Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Marco_Mengoni

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

公式facebookページ (facebook ufficiale)
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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第134回イタリアPOPSフェスタ(2016年9月)レポート(第2部:Stadio、Marco Mengoni)

第2部

サンレモ音楽祭2016で優勝しただけでなく、Lucio Dalla賞(記者クラブ賞)などの副賞も総なめにしたベテランバンドStadio(スターディオ/1977年結成)の「Un giorno mi dirai(意:ある日君は僕に言うことだろう)」。実力を兼ね備えたツウ好みのバンドであるものの、過去4回出場のうち、3回が最下位または下位グループという散々な扱いをされたサンレモ音楽祭で、5回目の出場にしてようやく勝ち取った栄冠だった。優勝発表直後のインタヴューに答えて、"この音楽祭を愛してきたし、憎みもしてきた"と発言したリーダー&ヴォーカル&メインコンポーザーのGaetano Curreri(ガエターノ・クッレリ/64歳/Emilia-Romagna州Bertinoro出身)の思いの丈が判るシーンだった。今回の出場曲が、父から娘に贈る歌であったことも、幅広い世代の心を掴んだ原因と言えるだろう。シングルチャート最高3位と、会期後のセールスも好調を示した。

サンレモ2016の第3夜カヴァー大会では、かつての師匠Lucio Dalla(ルーチョ・ダッラ/1943-2012/69歳没/Bologna出身)の1980年の楽曲「La sera dei miracoli(意:奇跡の夜)」をカヴァーして、このカヴァー部門でも優勝を果たした。StadioはLucio Dallaのバックバンドとしてスタートした経歴を持ち、Stadioとしてデビュー後も、Dallaが最もチャートを賑わしていた1980年代のレコーディングを担当していた。つまり、カヴァーと言っても、原曲の演奏はStadioが行っていたので、セルフカヴァーに近いもの。さらにゲストとして当時のStadioのメンバーだったRicky Portera(リッキー・ポルテラ/Gt)とFabio Liberatori(ファビオ・リベラトーリ/Key)をゲストに呼んでの演奏となったのも往年のファンに対して、最高のプレゼントとなった。ゲストの2人はStadioがDallaのバックを務めなくなった頃に脱退したが、前者はVasco Rossi(ヴァスコ・ロッシ)を支える名ギタリストとして、後者は映画音楽の世界で大成している。Stadioによるカヴァーは、現時点ではどのアルバムにも収録されていない。https://youtu.be/ZwDmJ0bPO0Q

サンレモ2016優勝曲を収録して発売されたStadioのアルバム『Miss nostalgia(意:郷愁お嬢さん)』(2016)もアルバムチャート3位まで登った。

Stadio - Miss Nostalgia

シングル第2弾はアルバムタイトル曲「Miss nostalgia」で、郷愁感を擬人化して歌われている。https://youtu.be/gp4PLWQiaQg

シングル第3弾は同郷の旧友Vasco Rossi(ヴァスコ・ロッシ/64歳/Emilia-Romagna州Zocca出身)をフィーチャリングした「Tutti contro tutti(勢:全員対全員)」。ヴォーカルのGaetano CurreriはStadio加入前、まだ駆け出し中だった同い年のVascoに多くの楽曲を書きおろしており、Vascoのレコーディング時にも、後のStadioとなるメンバーが多く参加していたという間柄でもある。https://youtu.be/gFj5OWhKitY

※当サイトでのStadioの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Stadio

※当サイトでのVasco Rossiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Vasco_Rossi


X Factor出身にしてサンレモ音楽祭2013優勝。すっかりビッグの仲間入りを果たした感のあるMarco Mengoni(マルコ・メンゴーニ/28歳/Lazio州Ronciglione出身)。4枚目のスタジオ録音アルバム『Lecosechenonho(意:俺が持っていないもの)』(2015)は、敏腕プロデューサーMichele Canova Iorfida(ミケーレ・カノーヴァ・イォルフィダ)が手掛け、チャート最高1位、年間チャートでも6位(総合8位)というヒットを記録。

Marco Mengoni - Le cose che non ho

前作『Parole in circolo(意:輪になる言葉)』(2015)発売後僅か11ヶ月後にリリースされたため、2015年に2枚のフルアルバム発表というアグレッシヴな活動を見せたMengoni。ちなみに同アルバムは"Parole in circolo 2"ともクレジットされており、事実、前作のアルバムに収録されていないかったアルバムタイトル曲が収録されている。

また2015年10月に先行公開されたシングル第1弾「Ti ho voluto bene veramente(意:本当に君が大好きだった)」から3ヶ月後に公開された「Parole in circolo」、さらに3ヶ月後にリリースされた第3弾「Solo due satelliti(意:ただ2つの衛星だけ)」と、3曲の公式ヴィデオクリップが連続したストーリー性を持った3部作となっている。つまり6ヵ月に渡ってウォッチしないと、前のヴィデオクリップの意味が判らないという、非常に凝った製作となっている。

3つのヴィデオクリップはアイスランドでロケされ、テーマはジェームズ・ボンド、つまり007。第1弾ではアイスランドの荒野で気絶から目覚め、荒野を渡って人里を見付けるところまで。第2弾では見つけた人里の宿に泊まり、目覚めるとジェームズ・ボンドばりのタキシードを着せられていることに気付く。バンケット・ルームに行くと、ボンド・ガールが登場し、ハニー・トラップに引っかかるというお約束の展開。第3弾では会場に潜んでいた悪党3人組が本性を発揮。人質となったMengoniは殺されそうになるが、ボンド・ガールに命だけは助けられるという、これまたお決まりの展開。だが気絶させられたうえでアイスランドの荒野に放り出され、再び第1弾の冒頭に戻るというまさに"in circolo(堂々巡り)"のストーリーだ。

「Ti ho voluto bene veramente」https://youtu.be/ARqpqyA49y0

「Parole in circolo」

「Solo due satelliti」https://youtu.be/v0nQhV988Es
アルバム収録11曲中、9曲をMengoni自身が書いているが、前出のシングル第3弾曲はNegramaro(ネグラマーロ)のGiuliano Sangiorgi(ジュリアーノ・サンジォルジ)が単独で書き下ろした楽曲だ。

※当サイトでのMarco Mengoniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Marco_Mengoni


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2016年に達する年齢で表記。

第123回イタリアPOPSフェスタ(2015年8月)レポート(第3部:Marco Mengoni,Gianni Morandi,Claudio Baglioni,Paolo Benvegnu`,Chiara Minaldi )

第3部

今や新世代のTopに君臨するカンタウトーレMarco Mengoni(マルコ・メンゴーニ/27歳/Lazio州Ronciglione出身)のアルバム『Parole in circolo(意:循環する言葉)』(2015)。

Marco Mengoni - Parole in circolo

2014年11月にリリースされた先行シングル「Guerriero(意:剣闘士)」。4回ものプラティナディスクに認定される大ヒットとなった。

シングル第2弾「Esseri umani(意:人間の本質)。Mengoni本人の弁によると、人類普遍の愛の物語について書いた曲であり、次第に生物としての大事なことを忘れさせてしまう社会の暗部と闘う勇気を再確認しているとのこと。こちらもプラティナディスクに認定された。

シングル第3弾「Io ti aspetto(意:僕は君を待つ)」。

※当サイトでのMarco Mengoniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Marco_Mengoni


ミュージシャン仲間から信頼を集める渋い作風のカンタウトーレPaolo Benvegnu`(パオロ・ベンヴェニュ/50歳/Milano出身)のアルバム『Earth hotel』(2014)。

Paolo Benvegnu - Earth Hotel

シングル曲「Una nuova innocenza(意:新たな潔白)」。バンコック・ロケで収録された公式videoclipで。

※当サイトでのPaolo Benvegnu`の紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Paolo_Benvegnu`


そして日本流通盤もリリースされたChiara Minaldi(キアラ・ミナルディ/35歳/Sicilia州Agrigento出身)のデビュー盤『Intimate(意:親密な/個人的な)』。

Chiara Minaldi - Intimate

Jazzスタイルのサウンドの歌手らしく、1曲を除いて英語曲で、半数がBeatlesやJames Taylor、Joni Mitchellの楽曲のカヴァー。この選曲なので、いい意味でJazzに染まりきっていない感じが好印象の実力派カンタウトリーチェだ。

自作のシングル曲「The rain still falls(意:雨が相変わらず降っている)」は、韓国でチャートインする快挙を成し遂げている。

そして唯一のイタリア語曲はもちろん彼女自身が書いた「Un evidente stato d'animo(意:心の明らかな状態)」。


永遠の青春スターGianni Morandi(ジァンニ・モランディ/ジャンニ・モランディ/71歳/Emilia-Romagna州Monghidoro出身)のアルバム『Autoscatto 7.0(意:自撮り 7.0)』(2014)。未発表曲3曲入りで他は自身の代表曲を新たなヴァージョンで再録音している。

Gianni Morandi - Autoscatto 7_0

その未発表曲のひとつが「Io ci sono(意:僕がいるよ)」。

※当サイトでのGianni Morandiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gianni_Morandi

2015年7月にMorandiは新たなプロジェクトを開始。それは少し後輩の大御所カンタウトーレClaudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ/64歳/Roma出身)とのコラボレーションで、デュエット曲「Capitani coraggiosi(意:勇ましい船長)」を発表。既に2人のライヴ公演も実現している。

英作家ラドヤード・キップリング作の同名小説がモチーフになっていると思われ、原作は『我は海の子』(1937/米)の日本語タイトルで映画化もされている。またPFMが同名タイトル曲を1984年に発表してスマッシュヒットとなっている。

※当サイトでのClaudio Baglioniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Baglioni


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

次回のイベントは、9月12日(土)に東京・表参道のベリタリアに於いて『百花繚乱!イタリア音楽Part11』として開催。詳細情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/52187372.html

9月の月例FESTAは、9月19日(土)に開催予定。

第113回イタリアPOPSフェスタ(2014年10月)レポート(その4/Marco Mengoni)

第4部

サンレモ音楽祭2013で総合優勝に輝き、その後も各種の音楽賞を総なめにし、その勢いが2014年もずっと続いているという、現在最も注目されている若手カンタウトーレがMarco Mengoni(マルコ・メンゴーニ/26歳/Lazio州Ronciglione出身)。

激動の2013年を綴ったアルバム『#Prontoacorrere Il viaggio(意:走る準備 - 旅)』(2013)は、2013年クリスマス商戦期にリリースしたDXヴァージョン。サンレモ音楽祭出場後にリリースしたオリジナル盤にiTunesストア限定配信曲を追加収録し、そのライヴ・テイクを同じ曲順に収めたライヴ盤と激動の2013年を綴ったDVD『il viaggio(意:旅)』をセットにした2CD+DVDボックス・セット。DVDにはSicilia州Taorminaの古代ローマ時代の遺跡テアトロ・アンティコで行われた野外コンサートの模様も1時間に渡って収録されている。

Marco Mengoni - #prontoacorrereilviaggio

Festaではもちろん、このDVDに収録されたライヴ映像で紹介したが、ネット上にその正規映像は公開されていないので、ここでは公式ヴィデオクリップで紹介する。

サンレモ2014優勝曲「L'essenziale(意:本質的要素)」

第2弾シングル曲となったアルバム・タイトル曲「Pronto a correre」

サンレモ2013に持ち込んだもう1曲「Bellissimo」はGianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ)、Pacifico(パチフィコ)、Davide Tagliapietra(ダヴィデ・タリアピエトラ)の鉄壁の3人で書きあげられた楽曲。

第4弾シングル「Non me ne accorgo」のヴィデオクリップではテアトロ・アンティコでの野外ライヴ映像が使用されている。

第5弾シングル「La valle dei re」

※当サイトでのMarco Mengoniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Marco_Mengoni

ところで9月後半から10月前半にかけて、イタリアでは"日本版マルコ・メンゴーニ"と名付けられた日本人・田村優策さんが大きな話題となった。Marco Mengoniを生んだタレント・オーディション番組X Factorの第1公開オーディションに出場して、Mengoniの大ヒット曲「L'essenziale」をカヴァーし、一部日本語詞で歌うと会場から大きな拍手が起こりスタンディング・オヴェーションとなった。

イタリアに住んでいる日本人ではなく、オーディションに出場するためにわずか3日前にイタリア入りしたという逸話と彼のキャラクターが受けたこともあり、4人の審査員が全員合格サインを出して、みごとに予選通過したのだ。合格判定を出す時に審査員が"Si"か"No"を言ってジャッジをするシステムだが、4人の審査員は全員日本語で“イチ、ニー、サン、Si!”と叫んでみせた。

彼が歌う「L'essenziale」は、Lの発音をRの発音で歌っているため、彼が歌ったテイクにはわざわざ「R'essenziare」とクレジットされるほど、番組やイタリア人大衆に愛される存在となった。

オーディション後にブート・キャンプを経て、本選に出場する12名が選出されるが、残念ながら田村さんは12人に残れなかった。この最終予選でマイケル・ジャクソンの英語曲を歌ったのが、審査員に不評だったようだ。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2014年に達する年齢で表記。

次回FESTAは:11月1日(土)に通常のFESTA形態で開催予定。
http://piccola-radio-italia.com/archives/52150308.html

次回のイベントは、11月8日(土)に東京・表参道のベリタリアに於いて『百花繚乱Parte6』として開催。

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