Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Malika_Ayane

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアPOPS鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアPOPS(イタリアン・ポップス)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

『イタリアPOPSスペシャル』2012@イタリア文化会館レポート(その3 / 第2部:イタリアPOPSを一緒に歌ってみましょう)

その2はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/52007579.html


第2部 /15:30-17:30 イタリアPOPSを一緒に歌ってみましょう

日本人にも歌い易いイタリアPOPSの楽曲を覚えて、皆で歌って、楽しみ・覚えましょう!というコーナーです。

ItaliaPopsSpecial2012-Parte2

イタリアPOPSの中には、耳で覚えていつしか鼻歌を歌っていたり、自然に耳が覚えたフレーズを口ずさんでしまっているような、思わず歌ってしまう楽曲が多いのが魅力の一つだと思います。

ただ黙って聴いているだけよりも、歌うことで楽しみや味わいが倍増する楽曲を予め選んでおき、まずは原曲を聴いて覚え、原曲に合わせて何回か歌ってみて、最終的に参加者全員でカラオケで歌ってみる、というスタイルにしたので、初心者の方でも楽しめたようです。

参加者の方からは、『イタリア語も初心者だし、聴いたことがない歌ばかりだったにも関らず、なんとなく歌えてしまえたし、何よりも歌って楽しかった!』という感想が寄せられました!

※当日配布した歌詞カードのPDF版はコチラからダウンロードできます。
http://piccola-radio-italia.com/ItalPOPSSpecial2012.pdf


1曲目はNina Zilli(ニーナ・ズィッリ/32歳/Piacenza出身)が歌った"50 mila(5万)"(2010年作品)。モータウン調の楽曲ですが、2010年の新曲でNina Zilli自身が書いた楽曲です。

Nina Zilli

日本でも2011年イタリア映画祭で公開され、その後一般上映されると大ヒット・ロングラン公演となったイタリア映画『あしたのパスタはアルデンテ(原題:Mine vaganti)』(2010年作品)の主題歌にも抜擢され、劇中で主人公にも口ずさまれるほど、作品の中で重要な役割を果たした楽曲です。

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なお、同映画の日本盤DVDもリリースされました!

※映画作品と楽曲の詳細情報はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51930430.html

※当サイトでのNina Zilliの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Nina_Zilli


2曲目は、Malika Ayane(マリカ・アヤーヌ/28歳/Milano出身のモロッコ系イタリア人)が2010年にカヴァーした楽曲"La prima cosa bella(はじめての大切なもの)"。原曲は1970年のサンレモ音楽祭で作者のNicola Di Bari(ニコラ・ディ・バリ)自身が歌った楽曲です。

Malika Ayane

上記ビデオクリップに差し込まれている映像は、同名のイタリア映画『La prima cosa bella(はじめての大切なもの)』(2010年作品)からの映像。この楽曲は同映画の主題歌としてだけでなく、映画タイトルにも流用され、事あるごとに登場人物たちが口ずさむ重要な役割を果たしました。なお、同映画はイタリア映画祭2011で上映されました。

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※映画作品と楽曲の詳細情報はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51929923.html

※当サイトでのMalika Ayaneの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Malika_Ayane


3曲目はElisa(エリーザ/35歳/Monfarcone出身)が2003年にカヴァーした楽曲"Almeno tu nell'universo(宇宙の中で少なくともあなたは)"。Mia Martini(ミア・マルティーニ)が1989年に歌ったものがオリジナル。

Elisa

この楽曲も、ビデオクリップに差し込まれている映像から推察できる通り、イタリア映画『Ricordati di me(邦題:私のことを覚えていて/英題:Remember me)』(2003年作品)からの映像。

同映画のサントラには多くの歌が使われていますが、このElisaが歌った楽曲はメインとして採用されています。

同映画はGabriele Muccino(ガブリエレ・ムッチーノ)監督作品。イタリア映画祭2005で日本でも上映されました。

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※当サイトでのElisaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Elisa


4曲目は、Pooh(プー/1966年結成)の1977年のヒット曲"Dammi solo un minuto(僕に1分だけおくれ/邦題:ひと吹きの夢)。

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Poohのライヴで恒例の、『観客もステージと一体となって歌う』のを、2012年春の待望の初来日公演でも実現するための予習コーナーも兼ねています。

ItaloProgFes2012Primavera

※フライヤーのPDFはコチラからダウンロードできます。
http://piccola-radio-italia.com/ItaloProgFes2012Primavera.pdf

※来日情報は詳しくはこちら
http://piccola-radio-italia.com/archives/51996077.html

特にライヴでのこの楽曲のパフォーマンスの際、観客にたっぷりと歌わせるのが通例となっています。

恐ろしい事に、Pooh側は最初の1センテンスだけを歌い、最初のブレスから後は観客だけに歌わせるので、ここは皆さんしっかり覚えましょう!

lo so e che è forse meglio ロ・ソ・ケ・エ・フォルセ・メリィオ
ma crederci non voglio マ・クレデルチー・ノン・ヴォリィオ
non c'ero preparato ノン・チェーロ・プレパラート
ci vuole fiato a dirti チ・ヴォーレ・フィアート・ア・ディールティ

※当サイトでのPoohの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pooh


5曲目は、Gianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ/58歳/Siena出身)がPacificoと共作して歌った"Ogni tanto(時々)"。

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2011年1月11日発売と、1並びの発売日にこだわって発表した話題のアルバム「Io e te(私とあなた)」に収められた楽曲で、アルバム発売に先行して2010年12月3日に発売されました。

※同アルバムは、2011年・年間アルバムチャートの5位にランクインしています。

その話題とは、主に2つの局面があり、ひとつ目は、56歳での妊娠・初産した超高齢出産であったこと。ふたつ目は、自らが同性愛者であることをカミングアウトしていたGianna Nanniniには、全く妊娠のパートナー男性の影が見えなかったこと。

Gianna Nanniniは、いったいどのように妊娠したのでしょうか?

考えられるのは、生殖医療行為による人為的な妊娠・・・・

しかし、生殖に関して厳格なカトリック教会の教義では、自然な生殖に反すること(避妊・中絶・同性愛など)を タブー視 しており、今もなおカトリック協会の影響下にあるイタリア社会では、その考えが根強く残っています。

1970年代以降、中絶や離婚は法律上では認められるようになったものの、生殖医療行為による妊娠は現在も法律上、認められていないのです。

社会論争にまで発展したこの問題に、Giannaは『皆さん、自由や権利というものを急に忘れてしまってるようね。我々の誰もが、したい事を・したい時に・したい相手とする自由と権利を』とだけ回答するに留めています。

※当サイトでのGianna Nanniniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gianna_Nannini


6曲目は、Jovanotti(ジォヴァノッティ/46歳/Roma出身)が1997年に自作して歌った"Bella(美しい女性)"。

Jovanotti

ビデオクリップの冒頭に出てくる地下鉄は、Buenos Airesで第二の人生を送っている元・営団地下鉄丸ノ内線の500形車両である、と、鉄道にも詳しい参加者のkazumaさん(POP!ITALIANO)が教えてくれました。

イタリアRAPの父と言われるJovanottiですが、この頃からヴォーカル作品が目立つようになって来て、今では歌モノが中心のアルバム制作にシフトしています・・・が、そこはやはりラッパー。スローな楽曲でさえも言葉数が多くて、とても外国人には歌うのが難しい楽曲が多いのですが、この楽曲"Bella"は、歌い易いJovanotti作品のひとつだと言えるでしょう。

※当サイトでのJovanottiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Jovanotti


7曲目は、Andrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ/54歳/Lajatico出身)とGiorgia(ジォルジァ/41歳/Roma出身)の二人が、1995年にリリースした"Vivo per lei(彼女のために生きる)"。

Andrea Bocelli e Giorgia

通称O.R.O.(オーロ)こと、Radio Onda Ovestの3人組グループが同1994年に発表した楽曲ですが、まだブレイク前のこの2人の歌手のデュエット用にと、カンタウトーレのGatto Panceri(ガット・パンチェーリ)が歌詞をつけ直し、世界的なヒットとなりました。

※"Vivo per lei"誕生エピソードはコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/14800013.html

"Vivo per lei(彼女のために生きる)"というタイトルとなっており、Andreaが歌い始めると、『あぁ、ある女性に恋する男の歌なんだな・・・』と感じさせるのですが、続いてGiorgiaも『私も彼女のために生きてるの』と歌うので、リスナーにはこの『彼女』とは何者なのかが検討が付かなくなります・・・・

そしてエンディングにかなり近い部分の歌詞で、やっとこの『lei(彼女)』という存在が『la musica(音楽)』のことであると判るのです。

なぜなら、『la musica(音楽)』は女性名詞だから、冒頭からずっと『lei(彼女)』と抽象的な言い方で歌っていたんですね。イタリア語のように名詞に性がある言語ならではの擬人的な表現で、この作詞の妙にはお見事といったところです。名詞に性がない日本語や英語では、こういう表現は出来ませんから。

※当サイトでのAndrea Bocelliの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Andrea_Bocelli

※当サイトでのGiorgiaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Giorgia


歌うコーナー最後の楽曲は、Lucio Dalla(ルチォ・ダッラ/1943-2012/68歳没/Bologna出身)が1978年に発表した"L'anno che verrà(やって来る年)"。

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もちろんこれは、2012年3月1日に急逝した偉大なカンタウトーレLucio Dallaを忍ぶ意味と、イタリアで新年を迎える際の定番曲であるこの曲が、4月から新年度を迎える我が国の時期としてはタイミングが合うからでもあります。

※Lucio Dallaの訃報についての紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/52001543.html

旧年中には何かしら上手く行かないことがあったけれども、
TVでは来年は変革の年になるって言ってるので、
みんな楽しみに待っているんだ!

クリスマスが3回あったり、
一日中がお祭りだったりで、
キリストさまも十字架から降りて来ちゃうかも

皆が思い思いに愛しあったり
神父様だって結婚してしまうかも
ま、それなりの年齢じゃなきゃダメだけどね

といった不安のない明るい未来を歌い、新しい年を迎える際の意気込みとしては非常に適切であるところが、この楽曲が持つ永遠の力だと思います。

※当サイトでのLucio Dallaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Lucio_Dalla


さて、歌うコーナーはこれで終わったのですが、最後に声だけでなく、全身でイタリア音楽を体感してみましょう!ということで、シメとして『Balliamo insieme!(一緒に踊ってみましょう)』!

選んだ楽曲はClaudio Cecchetto(クラウディオ・チェッケット/60歳/Venezia近郊出身)が1981年にリリースした"Gioca jouer(ジォーカ・ジュエ)"

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1970年代のイタリア経済の破綻以来、存続の危機に苛まれていたサンレモ音楽祭を見事に救い出し、後に『La rinascita di Sanremo(サンレモの復興)』と称される事となる1981年のサンレモ音楽祭で総合司会に大抜擢された音楽業界人Claudio Cecchettoが、サンレモ音楽祭の舞台で披露した、大傑作のダンス曲です。

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Dormire 眠る
Salutare あいさつする
Autostop ヒッチハイク
Starnuto くしゃみ
Camminare 歩く
Nuotare 泳ぐ
Sciare スキーする
Spray スプレー
Macho マッチョ
Clacson クラクション
Campana 釣り鐘
Okey オッケー
Baciare キスする
Capelli 髪の毛
Saluti あいさつ
Superman スーパーマン

イタリア語の動詞の原形が連呼されるのに従って、その動作をする、という最低限のルールしか存在しないこのダンス遊びは、イタリア国内だけでなく、世界的に大ブレイクを果たしました。(G7国家の中で知られていないのは日本だけ、といっても過言ではありません。)

そして昨2011年はこの"Gioca Jouer"誕生30周年記念ということで、YouTube上には世界の至る所で思い思いの動作で"Gioca Jouer"を踊る動画投稿が溢れました。

イタリア文化会館のB2Fのホワイエで、この"Gioca Jouer"を参加者全員で踊って楽しみました。思い思いの動作で全然構わないこのダンスは、いざやってみると、イタリア語の指示で体を動かす楽しみに加え、映像と自分の一体感、会場の参加者との共通体験、そもそも体を動かすことによるアドレナリン効果などが組み合わさって、最高のエンターテインメントとなりました!

※Gioca Jouerの詳細記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51952022.html

※当サイトでのClaudio Cecchettoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Cecchetto


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

次の音楽イベントは月例FESTAとなり、4月21日(土)の開催です。
http://piccola-radio-italia.com/archives/52002115.html

Check

第72回イタリアPOPSフェスタ(2011年5月)レポート (その2 / Nicola Di Bari, Malika Ayane, Camaleonti, Alan Sorrenti, Irene Grandi, Claudio Baglioni, Luigi Tenco, Eugenio Finardi)

http://piccola-radio-italia.com/archives/51929662.html
その1はコチラ


第2部


第2部は『イタリア映画祭2011』に関連するコーナー。

すっかり毎年のゴールデンウイーク恒例となっているイタリア映画祭ですが、2011年は特にイタリアPOPネタの映画作品が多かったのも傾向の一つと言えるでしょう。

イタリアPOPSのヒット曲を映画のタイトルに据えただけでなく、映画の主人公たちがそのヒット曲を口ずさむなど、登場人物の心象風景の描写や時代検証、映画のストーリーなどとも綿密な関連を持つ作品が数本あったことを、イタリアPOPSファンの方なら気付かれた方も多い事でしょう。

まずは、映画『La Prima cosa bella(はじめての大切なもの)』(2010)。『David di Donatello賞(イタリアのアカデミー賞に相当)』の2010年度の作品賞・他複数部門賞を総なめにした映画作品。


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映画は1971年の夏のヴァカンスでMicaela Ramazzotti(ミカエラ・ラマツォッティ)が演じる若い母親が美人ママコンテストに優勝するところから始まりますが、家族の中の男たち・・・夫と幼い息子・・・は複雑な心境で、無邪気に喜ぶのは娘だけ。

嫉妬に駆られた暴力亭主のもとから逃げ出し、2人の子どもを抱えてたくましく生きて行く母ですが、そのあまりにも『女の生き様』に息子の心は捻じれ、そのまま中年になった現在2010年、母の死期に直面して、ようやく長年のワダカマリを解いていく息子という映画です。


上記の映画のトレーラーの後半に流れるのが、1970年イタリアPOPSの同名ヒット曲"La prima cosa bella(はじめての大切なもの/邦題:愛の贈り物)"。サンレモ音楽祭1970年で2位となった楽曲で、作曲&歌ったのが当時30歳のカンタウトーレNicola Di Bari(ニコラ・ディ・バリ/71歳/Foggia近郊出身)。作詞はイタリア随一の作詞家Mogol(モゴール)。


そして映画のエンディングロールでは、若手カンタウトリーチェMalika Ayane(マリカ・アヤーヌ/27歳/Milano出身)の2010年カヴァーヴァージョンで幕を閉じます。こちらのPVは、映画のシーンを盛り込んだ素敵な仕上がりになっています。

※当サイトでのMalika Ayaneの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Malika_Ayane

上記の楽曲は、日本のiTunesストアで購入可能です。
[楽曲]

[videoclip]

ギターを手に取って
あなたに弾いて聴かせよう
習う時間がなかったから
弾けやしないけれど
あなたに聴かせよう

この声が聴こえるよね
歌っているのは私の心
アモーレ アモーレ アモーレ
それが私が言えること
あなたには判るでしょう?

人生で初めての大切なものは
若々しいあなたの微笑み まさにあなたそのもの
木々の間には 星が
夜は明けて
恋心は いつもより一層
いつもより一層

と歌われるこの歌は、劇中の母から子供たちに向けて歌われ、子供たちが母親を想って歌うというシーンに活かされており、後半の死期が迫った母のベッドでも母子の3人で歌われるという見事な演出で、隣の部屋で待機する親戚や友人たちからは『stupendo!(素敵だわ!)』と感嘆も漏れてきます。

さて、この映画『La prima cosa bella(はじめての大切なもの)』には、他にも往年のイタリアPOPSが盛りだくさんに劇中に挿入されています。冒頭の美人ママコンテストでは、審査委員長が"L'immensita(無限/邦題:涙に咲く花)"を歌うシーンが。

これは1967年のヒット曲で、『モザイクカンツォーネ』という異名を取った曲作りで一世を風靡したカンタウトーレDon Backy(ドン・バッキー)が作曲し、前出の偉大な作詞家Mogol(モゴール)が作詞した楽曲で、Don Backy自身とJohnny Dorelli(ジョニー・ドレッリ/日本語表記:ジョニードレルリ)によって歌われました。2005年には人気ロックバンドNegramaro(ネグラマーロ)がカヴァーしてヒットさせました。


さらには劇中では、表題曲の"La prima cosa bella"よりも重要な役割を果たしている曲がありました。それはサンレモ音楽祭1970で4位に入賞したCamaleonti(カマレオンティ)の"Eternità(永遠)"でした。日本ではサンレモ音楽祭でパートナーを務めたOrnella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)ヴァージョンの方が有名ですが、イタリアでは断然Camaleonntiの持ち歌として認識されていますし、実際にCamaleonti版の方が凝ったオーケストラアレンジが施されていてツウ好みに仕上がっています。

Camaleontiは1963年から活動を開始し、途中メンバーの死去などの危機を乗り越えて、現在もなお活動を続けている人気バンドで、あと数年で結成50周年を迎えることになります。

映画の中では夫から逃げ出し、2人の子どもを抱えた母が、泣き出してしまいそうな自分の気持ちを抑えながら子供たちに歌ってきかせ、子供たちも一緒に歌うというシーンで、暖かくフィーチャーされておりました。

そして映画のラストシーンでも、母の死後、あの頃のように海辺を楽しもうとする息子。そのバックにこの"Eternità"があらゆる想いを暖かく包み込んでいくという、まさに主題歌級の役割を果たしているのです。

ここに居ると
永遠の味わいがする
あなたを愛した後で
私のそばに眠る あなたを見つめる

あなたを起こさないようにするよ 絶対に
何故ってあなたは微笑んでいるから
きっと素敵な夢を見てるんだろう
閉じた睫毛の奥で

永遠 さあ両腕を広げてごらん
私がここに居るよ 眠ってる幸福の傍に
そのために生きるよ 必要な時には
私がそこに居るよ その涙を拭うために

この歌詞の意味が劇中のシチュエーションとかぶって涙を誘うではありませんか。

Camaleontiの曲では、他にも"L'ora dell'amore(愛の時)"という1968年のヒット曲が流れるシーンもありました。これはイギリスのProcol Harum(プロコル・ハルム)の"Homburg(ホンバーグ/フェルト帽)"のイタリア語カバー。

さて、こうして映画『La Prima cosa bella(はじめての大切なもの)』に大きくフィーチャーされたCamaleontiの中心人物であり、上記2曲のヴォーカルを務めているTonino Cripezzi(トニーノ・クリペッツィ/65歳/Milano出身)から、日本の皆さんへスペシャルメッセージが届いていましたので、FESTA会場でご紹介しました。

a te e a tutti gli amici giapponesi invio un affettuoso abbraccio
e spero di incontrarvi tutti molto presto
...auguri e buona fortuna.....Tonino

あなたと日本の友人たちへ愛おしさを込めた抱擁を贈ります。
そして皆さんと早くお会いできることを願っています。
では皆さんに幸多かれと祈ります。…トニーノ

長年、Toninoのヴォーカルに憧れ続けていた筆者は、もう感無類の境地に達したのは言うまでもありません!



そして、映画『Figli delle stelle(星の子どもたち)』(2010)。

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港湾作業で発生した事故死に対し、社会保障に前向きに取り組まない政府に憤りを感じ、担当大臣を誘拐して懲らしめようと企む、事故死者の同僚の男。

社会からはみ出しかかっているヤサグレ男たちが意気投合して誘拐を実行するのだが、誘拐すべき人物を取り違え、誘拐事件は迷走して行く・・・が、行く先々で、社会に不満を持つ人々から応援され、事件に加担する仲間が現れて・・・といったコメディタッチながらも裏に現代のイタリア社会が抱える負の部分を浮き彫りにした作品。

    
この映画のタイトルにも使われ、劇中でも非常に重要なテーマ曲として使われているのが、1977年にイタリア中で大ヒットした楽曲"Figli delle stelle(星の子どもたち)"。作者&歌っているのはAlan Sorrenti(アラン・ソッレンティ/日本語表記:アラン・ソレンティ/当時27歳/現61歳/Napoli出身)

日本のiTunesストアでも購入可能です。

Alan Sorrentiは、イタリア人の父とイギリス人の母の間に生まれたハーフで、1970年代初頭に当時トレンドだったプログレッシヴ・ロックのスタイルでデビューしますが、この1977年よりPOPSテイストに転身を遂げて、大成功を果たします。

当時の世界的なディスコブームを背景に、イタリア人には広く『ディスコの帝王』のイメージで定着している人物です。

この"Figli delle stelle"を含むアルバム以降、アメリカの売れっ子スタジオミュージシャンによるバンドToto(トト)が演奏に加わり、Airplay(エアプレイ)でも活躍した売れっ子プロデューサーJay Graydon(ジェイ・グレイドン)がプロデュースして大ヒットを連発していました。

バイリンガルのAlanは、英語ヴァージョンも華麗にこなし、日本では1981年に英語盤のコンピアルバムが発売されています。

1980年に仏教に改宗し、1987年にはアルバム「煩悩即菩提(邦題:永遠(とわ)の星)」を発売しています。


映画『Figli delle stelle(星の子どもたち)』では、誘拐犯たちが人質を連れて最終的に立て篭もるのが、スイス国境に隣接するスキー場のロッジ。手に取れるような星空の下で、運命に導かれるように集まった誘拐犯たちが、このAlan Sorrentiの"Figli delle stelle"の歌詞に自分たちの数奇な運命を重ね合わせてみるのです。

僕らは星の子どもたち
辺りを廻る夜の子どもたち

僕らは星の子どもたち
世界を前にして 決して立ち止まることはないさ

僕らは星の子どもたち
歴史もなく 時代もない 夢のヒーロー達

僕らは今夜 星の子どもたち
時の中で迷うために 僕らは出会うのだ

この曲がヒットしていた1977年当時にリアルタイムでディスコで踊って楽しんでいた世代は、推定すると現在の50代となります。

誘拐犯の中心人物5人の中で唯一の50代は、Paolo Sassanelli(パオロ・サッサネッリ/53歳)が演じるRamon(ラモン)。

他の誘拐犯たちはアラフォー世代ぐらいなので、1977年当初はまだ小さかったため、踊りに関してはリアル世代ではない、という登場人物の年齢設定が絶妙なシーンがこちら。

バンドで同曲をコピーしていたという主人公格のPierfrancesco Favino(ピエールフランチェスコ・ファヴィーノ/42歳)が演じるPepe(ペペ)が、特徴的なイントロをエアギターで奏でて、自己流に踊りだすと、50代のRamonが『なんじゃ、それ!』と突っ込みを入れて、『こうだよ、こう!』とリアルタイム世代の踊りのこだわりを見せます。

さらには間違われて誘拐された事務次官のStella(ステッラ)は、演じたGiorgio Tirabassi(ジォルジォ・ティラバッスィ/51歳)が、やはりリアルタイム世代なので、人質とはいえ、この曲を聴いたらじっとしていることなんてできない。という時代考証も演出されていて見事でした。

つまりイタリアでは、この"Figli delle stelle"が、世代を超えて愛聴され続けている楽曲であることが感じ取れるところが見どころの映画作品だったと思います。

そして映画のエンディングで流れた同曲は、Irene Grandi(イレーネ・グランディ/42歳/Firenze出身)によるカヴァー。

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この"Figli delle stelle"は、巨匠Claudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ/60歳/Roma出身)も、1997年にAlan Sorrenti本人とのデュエットでカヴァーしております。

Baglioni46歳、Sorrenti47歳時の映像がこちら。
Baglioni先生とあろうものが、間奏が入るところで間違えて2番の歌詞を歌い出してしまうところはご愛敬。

※当サイトでのClaudio Baglioniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Baglioni
 
さて、この映画『Figli delle stelle(星の子どもたち)』は、ヒット曲をタイトルに据えた作品だけあって、他にもイタリアPOPSネタが多々あり、人質となった事務次官Stella氏が息子に託した遺書めいた手紙には、故Luigi Tenco(ルイジ・テンコ/1938-1967/27歳没/Alessandria近郊出身)の"Ragazzo mio(息子よ)"(1965)から引用されていました。

息子よ 
いつか父のことを誰かから聞くことだろう
父は頭にいくつも大志を抱いていたと 
でも結局は・・・ 何もやり遂げなかったと

※当サイトでのLuigi Tencoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Luigi_Tenco


他には、Eugenio Finardi(エウジェニオ・フィナルディ/59歳/Milano出身)の"Le ragazze di Osaka(大阪の女の子たち)"(1983)が流れるシーンも。

映画監督を務めたLucio Pellegrini(ルーチォ・ペッレグリーニ)はインタビューに『あの曲は日本へのオマージュさ』と答えてくれています。

※当サイトでのEugenio Finardiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Eugenio_Finardi

前出のAlan Sorrentiも日本女性の名前を冠した曲をリリースしていますので、5月FESTA第2部のラストはその楽曲"Kyoko mon amour(キョーコ・モナムール)"(1997)で。

イタリアで『キョーコ』という日本女性名から連想されるのは、コミック『めぞん一刻』のヒロイン・響子さん。作者の高橋留美子さんは、イタリアでもマンガ界の巨匠として非常に有名です。

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2011年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

Check

第61回イタリアPOPSフェスタ(2010年4月)レポート (その3/Malika Ayane, Nicola Di Bari, Arisa, Nina Zilli, Giuliano Palma)

その2はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51813621.html


第3部

引き続きサンレモ音楽祭2010出場歌手たちを紹介するコーナーですが、第3部は女性歌手のみのラインナップとなりました。

Malika Ayane(マリカ・アヤン/マリカ・アヤンヌ/マリカ・アヤネ/26歳/Milano出身/モロッコ人とイタリア人のハーフ)は、サンレモ音楽祭2010では、初めてアーティスト部門に出場。上位入賞は逃したものの、ミア・マルティーニ賞こと、批評家賞を受賞する名誉を受け、その後のCD商戦では、サンレモ出場者の中で1位2位を争うほどのセールスを記録しています。

iTunesではシングル、アルバム共に1位、FIMI(イタリア音楽工業連盟)チャートでもシングル、アルバム共に2位を記録しています。

前年のサンレモ音楽祭2009では新人部門に出場しましたが、やはりその後のCD商戦でサンレモ出場組でトップのセールスを記録していますので、イタリアPOPS界の新しい旗手のひとりと捉えてよろしいかと思います。

※当サイトでのMalika Ayaneの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Malika_Ayane

さて、そのMalika Ayaneのサンレモ出場曲を収録したアルバム「grovigli(結び目)」(2010)は、彼女にとっては2ndアルバムになります。

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アルバム発売に先駆けて発売されたシングル曲は、"La prima cosa bella(最初の美しいもの)"。同名の映画『La prima cosa bella』(2010)のテーマ曲として発売されました。

FESTA会場では、ここで参加者へのクイズを出してみました。

『この曲に聞き覚えのある方はいらっしゃいますか〜?』

すると2名ほどの手が上がりました。

『そうなんですよ。これ、リバイバル作品なんですよ。誰が歌った曲だか覚えてますか?』

と尋ねると:

『Nicola Di Bari(二コラ・ディ・バリ)とRicchi e Poveri(リッキ・エ・ポーヴェリ)』

と正確な答えが返ってくるではありませんか! さすがはPOP!ITALIANOのkazuma氏です!

この楽曲は1970年のサンレモ音楽祭で2位に輝き、セールス的にもチャートの1位を獲得して成功を収めたNicola Di Bari(ニコラ・ディ・バリ/当時30歳/現70歳/Foggia近郊出身)の代表曲。ダブルキャスト制を採用していた当時のサンレモ音楽祭のステージでは、Ricchi e Poveri(リッキ・エ・ポーヴェリ)も同曲を歌ったのです。

Nicola Di Bari自身の作曲をベースに、偉大な作詞家Mogol(モゴール)が歌詞を書き、Rondò Venezianoとしての活動でも有名な編曲家&プロデューサーGiampiero Reverberi(ジァンピエロ・レヴェルベリ)も楽曲作りに参加したうえオーケストラアレンジも手掛けています。

しかも演奏にはなんと、Franz Di Cioccio(フランツ・ディ・チォッチォ/ドラム)、Flavio Premoli(フラヴィオ・プレモリ/キーボード)というPFMの2人に加え、なんとLucio Battisti(ルチォ・バッティスティ)までもがギターで参加するという、とんでもなく豪華なバックアップを得て生み出された楽曲だったようです。

そして、Malika Ayaneのサンレモ音楽祭2010出場曲"Ricomincio da qui(ここからやり直すわ)"。FESTAでは、サンレモ後に作成されたPVで楽しんでもらいました。


2人目のサンレモ音楽祭2010出場の女性歌手はArisa(アリーザ/28歳/Basilicata州Potenza生まれGenova育ち)。

※当サイトでのArisaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Arisa

前年のサンレモ音楽祭2009では、見事に新人部門優勝を勝ち取ったArisaですが、サンレモ音楽祭2010では、その特徴的だったアラレちゃんそっくりキャラからイメチェンを図り、ウェーヴヘアーに変え、メガネも変えましたが、不思議ちゃん系の香りが充分残ったルックスと楽曲のスタイルは健在です。

この楽曲"Malamorenò"は、1942年に女優Alida Valli(アリダ・ヴァッリ)が歌ってヒットし、今やイタリアではすっかりスタンダードナンバーとなった楽曲"Ma l'amore no(だけど恋はダメ)"にインスピレーションを受けて作られたそうです。

Alida Valli(アリダ・ヴァッリ)が歌った"Ma l'amore no"は、特に世界的にヒットしたイタリア映画「Malèna(マレーナ)」(2000)の中でも重要なシーンで取り上げられたことにより、一段と有名になり評価が上がった楽曲とも言えるでしょう。

Arisaの2曲目は、サンレモ出場曲を含むアルバム「Malamorenò」(2010)収録曲から"Pace(平和)"を選択。オフィシャルPVではありませんが、とても雰囲気の良いビデオ作品で紹介しました。

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第3部の最後を飾る女性アーティストは、カンタウトリーチェのNina Zilli(ニーナ・ズィッリ/27歳/Piacenza出身)。

※当サイトでのNina Zilliの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Nina_Zilli

サンレモ音楽祭2010出場曲を含むアルバム「Sempre lontano(いつも遠く)」(2010)には、サンレモ2010出場前にNinaが放ったヒットシングル3曲が含まれた初めてのフルアルバムになりました。

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Nina Zilliは、幼少期はアイルランドで過ごしたりNew Yorkで暮らした経験もある完璧なバイリンガルで、音楽院学校で声楽(ソプラノ)とピアノを学んだものの、やがて1970年代のパンクやそれ以前のレゲエ、ソウル、R&B、そして1960年代のイタリアPOPSに興味を持つようになったそうです。

2000年(17歳)に芸能界入りしますが、MTVのVideoジョッキーやTV番組のアシスタントを務めたり、Africa Uniteなど他のアーティストのコラボを続けていたようです。

2009年にソロ歌手としての転機が訪れます。まずはスカバンドCasino RoyaleのヴォーカリストGiuliano Palma(ジゥリアーノ・パルマ)とのデュエット曲"50 mila(5万)"が2009年夏にスマッシュヒットとなり脚光を浴びます。

シングル第2弾は"L'inferno(地獄)"。2曲続けて彼女が好むレトロサウンドの世界と、その類まれな作曲能力と実力充分の歌唱力を強烈な個性としてアピールすることに成功しました。

3曲目のシングル曲は、ついにモータウンにまで手を伸ばしてしまい、Supremesの大ヒット曲"You can't hurry love(邦題:恋はあせらず/1966)"のイタリア語カバー曲"L'amore verrà(恋はやって来るわ)"を手掛けます。

所詮は英語曲のカバー、と頭ではレッテルを貼るのですが、どうしてどうして、これがナカナカいい。

そしてサンレモ音楽祭2010でミア・マルティーニ賞こと批評家賞の名誉に輝いた楽曲"L'uomo che amava le donne(女性たちを愛した男)"。

サンレモ音楽祭2010では、新人部門に限り、サンレモ会期以前にPVの公開が認められた、というよりもむしろ、審査の重要なファクターに直結した結果となりましたが、Nina ZilliはそのPVの段階から大きな注目を集めていました。

2月FESTAでは、サンレモ出場時の映像と、公式PVでご覧いただきましたので、ここには、そのサンレモ会期前に公開された最初期のPVバージョンを貼っておきます。 


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2010年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

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記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、記事を書いた年度に達する年齢で表記しています。

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