Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Marlene_Kuntz

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第105回イタリアPOPSフェスタ(2014年2月)レポート(その1/Marlene Kuntz,Alexia)

第105回Festaは、当初2/8(土)開催予定でしたが、当日が記録的な大雪となったため2/11(祝)に順延し、東京・亀戸の某所に15名の参加者が集まり開催。参加者の内訳は男性8名 女性7名、うち初参加者1名。

まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。FESTA2014-02

集合写真撮影
POP!ITALIANO
kazuma氏

第1部

サンレモ音楽祭2012に出場し、選外となったものの、最終的には記者クラブ賞を獲得したMarlene Kuntz(マルレーネ・クンツ/Piemonte州Cuneo近郊にて1990年結成)。いわゆるツウ受けするタイプのオルタナ・バンドと言える。

※当サイトでのMarlene_Kuntzの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Marlene_Kuntz

ヴォーカル&ギター、リード・ギター、ドラムのトリオだが、バンド演奏時は、ベースとキーボード&ヴァイオリンを加えた5人編成で、オルタナらしい重厚なサウンドを奏でている。

サンレモ出場時にはコンピアルバム発売に留めたため、オリジナルアルバムとしては3年振りにリリースしたのが『Nella tua luce(意:光の中に)』(2013)。DX版は分厚いフォトブックレット&トールサイズのジャケットを採用している。

Marlene Kuntz - Nella tua luce

「Il genio [L'importanza di essere Oscar Wilde](天才[オスカー・ワイルドである意義])」

そして「Seduzione(意:誘惑)」


パンチのあるヴォーカルで定評のあるAlexia(アレクスィア/47歳/Liguria州La Spezia出身)のアルバム『iCanzonissime』(2013)は、そのタイトルが暗示している通り、自身のお気に入りの楽曲を集めてカヴァーした作品集。

Alexia - iCanzonissime

カヴァー曲集とはいっても、自身が書いた新曲「Io no(意:私はイヤ)」も収めており、シングル化された。お得意のダンスチューンだが、自身のサンレモ音楽祭2003優勝曲「Per dire di no(意:ノーと言うために)」を意識したタイトルと言えるかも。

さて、そのカヴァー曲集の中から、人気TV番組I migliori anni出演時の映像でイタリア語曲を3曲ほど。まずは「Rumore(意:雑音)」。Raffaella Carra`(ラッファエッラ・カッラ)が1974年にヒットさせたダンスナンバー。

そしてしっとりと歌い上げる1980年代の名曲「Ancora(意:もう一度)」。オリジナルはEduardo De Crescenzo(エドゥアルド・デ・クレシェンド)がサンレモ音楽祭1981年で歌い、上位入賞は果たせなかったものの、後にTV番組Sottovoceのテーマ曲に採用されて大ヒットした楽曲。

さらにMina(ミーナ)の1969年の楽曲「Non credere(意:信じないで)

サンレモ音楽祭2009年にMario Lavezzi(マリオ・ラヴェッツィ)とのコンビで歌ったオリジナル曲「Biancaneve(意:白雪姫)」の再アレンジ版も収録されており、大胆なオーケストラ・アレンジが素晴らしい。こちらはぜひCDを入手して聴いてもらいたい。

※当サイトでのAlexiaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Alexia


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2014年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

第87回イタリアPOPSフェスタ(2012年8月)レポート(その2/Marlene Kuntz, Arisa, Mauro Ermanno Giovanardi, Mauro Pagani)

第2部

サンレモ音楽祭2012出場者の中から、まだ当FESTAで紹介していなかったアルバムを。

Marlene Kuntz(マルレーネ・クンツ)は、1987年にPiemonte州Cuneoで結成され、1994年にインディーズレーベルから1stアルバムをリリースし、ノイズロックのジャンルで注目を集めた経歴を持つオルタナ系バンド。メンバーの年齢層が44〜46歳というロックバンドとしては既にベテラン域に入りつつある位置付けで、現在はデビュー当時からのオリジナルメンバー3名を正式メンバーとして活動しています。

※2004−2007の間には、プロデューサー&ベース・プレイヤーとして著名なGianni Maroccolo(ジァンニ・マロッコロ)が正式メンバーとして参加しています。

バンド名の由来は、ドイツの歴史的スターMarlene Dietrich(マレーネ・ディートリッヒ/1901-1992/90歳没)と、アメリカのオルタナ系バンドButthole Surfers(バットホール・サーファーズ)の楽曲"Kuntz(=女性器を意味するスラング)"から引用されているそうです。

こういうシモネタ系のバンド名を持ち、ノイズロックを演奏していたバンドが、イタリアの国民的な音楽祭であり、その客席はちょっとした社交界とも言えるサンレモのステージに立ったのは、ややミスマッチ感がありました。しかしながら、彼らのサンレモ音楽祭出場曲"Canzone per un figlio(息子への歌)"に込められたメッセージは、"La felicità non è impossibile(幸福は不可能なことではない)"という父子関係をモチーフにした直球のメッセージソングでした。

そして公式ヴィデオクリップ。

残念ながら予選で敗退してファイナリストには残れなかったMarlene Kuntzですが、サンレモ第3夜の特別企画『Viva l'Italia nel Mondo(世界の中のイタリア万歳)』(イタリア国外でもヒットしたイタリアの歌を披露する企画)において、大賞を取得する栄冠を勝ち取りました。

彼らが選んだ楽曲はPFMことPremiata Forneria Marconi(プレミァータ・フォルネリァ・マルコーニ)の"Impressione di Settembre(9月の印象)"(1971)。アメリカから『パンクの女王』ことPatti Smith(パティ・スミス)を招いての共演は話題性も充分でした。1974年に発表された英語版"The world became the world"の英語詩でPattiは歌いました。

※当サイトでのPFMの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/PFM

Marlene Kuntzのサンレモ音楽祭2012出場曲"Canzone per un figlio"のテーマである『父子関係』にポイントを置き、彼らの過去の楽曲の中から選曲&アレンジし直した楽曲12曲と未発表曲1曲、そしてもちろんサンレモ音楽祭2012出場曲の計14曲を収めたアルバム「Canzoni per un figlio(息子への歌々)」(2012)がリリースされています。

MarleneKuntz-CanzoniPerUnFiglio

なお、イタリアiTunesストア限定のボーナストラックとして、"Impressioni di settembre (live)"が追加設定されています。
※2012年8月時点では、日本のiTunesストアでの購入は不可。(イタリアiTunesストアからの購入は、イタリア国内で発行されたクレジットカードが必要)


8月FESTA第2部で紹介する2人目のサンレモ音楽祭2012出場者は、Arisa(アリーザ/30歳/Genova生まれBasilicata州Pignola育ち)。出場曲"La notte(夜)"は、総合2位に着くと言う大健闘を果たし、後のヒットチャートでも1位をゲットするヒット曲となりました。まずは公式ヴィデオクリップで。

サンレモ音楽祭2012の第4夜には、元La Crus(ラ・クルス)のMauro Ermanno Giovanardi(マウロ・エルマンノ・ジォヴァナルディ)を迎え、さらにこの楽曲のプロデューサーであり、サンレモ会期中でも指揮を務めたMauro Pagani(マウロ・パガーニ)がステージに上がってヴァイオリンを弾く夢の共演を果たしてくれました。

※当サイトでのMauro Ermanno Giovanardiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Mauro_Ermanno_Giovanardi

※当サイトでのMauro Paganiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Mauro_Pagani

※当サイトでのArisaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Arisa

このサンレモ音楽祭出場曲を含むArisaのアルバム「Amami(私を愛して)」もMauro Paganiがプロデュースとアレンジメントを手掛けており、サンレモ音楽祭2012の上位3名(Emma、Arisa、Noemi)のうち、唯一のフルオリジナルアルバムとなったことと、Arisaのイメージチェンジ後初のアルバムであったこともあり、アルバムチャートで最高6位まで上がる検討を見せました。

※Arisa以外の2人の上位入賞者は、前年のアルバムにサンレモ曲を加えた『サンレモ・エディション・アルバム』の発売に留まりました

Arisa-Amami

このアルバムに収められた楽曲"Il tempo che verrà(やって来る時)"は、Arisaが作詞に参加しているだけでなく、イタリア映画祭2012で日本でも上映されたイタリア映画『Tutta colpa della musica(邦題:何もかも音楽のせい)』の挿入歌に採用され、さらにArisa自身が同映画に重要な脇役として女優デビューを果たし、同時にイメージチェンジにも成功するという、彼女に取っても大きなターニングポイントとなった楽曲となります。

ちなみにArisaは2011年にもう1本の映画『La peggior settimana della mia vita(我が人生最悪の週)』にも出演し、前作同様、挿入歌"L'amor sei tu(愛とはあなたのこと)"を歌っていますが、現在のところ同楽曲は未発売となっています。

Arisaの同アルバムから2012年5月4日に発表されたシングル第2弾の楽曲は"L'amore è un'altra cosa(愛はもうひとつの別のこと)"。

なおArisaはサンレモ音楽祭2012後も、CGアニメ映画『Monster in Paris(モンスター・イン・パリ)』(2012/仏Luc Besson制作) のイタリア語版吹き替え声優に選ばれたり、初めての小説を出版するなど、マルチなタレントぶりを発揮し始めています。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

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