Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Musica_Nuda

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。Festa情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

公式facebookページ (facebook ufficiale)
http://www.facebook.com/PiccolaRadioItalia

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

Musica Nuda(ムジカ・ヌーダ)初来日公演!

コントラバス奏者と女性ヴォーカルという異色のデュオMusica Nuda(ムジカ・ヌーダ)、初来日公演決定!

Musica-Nuda

公演スケジュール
日時: 2015年12月5日(土)18:30より(開場:18時)
場所:Birdland Jazz Club
東京都港区赤坂2-14-33 赤坂三田ビル地下2階
Tel. 03-3583-3456
東京メトロ「赤坂」2番出口より 徒歩10秒
東京メトロ「赤坂見附」ベルビー赤坂出口より 徒歩7分
主催:在日イタリア商工会議所
※詳細は公式インフォページまでhttp://www.iccj.or.jp/content/musica-nuda-live-tokyo

※当サイトでのMusica Nudaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Musica_Nuda

第98回イタリアPOPSフェスタ(2013年7月)レポート(その2/ Musica Nuda, Platinette, Grazia Di Michele, Bungaro)

第2部

歌手Petra Magono(ペトラ・マゴーニ)と元Avion Travel(アヴィオン・トラヴェル)のコントラバス奏者Ferruccio Spinetti(フェッルッチォ・スピネッティ)のユニット、Musica Nuda(ムズィカ・ヌーダ)が結成10周年を迎えて発表したアルバム『Banda Larga(幅広いバンド)』

musica-nuda-banda-larga

今回はPaolo Conte(パオロ・コンテ)のブレインであるマエストロDaniele Di Gregorio(ダニエレ・ディ・グレゴリオ)を招き、アレンジとオーケストラ指揮、マリンバ系の楽器、キーボード類、ドラム演奏を託しており、彼らにとって初めてオーケストラを導入したアルバムとなり、アルバムタイトル通り、また一段と幅広いサウンドを披露しています。楽曲はいつものようにイタリア語オリジナル曲、英語や仏語曲のカヴァー、インスト曲などが混在しています。(Ferruccio作曲の非常に短いインスト曲のタイトルは「Japan」!)

また、ゲスト共演者を招いた楽曲も2曲挿入され、Joe Barbieri(ジョー・バルビエリ)が書いて歌う「Spina dorsale(意:背中のトゲ)」、BaustelleのFrancesco Bianconi(フランチェスコ・ビアンコーニ)が書いた「Le cose(意:物事)」は、Petra Magoniの2人の子供たちLeone(レオーネ/14歳)とFrida(9歳)と歌っています。なお父親は元夫のStefano Bollani(ステーファノ・ボッラーニ/日本語表記:ステファノ・ボラーニ)。

FESTAでは、人気TV番組Quelli che出演時の映像で「Carica erotica(意:エロティックな役目)」。Ferruccio Spinettiが作詞家Kaballà(カバッラ)とSusanna Parigi(スザンナ・パリージ)と共作した楽曲。

※当サイトでのMusica Nudaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Musica_Nuda


放送作家・俳優Maurizio "Mauro" Coruzzi(マウリツィオ "マウロ" コルッツィ/58歳/Emilia-Romagna州Langhirano出身)のアタリ役である、ドラァグ・クイーン(女装)時の芸名Platinette(プラティネット)名義でリリースされたアルバム『Perle coltivate(意:養殖真珠)』。

Platinette - Perle coltivate

2000年頃から歌手としても活動し始め、サンレモ音楽祭2012では、男性の姿でMatia Bazarの客演を務めてもいます。

イタリア人歌手の楽曲カヴァー集となっており、うち4曲はオリジナルの歌手本人とのデュエットという贅沢な演出。60年代から80年代の曲だけでなく2000年代の曲など、実に幅広い年代からの選曲となっている良い企画アルバム。また、ほとんどの楽曲が女性歌手の曲にしたところが、ドラァグクイーンとしての心意気が感じられます。

大きな体を共鳴させる太く低く豊かな声質と声量で、本格的な男性ヴォーカル作品としても充分に聴き応えがあるアルバムに仕上がっていて、さらに何曲かはオリジナルの女性歌手の声が重なるのがとても心地良いところ。

ダイジェスト映像で、La gente e me/Ornella Vanoni、Dopo la tempesta/Marcella Bella、L'angelo necessario/Virginiana Miller、Dimmi/Orietta Berti、Dimmi che non vuoi morire/Patty Pravoのメドレー。

FESTAでは、さらにオリジナルがGrazia Di Michele(グラツィア・ディ・ミケーレ)の楽曲「Io e mio padre(意:私と私の父)」を紹介しました。


さて、そのGrazia Di Michele(グラツィア・ディ・ミケーレ/58歳/Roma出身)のアルバム『Giverny(ジヴェルニー)』(2012)を。Givernyとは、フランス北部の小さな村の名前で、画家モネが住んで愛した地。現在、モネ博物館も同村に存在しています。つまりこのアルバムはモネとモネが愛した地に捧げられたアルバムとなっています。また共演者名Paolo Di Sabatino Trioをクレジットしているように、ジャズトリオと組んだサウンドとなっています。

GraziaDiMichele-PaoloDiSabatinoTrio-Giverny

アルバムタイトル曲「Giverny(ジヴェルニー)」のヴィデオクリップは、代表作のひとつ『水連』を描くモネの姿をイメージしたものになっています。

※当サイトでのGrazia Di Micheleの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Grazia_Di_Michele


第2部後半はBungaro(ブンガロ/49歳/Puglia州Brindisi出身)のアルバム『Il valore del momento(意:瞬間の価値)』(2012)から。Bungaroは1988年デビューのカンタウトーレですが、自身で歌うよりも他者に書いた楽曲数が大半で、ヒット曲もたくさん放っていますので、本業は作曲家といった方が適切かもしれません。今回のアルバムは、カンタウトーレとしての新作と他者に書いた楽曲のセルフカヴァー集といった趣のアルバムに仕上がりました。

Bungaro-IlValoreDelMondo

シングルとなった新曲は「Quando torni(意:君が戻る時)」。Fiat 500が2台登場する。ドラマ仕立てのモノクロヴィデオクリップの雰囲気が最高です。

「La pioggia che si sposa al vento(意:風と結婚した雨)」。折り紙を介した男女の出会いのヴィデオクリップ。

「Dimentichiamoci(意:忘れてしまおう)」は、女優Paola Cortellesi(パオラ・コルテッレーズィ)とのデュエット。二次元の中の相手と現実世界で知り合う男女のドラマ仕立ての公式ヴィデオクリップで、iPadが小道具として使われています。イタリアの漫画家Giacomo Bevilacqua(ジァコモ・ベヴィラックア)が出演し、アイデア、ストーリ、シナリオ、アニメーションを担当しています。BungaroとPaola Cortellesiも後半のFESTA会場でカメオ出演。

アルバムタイトル曲「Il valore del momento」は、ブラジルの女性シンガーソングライターMiúcha(ミウシャ)とのデュエット。Miúchaは、ブラジルの国民的著作家Sergio Buarque de Hollanda(セルジオ・ブアルキ・ヂ・オランダ)の娘で、シンガーソングライターChico Buarque(シコ・ブアルキ)の姉、名音楽家João Gilberto(ジョアン・ジルベルト)夫人、アメリカで活躍する女性歌手Bebel Gilberto(ベベウ・ジルベルト)の母という経歴を持つVIP級の大歌手。ラジオ出演時の映像で。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2013年に達する年齢で表記しています。

第76回イタリアPOPSフェスタ(2011年9月)レポート (その1 / Blind Fool Love, Musica Nuda, Matia Bazar)

第76回Festaは、22名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて9/10(土)に開催されました。参加者の内訳は男性8名 女性14名(うち、初参加者3名)。

IMG_8535まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。

集合写真撮影
POP!ITALIANO
kazuma氏
http://musica.itreni.net/


第1部

9月FESTA第1部では、3組のグループ/バンドを紹介。

ひと組目は、Blind Fool Love(ブラインド・フール・ラヴ)。2011年夏にメジャーデビューしたばかりのトリオで、メンバーは皆20歳前後というBoys bandですが、既に4〜5年の活動歴があるそうです。

バンド名はフロントマンを務めるTommaso Sabatini(トンマーゾ・サバティーニ/20歳)が、シェイクスピアの『ソネット137』の冒頭の一節『Thou blind fool, Love,(盲目の愚か者 愛の神よ)』にヒントを得て命名したとのこと。

2011年夏にリリースされたばかりのデビューアルバム「Il pianto(落涙)」(2011)ですが、現在のところ既に3曲もの公式videoclipが発表されているという快進撃中です。

img146

最初のvideoclipは、退廃的な様式美に包まれた楽曲"Vampiro(吸血鬼)"。ところどころデスメタル気味の唱法の特徴的なヴォーカルです。

2曲目はさらにヨーロッパ的(ややブリティッシュ的?)な雰囲気を加味したようなアルバムタイトル曲"Il pianto(落涙)"。


2組目として紹介したのは、Musica Nuda(ムズィカ・ヌーダ)こと、
Petra Magoni(ペトラ・マゴーニ/39歳/Pisa出身)とFerruccio Spinetti(フェッルッチォ・スピネッティ/41歳/Caserta出身)の2人のプロジェクト。

Petraはソロ歌手として、FerruccioはAvion Travel(アヴィォン・トラヴェル)のベーシストとして、それぞれ別個に活動していた2人ですが、コントラバス1本とヴォーカルだけで音楽を演ってみよう!と2004年にMusica Nudaと銘打ったプロジェクトを行ったところ、まずはフランスで大当たりして、イタリア本国に凱旋帰国する形で定着。以来、それぞれ個人の活動の余地を残したまま、あくまでもプロジェクトとしてのスタンスでMusica Nudaプロジェクトを続けている2人。

2004年から2008年までは、まさにMusica Nudaプロジェクトがメインの活動となり、毎年のようにアルバムを発売していた彼らですが、約3年のインターバルの後にリリースしたアルバム「Complici(共謀者たち)」(2011)は、スタジオ録音としては5作目、通算6枚目のアルバムとなります。

img074

※日本のiTunesストアでダウンロード購入可能です。

珍しく公式videoclipも制作された楽曲が"Rimando(返却するわ)"

そしてライヴ映像で"Una notte disperata(絶望的な夜)"

この2人のプロジェクト開始時期には、Gigliola Cinquetti(ジリオラ・チンクエッティ)の"Non ho l'età(邦題:夢みる想い)"のカヴァーヴァージョンに代表される、血管がぶち切れんばかりのPetraのパフォーマンスも大きな話題となりましたので、今回もおまけとして、フランス語詞ではありますが、Nino Ferrer(ニノ・フェレ−ル/ニノ・フェレ)のカヴァー"Mirza"のライヴテイクをご覧いただきました。


第1部のトリとなる3組目のバンドは、Matia Bazar(マティア・バザール)。1975年にGenovaで結成されて以来、何度ものメンバー変更を経ながらも、常にコンテンポラリーなイタリアPOPSを奏で続けて来てくれた、イタリアPOPSの立役者的なプロジェクトとも言えるでしょう。

※当サイトでのMatia Bazarの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Matia_Bazar

1980年代にはイタリアとほぼリアルタイムに日本盤アルバムがリリースされていただけに留まらず、日本のTVCMに楽曲が採用されたり、日本だけで発表された楽曲もあり、来日公演も2度ほど敢行するなど、まさにイタリアの『今』のPOPSを日本にリアルタイムに届けてくれていた唯一の存在だったと言っても過言ではなかったと思います。

結成当初からずっとバンドに残り続けているのが、Ds.担当のGiancarlo Golzi(ジァンカルロ・ゴルツィ/59歳/Sanremo出身)。プログレファンには、元Museo Rosenbach(ムゼオ・ローゼンバック)のメンバーとしても知られています。

オリジナルメンバーではあるものの、1981年に脱退し、1999年に復帰する形で再びバンドの要となっているのがPiero Cassano(ピエロ・カッサノ/63歳/Genova出身)。

脱退期間中は、ソロ活動をしたり(ソロ歌手としての来日も果たしています)、アーティストのプロデュースをしたり(初期のEros Ramazzottiなど)、売れっ子ヒットメーカーとして数々の楽曲を書いたり、アニソンを多量に手掛けたり(代表的なのはセーラームーンのイタリア版アニソン)と、充実した音楽活動を行っていたのですが、1998年にバンドリーダーだったベーシストAldo Stellita(アルド・ステッリータ)が急逝したことに起因するMatia Bazar存続の危機に際し、自らが出戻ることでMatia Bazarという歴史あるバンドを再起させた立役者でもあります。

PieroとAldoもプログレファンの間では、元JETのメンバーとしても知られています。

1999年にPiero CassanoがMatia Bazarを再生した際に、3代目の女性ヴォーカリストとして加入させたのが、ソロ歌手やコーラスガールとして活躍していたSilvia Mezzanotte(スィルヴィア・メッツァノッテ/44歳/Bologna出身)。

SilviaはMatia Bazarに5年間在籍した後、2004年にソロ歌手として独立するのですが、2010年に再びMatia Bazarに出戻る形で再参加する事となりました。
#歴代で数えると、3代目&5代目の女性ヴォーカリストとなります。

同じく1999年の再生時期にバンドに初参加したのが、Fabio Perversi(ファビオ・ペルヴェルスィ)。彼は、キーボード奏者としてだけでなく、Matia Bazar楽曲のメインのアレンジャーとしての手腕をも発揮する有能なメンバー。

こうして再び1999年当時のメンバーに戻って初めてリリースしたアルバムが「Conseguenza logica(論理的な結論)」(2011)。そのアルバムタイトルは、あたかもこのメンバー編成に戻ることの意義を言及しているのかもしれません。

img071

すぐに公式videoclipが制作されたのは、アルバムタイトル曲 "Conseguenza Logica(論理的な結論)"。

うん、確かに2000年代初頭の頃のMatia Bazarの代表曲を彷彿とさせるタイプの楽曲ではありませんか!

Matia Bazarの2曲目はTVライヴ映像から"Gli occhi caldi di Sylvie(スィルヴィーの暖かな眼差し)"

さて、1975年からのMatia Bazarの歴史を振り返ると、グループとしては唯一となる、サンレモ音楽祭優勝を2度経験しているバンドとも表する事ができます。

最初は1978年の第一期オリジナルメンバーの時に、"...E dirsi ciao(・・・そしてチャオと言い交わす)"で優勝し、2度目は、現メンバー体制となった2002年の時に、"Messaggio d'amore(愛のメッセージ)"で栄冠に輝いています。

9月FESTAではもちろん、現メンバー体制となった2002年の"Messaggio d'amore(愛のメッセージ)"を当時の映像で楽しむことにしました。

ここに引用した映像には収録されていませんが、FESTA会場では、現時点のMatia Bazarのメンバーが、当時の体験を振り返ってコメントを述べるシーンや、サンレモ音楽祭のジングル『Perché Sanremo è Sanremo!』をインプロヴィゼーションするシーンも含めての紹介といたしました。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2011年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

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