Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Marco_Masini

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

公式facebookページ (facebook ufficiale)
http://www.facebook.com/PiccolaRadioItalia

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第124回イタリアPOPSフェスタ(2015年9月)レポート(第3部:Nek,Marco Masini)

第3部

サンレモ音楽祭2015で惜しくも2位となったNek(ネック/43歳/Emilia Romagna州Sassuolo出身)が自作&歌った「Fatti avanti amore(意:愛を先に進めろ)」は、スピード感と清涼感が漂うネックらしい楽曲で、最優秀アレンジ賞、ルーチョ・ダッラ賞(記者クラブ賞)も獲得し、その後のヒットチャートでは、優勝曲を凌ぐロングセラーを記録したため、真の優勝曲であったと評される作品となった。

サンレモ2015の第3夜のカヴァー大会で披露したMina(ミーナ/75歳/Lombardia州Busto Arsizio生まれCremona育ち)の「Se telefonando(意:もし電話中なら)」は、見事カヴァー部門で優勝を勝ち取った。作曲した名匠Ennio Morricone(エンニオ・モッリコーネ/モリコーネ)によると、特にサビの部分はトライアングル構造であり、歌手が自由に歌い崩すのを許さない仕組みになっているため、歌手に類稀な歌唱力を要求する楽曲とのこと。

※当サイトでのMinaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Mina

Nekがカヴァーしたヴァージョンは、サンレモ会期後半年以上経過した現在もなお、前出の2位の楽曲を凌ぐほど頻繁にラジオでオンエアされていることから考えると、サンレモ2015で披露された楽曲のうち、一番のヒットになった作品と言えるかも。なお、同曲はサンレモ2015のコンピレーション盤には収録されていない。

上記2曲を収録したNekのアルバム『Prima di parlare(意:話す前に)』からのシングカット第3弾となったのは「Io ricomincerei(意:僕は再び始めるかな)」

Nek - Prima di parlare

※当サイトでのNekの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Nek


サンレモ2015で6位となったMarco Masini(マルコ・マズィーニ/マルコ・マジーニ/51歳/Firenze出身)が自作&歌った「Che giorno e`(意:なんて日だ)」。Marco本人の弁によると、自分自身と自分の音楽の進歩が表現されており、サンレモ1990新人部門で優勝したのが南極点なら、同曲は対極の北極点に位置するとのこと。

サンレモ2015第3夜のカヴァー大会で披露したのは、Francesco Nuti(フランチェスコ・ヌーティ/60歳/Toscana州Prato出身)のサンレモ1988出場曲「Sara' per te(意:君のためになるだろう)」。Francesco Nutiは俳優&映画監督を軸足に活動するカンタウトーレで、日本公開作品では『ハスラー・ザ・ファイナル(Io, Chiara e lo Scuro)』(1982)などで知られる。

同曲の発表の翌年にMinaもカヴァーしている通り、ツウ好みの隠れた名曲と言える同曲のMasiniによるカヴァーは、カヴァー大会3位という成績を残した。数年前に病魔に倒れてシーンから遠ざかっていたFrancesco Nutiが社会復帰をかけて奮闘している状況であったことも、上位に押し上げることにつながったともいえる。

上記2曲+3曲の新曲を含むMasiniのアルバム『Cronologia(意:年代記)』(2015)は、Masini初の3枚組の集大成的公式ベスト盤で、タイトル通りほぼ新しい年代から降順で収録されているので、彼の足跡を振り返る旅路に連れて行ってくれる。アルバム未収録曲やファンクラブ限定発売曲なども収録している。

Marco Masino - Cronologia

3曲の新曲の中からシングルカットされたのは、「Non e` vero che l'amore cambia il mondo(意:愛が世界を変えるなんて本当じゃない)」。彼らしいペシミズムの視点で描かれている。

※当サイトでのMarco Masiniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Marco_Masini


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)

第101回イタリアPOPSフェスタ(2013年10月)レポート(その4/ Simone Cristicchi, Marco Masini)

第4部

Simone Cristicchi(スィモーネ・クリスティッキ/シモーネ・クリスティッキ/36歳/Roma出身)の4thアルバム『Album di famiglia(意:家族アルバム)』は、文字通り自身の家族に捧げられた内省的な作品集。サンレモ2007優勝の翌年に息子、2011年に娘が生まれていて、ジャケットに採用された子供が描いた絵には、モジャモジャ頭のSimone、長男、ママ、末娘、ネコが描かれています。

SimoneCristicchi-Album Di Famiglia

サンレモ2013で11位となった楽曲が「La prima volta [che sono morto](初めてのこと[僕が死ぬのは])」で、自分が突然死してしまったら・・・を仮定して歌った歌。

サンレモ2013に持ち込んだもう1曲は「Mi manchi(意:君に会いたい)」

いつものSimoneらしいアイロニカルな視点を残しながら、この2曲のように包み込むような暖かな楽曲が多いのがこのアルバムの聴きどころです。ヴァイオリンには、New Trolls(ニュー・トロルス)来日時の指揮者&ヴァイオリン奏者を務めたRoberto Izzo(ロベルト・イッゾ)がクレジットされています。

※当サイトでのSimone Cristicchiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Simone_Cristicchi


10月FESTAの最後はMarco Masini(マルコ・マズィーニ/マルコ・マジーニ/49歳/Firenze出身)の『La mia storia...piano e voce(意:僕の来歴…ピアノと声)』(2013)を。デビュー25周年を超えた自身の代表作をピアノの弾き語りを中心に再アレンジ&再録音した作品集ですが、一般的にオリジナルに勝てない再録音盤がほとんどですが、本作品集は、オリジナルとはまた異なった魅力を感じさせる素晴らしい仕上がりとなっています。

piano e voce

2曲の未発表曲も収録されており、シングル化されたのは「Io ti volevo(意:僕は君が欲しかった)」。

初期の大ヒット曲「T'innamorerai(意:君は恋する事だろう/邦題:恋におちて)」(1993)、Milva(ミルヴァ)にもカヴァーされた隠れた名曲「Ci vorebbe il mare(意:海が必要なのかな)」(1990)、「Bella stronza(意:美しきクソ女/邦題:愛しいお前)」(1995)をピアノの弾き語りで歌っているシーンを紹介しましょう。(歌が始まるのは6分50秒ぐらいから、ラスト曲は17分ぐらいから)

映像の中で、Marco Masiniは彼を見出した名作詞&作曲家&プロデューサーの故Giancarlo Bigazzi(ジァンカルロ・ビガッツィ)との想い出を沢山語っています。Masiniの作品には“Parolaccia(パロラッチャ:汚い言葉)”が多用される事が有名で、放送禁止扱いになることも度々あり、Masiniにはこの“パロラッチャ”のイメージが付いて回ることになりましたが、歌詞はBigazziが書いていたので、それがBigazziによるMasiniのプロデュース方針だったのでしょう。戸惑うMasiniに対して『勇気を持って歌え』とBigazziが促していたというようなことが語られています。

また彼のヒット曲「Cenerentola innamorata(意:恋するシンデレラ)」(1991)を題材にしたショートフィルムが最近制作されています。

※当サイトでのMarco Masiniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Marco_Masini


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2013年に達する年齢で表記しています。

次回のイベントは、11月9日(土)に東京・表参道のベリタリアで『イタリアンポップス&フードを楽しむ夕べ』で開催されます。詳細情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/52098395.html

11月の通常FESTAは、11月30日(土)に開催予定です。

第84回イタリアPOPSフェスタ(2012年5月)レポート (その1 / Marco Masini, Gianluca Grignani, Antonello Venditti)

第84回Festaは、19名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて5/12(土)に開催されました。参加者の内訳は男性6名 女性13名。

東京スカイツリーを間近に眺める『隠れ家』的なプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。

Tokyo Sky Tree 2012-05-12

festa-05-2012集合写真撮影
POP!ITALIANO
kazuma氏

 


第1部

2011年秋冬に発売された話題のアルバムから3人のカンタウトーレ作品をピックアップ。

Marco Masini(マルコ・マズィーニ/48歳/Firenze出身)が2011/9/27にリリースしたアルバム「niente d'importante(重要な事は何もない)」は、アルバムチャート初登場で8位にランクインしました。

MarcoMasini-NienteD'importante

今アルバムでは、長年Marco Masiniと楽曲作りしてきた盟友Beppe Dati(ベッペ・ダーティ)との共作を2曲に留め、新たに組んだ作詞家は、Antonio Iammarino(アントニオ・イァンマリノ)。Raf(ラフ)やEnrico Ruggeri(エンリコ・ルッジェーリ)、Patty Pravo(パッティ・プラヴォ)らに詞を提供して実績を積んだ人物です。

またプロデュースとアレンジはMarco Masini自身とCesare Chiodo(チェーザレ・キォード)が担当。Cesare Chiodoは、全12曲中の半分となる6曲を共作しており、もちろん本業のベーシストとして演奏にも加わる大活躍振りを発揮しています。

アルバム発売に先行し、2011年7月31日にリリースしたシングル曲は、アルバムタイトル曲"Niente d'importante(重要な事は何もない)"。Marco Masiniと新パートナーAntonio Iammarinoが書いた楽曲。人気TV番組『I migliori anni(最良の年月)』出演時の映像で。

シングル第2弾となった楽曲は、"Non ti amo più(もう君を愛していない)"。前出の2人にCesare Chiodoが加わって3人で書いた曲ですが、Marco Masiniらしい、ややネガティヴさが漂う世界観を再現していると感じられます。

※当サイトでのMarco Masiniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Marco_Masini


2人目のカンタウトーレはGianluca Grignani(ジァンルカ・グリニァーニ/40歳/Milano出身)で、2011年10月25日に発売したアルバム「Natura umana(人間の本質)」。アルバムチャートでは最高5位まで上がりました。

GianlucaGrignani-NaturaUmana

2010年の傑作アルバム「Romantico Rock Show」から2年足らずでリリースされた訳ですが、この間、Gianluca Grignaniは、人気TV番組『Amici』に楽曲を提供、自伝を出版、若手カンタウトーレMassimiliano Lalli(マッスィミリァーノ・ラッリ)をプロデュース、タレントショー番組『Star Academy』のチューター役を務めるなど、大活躍でした。

アルバム発売に先行して、2011年9月30日にリリースされた第1弾シングル曲は"Un ciao dentro un addio(ある別離の中のチャオ)"

シングル第2弾は、アルバムタイトル曲"Natura umana(人間の本質)"。Gianluca Grignaniの端正な顔が特殊メイクが施されて次第に野獣に変わっていくところが見もの。

完成形の野獣をメインにしたDirector's cut版のビデオクリップも公開されています。

シングル第3弾は"Sguardi(まなざし)"。

※当サイトでのGianluca Grignaniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gianluca_Grignani


3人目のカンタウトーレはAntonello Venditti(アントネッロ・ヴェンディッティ/63歳/Roma出身)で、2007年の傑作アルバム「Dalla pelle al cuore(皮膚から心へ)」から4年の歳月を経た2011年11月29日に発売したアルバム「Unica(唯一の女性)」。アルバムチャートでは最高6位まで上がりました。

AntonelloVenditti-Unica

アルバム発売に先行して2011年10月28日にリリースされたシングルは、アルバムタイトル曲"Unica [Mio danno ed amore](唯一の女性[僕の損傷と愛])"。息子で俳優/声優のFrancesco Saverio Venditti(フランチェスコ・サヴェリォ・ヴェンディッティ/36歳)を起用した公式ビデオクリップで。

シングル第2弾は、"Forever(永遠)"。Antonelloが愛してやまない故郷Romaの情景をふんだんに盛り込んだ公式ビデオクリップで。

※当サイトでのAntonello Vendittiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Antonello_Venditti


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

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