Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Lucio_Dalla

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアPOPS鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアPOPS(イタリアン・ポップス)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

『イタリアPOPSスペシャル』2012@イタリア文化会館レポート(その3 / 第2部:イタリアPOPSを一緒に歌ってみましょう)

その2はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/52007579.html


第2部 /15:30-17:30 イタリアPOPSを一緒に歌ってみましょう

日本人にも歌い易いイタリアPOPSの楽曲を覚えて、皆で歌って、楽しみ・覚えましょう!というコーナーです。

ItaliaPopsSpecial2012-Parte2

イタリアPOPSの中には、耳で覚えていつしか鼻歌を歌っていたり、自然に耳が覚えたフレーズを口ずさんでしまっているような、思わず歌ってしまう楽曲が多いのが魅力の一つだと思います。

ただ黙って聴いているだけよりも、歌うことで楽しみや味わいが倍増する楽曲を予め選んでおき、まずは原曲を聴いて覚え、原曲に合わせて何回か歌ってみて、最終的に参加者全員でカラオケで歌ってみる、というスタイルにしたので、初心者の方でも楽しめたようです。

参加者の方からは、『イタリア語も初心者だし、聴いたことがない歌ばかりだったにも関らず、なんとなく歌えてしまえたし、何よりも歌って楽しかった!』という感想が寄せられました!

※当日配布した歌詞カードのPDF版はコチラからダウンロードできます。
http://piccola-radio-italia.com/ItalPOPSSpecial2012.pdf


1曲目はNina Zilli(ニーナ・ズィッリ/32歳/Piacenza出身)が歌った"50 mila(5万)"(2010年作品)。モータウン調の楽曲ですが、2010年の新曲でNina Zilli自身が書いた楽曲です。

Nina Zilli

日本でも2011年イタリア映画祭で公開され、その後一般上映されると大ヒット・ロングラン公演となったイタリア映画『あしたのパスタはアルデンテ(原題:Mine vaganti)』(2010年作品)の主題歌にも抜擢され、劇中で主人公にも口ずさまれるほど、作品の中で重要な役割を果たした楽曲です。

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なお、同映画の日本盤DVDもリリースされました!

※映画作品と楽曲の詳細情報はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51930430.html

※当サイトでのNina Zilliの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Nina_Zilli


2曲目は、Malika Ayane(マリカ・アヤーヌ/28歳/Milano出身のモロッコ系イタリア人)が2010年にカヴァーした楽曲"La prima cosa bella(はじめての大切なもの)"。原曲は1970年のサンレモ音楽祭で作者のNicola Di Bari(ニコラ・ディ・バリ)自身が歌った楽曲です。

Malika Ayane

上記ビデオクリップに差し込まれている映像は、同名のイタリア映画『La prima cosa bella(はじめての大切なもの)』(2010年作品)からの映像。この楽曲は同映画の主題歌としてだけでなく、映画タイトルにも流用され、事あるごとに登場人物たちが口ずさむ重要な役割を果たしました。なお、同映画はイタリア映画祭2011で上映されました。

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※映画作品と楽曲の詳細情報はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51929923.html

※当サイトでのMalika Ayaneの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Malika_Ayane


3曲目はElisa(エリーザ/35歳/Monfarcone出身)が2003年にカヴァーした楽曲"Almeno tu nell'universo(宇宙の中で少なくともあなたは)"。Mia Martini(ミア・マルティーニ)が1989年に歌ったものがオリジナル。

Elisa

この楽曲も、ビデオクリップに差し込まれている映像から推察できる通り、イタリア映画『Ricordati di me(邦題:私のことを覚えていて/英題:Remember me)』(2003年作品)からの映像。

同映画のサントラには多くの歌が使われていますが、このElisaが歌った楽曲はメインとして採用されています。

同映画はGabriele Muccino(ガブリエレ・ムッチーノ)監督作品。イタリア映画祭2005で日本でも上映されました。

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※当サイトでのElisaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Elisa


4曲目は、Pooh(プー/1966年結成)の1977年のヒット曲"Dammi solo un minuto(僕に1分だけおくれ/邦題:ひと吹きの夢)。

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Poohのライヴで恒例の、『観客もステージと一体となって歌う』のを、2012年春の待望の初来日公演でも実現するための予習コーナーも兼ねています。

ItaloProgFes2012Primavera

※フライヤーのPDFはコチラからダウンロードできます。
http://piccola-radio-italia.com/ItaloProgFes2012Primavera.pdf

※来日情報は詳しくはこちら
http://piccola-radio-italia.com/archives/51996077.html

特にライヴでのこの楽曲のパフォーマンスの際、観客にたっぷりと歌わせるのが通例となっています。

恐ろしい事に、Pooh側は最初の1センテンスだけを歌い、最初のブレスから後は観客だけに歌わせるので、ここは皆さんしっかり覚えましょう!

lo so e che è forse meglio ロ・ソ・ケ・エ・フォルセ・メリィオ
ma crederci non voglio マ・クレデルチー・ノン・ヴォリィオ
non c'ero preparato ノン・チェーロ・プレパラート
ci vuole fiato a dirti チ・ヴォーレ・フィアート・ア・ディールティ

※当サイトでのPoohの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pooh


5曲目は、Gianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ/58歳/Siena出身)がPacificoと共作して歌った"Ogni tanto(時々)"。

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2011年1月11日発売と、1並びの発売日にこだわって発表した話題のアルバム「Io e te(私とあなた)」に収められた楽曲で、アルバム発売に先行して2010年12月3日に発売されました。

※同アルバムは、2011年・年間アルバムチャートの5位にランクインしています。

その話題とは、主に2つの局面があり、ひとつ目は、56歳での妊娠・初産した超高齢出産であったこと。ふたつ目は、自らが同性愛者であることをカミングアウトしていたGianna Nanniniには、全く妊娠のパートナー男性の影が見えなかったこと。

Gianna Nanniniは、いったいどのように妊娠したのでしょうか?

考えられるのは、生殖医療行為による人為的な妊娠・・・・

しかし、生殖に関して厳格なカトリック教会の教義では、自然な生殖に反すること(避妊・中絶・同性愛など)を タブー視 しており、今もなおカトリック協会の影響下にあるイタリア社会では、その考えが根強く残っています。

1970年代以降、中絶や離婚は法律上では認められるようになったものの、生殖医療行為による妊娠は現在も法律上、認められていないのです。

社会論争にまで発展したこの問題に、Giannaは『皆さん、自由や権利というものを急に忘れてしまってるようね。我々の誰もが、したい事を・したい時に・したい相手とする自由と権利を』とだけ回答するに留めています。

※当サイトでのGianna Nanniniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gianna_Nannini


6曲目は、Jovanotti(ジォヴァノッティ/46歳/Roma出身)が1997年に自作して歌った"Bella(美しい女性)"。

Jovanotti

ビデオクリップの冒頭に出てくる地下鉄は、Buenos Airesで第二の人生を送っている元・営団地下鉄丸ノ内線の500形車両である、と、鉄道にも詳しい参加者のkazumaさん(POP!ITALIANO)が教えてくれました。

イタリアRAPの父と言われるJovanottiですが、この頃からヴォーカル作品が目立つようになって来て、今では歌モノが中心のアルバム制作にシフトしています・・・が、そこはやはりラッパー。スローな楽曲でさえも言葉数が多くて、とても外国人には歌うのが難しい楽曲が多いのですが、この楽曲"Bella"は、歌い易いJovanotti作品のひとつだと言えるでしょう。

※当サイトでのJovanottiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Jovanotti


7曲目は、Andrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ/54歳/Lajatico出身)とGiorgia(ジォルジァ/41歳/Roma出身)の二人が、1995年にリリースした"Vivo per lei(彼女のために生きる)"。

Andrea Bocelli e Giorgia

通称O.R.O.(オーロ)こと、Radio Onda Ovestの3人組グループが同1994年に発表した楽曲ですが、まだブレイク前のこの2人の歌手のデュエット用にと、カンタウトーレのGatto Panceri(ガット・パンチェーリ)が歌詞をつけ直し、世界的なヒットとなりました。

※"Vivo per lei"誕生エピソードはコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/14800013.html

"Vivo per lei(彼女のために生きる)"というタイトルとなっており、Andreaが歌い始めると、『あぁ、ある女性に恋する男の歌なんだな・・・』と感じさせるのですが、続いてGiorgiaも『私も彼女のために生きてるの』と歌うので、リスナーにはこの『彼女』とは何者なのかが検討が付かなくなります・・・・

そしてエンディングにかなり近い部分の歌詞で、やっとこの『lei(彼女)』という存在が『la musica(音楽)』のことであると判るのです。

なぜなら、『la musica(音楽)』は女性名詞だから、冒頭からずっと『lei(彼女)』と抽象的な言い方で歌っていたんですね。イタリア語のように名詞に性がある言語ならではの擬人的な表現で、この作詞の妙にはお見事といったところです。名詞に性がない日本語や英語では、こういう表現は出来ませんから。

※当サイトでのAndrea Bocelliの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Andrea_Bocelli

※当サイトでのGiorgiaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Giorgia


歌うコーナー最後の楽曲は、Lucio Dalla(ルチォ・ダッラ/1943-2012/68歳没/Bologna出身)が1978年に発表した"L'anno che verrà(やって来る年)"。

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もちろんこれは、2012年3月1日に急逝した偉大なカンタウトーレLucio Dallaを忍ぶ意味と、イタリアで新年を迎える際の定番曲であるこの曲が、4月から新年度を迎える我が国の時期としてはタイミングが合うからでもあります。

※Lucio Dallaの訃報についての紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/52001543.html

旧年中には何かしら上手く行かないことがあったけれども、
TVでは来年は変革の年になるって言ってるので、
みんな楽しみに待っているんだ!

クリスマスが3回あったり、
一日中がお祭りだったりで、
キリストさまも十字架から降りて来ちゃうかも

皆が思い思いに愛しあったり
神父様だって結婚してしまうかも
ま、それなりの年齢じゃなきゃダメだけどね

といった不安のない明るい未来を歌い、新しい年を迎える際の意気込みとしては非常に適切であるところが、この楽曲が持つ永遠の力だと思います。

※当サイトでのLucio Dallaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Lucio_Dalla


さて、歌うコーナーはこれで終わったのですが、最後に声だけでなく、全身でイタリア音楽を体感してみましょう!ということで、シメとして『Balliamo insieme!(一緒に踊ってみましょう)』!

選んだ楽曲はClaudio Cecchetto(クラウディオ・チェッケット/60歳/Venezia近郊出身)が1981年にリリースした"Gioca jouer(ジォーカ・ジュエ)"

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1970年代のイタリア経済の破綻以来、存続の危機に苛まれていたサンレモ音楽祭を見事に救い出し、後に『La rinascita di Sanremo(サンレモの復興)』と称される事となる1981年のサンレモ音楽祭で総合司会に大抜擢された音楽業界人Claudio Cecchettoが、サンレモ音楽祭の舞台で披露した、大傑作のダンス曲です。

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Dormire 眠る
Salutare あいさつする
Autostop ヒッチハイク
Starnuto くしゃみ
Camminare 歩く
Nuotare 泳ぐ
Sciare スキーする
Spray スプレー
Macho マッチョ
Clacson クラクション
Campana 釣り鐘
Okey オッケー
Baciare キスする
Capelli 髪の毛
Saluti あいさつ
Superman スーパーマン

イタリア語の動詞の原形が連呼されるのに従って、その動作をする、という最低限のルールしか存在しないこのダンス遊びは、イタリア国内だけでなく、世界的に大ブレイクを果たしました。(G7国家の中で知られていないのは日本だけ、といっても過言ではありません。)

そして昨2011年はこの"Gioca Jouer"誕生30周年記念ということで、YouTube上には世界の至る所で思い思いの動作で"Gioca Jouer"を踊る動画投稿が溢れました。

イタリア文化会館のB2Fのホワイエで、この"Gioca Jouer"を参加者全員で踊って楽しみました。思い思いの動作で全然構わないこのダンスは、いざやってみると、イタリア語の指示で体を動かす楽しみに加え、映像と自分の一体感、会場の参加者との共通体験、そもそも体を動かすことによるアドレナリン効果などが組み合わさって、最高のエンターテインメントとなりました!

※Gioca Jouerの詳細記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51952022.html

※当サイトでのClaudio Cecchettoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Cecchetto


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

次の音楽イベントは月例FESTAとなり、4月21日(土)の開催です。
http://piccola-radio-italia.com/archives/52002115.html

Check

『イタリアPOPSスペシャル』2012@イタリア文化会館レポート(その2 / イタリア最新ヒット曲コーナー:3位〜1位)

その1はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/52007476.html


第1部 /13:00-14:30 イタリア最新ヒット曲コーナー(最新アルバムチャート3位〜1位, DVDチャート3位〜1位)

イタリアの最新アルバムチャート(2012年4月初頭付け)を基にしたヒット曲をずらりと揃えたラインナップのいよいよベスト3!

ベスト10の4位以下には、今回も若手歌手もいくつかチャートインする最近のイタリアPOPSシーンの傾向が感じられましたが、ベスト3はさすが円熟世代が活躍するイタリア。50代後半以上のアーティストで牛耳られております。


[アルバムチャート3位]

La grande madre(偉大なる母) / Pino Daniele(ピーノ・ダニエレ/57歳/Napoli出身)

PINO DANIELE_La Grande Madre

新世代のナポリ歌謡を牽引してきたカリスマ的なカンタウトーレのPino Danieleが、2012年3月20日にリリースしたばかりの最新アルバム。初登場で3位にランクイン。

シングルカットされた"Melodramma(音楽劇/メロドラマ)"は、そのタイトル通りスケールの大きな楽曲で、ギタリストとしても定評のあるPino Danieleのパフォーマンスが楽しめます。

※当サイトでのPino Danieleの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pino_Daniele


[アルバムチャート2位]

12000 lune(12,000個の月) / Lucio Dalla(ルチォ・ダッラ/1943-2012/68歳没/Bologna出身)

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2012年の最新アルバムチャートの中で、2006年発売のこのアルバムは、この1ヶ月間ずっと週間アルバムチャートの首位をキープし続けていました。

それは2012年3月1日に突然この世を去った偉大なカンタウトーレLucio Dallaの、最も新しい公式ベストアルバムだから。

※Lucio Dallaの訃報についての紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/52001543.html

しかもこのアルバム以外にもLucio Dallaの過去のアルバム2〜3タイトルが、ベスト10に入っていたのがここ1ヶ月間のアルバムチャートでした。それだけLucio Dallaの突然の訃報にイタリア中が悲しんだのと同時に、Lucio Dallaという偉大なアーティストが残した作品が再評価された事に間違いないでしょう。

残念ながら、日本ではLucio Dallaは有名になることはありませんでしたが、彼の作品の中では、Luciano Pavarotti(ルチァーノ・パヴァロッティ)らがこぞってカヴァーした楽曲"Caruso(カルーソー)"が最も知られているかと思い、今回のイベントでは、2006年のライヴDVDから、クラシックアレンジ版の同曲のパフォーマンスを紹介いたしました。

稀代の名テノールEnrico Caruso(エンリコ・カルーソー/1873-1921)に捧げられた楽曲です。

※当サイトでのLucio Dallaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Lucio_Dalla


[アルバムチャート1位]

L'altra metà del cielo(空のもう半分) / Vasco Rossi(ヴァスコ・ロッスィ/60歳/Zocca出身)

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1ヶ月間に渡ってアルバムチャート1位をキープしていたLucio Dallaをやっと2位に退けたのは、Vasco Rossiでした。

2012年3月30日に発売されたばかりのアルバム「L'altra metà del cielo(空のもう半分)」は、初登場でいきなり首位に輝くという、相変わらずのVasco Rossiの人気をまざまざと見せつけてくれました。

※前作は2011年・年間アルバム1位に輝いています。

イタリアRockスターの頂点に長らく君臨し続けて来ているVasco Rossiですが、このアルバムはいつものVasco Rossi人気に加えて、Milanoのスカラ座オーケストラをバックにVasco作品をクラシックアレンジ版で収録しているので、今回のようなぶっちぎりの首位に拍車がかかったと思われます。

代表曲"Albachiara(明るい夜明け)"

また舞踊劇『L'altra metà del cielo / Vasco Rossi alla Scala』としてMilanoスカラ座で公演を行っています。観客の拍手喝采が6分間に及んだという話が伝わってきています。

※当サイトでのVasco Rossiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Vasco_Rossi


[DVDチャート3位]

Legend(伝説) / Pooh(プー/1966年結成)

Pooh-Legend-#1

結成から45年以上の年月に渡り、休止期間も挟まずに、新作アルバム制作もライヴツアーもこなし続けてきているイタリアを代表する現役バンド。

その長い活動の歴史を綴った映像集『Legend』はDVD4枚組仕様で、2012年3月6日待望のリリース。

※Pooh Legendの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/52000698.html

※2012年春、待望の初来日公演が敢行されます!詳しくはこちら
http://piccola-radio-italia.com/archives/51996077.html

ItaloProgFes2012Primavera

フライヤーのPDFはコチラからダウンロードできます。
http://piccola-radio-italia.com/ItaloProgFes2012Primavera.pdf

※当サイトでのPoohの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pooh


[DVDチャート2位]

Questa storia qua - il film(この歴史はここ / 映画) / Vasco Rossi(ヴァスコ・ロッスィ/60歳/Zocca出身)

Vasco Rossi - questa storia qua

1980年代からイタリアのRockスターのTopを走り続けて来たVasco Rossiの幼少時代、その音楽活動の歴史などを映像で綴ったドキュメンタリー映画作品。DVD版に加え、ブルーレイ版もラインナップ。

※当サイトでのVasco Rossiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Vasco_Rossi


[DVDチャート1位]

Campovolo - il film(カンポヴォーロ / 映画) / Ligabue(リガブエ/52歳/Correggio出身)

Ligabue - campovolo - dvd_bd

2000年代に人気絶頂時期を迎え、快進撃中のLigabueが2011年に行った、11万人を動員した歴史的な野外ライヴの模様を綴った映画作品が映像作品化され、2012年3月7日に待望の発売となりました。ブルーレイ版は劇場公開同様、3D版と2D版の2ヴァージョン収録、DVD版は2D版のみの収録となっています。

※当サイトでのCampovolo 2.011の紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51995668.html

"Il meglio deve ancora venire(良いことは再び遣って来るに違いない)"

同ライブには、Corrado Rustici(コッラド・ルスティチ)やMauro Pagani(マウロ・パガーニ)といった、敏腕音楽家&プロデューサーとの共演シーンも盛り込まれている点も見ものです。

2010年のスタジオ録音アルバムが2010年・年間アルバムチャート1位に輝いているLigabueらしく、DVDチャートでは堂々の首位!

※当サイトでのLigabueの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Ligabue


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

Check

第82回イタリアPOPSフェスタ(2012年3月)レポート (その2 / Addio a Lucio Dalla)

その1はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/52001342.html


第2部

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第2部は、3/1の訃報を聞いて、急遽FESTAのプログラムに差し入れる事にした『Lucio Dalla追悼コーナー』。

もちろんBGMは彼の初期の出世作であり、自身の故郷Bolognaの風物詩であり、そして葬儀の地となった"Piazza Grande(グランデ広場/大広場)"(1972年作品)。

葬儀日のPiazza Grande。参列者は5万人とも8万人とも報じられています。
LucioDalla Funerali

棺の搬入時
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Lucio Dalla(ルチォ・ダッラ/1943-2012/68歳没/Bologna)は、JAZZクラリネット奏者として音楽家人生をスタートさせたものの、自ら曲を作って歌うカンタウトーレスタイルの音楽活動にシフトし、1971年のサンレモ音楽祭で衝撃的な楽曲(後述します)を歌い、一躍注目を集めるようになりました。

1980年代から1990年代にかけて、音楽家として円熟期を迎え、ジャンルの垣根を越えた活動を行い、イタリアでも屈指の音楽家・作曲家として大成します。

2000年代に入っても2年に1作のペースで新作を発表を続け、ますます円熟味を増し続ける人間国宝的な音楽家だったと言っても過言ではありません。

イタリア国家より勲章(イタリア共和国功労勲章)も2つ授与していることからも、イタリアの至宝と呼ぶにふさわしい存在であることが推し量れるかと思います。

1986年にCommendatore(コンメンダトーレ/意:司令官)、2003年にはその上位となるGrande Ufficiale(グランデ・ウッフィチァーレ/意:上級士官)を授与しています。

※イタリアの勲章については、Webコラム『イタリアPOPSのススメ』をご覧ください。
05.勲章を与えられたアーティストたち
http://www.c-light.co.jp/modules/column/index.php/Iwasa_10/iwasa_10_05.html

※当サイトでのLucio Dallaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Lucio_Dalla

その死の2週間前にはサンレモ音楽祭2012に元気に出場していたので、誰もLucio Dallaの死など、予想だにしていませんでした。そのあまりの突然の訃報を信じる事が出来ず、イタリア中が深い悲しみに沈んだのは言うまでもありません。

ヨーロッパツアーに出かけた矢先、スイスのMontreuxのホテルでの心臓マヒ。突然死でした。

その3/1朝の訃報は、瞬く間にイタリア中に伝播し、その日行われたイタリアのサッカーリーグ『Serie A』の全てのスタジアムでは、Lucio Dallaの写真が掲げられました。

LucioDalla-SerieA

イタリアでの最後の舞台となったのが、サンレモ音楽祭2012のステージ。若手カンタウトーレのPierdavide Carone(ピェールダヴィデ・カローネ/24歳/Roma出身)をプロデュースする形での共演ステージとなりました。そのオーケストラの指揮をしながら歌う姿にしびれた方も多かったようです。遺作となった楽曲は、このサンレモ音楽祭2012出場曲であり、Pierdavideとの共作曲でもある"Nanì(こびとたち)"

PierdavideCarone-NaniEAltriRacconti

※当サイトでのPierdavide Caroneの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pierdavide_Carone

そしてサンレモ第3夜の"Viva l'Italia nel mondo"と銘打った『世界に輝くイタリア(の歌)』特集では、デンマークからMads Langerを迎えて、ナポレターナの名曲"Anema e core(アネマ・エ・コーレ/魂と心)"を歌いました。この楽曲は、Lucio Dallaのラストアルバムとなった「Questo è amore(これぞ愛)」(2011)に収録されている楽曲でもあります。

LucioDalla-QuestoE`Amore

Lucio Dalla自身はもともと、サンレモ音楽祭2012に出場する予定は無かったものの、サンレモ音楽祭の総合司会を務める事になったGianni Morandi(ジァンニ・モランディ/68歳/Bologna近郊Monghidoro出身)から頼み込まれため、指揮をしながら歌うという不思議な登場の仕方になりました。

なぜなら、Lucio DallaとGianni Morandiは同郷出身であり、ほぼ同い年ということもあり(Morandiが1歳下)、大親友同士だったから。

サンレモ音楽祭2012出演時
Dalla-Morandi-R2012

その2週間後、Lucio Dallaの棺を前にした痛々しいGianni Morandi
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この2人は、1989年に「Dalla Morandi」として、歴史に残る共演コンサートも敢行しています。その共演時期に生まれたヒット曲が"Vita(人生)"。不思議な事にこの楽曲はLucio Dalla作ではなく、Mogol作詞、Mario Lavezzi(マリォ・ラヴェッツィ)作曲です。

Dalla Morandi in concerto

※当サイトでのGianni Morandiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gianni_Morandi

Lucio Dallaが亡くなったのは3/1ですが、その3日後には満69歳となる誕生日だったため、3/4を葬儀日にすることになりました。3/4が彼の誕生日であることは、イタリアではとても有名なことでしたので(後述します)、ごく自然にそうなったのでしょう。

3/4のこの葬儀日には、たくさんのイタリアPOPスターたちが参列しました。

長年Lucio Dallaの専属コーラスを務めたIskra(イスクラ)
LucioDalla-Iskra

Lucio Dallaの愛弟子だったRon(ロン)
LucioDalla-Ron3

サンレモ音楽祭2012に同じく出場したSamuele Bersani(サムエレ・ベルサーニ)
LucioDalla-Bersani

Ligabue(リガブエ)
LucioDalla-Ligabue

Renato Zero(レナート・ゼロ)背後にLigabue(リガブエ)
LucioDalla-renato-zero-ligabue

Roberto Vecchioni(ロベルト・ヴェッキォーニ)
LucioDalla-roberto-vecchioni

LigabueとRoberto Vecchioniのレアな2ショット
LucioDalla-Ligabue-Vecchioni

Jovanotti(ジォヴァノッティ)とEros Ramazzotti(エロス・ラマッツォッティ)
LucioDalla-jovanotti-Eros

Ornella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)とEros Ramazzotti(エロス・ラマッツォッティ)
LucioDalla-eros-ramazzotti-ornella-vanoni

Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッスィオ)、Biagio Antonacci(ビァージォ・アントナッチ)、Eros Ramazzotti(エロス・ラマッツォッティ)のレアな3ショット
LucioDalla-D'Alessio-Eros-Antonacci

Pooh(プー)のRoby Facchinetti(ロビー・ファッキネッティ)
LucioDalla-Roby

Gianluca Grignani(ジァンルカ・グリニャーニ)
LucioDalla-gianluca-grignani

Paola Turci(パオラ・トゥルチ)
LucioDalla-paola-turci

ところが、Lucio Dallaのもう一人の大親友Francesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ/61歳/Roma出身)は、とうとう葬儀に顔を出さなかったそうです。

3/1の訃報を聞いて以来一切のコメントを出そうとせずにおり、単に『molto triste(とても悲しい)』との一言だけを、第三者を通じて伝えたのみに留まっています。

Lucio Dallaとの絆があまりに深く長いものであった故、相当なショックを受けていることが、この2人の歴史を知る者たちには、とても痛々しく感じ取ることができるかと思います。

この2人の歴史的な共演ライヴは1979年の『Banana Republic(バナナ共和国)』。この2人をメインに押し出しつつも、当時はまだ駆け出しのカンタウトーレだった前出のRon(ロン)と、後に独立したバンドとして活躍するStadio(スターディオ)の黎明期の演奏が楽しめるのも、このライヴが歴史に残ると言われる所以です。

Dalla De Gregori / Banana Republic

この『Banana Republic(バナナ共和国)』からDallaとDe Gregoriが共作して、ライヴのエンディングで歌われた楽曲"Ma come fanno i marinai(それにしても水兵たちは何をするのだろう)"を。

その31年後の2010年には再びこの2人が『Work in progress(進行中の仕事)』というプロジェクト名で共演し、また新たな歴史を刻んでくれました。当時のTV番組での共演映像から"Non basta saper cantare(歌えることは充分ではない)"

Dalla De Gregori / Work in progress

※当サイトでのFrancesco De Gregoriの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Francesco_De_Gregori

そしておそらく日本で最も有名なLucio Dallaの楽曲が"Caruso(カルーソー)"(1986)。稀代の名テノールEnrico Caruso(エンリコ・カルーソー/1873-1921/Napoli出身)に捧げられた楽曲ですが、現代の名テノールだったLuciano Pavarotti(ルチァーノ・パヴァロッティ/1935-2007/Modena出身)が歌ったことで世界的に注目された楽曲で、Andrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ)やMina(ミーナ)なども挙ってカヴァーしたこともあり、それほど古い楽曲ではないにもかかわらず、既にセミクラシック的な位置付けの名曲扱いになっています。

Dalla-Pavarotti

Lucio Dalla追悼コーナーの最後は、2011年暮れのTV出演映像から。

1971年のサンレモ音楽祭で歌って一躍注目を集めた楽曲"4 marzo 1943"(1971)。その曲名はLucio Dallaの誕生日そのもの。そしてその歌の内容は、敗戦国イタリアの女性が名前も知らぬアメリカ兵に凌辱されて子供を産み落としたというショッキングなものでした。その父親知らずの子どもの事を、周囲の人々が『Gesù Bambino(幼子イエス)』と呼んで愛しんで育ててくれたという物語。

イエス・キリストが無原罪で生まれた故事から、『父親知らずのその子もイエス様と同じ』という周囲の暖かさでこの物語を締めくくっている訳ですが、その曲名に作者でもあり歌唱者でもある自分の誕生日を掲げたことから、当時Lucio Dallaの登場はセンセーショナルなものとなり、Lucio Dallaの誕生日はこの曲と共に人々の記憶に残り、葬儀もこの日に充てられることになるのです。

1977年に発表した楽曲"Quale allegria(あの陽気さ)"、そして"Anche se il tempo(例え時が)"は、共に前出のラストアルバム「Questo è amore(これぞ愛)」(2011)に収録された楽曲です。

※当サイトでのLucio Dallaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Lucio_Dalla


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

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記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、記事を書いた年度に達する年齢で表記しています。

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