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Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Pino_Daniele

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTAにご参加ください。Festa情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

公式facebookページ (facebook ufficiale)
http://www.facebook.com/PiccolaRadioItalia

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第175回イタリアPOPSフェスタ(2020年6月)レポート(第4部:Pino Daniele)

Pino Daniele(ピーノ・ダニエレ/1955-2015/満59歳没/Napoli出身)は、人気と実力を兼ね備えた音楽家として、現代ナポレターナの作者としても認められた存在だった。イタリア国内はもちろん、ヨーロッパ、中南米、北米でも知名度を得た世界的に活躍するイタリア人ミュージシャンのひとりで、特に国内外の一流ミュージシャンたちに一目を置かれるミュージシャンズ・ミュージシャンでもあった。残念ながら日本では無名のまま亡くなってしまったことになる。

Festaではさらに、彼の初期となる1983年のライヴ映像をスイスのTV局のライヴラリーをライヴ盤に編纂したシリーズ『Live Collection』から紹介。Pinoがまだ28歳でバックを支えるのも同年代のミュージシャンで、“ナポリタン・パワー”と称される凄腕のミュージシャンが中心となった面々だ。
Pino Daniele - Live Collection-26 Marzo 1983

ドラムのTullio De Piscopo(トゥッリオ・デ・ピスコポ)、パーカッションのTony Esposito(トニー・エスポージト)の2人は、後に歌手としてサンレモ音楽祭にも出場することになる打楽器奏者のリーダー的存在。イケメンのベーシストRino Zurzolo(リーノ・ズルゾロ)は後にクラシックとジャズを融合させたリーダー作品を手掛ける一人者となるが、2017年58歳で逝去。ファンキーな天才肌のキーボーディストJoe Amoruso(ジョー・アモルーゾ)は、後にプロデューサー&作曲家&アレンジャーとして大成するが、2020年3月60歳で逝去したばかり。

Festaではライヴ映像11分20秒からの「Je so 'pazzo(意:俺はイカレてる)」(1979)、「Tarumbo`」(1982)の2曲を紹介。

前者はイギリスの清教徒革命(1649)より2年早い1647年に世界初の市民革命を成し遂げたナポリの英雄Masaniello(マザニエッロ)について歌われている。当時のナポリを苦しめていたスペインの圧政を革命で跳ねのけたのだが、その天下が5日間と超短命に終わったため、世界史の教科書には載らない事件&人物で、そのあだ名・“狂人マザニエッロ” から曲のタイトルが付けられている。後者はナポリ語とブルーズを融合させたPinoの音楽スタイルをPino自身が名付けた音楽スタイル名をタイトルにしている。

ここからはライヴアルバム『Tutta n'ata storia - Vai mo' - Live in Napoli(意:全て別の物語 - 今行け - ライヴ・イン・ナポリ)』(2013)から。2008年の軌跡のライヴを収録した代物だ。
Pino Daniele-Tutta n'ata storia- Vai Mo' - Live in Napoli

なぜ“奇跡”なのか? Pinoの最初期を支えた前出の“ナポリタン・パワー”が27年ぶりに集結して演奏したからだ。それだけでなく、その後のPinoを支えたバンドも集結して、計3組ものバックバンドが入れ替わり立ち替わりステージを魅せた。

エンディング曲「Yes,I know my way」(1981)は、全3バンドメンバーが総出演しての夢のパフォーマンスとなった。

「Se mi vuoi(意:もし私を欲しいなら)」 (1995)はオリジナル通りIrene Grandi(イレーネ・グランディ)をゲストに迎えてのデュエットを披露。当時まだ売り出し中だった女性歌手を迎えてポップな楽曲をデュエットするという振れ幅の広さ、懐の深さもまたPinoのもうひとつの魅力の側面だ。
https://youtu.be/lhCGzzt_z7M

※当サイトでのIrene Grandiの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Irene_Grandi

「Vento di passione(意:情熱の風)」 (2007)もオリジナル通りGiorgia(ジョルジア)を迎えて。
https://youtu.be/KE-_1nDG5rU

※当サイトでのGiorgiaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Giorgia

急逝する1週間前もPinoは年越し番組に出演し、生ライヴを披露する。その4日後に帰らぬ人になるなど、誰も想像していなかった。

第175回イタリアPOPSフェスタ(2020年6月)紹介曲PlayList

※当サイトでのPino_Danieleの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pino_Daniele


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2020年に達する年齢で表記。

第175回イタリアPOPSフェスタ(2020年6月)レポート(第3部:Pino Daniele)

Pino Daniele(ピーノ・ダニエレ/1955-2015/満59歳没/Napoli出身)は、人気と実力を兼ね備えた音楽家として、現代ナポレターナの作者としても認められた存在だった。イタリア国内はもちろん、ヨーロッパ、中南米、北米でも知名度を得た世界的に活躍するイタリア人ミュージシャンのひとりで、特に国内外の一流ミュージシャンたちに一目を置かれるミュージシャンズ・ミュージシャンでもあった。残念ながら日本では無名のまま亡くなってしまったことになる。

今回のFestaでは公式2枚目となるライヴ盤『E sona Mo'』(1993)から紹介。Pinoの死後3年経過した2018年に音源をリマスターし、ライヴ映像DVDを付属した2枚組としてリリースされた。1993年5月22・23日にSalernoで行われたライヴを収録。当時Pino38歳。
Pino Daniele - E sona Mo'(1993_2018)

ステージ上にはPino自身と他2人のミュージシャン、Anotonio Annona(アントニオ・アンノーナ/Key&プログラミング)、Carol Steel(キャロル・スティール/Per)の3人のみ。前年にEric Claptonが行ったアンプラグド・ライヴが世界的なアコースティック・サウンド・ブームを巻き起こした時期なので、このステージはプラグドはしているものの、全体的にアコースティック・サウンドに仕上がっている。たった3人で絶妙なアンサンブルを聴かせるこのテイクはまさに名演として語り継がれるものとなった。

Festaで紹介したのは冒頭から「A me me piace 'o blues(僕は、僕はブルーズが好き)」(1980)」、「Je sto vicono a te(意:僕は君のそばにいるよ)」(1979)、「Napule e`(意:ナポリは)」(1977)。「Napule e`」はPinoがまだ18歳の時に書いた楽曲ながら、現代ナポレターナでもっとも愛されて歌い継がれる楽曲となった。

その証拠にPinoが急逝した2015年。彼の葬儀に集まった群衆はナポリだけで10万人にのぼり、集まった群衆が自然に彼の楽曲を口ずさみ始めやがて大合唱となった。後にフラッシュモブ化された映像がこれ。https://youtu.be/AQWpKeVOxj0

そしてチック・コリアとコラボした際にチックの楽曲にPinoがイタリア語詞をつけた「Sicily」(1993)

Live映像の28分あたりからの「Quando(意:いつ)」 (1991)は、大親友だった俳優Massimo Troisi(マッシモ・トロイージ/1953-1994/満41歳没/Napoli出身)の映画の主題曲でもあり、Pinoの代表曲のひとつとなるヒット曲だ。Ttoisiとの制作風景の映像が残されている。 https://youtu.be/rVs7ENSOSoc

Live映像の47分50秒あたりから代表曲のひとつ「Quanno chiove(意:雨が降る時)」(1980)、「O scarrafone(意:スカラベ/ゴキブリ)」(1991)がライヴのエンディングとなる。

余談ではあるが、Pino Danieleは自作曲を他の言語で歌われることを拒み、依頼が来ても許可を出さないアーティストだった。「僕の曲はナポリ語で歌われてこそ意味があるものだから、外国語に変えてしまったら自分の歌が伝わらない」という考え方だったそうだ。ところがたった1曲だけ日本語詞を許可した曲がある。松本淳子さんのアルバム『あなたに Straordinaria tu』(2000)に収録された「雨が降る時(Quanno chiove)」がそれだ。
松本淳子 - あなたに

その成功の経緯について非常に興味深いエピソードが、ムジカヴィータ・イタリア第9号の元キングレコードのプロデューサー新井健司氏の連載コラムで明かされている。
musicavitaitalia9

第175回イタリアPOPSフェスタ(2020年6月)紹介曲PlayList

※当サイトでのPino_Danieleの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pino_Daniele


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2020年に達する年齢で表記。

ムジカヴィータ・イタリア9号 発売決定!

イタリア音楽専門誌ムジカヴィータ・イタリアの5年ぶりとなる第9号の発売日が決定しました。一般発売は2020年6月30日となります。

ご予約・お求めは→ムジカヴィータ・イタリア公式ショップまで
https://store.musicavitaitalia.com/

musicavitaitalia9

本号の特集はPino Daniele(ピーノ・ダニエレ)とArti e Mestieri(アルティ・エ・メスティエリ)。

前者は現代ナポレターナの作者・演者としてイタリアの国民的アーティストとなり、国際的なミュージシャンとも深く交流し、世界的な知名度を得たブルーズ&ジャズ・ギタリスト&歌手でもありました。没後(2015年没)もイタリア音楽に絶大な影響を残し、今なお広く熱愛され続けているレジェンドとも言えます。

後者はイタリアのジャズ・ロック、プログレの雄として活動するバンドで、2015年来日時のインタビューを掲載。オリジナル・メンバー4人の発言は白熱し、バンド黎明期の記憶を手繰りながら、当時の音楽シーンや活躍していた他のバンドのことなど、おそらくどこにも明かされていなかった話を1時間近くに渡って伝えてくれました。ページ数の都合でかなり割愛しましたが、それでも11ページに渡る超ロングインタビューは必見です!

同時に来日し、アルティと共演も果たしたOsanna(オザンナ)はナポリのバンドで、ピーノ・ダニエレのデビュー前から交流があり、ナポリの音楽界はジャンルに関係なく幅広い繋がりがあることが判るインタビューとなり、ピーノと仲間たちとの想い出を追悼文としても特別寄稿してくれました。

もうひとりのナポリのスターGigi D'Alessio(ジジ・ダレッシォ)の来日インタビューや、イタリアから受勲された歌手・青木純さんの連載記事も合わせ、ナポリ絡みの情報が多い号となっております。古から今もなお脈々と新作が作られ、地元はもちろん、全イタリアや国外にも存在感を示し続けるナポリ音楽は、イタリア音楽の中でも特異の存在であることが垣間見えると思います。

また2015年時点で未発表だった来日インタビュー記事を掲載いたしました。その後の5年間もインタビューを行っていますので、次号以降に順次掲載していくつもりです。

    [コンテンツ]
  • 特集1「ピーノ・ダニエレ(Pino Daniele)」
     ヒストリー (翻訳協力・橋本尚美)
     RIP(訃報) (執筆・冨田和摩)
     リーノ・ヴァイレッティ(オザンナ)特別寄稿:僕の友人、ピーノ、リーノとジョーへ
     ピーノと仲間たち
     アルバム・ディスコグラフィ
  • 第70回サンレモ音楽祭 2020年
  • FIMI 年間チャート 2019年
  • 第9回サンレモ音楽祭 1959年
  • ナポレターナあれこれ8「クリスマスのカンツォーネ・ナポレターナ」 青木純
  • 来日インタヴュー&ライヴ・レビュー
     ジジ・ダレッシオ(Gigi D'Alessio) / マックス・ガゼ(Max Gazze`) / ネグリータ(Negrita) / カラシマ(Kala`scima) /ムジカ・ヌーダ(Musica Nuda) / ラウラ(L'Aura) / リーノ・ヴァイレッティ[オザンナ](Lino Vairetti [Osanna])
  • 特集2「アルティ・エ・メスティエリ(Arti e Mestieri)」
     ヒストリー & インタヴュー (翻訳協力・二宮大輔)
     アルティ・エ・メスティエリ来日コンサートの軌跡 (執筆・山岸伸一)
     アルバム・ディスコグラフィ
  • ディスク・レビュー
  • 連載コラム
     私のイタリア音楽の旅 新井健司
     音楽の合間に読書 久保耕司
     イタリア映画の備忘録 押場靖志
     鍵盤の彼方の伊太利亜 難波弘之
     映画を聴く 二宮大輔
  • ほか
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CRONACA163s日伊協会会報『CRONACA』
コラム『YoshioAntonioのイタリアPOPS小事典』連載中。

Banco - Transiberiana(J)-s バンコ『トランシベリアーナ〜シベリア横断、人生の旅路』(2019)
歌詞対訳担当しました。

小さな村の物語 イタリア 音楽選集-s『小さな村の物語 イタリア 音楽選集』(5CD)
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CD『小さな村の物語 イタリア 音楽集(ライフスタイル編)』(2018)
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イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい、という目標が込められた名前です。

Cristina da Kyoto e Yoshio Antonio da Tokio, vorremmo creare la circostanza in cui si può ascoltarla più facilmente anche qua in Giappone. Sperando questo motivo, il progetto si chiama "Piccola RADIO-ITALIA".

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Bell'Italiaイタリア音楽セミナー@ベリタリア

ジリオラ・チンクェッティ2017年来日公演ジリオラ・チンクェッティ2017年来日公演

ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri) / 折り紙(Origami)(2017/日本盤)ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri) / 折り紙(Origami)(2017/日本盤)ライナーノーツを担当

『Viva!公務員(Quo vado?)』(2015)『Viva!公務員(Quo vado?)』(2015)【映画の音楽ネタ】

Camillo Pace - Credo nei raccontiCamillo Pace『Credo nei racconti』(2017)

Max Gazze` a Tokyo 2016Max Gazze`,Zephiro来日公演

NegritaNegrita, Zephiro来日公演

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集まれ、イタリア好き!@湘南T-SITE集まれ、イタリア好き!@湘南T-SITE
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Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッシオ)初来日公演Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッシオ)初来日公演!

第3回「イタリアン・ポップス・セミナー 」@日伊協会
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第2回「イタリアン・ポップス・セミナー 」@日伊協会
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【2013年2月末発売予定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
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2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)でナヴィゲーターを務めました!

ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
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2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
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「イタリアン・ポップ・ミュージック 50年の変遷」@PolyCultureClubTokyo

header_logo
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Tra te e mare(海のように)/Laura pausini(ラウラ・パウジーニ)
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