第2部
1972年以来37年間、不動の4人のメンバーで、休むことなく精力的に活動してきたPooh(プー)。
この4人の誰かが死ぬまで、このメンバーのラインナップは変わらない、と誰もが信じていたものの、ドラムスのStefano D'Orazio(ステーファノ・ドラツィオ/61歳/Roma出身)が突然引退を表明。
2009年は4人のメンバー在籍の最後のツアーになるので、日本のPoohファンたちも騒いでいる矢先、日本のPooh研究家第一人者であるPoohloverのSirius氏が7月にイタリアまでコンサートを見に行ってきたということで、FESTAでも口頭で報告してもらいました。
お馴染みのヒット曲をラインナップしつつも、ちょっと珍しい曲も織り交えたセットリストで充分に楽しめたそうです。
(詳しくはPoohloverサイト内のレポートをご覧ください)
Poohの長い歴史の中で、またひとつの大きなターニング・ポイントとなる事が決定した2009年、彼らがリリースしたアルバムはアンソロジー集の「Ancora una notte insieme(もう一晩、一緒に)」(2009)。前出のSiriusさんは、イタリアのツアー会場で買い求めた、同ジャケットがプリントされた特製Tシャツを身に付けてFESTAに来場してくれました。(メンバー4人のサインプリント入り)
曲のラインナップは、明らかにStefanoをフィーチュアリングした選曲で、Stefanoのヴォーカルパートがある曲を積極的にラインナップしたように2枚のCDに納められています。
FESTAでは、タイトル曲でもある唯一の新曲"Ancora una notte insieme"をピックアップ。もちろん、4人のメンバー全員で歌い継いでいくタイプの楽曲です。人気TV番組『Domenica In』出演時のスタジオライブ映像で紹介しました。
イタリア初のエスニックロックバンドと称されるTazenda(タゼンダ)。看板ヴォーカリストを失いつつも、新生Tazendaとして見事に蘇り、2007年、2008年と1年毎にアルバムを発表。そして2009年の今年、ライブアルバム「Il nostro canto-Live in Sardinia(僕らの歌-ライブ・イン・サルディーニァ)」をリリースしてくれました。
注)標準語ではSardegna(サルデーニァ)ですが、サルド語ではSardinia(サルディーニァ)
(Tazendaの詳細は2008年8月FESTAを参照)
2009年のサンレモ音楽祭では、同じサルデーニァ出身のMarco Carta(マルコ・カルタ)の応援に駆けつけ、彼を総合優勝に導いたのも記憶に新しいところ。
(2009年3月FESTA参照)
そのサンレモのステージでMarco Cartaと共に、優勝曲"La forza mia(僕の力)"を、サルド語バージョンで披露してくれましたが、その一夜限りのライブテイクになるはずだったそのサルド語バージョンを、スタジオ録音して発表してくれました。もちろんMarco Cartaと共に。曲名もサルド語にして"Sa forza mea"とクレジットされています。
新生Tazendaとしての第1弾アルバム(2007年)には、Eros Ramazzotti(エロス・ラマッツォッティ)、第2弾アルバム(2008年)には、Francesco Renga(フランチェスコ・レンガ)といった、人気&実力を兼ね備えたスーパースターたちとのデュエット曲を盛り込むのが続いたのを受けて、第3弾とも言えるこのライブアルバムでTazendaの面々が白羽の矢を立てたのは、Gianluca Grignani(ジァンルカ・グリニァーニ/37歳/Milano出身)。
楽曲のタイトルは"Piove luce(光が降り注ぐ)"。Pioveは本来、雨が降るという意味しかない動詞。つまり、『光が(雨のように)降る』というニュアンスが込められたタイトルです。
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