Vagnone(ルドヴィコ・ヴァニョーネ/Gt.) が入った鉄壁の6人編成でのライヴが多いのですが、何故か今回はLudovicoが来日しなかったため、ギタリストのDodiは高度なテクニックを駆使したリードギターとVocalを同時にこなす神業のオンパレードで、一番大変そうでしたが、変わることなくいつものライヴ同等のサウンドを奏でていたのが見事でした。

また足元にモニタースピーカーどころか、エフェクター類を一切置かないステージなので、ミキサー側で全てエフェクト処理や切替をしているはず。つまりステージに立っているミュージシャン同様に、楽曲理解度のあるミキシング担当者がしっかり付いていること感じさせる、Poohチームの一体感をひしひしと味わえました。ちなみに今回の来日ステージでは、最小スタッフ体勢の5〜6人だとか。

Pooh-Giappone-backstage

3日間のセットリストは変わらず、以下の通り。

1) Dove comincia il sole [parte 1° / parte 2°](太陽が始まる処/パート1&2)-2011年
2) L'aquila e il falco(ワシとタカ)-2011年
3) Isabel(イザベル)-2011年
4) Canterò per te(君のために歌うよ/邦題:あなた色の歌)-1980年
5) Io sono vivo(僕は生きてる/邦題:歓びのプレリュード)-1979年
6) Infiniti noi(限りなき二人)-1973年
7) Il tempo, una donna, la città(時、ある女、その街/邦題:ロマン組曲[幻想のミラノ])-1975年
8) Uomini soli(孤独な人々)-1990年
9) Viva(万歳/邦題:ヴィーヴァ)-1979年
10) Parsifal [parte 1° / parte 2°](パルシファル)-1973年
11) Eleonora mia madre(我が母エレオノーラ/邦題:エレオノーラの想い出)-1975年
12) Non siamo in pericolo(僕らは危機状態ではない)-1982年
-----bis(アンコール)-------
13) L'anno, il posto, l'ora(年、場所、時間)-1973年
14) Tanta voglia di lei(彼女がすごく愛しい/邦題:君をこの胸に)-1971年
15) Dammi solo un minuto(僕にほんの1分の時間をくれ/邦題:ひと吹きの夢)-1972年
16) Noi due nel mondo e nell'anima(僕らは世界で・心の中で二人/邦題:愛のルネッサンス)-1972年
17) Nascerò con te(あなたと共に生まれるの/邦題:初めての恋人)-1972年
18) Pensiero(考え/邦題:ペンシエロ)-1971年
19) Chi fermerà la musica(誰が音楽を止めるのだろう/邦題:永遠に向かって)-1981年

※17)" Nascerò con te"では、予想通り『Stanotte a Tokyo coi Pooh(今夜は東京でPoohと共に)』って歌ってくれましたね。最終日は英語で『tonight in Tokyo with Pooh』って歌ってました。 

正味80分〜90分程度の内容ですから、本国での通常3時間を超えるライヴの半分の時間となるため、日本公演では披露されなかった定番曲がたくさんあったのも残念でしたが、逆に6)"Infiniti noi"や11)"Eleonora mia madre"は、イタリアでのコンサートでは普段演奏されておらず、仮に披露されるとしても、メドレーの中での短いヴァージョンに留まるとのことで、イタリアの筋金入りPoohファンからは羨望交じりの声も届いています。

ちなみにイタリアでのPoohのコンサートは、観客も一緒に歌い、応援メッセージ入りのボードや幕を掲げ、ステージと客席が一体化してコンサートを共同作業で完成させるのが定石です。

それを日本にも再現したいと思い、当Piccola RADIO-ITALIAでは、1月から毎月の課題曲を設定し、この4月の公演までに厳選6曲を歌えるように集中コーナーを設け、Poohのイタリアでのライヴ同様に歌える観客を養成した結果、今回のライヴ会場となったクラブチッタを、少しだけイタリアのライヴ会場に近づけることに貢献できたと自負しております。

もちろんその他にも、全国に熱心なPoohファンも点在しており、その多くが今回ライヴ会場に集結し、日本で演奏するPoohのメンバーたちがイタリアと同じように気持ち良く演奏して貰いたいと、一生懸命応援していたこともいうまでもありません。

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こうした熱心なPoohファンの想いは、しっかりPooh側にも伝わったようで、日を追うごとにPoohが客席にマイクを向けるシーンも目立つようになり、Poohのアレンジャーでもあり、サポートキーボーディストとしてステージに立っていたDanilo Ballo(ダニーロ・バッロ)は、自身のfacebookにこのような書き込みをしています。

Oggi il pubblico di Tokyo ha fatto il pieno di grande musica...
New Trolls-Ut al pomeriggio e Pooh la sera...
Due sventole di concerti! Pazzesco vedere in quanti cantavano!
Il Giappone è sorprendente... Calore, gentilezza e grande rispetto.
Fa effetto trovare un pubblico del genere a 9000 km da casa...
E domani si bissa!

今日(訳注:4/27-コンサート初日)東京のオーディンエンスは、偉大な音楽に包まれたんだ。
午後はニュー・トロルス-UT、そして夜はPoohにね・・・2つのコンサートでの平手打ちさ!
沢山の人たちが歌ってるのを見てると狂っちゃうぜ!日本って、スゴイね・・・
情熱的で、親切で、すごく配慮があるんだ
自宅から9000kmのところに こういう人たちを見つけたのは収穫だね・・・
明日もまた演るよ!


5 minuti di standing ovation per "Parsifal" ieri sera...
I cori del pubblico su "Pensiero"...
Una rappresentanza del "Pooh Fans Club" con regali e dediche...
Che dire? Giappone nel cuore!

昨夜(訳注:4/28-コンサート2夜目)は、"パルシファル"で5分に及ぶ『スタンディング・オヴェーション』だ!
"ペンシエロ"ではオーディエンスのコーラスが・・・
"プー・ファン・クラブ"の代表の女性が謝辞を添えたプレゼントを贈ってた
何か言うことがあるかって?心の中には日本さ!

Pooh-Giappone-backstage-Danilo-Phil

コンサート会場では、アーティストグッズも販売され、最終日にはPooh関連グッズは売切れ状態になっていました。特にブレスレットはイタリアの女性ファンから『イタリア本国に存在しないグッズがなぜそこで売られてるのー!』って、これまた羨望の嘆きが(笑)

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他に白・緑が販売されていて、3色揃えるとイタリア国旗色になる仕様。

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Tatsuya Nanniniさんが獲得したサイン

これだけの人がPooh目当てに集まり、当初は対バン目当てのプログレファンの心も鷲掴みにしたので、次回はぜひイタリア本国同様3時間の単独公演が実現できる事を期待したいところです。

※当サイトでのPoohの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pooh

Check

第83回イタリアPOPSフェスタ(2012年4月)レポート (その3 / Pooh)

第3部

いよいよ目前に迫ったPooh(プー)の初来日公演に向けて、集中特訓コーナー!

ItaloProgFes2012Primavera

※Pooh来日情報はこちら
http://piccola-radio-italia.com/archives/51990154.html
http://piccola-radio-italia.com/archives/51990374.html

Poohの活動を丁寧にアーカイヴ化して情報発信を続けているPoohloverのSiriusさんが厳選してくれた『Poohと観客が一体化して歌う6曲』を練習しました。

※ファイルはPooh来日公演終了日までの期間限定で、以下よりダウンロードできます。
http://www.poohlover.net/Tempo/Pooh-testi.pdf

6曲中4曲は、ここ数カ月のFESTAで練習していますので、詳細は各記事をご参照ください。

"Dammi solo un minuto(邦題:ひと吹きの夢)"
http://piccola-radio-italia.com/archives/52007819.html

"Tanta voglia di lei(邦題:君をこの胸に)" / "Pensiero(邦題:ペンシエロ)"
http://piccola-radio-italia.com/archives/52001602.html

"Nascerò con te(邦題:初めての恋人)"
http://piccola-radio-italia.com/archives/51996077.html

残り2曲は公開練習としては、今回のFESTAで初めて取り上げる楽曲。

まずは"Noi due nel mondo e nell'anima(邦題:愛のルネッサンス)"。観客が歌う部分が僅か2行というハードルが低い設定になっています。(赤字部分)

E io dovrei comprendere エ・イォ・ドヴれイ・コンプれンデれー
僕は理解しなきゃならない
se tu da un po' non mi vuoi セ・トゥ・ダ・ウン・ポ・ノン・ミ・ヴォイ
君がほんの少しも僕を求めていないことを
non avrei mai capito te ノナヴれイ・マイ・カピート・テ
僕にはさっぱり君のことが判らない
ma da capire cosa c'è マ・ダ・カピーれ・コザ・チェ
でも判ることが何になる

この楽曲は、アルバム「Alessandra(邦題:ミラノの映像)」(1972)に収められており、同アルバムが、PoohのリーダーRoby Facchinetti(ロビー・ファッキネッティ)の生まれたばかりの娘Alessandraに捧げられたものですから、歌詞の内容はそのAlessandraに捧げられていると解釈できます。

※アルバム「Alessandra」とAlessandra Facchinettiについては以下の記事をご参照ください。
http://piccola-radio-italia.com/archives/51996077.html

件の楽曲"Noi due nel mondo e nell'anima(僕らは世界で・心の中で二人/邦題:愛のルネッサンス)"の歌詞には、前出の部分以外にも、以下のようなフレーズがあり、男女間の愛の歌として聴いていると、『何という自己チュー女なんだろ!』っと、ムカっとしかねませんが、相手が赤ちゃんだと解釈すれば、納得できますよね。

parlarti del mio mondo
君に僕の世界や
fuori dei miei pensieri
僕の考えを話していると
poi scoprire che vuoi dormire
君が眠りたがっているのに気づく
che non mi senti più
もう僕が言うことを聴こうともしないで
Son quello che respira piano
静かに息をしている僕
per non svegliare te
君を起こさないように
che nel silenzio
静けさの中で
fu felice di aspettare
待っていることは幸せだった
che il tuo gioco diventasse amore
君の遊びが愛に変わるのを
che una donna diventassi tu
君が女になるのを

そして次の楽曲は"Chi Fermerà La Musica(誰が音楽を止めるのだろう/邦題:永遠[とわ]に向かって)"。

音楽に生き、バンド活動を続ける自分たち自身とその観客を歌った賛歌とも言えるこの楽曲は、アルバム「Buona fortuna(幸運/邦題:美しい幻想)」(1981作品)に収められていました。

この楽曲は最新ライヴを見る限り、観客が主体で歌っている部分が多いので、なかなか大変です。(赤字部分)

Ora si respira
今 ほっとする
hai travolto la mia barriera アイ・トらヴォルト・ラ・ミア・バッりエら
君は僕の苦しみを取り除いてくれた
una polveriera!
まるで火薬庫
quante donne che sei stasera クアンテ・ドンネ・ケ・セイ・スタセラ
今夜の君はどんな女だい
tastiera che suoni per le mie mani
僕の手で君が奏でる鍵盤
luna a cui mando i miei aeroplani
僕が飛行機を向かわせる月
stai cambiando
君は変えているんだよ
i suoni alla mia musica イ・スォーニ・アッラ・ムーズィカ
音楽の音を
Buona primavera
美しい春
per chi vola non c'è frontiera ペル・キ・ヴォーラ・ノン・チェ・フロンティエーら
飛ぶ者には国境は無い
bevo per chi è bravo
素晴らしい人のために僕は飲む
a mangiarsi la vita vivo ア・マンジァるスィ・ラ・ヴィータ・ヴィーヴォ
生き生きとした人生を味わうために
per quelli che vanno in amore spesso
何度も恋するヤツらのために
per te che mi cambi colore addosso
僕の背景色を変えてくれる君のために
per me stesso
僕自身のために
cambio pelle e stelle io
肌と星(=命と運命)を変えるのは僕
Chi fermerà la musica キ・フェルメら・ラ・ムーズィカ
誰が音楽を止めるのだろう
l'aria diventa elettrica ラりア・ディヴェンタ・エレットりカ
空気は電気のようにビリビリし
e un uomo non si addomestica エ・ウヌオモ・ノン・スィ・アッドメスティカ
ある男は飼いならされることなく
le corde mi suonano forte レ・コるデ・ミ・スォーナノ・フォるテ
弦が僕を強く奏でる
la molla è carica ラ・モッレ・エ・カーりカ
バネはビンビンさ
Chi fermerà la musica キ・フェルメら・ラ・ムーズィカ
誰が音楽を止めるのだろう

"Chi Fermerà La Musica"は1分27秒から。

しかしその最新ライヴを良く見ると、Poohが観客に積極的に歌わせているというよりも、観客の歌声が大きく盛り上がって来てしまったので、観客が歌うのに任せている、という感がありますので、実際は観客が必須で歌わなきゃならない、という事ではないかと推測しています。

さぁ、以上6曲をしっかり練習して、Poohの記念すべき初来日公演に臨みましょう!

※当サイトでのPoohの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pooh


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

Check

『イタリアPOPSスペシャル』2012@イタリア文化会館レポート(その3 / 第2部:イタリアPOPSを一緒に歌ってみましょう)

その2はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/52007579.html


第2部 /15:30-17:30 イタリアPOPSを一緒に歌ってみましょう

日本人にも歌い易いイタリアPOPSの楽曲を覚えて、皆で歌って、楽しみ・覚えましょう!というコーナーです。

ItaliaPopsSpecial2012-Parte2

イタリアPOPSの中には、耳で覚えていつしか鼻歌を歌っていたり、自然に耳が覚えたフレーズを口ずさんでしまっているような、思わず歌ってしまう楽曲が多いのが魅力の一つだと思います。

ただ黙って聴いているだけよりも、歌うことで楽しみや味わいが倍増する楽曲を予め選んでおき、まずは原曲を聴いて覚え、原曲に合わせて何回か歌ってみて、最終的に参加者全員でカラオケで歌ってみる、というスタイルにしたので、初心者の方でも楽しめたようです。

参加者の方からは、『イタリア語も初心者だし、聴いたことがない歌ばかりだったにも関らず、なんとなく歌えてしまえたし、何よりも歌って楽しかった!』という感想が寄せられました!

※当日配布した歌詞カードのPDF版はコチラからダウンロードできます。
http://piccola-radio-italia.com/ItalPOPSSpecial2012.pdf


1曲目はNina Zilli(ニーナ・ズィッリ/32歳/Piacenza出身)が歌った"50 mila(5万)"(2010年作品)。モータウン調の楽曲ですが、2010年の新曲でNina Zilli自身が書いた楽曲です。

Nina Zilli

日本でも2011年イタリア映画祭で公開され、その後一般上映されると大ヒット・ロングラン公演となったイタリア映画『あしたのパスタはアルデンテ(原題:Mine vaganti)』(2010年作品)の主題歌にも抜擢され、劇中で主人公にも口ずさまれるほど、作品の中で重要な役割を果たした楽曲です。

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なお、同映画の日本盤DVDもリリースされました!

※映画作品と楽曲の詳細情報はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51930430.html

※当サイトでのNina Zilliの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Nina_Zilli


2曲目は、Malika Ayane(マリカ・アヤーヌ/28歳/Milano出身のモロッコ系イタリア人)が2010年にカヴァーした楽曲"La prima cosa bella(はじめての大切なもの)"。原曲は1970年のサンレモ音楽祭で作者のNicola Di Bari(ニコラ・ディ・バリ)自身が歌った楽曲です。

Malika Ayane

上記ビデオクリップに差し込まれている映像は、同名のイタリア映画『La prima cosa bella(はじめての大切なもの)』(2010年作品)からの映像。この楽曲は同映画の主題歌としてだけでなく、映画タイトルにも流用され、事あるごとに登場人物たちが口ずさむ重要な役割を果たしました。なお、同映画はイタリア映画祭2011で上映されました。

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※映画作品と楽曲の詳細情報はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51929923.html

※当サイトでのMalika Ayaneの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Malika_Ayane


3曲目はElisa(エリーザ/35歳/Monfarcone出身)が2003年にカヴァーした楽曲"Almeno tu nell'universo(宇宙の中で少なくともあなたは)"。Mia Martini(ミア・マルティーニ)が1989年に歌ったものがオリジナル。

Elisa

この楽曲も、ビデオクリップに差し込まれている映像から推察できる通り、イタリア映画『Ricordati di me(邦題:私のことを覚えていて/英題:Remember me)』(2003年作品)からの映像。

同映画のサントラには多くの歌が使われていますが、このElisaが歌った楽曲はメインとして採用されています。

同映画はGabriele Muccino(ガブリエレ・ムッチーノ)監督作品。イタリア映画祭2005で日本でも上映されました。

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※当サイトでのElisaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Elisa


4曲目は、Pooh(プー/1966年結成)の1977年のヒット曲"Dammi solo un minuto(僕に1分だけおくれ/邦題:ひと吹きの夢)。

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Poohのライヴで恒例の、『観客もステージと一体となって歌う』のを、2012年春の待望の初来日公演でも実現するための予習コーナーも兼ねています。

ItaloProgFes2012Primavera

※フライヤーのPDFはコチラからダウンロードできます。
http://piccola-radio-italia.com/ItaloProgFes2012Primavera.pdf

※来日情報は詳しくはこちら
http://piccola-radio-italia.com/archives/51996077.html

特にライヴでのこの楽曲のパフォーマンスの際、観客にたっぷりと歌わせるのが通例となっています。

恐ろしい事に、Pooh側は最初の1センテンスだけを歌い、最初のブレスから後は観客だけに歌わせるので、ここは皆さんしっかり覚えましょう!

lo so e che è forse meglio ロ・ソ・ケ・エ・フォルセ・メリィオ
ma crederci non voglio マ・クレデルチー・ノン・ヴォリィオ
non c'ero preparato ノン・チェーロ・プレパラート
ci vuole fiato a dirti チ・ヴォーレ・フィアート・ア・ディールティ

※当サイトでのPoohの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pooh


5曲目は、Gianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ/58歳/Siena出身)がPacificoと共作して歌った"Ogni tanto(時々)"。

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2011年1月11日発売と、1並びの発売日にこだわって発表した話題のアルバム「Io e te(私とあなた)」に収められた楽曲で、アルバム発売に先行して2010年12月3日に発売されました。

※同アルバムは、2011年・年間アルバムチャートの5位にランクインしています。

その話題とは、主に2つの局面があり、ひとつ目は、56歳での妊娠・初産した超高齢出産であったこと。ふたつ目は、自らが同性愛者であることをカミングアウトしていたGianna Nanniniには、全く妊娠のパートナー男性の影が見えなかったこと。

Gianna Nanniniは、いったいどのように妊娠したのでしょうか?

考えられるのは、生殖医療行為による人為的な妊娠・・・・

しかし、生殖に関して厳格なカトリック教会の教義では、自然な生殖に反すること(避妊・中絶・同性愛など)を タブー視 しており、今もなおカトリック協会の影響下にあるイタリア社会では、その考えが根強く残っています。

1970年代以降、中絶や離婚は法律上では認められるようになったものの、生殖医療行為による妊娠は現在も法律上、認められていないのです。

社会論争にまで発展したこの問題に、Giannaは『皆さん、自由や権利というものを急に忘れてしまってるようね。我々の誰もが、したい事を・したい時に・したい相手とする自由と権利を』とだけ回答するに留めています。

※当サイトでのGianna Nanniniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gianna_Nannini


6曲目は、Jovanotti(ジォヴァノッティ/46歳/Roma出身)が1997年に自作して歌った"Bella(美しい女性)"。

Jovanotti

ビデオクリップの冒頭に出てくる地下鉄は、Buenos Airesで第二の人生を送っている元・営団地下鉄丸ノ内線の500形車両である、と、鉄道にも詳しい参加者のkazumaさん(POP!ITALIANO)が教えてくれました。

イタリアRAPの父と言われるJovanottiですが、この頃からヴォーカル作品が目立つようになって来て、今では歌モノが中心のアルバム制作にシフトしています・・・が、そこはやはりラッパー。スローな楽曲でさえも言葉数が多くて、とても外国人には歌うのが難しい楽曲が多いのですが、この楽曲"Bella"は、歌い易いJovanotti作品のひとつだと言えるでしょう。

※当サイトでのJovanottiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Jovanotti


7曲目は、Andrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ/54歳/Lajatico出身)とGiorgia(ジォルジァ/41歳/Roma出身)の二人が、1995年にリリースした"Vivo per lei(彼女のために生きる)"。

Andrea Bocelli e Giorgia

通称O.R.O.(オーロ)こと、Radio Onda Ovestの3人組グループが同1994年に発表した楽曲ですが、まだブレイク前のこの2人の歌手のデュエット用にと、カンタウトーレのGatto Panceri(ガット・パンチェーリ)が歌詞をつけ直し、世界的なヒットとなりました。

※"Vivo per lei"誕生エピソードはコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/14800013.html

"Vivo per lei(彼女のために生きる)"というタイトルとなっており、Andreaが歌い始めると、『あぁ、ある女性に恋する男の歌なんだな・・・』と感じさせるのですが、続いてGiorgiaも『私も彼女のために生きてるの』と歌うので、リスナーにはこの『彼女』とは何者なのかが検討が付かなくなります・・・・

そしてエンディングにかなり近い部分の歌詞で、やっとこの『lei(彼女)』という存在が『la musica(音楽)』のことであると判るのです。

なぜなら、『la musica(音楽)』は女性名詞だから、冒頭からずっと『lei(彼女)』と抽象的な言い方で歌っていたんですね。イタリア語のように名詞に性がある言語ならではの擬人的な表現で、この作詞の妙にはお見事といったところです。名詞に性がない日本語や英語では、こういう表現は出来ませんから。

※当サイトでのAndrea Bocelliの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Andrea_Bocelli

※当サイトでのGiorgiaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Giorgia


歌うコーナー最後の楽曲は、Lucio Dalla(ルチォ・ダッラ/1943-2012/68歳没/Bologna出身)が1978年に発表した"L'anno che verrà(やって来る年)"。

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もちろんこれは、2012年3月1日に急逝した偉大なカンタウトーレLucio Dallaを忍ぶ意味と、イタリアで新年を迎える際の定番曲であるこの曲が、4月から新年度を迎える我が国の時期としてはタイミングが合うからでもあります。

※Lucio Dallaの訃報についての紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/52001543.html

旧年中には何かしら上手く行かないことがあったけれども、
TVでは来年は変革の年になるって言ってるので、
みんな楽しみに待っているんだ!

クリスマスが3回あったり、
一日中がお祭りだったりで、
キリストさまも十字架から降りて来ちゃうかも

皆が思い思いに愛しあったり
神父様だって結婚してしまうかも
ま、それなりの年齢じゃなきゃダメだけどね

といった不安のない明るい未来を歌い、新しい年を迎える際の意気込みとしては非常に適切であるところが、この楽曲が持つ永遠の力だと思います。

※当サイトでのLucio Dallaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Lucio_Dalla


さて、歌うコーナーはこれで終わったのですが、最後に声だけでなく、全身でイタリア音楽を体感してみましょう!ということで、シメとして『Balliamo insieme!(一緒に踊ってみましょう)』!

選んだ楽曲はClaudio Cecchetto(クラウディオ・チェッケット/60歳/Venezia近郊出身)が1981年にリリースした"Gioca jouer(ジォーカ・ジュエ)"

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1970年代のイタリア経済の破綻以来、存続の危機に苛まれていたサンレモ音楽祭を見事に救い出し、後に『La rinascita di Sanremo(サンレモの復興)』と称される事となる1981年のサンレモ音楽祭で総合司会に大抜擢された音楽業界人Claudio Cecchettoが、サンレモ音楽祭の舞台で披露した、大傑作のダンス曲です。

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Dormire 眠る
Salutare あいさつする
Autostop ヒッチハイク
Starnuto くしゃみ
Camminare 歩く
Nuotare 泳ぐ
Sciare スキーする
Spray スプレー
Macho マッチョ
Clacson クラクション
Campana 釣り鐘
Okey オッケー
Baciare キスする
Capelli 髪の毛
Saluti あいさつ
Superman スーパーマン

イタリア語の動詞の原形が連呼されるのに従って、その動作をする、という最低限のルールしか存在しないこのダンス遊びは、イタリア国内だけでなく、世界的に大ブレイクを果たしました。(G7国家の中で知られていないのは日本だけ、といっても過言ではありません。)

そして昨2011年はこの"Gioca Jouer"誕生30周年記念ということで、YouTube上には世界の至る所で思い思いの動作で"Gioca Jouer"を踊る動画投稿が溢れました。

イタリア文化会館のB2Fのホワイエで、この"Gioca Jouer"を参加者全員で踊って楽しみました。思い思いの動作で全然構わないこのダンスは、いざやってみると、イタリア語の指示で体を動かす楽しみに加え、映像と自分の一体感、会場の参加者との共通体験、そもそも体を動かすことによるアドレナリン効果などが組み合わさって、最高のエンターテインメントとなりました!

※Gioca Jouerの詳細記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51952022.html

※当サイトでのClaudio Cecchettoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Cecchetto


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

次の音楽イベントは月例FESTAとなり、4月21日(土)の開催です。
http://piccola-radio-italia.com/archives/52002115.html

Check
5/27・6/24『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)開催決定!

『イタリア音楽&イタリアンブランチ』@Attico

【発売中】当サイト協力日本盤CD / [In vendita]CD della edizione giapponese a cui abbiamo collaborati
当サイトが執筆中のコラム
『イタリアPOPSのススメ』
@シーライト パブリッシング
シーライト パブリッシング
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ご案内/Guida
2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアPOPS鑑賞会を開催しております。
このWebサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアPOPS(イタリアン・ポップス)を紹介しております。

FESTA会場で流した音楽や映像には、Webサイト上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、記事を書いた年度に達する年齢で表記しています。

Diamo la festa mensile ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.

Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

L'età degli artisti non è reale, ma anni che compiranno nel anno in cui gli articoli si scrivono.

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Piccola RADIO-ITALIA

京都のCristinaと東京のYoshioAntonioによるプロジェクト。2人とも音楽業界人ではありませんが、趣味としてイタリア音楽の普及活動を行う際のコードネームが、Piccola RADIO-ITALIA(ピッコラ・ラディオ=イタリア)です。

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい、という目標が込められた名前です。

Cristina da Kyoto e Yoshio Antonio da Tokio, non siamo professionisti nel settore musicale, ma come fan della musica pop italiana vorremmo creare la circostanza in cui si può ascoltarla più facilmente anche qua in Giappone. Sperando questo motivo, il progetto si chiama "Piccola RADIO-ITALIA".

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『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館

★秋のイタリア収穫祭★東京ガス
★秋のイタリア収穫祭★東京ガス

逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編
【2011年10月1日発売/予約受付中!】逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編
歌詞対訳を監修いたしました!

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『イタリアPOPSのススメ』連載コラム@シーライト パブリッシング

『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館

NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集
NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
【通販限定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
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【通販限定】VIVA SANREMO! Canzone Collection ビバ サンレモ!〜カンツォーネ・コレクション(CD4枚組/日本盤)
歌詞対訳を監修いたしました!

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「イタリアン・ポップ・ミュージック 50年の変遷」@PolyCultureClubTokyo

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シカゴピザ公式サイトでのイタリア音楽コラム執筆(分社化により現在は該当サイト消滅)

Tra te e mare(海のように)/Laura pausini
Tra te e mare(海のように)/Laura pausini(ラウラ・パウジーニ)
ライナーノーツを担当いたしました!

Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
シングル盤リリース時に歌詞注釈を担当いたしました!

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Opera prima(オペラ・プリマ)/Pooh(プー)
日本盤初リリース時にコラム記事を執筆いたしました!

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