Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Pino_Daniele

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第136回イタリアPOPSフェスタ(2016年11月)レポート(第1部:Deborah Iurato)

第1部

Deborah Iurato(デボラ・イゥラート/25歳/Sicilia州Ragusa出身)の3rdアルバム『Sono ancora io(意:相変わらず私)』(2016)から。

Deborah Iurato - Sono ancora io

2014年オーディション番組Amiciで優勝してシーンに躍り出た直後にリリースされた新曲が「Anche se fuori e` inverno(意:外が冬でも)」。https://youtu.be/fMPMoNchyaM

話題となったのが作詞をベテラン歌手のFiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)が手掛け、作曲がCesare Chiodo(チェーザレ・キォード/元O.R.O.のベーシスト)とBungaro(ブンガロ/カンタウトーレ)だったこと。既に1stアルバム『Deborah Iurato』(2014)に収録されているが、この3rdアルバムにはアコースティック・ヴァージョンとして再録されて収録された。

「Libere(意:自由な女性たち)」は2ndアルバム『Libere』(2014)のタイトル曲。3rdアルバムに再収録された。https://youtu.be/tuRhD7E9w1o

「Da sola(意:独りで)」は2015年にリリースされ、同年のWind Music AwardsやCoca-Cola Summer Festivalでも歌われた夏のヒット曲。後に共演して大きな脚光を浴びることになるGiovanni Caccamo(ジォヴァンニ・カッカモ/26歳/Sicilia州Modica出身)が歌詞を書き下ろしている。https://youtu.be/AKdP4d17Tl8

※当サイトでのGiovanni Caccamoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Giovanni_Caccamo

そして2016年初頭、そのGiovanni Caccamoとのデュオでサンレモ音楽祭に出場し、Negramaro(ネグラマーロ)のGiuliano Sangiorgi(ジゥリアーノ・サンジォルジ)が書き下ろした楽曲「Via da qui(意:ここから向こうへ)」を歌い見事3位に輝く。ちなみにGiovanni Caccamoは2016年5月、日伊国交150周年記念イベント出演のため、初来日&公演を行った。

このサンレモ2016出場の際、第3夜のカヴァー大会でこのデュオが歌ったのは、故Pino Daniele(ピーノ・ダニエレ/1955-2015/59歳没)の「Amore senza fine(意:終わりのない愛)」(1998)。同カヴァーはサンレモ2016のコンピ盤には収録されなかったが、DeborahのこのアルバムとCaccamoのアルバム『Non siamo soli』の両方に収録された。同曲はPinoのベストアルバム『Yes I know the way』に初収録された未発表曲。ピーノの公式ヴィデオクリップ内で冒頭からフィーチャーされている美女はピーノの2番目の妻Fabiola Sciabbarrasi(ファビオラ・シァッバッラズィ)。パーカッション演奏もしている。ちなみにPinoと彼女との間に3人の子供がいて、前妻との間に2人の子供がいる。

※当サイトでのPino Danieleの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pino_Daniele

アルバムタイトル曲「Sono ancora io」の公式ヴィデオクリップはDeborahの故郷Sicilia州Ragusaロケで製作された。同市の中心地から15kmほど離れた場所にあるCastello di Donnafugata(ドンナフガータ城/14世紀ごろ建造)とその名物の迷路をフィーチャーした映像が見どころ。話題のダークファンタジー映画『五日物語−3つの王国と3人の女』(2015/原題:Tale of tales)でもロケ地とされ、タイムリーにもちょうど日本でも11/25から全国ロードショーとのこと。http://itsuka-monogatari.jp/

※当サイトでのDeborah Iuratoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Deborah_Iurato


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2016年に達する年齢で表記。

第133回イタリアPOPSフェスタ(2016年8月)レポート(第2部:Annalisa、Biagio Antonacci)

第2部

第1部に引き続きAnnalisa(アンナリーザ)特集。2016年のアルバム『Se avessi un cuore(意:もし心があるなら)』はエレポップ調にシフトし、アルバムチャート最高4位まで登った。

Annalisa - Se avessi un cuore

サンレモ音楽祭2016に出場し11位となった楽曲「Il diluvio universale(意:全世界の大雨・洪水)」は、Diego Calvettiと共作した自覚の歌。

サンレモ2016の第3夜カヴァー大会でAnnalisaがカヴァーしたのは、Gianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ/現62歳/当時25歳/Siena出身)の初のヒット曲「America」(1979)。Annalisaのカヴァー版はサンレモ2016のコンピCDにのみ収録されている。

※当サイトでのGianna Nanniniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gianna_Nannini

シングル第2弾はアルバムタイトル曲「Se avessi un cuore」で、Davide Simonettaとの共作。Simonettaは人気ボーイズグループDear Jack(ディアー・ジャック)への楽曲提供で大きな注目を集める売れっ子。

※当サイトでのAnnalisaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Annalisa


Biagio Antonacci(ビァージォ・アントナッチ/53歳/Milano出身)の「Biagio」(2015)は、3枚組のベスト盤だが、4曲の新曲と2曲の再アレンジ曲を収録している。

Biagio Antonacci - Biagio

新曲としてシングル化された「Ci stai(意:君がいる)」は、Tiromancino(ティロマンチーノ)のフロントマンFederico Zampaglione(フェデリコ・ザンパリォーネ)が映像監督を務めた公式ヴィデオクリップが製作された。

シングル第2弾「Cortocircuito(意:短絡/ショート)」。

「One day (Tutto prende un senso/意:全てが感覚を得る) 」は、故Pino Daniele(ピーノ・ダニエレ/1955-2015/59歳没/Napoli出身)とのデュエットで、かつてアルバム『Sapessi dire no』(2012)のスペシャル版に追加収録されていた楽曲。

2016年になって人気俳優Raoul Bova(ラウル・ボーヴァ)と共演する公式ヴィデオクリップが製作された。

※当サイトでのPino Danieleの紹介記事はコチラ
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※当サイトでのBiagio Antonacciの紹介記事はコチラ
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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2016年に達する年齢で表記。

第128回イタリアPOPSフェスタ(2016年2月)レポート(第1部:Anna Tatangelo、Alfredo Golino)

第1部

奇跡のGigi D'Alessio(ジジ・ダレッシオ)の来日公演から1週間。まだ興奮の余韻冷めやらぬ中で開催された2月FESTAは、Gigi D'Alessio公演繋がりのアーティスト特集。

1人目はAnna Tatangelo(アンナ・タタンジェロ/29歳/Lazio州Sora出身)。言わずと知れたGigi D'Alessioの事実婚相手(2人の間には6歳の息子がいる)。

サンレモ音楽祭2015に出場した「Libera(意:自由な女)」は、Moda`(モダー)のメロディメーカーKekko(ケッコ)が提供した楽曲。サンレモで指揮をしたのは、巨匠Adriano Pennino(アドリアーノ・ペンニーノ)。Gigi D'Alessioとも長くコラボし続けているイタリア音楽界の重鎮マエストロだ。ここでは公式ヴィデオクリップで。

サンレモ2015の第3夜のイタリアの名曲カヴァー大会でAnnaが披露したのは、「Dio, come ti amo(意:あぁ、こんなにあなたを愛している/邦題:愛は限りなく)」、サンレモ1966の優勝曲で、歌ったのはGigliola Cinquetti(ジリオラ・チンクエッティ)と楽曲の作者である偉大なカンタウトーレDomenico Modugno(ドメニコ・モドゥーニョ)。

サンレモ2015出場曲をそのままタイトルに掲げたアルバム『Libera』(2015)には、このカヴァー曲のスタジオ録音が収録されている。

Anna Tatangelo - Libera

サンレモ後にAnnaがリリースしたシングル「Inafferrabile(意:捕らえられない)」は、カンタウトリーチェFederica Gamba(フェデリカ・ガンバ)が提供した楽曲で、チャート19位まで登るヒットとなり、サンレモ出場曲を上回る結果となった。

3rdシングル「Goce di cristallo(意:水晶の滴)」は、Mietta(ミエッタ)らにも楽曲を提供するカンタウトーレJerico(ジェリコ)が書いた楽曲。

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Gigi D'Alessioがワールドツアーに帯同したバンド・メンバーは、一流&凄腕のミュージシャンばかりで、Gigiとの付き合いも長い。ちなみに上記のAnna Tatangeloのアルバムも、ほぼGigiと来日したバンド・メンバーによって録音されている。

その中でも特筆するのは、ドラマーがAlfredo Golino(アルフレード・ゴリーノ)だったこと。

DSCF0203

ドラムの腕一本で勝負している凄腕の持ち主であることはもちろん、多くのレコーディング&ツアーのサポートに指名されるだけあって、楽曲を引き立てる好演に定評がある。

イタリアの人気歌手10人のCDを買えば、必ずAlfredoがドラムを担当したアルバム数枚に巡り合えるぐらい、業界で引っ張りだこの人気ドラマーだ。例えばLaura Pausini(ラウラ・パウジーニ)やPino Daniele(ピーノ・ダニエレ)らのCDやステージで彼の名や姿を目にすることが多い。

2014年にリリースしたAlfredoソロ名義のアルバム『Just Play Life』(ミニ・ステック付き!)では、あの女王Mina(ミーナ)をフィーチャリングした楽曲「E' Un Calvario」も収録している。

Alfredo Golino - Just Play Life

ちなみにCalvarioとはキリストが磔になったゴルゴタの丘のことで、Alfredoの別称でもある。そのため彼は自分の楽器や機材にカタカナで"カルヴァリー"と書いて、自分のアイデンティティとしている。なぜ日本語のカタカナを使っているのかと来日時に尋ねてみたら、《日本語が好きだから!》と答えてくれた。

Alfredo Golino - Just Play Life

そしてAlfredoのシーンへの登場は、1995年のSanremo Giovani(サンレモ音楽祭出場の新人登竜門)にバンドO.R.O.(オーロ)ことOnde Radio Ovestとして、「Vivo per...(意:...のために生きる)」で出場したことだった。同曲は、同年のサンレモ音楽祭4位のAndrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ)の世界進出CDに歌詞を変えて(作詞担当はGatto Panceri)「Vivo per lei(邦題:彼女のために生きる)」として収録され、同年サンレモ音楽祭優勝者のGiorgia(ジョルジア)をデュエット相手に迎えてレコーディングされ、世界的な大ヒット曲となった。

ちなみにタイトルの「Vivo per lei」の"lei(彼女)"は、実は人間の女性のことではなく、Musica(音楽)を示している。イタリア語のように言葉に性がある言語ならではの比喩表現であるところもお洒落。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2016年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)

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