Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Matia_Bazar

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第133回イタリアPOPSフェスタ(2016年8月)レポート(第1部:Annalisa)

第1部

2015年&2016年と2年連続でサンレモ音楽祭に出場したAnnalisa(アンナリーザ/31歳/Liguria州Savona出身)。まずは2015年のアルバム『Splende(輝く)』から。

人気バンドModa`(モダー)のフロントマンKekkoがメインプロデューサーを務めたアルバムで、前作のアルバムで1曲だけ歌詞を書いていたAnnalisaが、本作では7曲の歌詞を書き、作曲も1曲手がけ、メッセージ性の強い歌詞&やや硬質なサウンドに変化しているので、カンタウトリーチェとして覚醒し始めたアルバムと言える。アルバムチャート最高7位を記録した。

Annalisa - splende

先行シングル第1弾は「Sento solo il presente(意:私は現在だけを感じる)」。Kekkoが単独で書き下ろした楽曲。

先行シングル第2弾「L'ultimo addio(意:最後の別れ)」。Annalisa自身の作詞。

サンレモ音楽祭2015で4位となった「Una finestra tra le stelle(意:星間の窓)」はKekkoが書き下ろした楽曲。

そのサンレモ2015の第3夜のカヴァー大会でAnnalisaがカヴァーしたのはMatia Bazar(マティア・バザール)の「Ti sento(意:あなたを感じる/邦題:失われた島)」(1985)。

※当サイトでのMatia Bazarの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Matia_Bazar

シングル第4弾「Vincero`(意:私は勝つでしょう)」。間違いを恐れずに選択することと誠実さが勝利への第一歩になる、と訴えるメッセージソング。

シングル第5弾はアルバムタイトル曲「Splende」。

※当サイトでのAnnalisaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Annalisa


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2016年に達する年齢で表記。

第127回イタリアPOPSフェスタ(2016年1月)レポート(第1部&第2部:Matia Bazar)

第1部&第2部

1975年デビューで、サンレモ音楽祭で2度優勝経験を持つ唯一のグループMatia Bazar(マティア・バザール)。2015年3月に結成40周年記念CD+2DVD『DVD Live - 40th anniversary celebration』をリリース。

Matia Bazar - DVD Live - 40th anniversary celebration

Matia BazarはGenovaで結成されたバンドで、プログレ・バンドのJETを母体としてPOP路線に転向して生まれた。グループ名の"Matia"とは、初代女性ヴォーカリストだったAntonella Ruggiero(アントネッラ・ルッジェーロ/64歳/Genova)の当時の芸名で、Genova方言で"Matta(狂った女)"を意味する。

1980年代にMatia Bazarの楽曲はこぞって日本のTVCM曲に抜擢され、本国とリアルタイムに日本盤がリリースされていた。2000年になって、再び彼らの新曲「Brivido caldo(邦題:熱い衝撃)」がTV東京『美の巨人たち』のテーマ曲に採用されたため、再び日本盤も発売された。

結成当初からずっとグループに在籍続けたのは、ドラムのGiancarlo Golzi(ジァンカルロ・ゴルツィ/1952-2015/Sanremo生まれ)ただひとりで、メンバーから"Capitano(キャプテン)"と呼ばれていたが、このライヴ盤のリリースの5カ月後となる8月12日、心臓麻痺で突然この世を去ってしまった(63歳没)。本DVDは40周年記念のため、いつもはヴォーカリスト中心になりがちなカメラワークではなく、メンバーひとりひとりにカメラが向けられて映像編集されており、Giancarloの在りし日の姿や巧みなドラムワークも手に取るように堪能することができる。つまりGiancarlo追悼盤にもなり得るような映像となっているので、ぜひ入手して永久保存版にしていただきたい。

またDVDの中で、Giancarlo自身がインタヴューに答え、世界のいろんな都市を訪れたが特に心に残っている都市名を挙げ、一番最初に彼の口から出てくる都市が《トーキョー》であるところも鳥肌モノだ。DVDのライヴ映像でも気づくが、彼らが使っている楽器はドラムもキーボードもギターも全部ヤマハ製(シンバルのみイタリアが誇るハンドメイド製のUfip)。彼らの日本への愛着が映像からも充分に伝わって来るのだ。

女性ヴォーカリストは現在のSilvia Mezzanotte(シルヴィア・メッツァノッテ/49歳/Bologna出身)が3代目&5代目で、年配のキーボード奏者がPiero Cassano(ピエロ・カッサーノ/68歳/Genova出身)。彼は初代オリジナルメンバーであるが、1981年に脱退してソロに転向。後にプロデュース業に転身して、Eros Ramazzottiの初代プロデューサーを務め、ビッグスターに育て上げた功績が光る。1998年にバンドリーダーだったAldo Stellita(アルド・ステッリータ/Sicilia州Campobello di Mazara生まれGenova育ち)がまだ50歳の若さで他界(死因は癌)し、グループが存続の危機に陥ったため、グループに復帰。メインコンポーザーを務めている。もうひとりのキーボード奏者はFabio Perversi(ファビオ・ペルヴェルシ/46歳/Milano出身)も1999年の存続の危機に手を差し伸べた元セッションマンで、以降、グループのアレンジを一手に引き受ける実力者だ。ちなみにDVDにはAldo Stellitaを追悼するコーナーも設けられている。

DVDに収録されているライヴ映像はネット上にはUPされていないので、ここではFESTAで紹介した曲名のみを挙げておく。

「Per un'ora d'amore(邦題:ひとときの愛のために)」(1975)
「Gli occhi caldi di Sylvie(意:シルヴィの熱い瞳)」(2010)
「Brivido caldo(邦題:熱い衝撃/TV東京『美の巨人たち』テーマ曲)」(2000)
「Sei tu(意:君は)」(サンレモ2012出場曲)
「Conseguenza logica(意:論理的結論)」(2011)
「C'e tutto un mondo intorno(意:回りにはあらゆる世界がある)」(1979)

「Vacanze romane(邦題:ローマの休日)」(1983)

「Non abbasare gli occhi(邦題:目を伏せないで)」(2000)
「Messaggio d'amore(意:愛のメッセージ)」(サンレモ2002優勝曲)

Matia Bazarは1980年代以降、女性ヴォーカリストがリードヴォーカルを取るスタイルに一新したため、日本でも女性ヴォーカルバンドのイメージが強いが、1970年代の彼らは、Piero CassanoとCarlo Marrale(カルロ・マッラーレ/64歳/Genova出身/ギター担当/1994年脱退)という2人のカンタウトーレが交互にリードヴォーカルを取り、女性ヴォーカルはそれにスキャットで彩りを添えたり、途中からリードを取るスタイルが主であった。(中にはずっと女性がリードを取る曲も有ったが)

それを振り返るため、初代メンバーのライヴパフォーマンスも紹介した。

「Solo tu(邦題:ソロ・トゥ)」(1977)

「Stasera che sera(意:今宵は何て夕べだ/邦題:夜をとどめて)」(1975)

「Cavallo bianco(邦題:白い馬)」(1975)

※当サイトでのMatia Bazarの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Matia_Bazar


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2016年に達する年齢で表記。

第76回イタリアPOPSフェスタ(2011年9月)レポート (その1 / Blind Fool Love, Musica Nuda, Matia Bazar)

第76回Festaは、22名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて9/10(土)に開催されました。参加者の内訳は男性8名 女性14名(うち、初参加者3名)。

IMG_8535まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。

集合写真撮影
POP!ITALIANO
kazuma氏
http://musica.itreni.net/


第1部

9月FESTA第1部では、3組のグループ/バンドを紹介。

ひと組目は、Blind Fool Love(ブラインド・フール・ラヴ)。2011年夏にメジャーデビューしたばかりのトリオで、メンバーは皆20歳前後というBoys bandですが、既に4〜5年の活動歴があるそうです。

バンド名はフロントマンを務めるTommaso Sabatini(トンマーゾ・サバティーニ/20歳)が、シェイクスピアの『ソネット137』の冒頭の一節『Thou blind fool, Love,(盲目の愚か者 愛の神よ)』にヒントを得て命名したとのこと。

2011年夏にリリースされたばかりのデビューアルバム「Il pianto(落涙)」(2011)ですが、現在のところ既に3曲もの公式videoclipが発表されているという快進撃中です。

img146

最初のvideoclipは、退廃的な様式美に包まれた楽曲"Vampiro(吸血鬼)"。ところどころデスメタル気味の唱法の特徴的なヴォーカルです。

2曲目はさらにヨーロッパ的(ややブリティッシュ的?)な雰囲気を加味したようなアルバムタイトル曲"Il pianto(落涙)"。


2組目として紹介したのは、Musica Nuda(ムズィカ・ヌーダ)こと、
Petra Magoni(ペトラ・マゴーニ/39歳/Pisa出身)とFerruccio Spinetti(フェッルッチォ・スピネッティ/41歳/Caserta出身)の2人のプロジェクト。

Petraはソロ歌手として、FerruccioはAvion Travel(アヴィォン・トラヴェル)のベーシストとして、それぞれ別個に活動していた2人ですが、コントラバス1本とヴォーカルだけで音楽を演ってみよう!と2004年にMusica Nudaと銘打ったプロジェクトを行ったところ、まずはフランスで大当たりして、イタリア本国に凱旋帰国する形で定着。以来、それぞれ個人の活動の余地を残したまま、あくまでもプロジェクトとしてのスタンスでMusica Nudaプロジェクトを続けている2人。

2004年から2008年までは、まさにMusica Nudaプロジェクトがメインの活動となり、毎年のようにアルバムを発売していた彼らですが、約3年のインターバルの後にリリースしたアルバム「Complici(共謀者たち)」(2011)は、スタジオ録音としては5作目、通算6枚目のアルバムとなります。

img074

※日本のiTunesストアでダウンロード購入可能です。

珍しく公式videoclipも制作された楽曲が"Rimando(返却するわ)"

そしてライヴ映像で"Una notte disperata(絶望的な夜)"

この2人のプロジェクト開始時期には、Gigliola Cinquetti(ジリオラ・チンクエッティ)の"Non ho l'età(邦題:夢みる想い)"のカヴァーヴァージョンに代表される、血管がぶち切れんばかりのPetraのパフォーマンスも大きな話題となりましたので、今回もおまけとして、フランス語詞ではありますが、Nino Ferrer(ニノ・フェレ−ル/ニノ・フェレ)のカヴァー"Mirza"のライヴテイクをご覧いただきました。


第1部のトリとなる3組目のバンドは、Matia Bazar(マティア・バザール)。1975年にGenovaで結成されて以来、何度ものメンバー変更を経ながらも、常にコンテンポラリーなイタリアPOPSを奏で続けて来てくれた、イタリアPOPSの立役者的なプロジェクトとも言えるでしょう。

※当サイトでのMatia Bazarの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Matia_Bazar

1980年代にはイタリアとほぼリアルタイムに日本盤アルバムがリリースされていただけに留まらず、日本のTVCMに楽曲が採用されたり、日本だけで発表された楽曲もあり、来日公演も2度ほど敢行するなど、まさにイタリアの『今』のPOPSを日本にリアルタイムに届けてくれていた唯一の存在だったと言っても過言ではなかったと思います。

結成当初からずっとバンドに残り続けているのが、Ds.担当のGiancarlo Golzi(ジァンカルロ・ゴルツィ/59歳/Sanremo出身)。プログレファンには、元Museo Rosenbach(ムゼオ・ローゼンバック)のメンバーとしても知られています。

オリジナルメンバーではあるものの、1981年に脱退し、1999年に復帰する形で再びバンドの要となっているのがPiero Cassano(ピエロ・カッサノ/63歳/Genova出身)。

脱退期間中は、ソロ活動をしたり(ソロ歌手としての来日も果たしています)、アーティストのプロデュースをしたり(初期のEros Ramazzottiなど)、売れっ子ヒットメーカーとして数々の楽曲を書いたり、アニソンを多量に手掛けたり(代表的なのはセーラームーンのイタリア版アニソン)と、充実した音楽活動を行っていたのですが、1998年にバンドリーダーだったベーシストAldo Stellita(アルド・ステッリータ)が急逝したことに起因するMatia Bazar存続の危機に際し、自らが出戻ることでMatia Bazarという歴史あるバンドを再起させた立役者でもあります。

PieroとAldoもプログレファンの間では、元JETのメンバーとしても知られています。

1999年にPiero CassanoがMatia Bazarを再生した際に、3代目の女性ヴォーカリストとして加入させたのが、ソロ歌手やコーラスガールとして活躍していたSilvia Mezzanotte(スィルヴィア・メッツァノッテ/44歳/Bologna出身)。

SilviaはMatia Bazarに5年間在籍した後、2004年にソロ歌手として独立するのですが、2010年に再びMatia Bazarに出戻る形で再参加する事となりました。
#歴代で数えると、3代目&5代目の女性ヴォーカリストとなります。

同じく1999年の再生時期にバンドに初参加したのが、Fabio Perversi(ファビオ・ペルヴェルスィ)。彼は、キーボード奏者としてだけでなく、Matia Bazar楽曲のメインのアレンジャーとしての手腕をも発揮する有能なメンバー。

こうして再び1999年当時のメンバーに戻って初めてリリースしたアルバムが「Conseguenza logica(論理的な結論)」(2011)。そのアルバムタイトルは、あたかもこのメンバー編成に戻ることの意義を言及しているのかもしれません。

img071

すぐに公式videoclipが制作されたのは、アルバムタイトル曲 "Conseguenza Logica(論理的な結論)"。

うん、確かに2000年代初頭の頃のMatia Bazarの代表曲を彷彿とさせるタイプの楽曲ではありませんか!

Matia Bazarの2曲目はTVライヴ映像から"Gli occhi caldi di Sylvie(スィルヴィーの暖かな眼差し)"

さて、1975年からのMatia Bazarの歴史を振り返ると、グループとしては唯一となる、サンレモ音楽祭優勝を2度経験しているバンドとも表する事ができます。

最初は1978年の第一期オリジナルメンバーの時に、"...E dirsi ciao(・・・そしてチャオと言い交わす)"で優勝し、2度目は、現メンバー体制となった2002年の時に、"Messaggio d'amore(愛のメッセージ)"で栄冠に輝いています。

9月FESTAではもちろん、現メンバー体制となった2002年の"Messaggio d'amore(愛のメッセージ)"を当時の映像で楽しむことにしました。

ここに引用した映像には収録されていませんが、FESTA会場では、現時点のMatia Bazarのメンバーが、当時の体験を振り返ってコメントを述べるシーンや、サンレモ音楽祭のジングル『Perché Sanremo è Sanremo!』をインプロヴィゼーションするシーンも含めての紹介といたしました。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2011年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

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