第2部

Nino Buonocore(ニーノ・ブオノコーレ/56歳/Napoli出身)の9年振りのオリジナルアルバム『Segnali di umana presenza(意:人類の存在を指摘せよ)』(2013)。セルフ・プロデュースでアレンジも自身が手掛けている。Joe Barbieri(ジョー・バルビエリ)のピアニストAntonio Fresa(アントニオ・フレーザ)をはじめ、ジャズ寄りのミュージシャンのカルテットに弦楽四重奏を加えた落ち着きのあるサウンドが光る。

Nino Buonocore - Segnali di umana presenza

シングル曲「Il lessico del cuore(意:心の用語集)」は、爽やかなアレンジに軽やかなヴォーカルの佳曲。

Nino Buonocoreといえば、1990年(32歳時)に放った「Scrivimi(意:僕に手紙を書いて)」がスマッシュヒットとなり、代表作にもなったが、同曲は2006年にLaura Pausiniがカヴァーアルバム『Io canto』の中に収めたことで、再評価されることにもなった。

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2012年サンレモ音楽祭新人部門2位となり注目を集める事となったカンタウトリーチェErica Mou(エリカ・ムー/24歳/Puglia州Bisceglie出身)の3rdアルバム『Contro le onde(意:波に向かって)』(2013)。

Erica Mou - Contro le onde

人気ロックバンドSubsonica(スブソニカ)のキーボード奏者Boosta(ブースタ)がプロデュース&アレンジを担当したアルバムで、彼は昨今プロデューサーとして急速に頭角を現しつつある人物。同アルバムでは本業のキーボードの他、ギター、ベース、ドラムも演奏するマルチプレイヤーぶりを発揮し(他の参加ミュージシャンは管弦楽器の奏者のみ)、3曲をEricaと共作している(他はEricaが単独で書いている)。

「Mettiti la maschera(意:仮面を付けなさい)」がその共作曲で先行シングル曲となった。

「Mentre mi baci [Scena Madre](意:あなたが私にキスしている間に[母のシーン])」はErica本来のギター1本での弾き語りのパフォーマンス。

「Dove cadono i fulmini(意:雷が落ちるところ)」は、サンレモ音楽祭のサブ司会等でお馴染みのRocco Papaleo(ロッコ・パパレオ)が監督&主演をつとめた映画『Una piccola impresa meridionale(南部の小さな企て)』(2013年10月公開)の主題曲に採用され、同映画出演俳優たちも出演する秀逸なヴィデオクリップが制作された。

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Max Pezzali(マックス・ペッツァーリ/47歳/Pavia出身)のデビュー20周年(883時代から通算して)記念アルバム第2弾『Max 20』(2013)は、5曲の新曲に加え、14曲の歴代ヒット曲を14人のスター歌手たちと共演/再録している。

Max Pezzali - Max 20

シングル化された新曲「L'universo tranne noi(意:僕ら以外の宇宙)」は、Verona di Arena周辺でロケされた秀逸なヴィデオクリップが制作されている。住民や観光客でにぎわうロケの模様もバックステージ的に最後に取り入れている。

シングル第2弾となった新曲は「Ragazzo Inadeguato(意:不適当な青年)」。ポップカルチャーが大好きなMaxらしいヴィデオクリップが制作されている。

共演した14人のスター歌手たちは、Claudio Baglioni、Edoardo Bennato、Cesare Cremonini、Elio(Elio e le Storie Tese)、Fiorello、Gianluca Grignani、Jovanotti、Nek、Raf、Eros Ramazzotti、Francesco Renga、Giuliano Sangiorgi、Davide Van De Sfroos、Antonello Venditti。Festaでは、Eros Ramazzottiと共演した「Lo Strano Percorso(意:不思議なコース)」、Claudio Baglioniと共演した「Come mai(意:なぜ)」を紹介した。前者は曲の最後にエロスがマックスへのお祝いメッセージを語るところも聴きどころ。後者は883時代の代表曲中の代表曲といえる名曲。Baglioniが主催するチャリティ・イベント"O' Scia"でも、この2人が同曲を共演&披露していたが、今回初めて公式音源となった。

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2014年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)