Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Lucio_Battisti

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアPOPS鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアPOPS(イタリアン・ポップス)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

公式facebookページ (facebook ufficiale)
http://www.facebook.com/PiccolaRadioItalia

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

MusicaVita Italia誌創刊記念イベント@イタリア文化会館レポート

ItaliaBookFair20132013年3月30日(土)、『MusicaVita Italia誌創刊記念〜誌面掲載内容を音と映像で紹介します!』と題したイベントをイタリア文化会館(東京)のB2Fホワイエにて行いました。

イタリア文化会館(東京)主催の春季恒例のイタリアブックフェアの中のスペシャルイベントとしての位置付けで、入場無料、全席自由席で行われました。

100席ほど用意された会場でしたが、ほぼ全ての席が埋まり、途中退席者もほとんどおらず、特に第1部は立ち見が出るほどの大盛況の来場者となりました。ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました!

MusicaVitaItalia-IIC2013-2

MusicaVitaItalia-IIC2013

MusicaVitaItalia-IIC2013-3

※イタリア音楽情報誌『MusicaVita Italia』についてはこちら
http://piccola-radio-italia.com/archives/52063370.html

第1部では、本誌〜P2〜3に掲載されたイタリアのアーティストからの創刊おめでとうコメントとそのアーティストたちの代表曲などを紹介しました。(New Trolls、Peppe Servillo、Agnese Manganaro、Amalia Grè、Simona Molinari)

そして本誌P4〜7に掲載されたサンレモ音楽祭2013の上位入賞曲(新人部門4曲、ベテラン部門3曲)を。
※サンレモ2013については、当サイトの記事を参照ください
http://piccola-radio-italia.com/archives/52065335.html

また巻末のコラムから、P80掲載の新井健司氏執筆の『私のイタリア音楽の旅』から、在りし日のAurelio Fierroを映像で。

P69の『ラブ・ロックへの誘い』から、Daniel Sentacruz Ensembleの"Soleado"を。

P82〜83掲載の押場靖志氏執筆の『イタリア映画の備忘録』からPatty Pravoの"Pensiero stupendo"を映画のシーンを添えて紹介。"Peccato(残念ね)"というセリフに重要な意味が有った事、そしてこのPatty Pravoが歌う"Pensiero stupendo"の歌詞も重要なファクターになっていた事について言及されています。

※映画『あしたのパスタはアルデンテ』についてはこちら
http://piccola-radio-italia.com/archives/51930430.html

第1部の最後は、P58〜59掲載のインタビュー記事から、日本で初公演中のミュージカル『ノートルダム・ド・パリ』とその作曲者Riccardo Coccianteについて紹介。
※ミュージカル『ノートルダム・ド・パリ』とその作曲者Riccardo Coccianteについて
http://piccola-radio-italia.com/archives/52067131.html

『ノートルダム・ド・パリ』のメインテーマ曲をイタリア語で歌うRiccardo Coccianteの映像。


第2部は、本誌のメイン特集となったLucio Battistiについて、P20〜38におよぶバイオグラフィに沿って、映像を中心に紹介しました。多くが記事中に登場する場面や番組出演時の映像で紹介できましたので、とても貴重な機会になったかと思います。

もちろん最後は、Minaとの伝説のライヴ映像で締めました。

第79回イタリアPOPSフェスタ(2011年12月)レポート (その2 / レアもの編 - クリスマス編)

その1はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51982123.html


第2部

Natale Festa第2部は、『レアもの編/クリスマス編』と題して、ちょっと珍しいイタリアPOPS作品関連と、クリスマス関連作品について取り上げました。

まずはClaudio Villa(クラウディオ・ヴィルラ/1926-1987/61歳没/Roma出身)から。

1950年代から1960年代にかけて、イタリアを世界のヒット曲の発信地にすることに大きな役割を果たしたトップスターClaudio Villa。

日本においても、数度の来日コンサートを行っただけでなく、プライヴェートでも何度も来日し、多くの日本人ファンを魅了し、いわゆる『カンツォーネとは、美声で朗々と歌い上げるもの』という、ステレオタイプなイメージを日本人に植え付けることにもなった逸材とも言えるでしょう。

取り分け、1950年にVillaが放った空前の大ヒット曲"Luna rossa(赤い月)"は、敗戦国イタリアの経済復興の強さを如実に物語った重要なターニングポイントとなった楽曲として歴史に刻まれる事となりました。

Una voce 1

この職人歌手的なイメージのClaudio Villaが1974年(48歳時)に発表したアルバム「dallo spettacolo televisivo - UNA VOCE(TVスペクタクル/ひとつの声)」が2011年にCD化されたのですが、そこに収められていたのは意外なカバー曲だったのです。

"Grande grande grande(偉大な・偉大な・偉大な)"

オリジナルはMina(ミーナ)

※当サイトでのMinaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Mina

"Mi ritorni in mente (君が僕の心に戻る)"

オリジナルはLucio Battisti(ルチォ・バッティスティ)

※当サイトでのLucio Battistiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Lucio_Battisti

"Questo piccolo grande amore(この果敢なく大きな愛)"

オリジナルはClaudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)

※当サイトでのClaudio Baglioniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Baglioni

"Perché ti amo(君を愛しているから)"

オリジナルはCamaleonti(カマレオンティ)

※当サイトでのCamaleontiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Camaleonti

筆者は何も意識せずにこのアルバムを聴き始めたので、このカバー曲のメドレーに度肝を抜かれたのは言うまでもありません。Minaのカヴァーや、MinaがカヴァーしたBattistiの曲をVillaがカヴァーしたのには、まだ平静を保っていられたのですが、後半の2曲には大きな驚きを禁じ得ませんでした。

なぜなら、当時まだデビューして数年のカンタウトーレに過ぎなかったClaudio Baglioniやビートバンド(和風でいうとグループサウンズ)的要素が漂っていたCamaleontiの楽曲に、既にスーパースターの名声を手中に収めていたClaudio Villaがチャレンジしていたのですから。

その後のイタリアPOPS界ではバンドが席巻したり、カンタウトーレブームが現代までに長く続いている事実から考えると、Claudio Villaは自身の成功に安泰することなく、冷静に時代を捉えて果敢に挑戦していたことを感じ取ることができました。

※日本のiTunesストアでダウンロード購入可能です。
Claudio Villa / Una voce icon

※当サイトでのClaudio Villaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Villa


2曲目のレア曲は日本のPOPSから、カルメン・マキの"時には母のない子のように"(1969)

20100920_660974

イタリアPOPSフェスタなのに往年の日本のヒット曲をかけたのには、もちろん理由があってのこと。
実はこの曲にはカルメン・マキ本人が歌うイタリア語版が存在していたのです。

1998年にリリースされたアルバム「カルメン・マキ ベスト&カルト」に収録されています。

Best & Cult

イタリア語版では、失恋の歌に替えられています。

Per chi vivrò
chitarra, dimmelo per chi vivrò
senza di lui,
senza di lui sto morendo

私は誰のために生きていくのでしょう
ギターよ 私に教えて
彼なしで
彼なしでは死にそうなの

最近知り合った日本の昭和歌謡ファンのイタリア人(彼の最高のアイドルは美空ひばり!)に、このカルメン・マキのイタリア語版の存在を教えて貰いました。


Enzo_Iachetti_-_La_vesa_storia_di_babbo_Natale_-_frontさて、いよいよクリスマスものコーナーへ。

まずは1996年にEnzo Iachetti(エンツォ・イァケッティ/現59歳/当時44歳/Cremona近郊出身)がリリースしたクリスマスソング"Buon Natale(メリー・クリスマス)"から。

Enzo Iachettiは歌手活動よりもむしろ、俳優・コメディアン・TV司会者としての方が有名な人物で、1996年に出版された書籍『La vera storia di Babbo Natale(サンタクロースの本当のお話)』に封入される形でリリースされた楽曲が、この"Buon Natale”だそうです。当時の公式videoclipから。

Enzo Iachettiは15年後となる2011年に、この楽曲の再録音を中心にしたクリスマスアルバム「Acqua di Natale(クリスマスの水)」をリリースしました。

Acqua di Natale 3

深刻な水不足に苦しむアフリカの支援プロジェクトに貢献するために制作されたアルバムなのですが、前出の曲を単なる再録音にせず、子供たちのコーラスに替えて、イタリアの超大物アーティスト5人に参加して貰ったヴァージョンを発表したのです。

Mina(ミーナ)、Lucio Dalla(ルーチォ・ダッラ)、Claudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)、Enrico Ruggeri(エンリコ・ルッジェーリ)、Roberto Vecchioni(ロベルト・ヴェッキォーニ)が、歌い継いでいくという、何とも贅沢なテイクとなり、2011年の締めくくりに大きなプレゼントを我々イタリアPOPSファンに与えてくれる事となりました。

惜しむらくは、制作された公式videoclipには、この5人の大物歌手の映像出演が無いこと。イタリア本国でもここ35年来、映像出演が皆無に近いMinaがラインナップされているので、納得せざるを得ないのではありますが・・・・

超大物スターたちの歌声なので、もちろんイタリアではわざわざ解説する必要はないのですが、外国人ファンの為に筆者が公式videoclipに字幕を入れてみました。


さて、『レアもの編/クリスマス編』の最後は、Amedeo Minghi(アメデオ・ミンギ/64歳/Milano出身)の"Un uomo venuto da lontano(遠くからやって来た男)"。

img167

この『遠くからやって来た男』とは、Papa Giovanni Paolo II(第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世/1920-2005/84歳没/ポーランド国出身)のことで、1998年にAmedeoがこの歴史に残る偉大なローマ教皇に捧げた楽曲ですが、2011年にDVDとしてリリースされる事となりました。

※当サイトでのAmedeo Minghiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Amedeo_Minghi


2011-12-10さて音楽紹介コーナーが終わると、恒例のプレゼント交換会の始まり!

各参加者が趣向を凝らして持ち寄ったプレゼントが、抽選で他の参加者の手に渡ると、贈った人も贈られた人も満足感と親近感が湧いて楽しみが倍増することになりましたね。

そしてFESTA終了後には、有志で二次会へ・・・・二次会が終了した11時頃はまさに、皆既月食開始の5分前!

寒空の夜更けとはいえ、せっかくの貴重な機会なので、有志メンバーで楽しむことができたのも、FESTAの歴史に印象深いページとして刻まれたかと思います。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2011年に達する年齢で表記しています。

次回のFESTAは、1月14日(土)の開催予定です。

Webコラム『イタリアPOPSのススメ』の第2回が掲載開始になりました!

logoイタリア関連の出版物の宝庫『シーライト パブリッシング』さんのWebサイトに連載開始となった、当Piccola RADIO-ITALIAのYoshioAntonioが執筆するWebコラム『イタリアPOPSのススメ』の第2回分が掲載されました

第2回 時代を切り開いた人物たち
http://www.c-light.co.jp/modules/column/index.php/Iwasa_10/iwasa_10_02.html

戦後のイタリアPOPSの流れの中で、時代を変え、後進たちに大きな影響を与えた3人の偉大なカンタウトーレたち、Domenico Modugno(ドメニコ・モドゥーニョ)、Lucio Battisti(ルチォ・バッティスティ)、Fabrizio De André(ファブリツィオ・デ・アンドレ)について紹介しています。

この3人の偉人達は、すべて故人となってしまいましたが、現在のイタリアPOPSシーンにも、今なお大きな影響力を与え続けており、この3人を知らずしてイタリアPOPSを語ることはできないといっても過言ではないでしょう。

コラム中では、女王Mina(ミーナ)やイタリア中部地震支援コンサートAmiche per l'Abruzzo(アミーケ・ペル・ラブルッツオ)についても言及しています。ぜひご覧ください!

第39回イタリアPOPSフェスタ(2008年6月)レポート (その4 / Francesco Rapetti, Lucio Battisti, Carmen Villani, Marcella Bella, Mogol)

その3はコチラ


第4部

再び主宰YoshioAntonioからの紹介スタイルに戻っての第4部です。事前告知通りLucio Battisti(ルチォ・バッテスティ)を紹介するのですが、その前にBattisti人脈のアーティストの紹介を。

Battistiと組んで数々の名曲を作った作詞家Mogol(モゴール/72/Milano出身)。Mina(ミーナ)やAdriano Celentano(アドリアーノ・チェレンターノ)といったイタリア音楽界の2大巨頭にも作品を提供する、今もなおイタリアの作詞家の頂点に位置する偉大な作詞家。『イタリア音楽の歴史』といった表現されることも多いです。

また1981年にはイタリア人歌手を集め、『Nazionale italiana cantanti(イタリア代表チーム歌手軍団)』というサッカーチームを結成。自らも選手として大活躍するという、サッカー狂としての側面も有名。

何しろ、Gianni Morandi(ジァンニ・モランディ)、Umberto Tozzi(ウンベルト・トッツィ)、Enrico Ruggeri(エンリコ・ルッジェーリ)、Eros Ramazzotti(エロス・ラマッツォッティ)、Biagio Antonacci(ビアジォ・アントナッチ)といった大スターたちが、本業の音楽と異なるフィールドで一堂に会するのですから、イタリアで親しまれない理由がありません!

Mogolには4人の子供がおり、上の3人が最初の妻の子供たち。第2子は父と同じ作詞家の道を歩み、Cheope(ケオペ)のペンネームでLaura Pausini(ラウラ・パウズィーニ)やRaf(ラフ)に詩を提供しています。末っ子は、画家&詩人のGabriella Marazzi(ガブリエラ・マラッツィ)との間にできたFrancesco Rapetti(フランチェスコ・ラペッティ/29/Milano出身)。

彼も父と同様サッカー好きで、一時期プロ選手として活躍していた時期もあるようです。音楽の方は15歳ぐらいからギターを弾き始めたそうですが、他のアーティストのヒット曲をコピーして演奏する方向にはあまり興味を示さず、すぐに自作することに注力するようになったとのこと。

22歳の時(2001年)、Gianni Morandiに"Questo Grande Pasticcio(この大きなパイ)"を書き、数ヵ月後にはDennis(デンニス)等を排出したTV番組『Saranno Famosi(彼らは有名になるよ)』に"Never Too Late"を書いて大ヒット。6週間もの間ヒットチャートのNo.1に君臨する記録を作りました。

こうして2000年代前半はソングライターとして、主にTV番組の音楽制作に携わっていたFrancesco Rapettiですが、2008年ついにソロシンガーとして、"Come un'amante(愛人のように)"を歌って、サンレモ音楽祭の舞台に立ちました。

Festaでは、サンレモ音楽祭後に発表されたPVで紹介しました。

FrancescoRapetti
このサンレモ出場曲を収めたデビューアルバム「Francesco Rapetti」(2008)は、全曲の作曲&アレンジをFrancesco自身が手掛け、一部の曲は自身で作詞も手掛けていますが、父Mogolにほとんどの作詞をしてもらっています。サンレモ音楽祭出場時にも偉大な父との共作のことが話題に登り、『偉大なMogolの事を何て呼んでいるの?』という質問に対して、気まじめな顔で『パパ・モゴールだよ』って答えていました。

2曲目は"Libero Come un Gabbiano(ユリカモメのように自由)"をPVで紹介しましたが、ここではライヴ映像を紹介しておきましょう。何といっても、最後に父Mogolが応援に駆け付けるところが見ものです。

ここでも『偉大なMogolと、どうやって共作しているの?』という質問に対して、『いつも家で見つけられるからさー』なんて冗談交じりで答え方しつつも、『父をとても信頼していて、曲を作ると必ず真っ先に父に聴かせるんだよ』と答えていました。

兄&姉たちとも20歳ぐらい離れていますので、父子といっても、祖父と孫ぐらいの年齢差。Mogolも親バカ気味になっちゃうんでしょうね。でもFrancescoの音楽の才能は、親の七光ではなさそうです。父は作詞家ですが、息子は作曲やアレンジ、演奏&歌の方に才能を発揮しているのですから。

Francesco Rapetti最後の曲は、ちょっと路線が異なる楽曲"Robot"



さて、いよいよ6月FESTAのオオトリ。イタリア音楽史に残る大巨匠。現在活躍しているイタリア人歌手のほとんどが、多かれ少なかれ彼の影響を受けていると言われるLucio Battisti(ルチォ・バッティスティ/1943-1998/55歳没/Lazio州Lieti近郊Poggio Bustone出身)。

 

LucioBattisti-Mogol/IlNostroCantoLibero没後10年に当たり、Battistiの代表曲と2曲の未発表曲を2枚のCDに収め、TV番組にもよく出演していた1968年〜1972年の映像をDVDに収めたBoxセット「Battisti Mogol Il nostro canto libero」(2007)が発売されています。

1970年代後半よりコンサートもTV出演も一切しなくなったものの、アルバム制作だけで多くのイタリア人を惹きつけ続け、次第に神格化して語られることが多くなっていくことになります。その『神』の姿を、現在の日本に居ながらにしてDVDで見ることができるのは、まさに夢のような事です。

Battistiが残した数々の名曲の集合体を前にして、これまた選曲に悩みましたが、1曲目は"Pensieri e parole(想いと言葉)"。1971年のTV番組『Tutti insieme』からの映像です。


(セールスを阻害しないよう、DVD商品とは異なる映像をリンクします)

2曲目は、死後10年経過して挿入された未発表曲2曲中の1曲"Perché dovrei(なぜ僕はそうしなければならないんだい?)"(1971)。これが未発表曲だったとは信じられないほど良い作品です。メロディも歌詞も曲調も、Battistiの少し崩した歌い方まで!

この曲は、Lucio Battisti自身が歌ったヴァージョンが『未発表』だった訳で、曲自体は1970年にCarmen Villani(カルメン・ヴィッラーニ)のために書かれたものです。Carmen Villani側に何か事情があって2年ほどリリースが遅れたようで、1971年に録音したBattistiによるセルフカバーを先にリリースする訳にいかず、本家の方がお蔵入りしてしまったという経緯のようです。

Battistiの録音やステージでの演奏を務めたのがFormula 3(フォルムラ・トレ)やFlora Fauna & Cemento(フローラ・ファウーナ・エ・チェメント)だったのですが、これらのバンドが後に融合してIl Volo(イル・ヴォーロ)と名乗り、プログレ・ファンにもイタリアPOPSファンにもご機嫌な名作アルバムを2枚残すのですが、このスーパーバンドIl Voloが積極的に録音やライヴをサポートしたアーティストがMarcella(マルチェッラ/56/Catania出身)。

自ら、積極的なBattistiファンだと自称していた当時のイタリアを代表するこの売れっ子歌手も、1974年に"Perché dovrei"のライヴ音源を残しています。もちろん、演奏はIl Voloの面々。

そして名曲"…e penso a te(・・・そして僕は君を想う)"。1曲目と同様、1971年のTV番組『Tutti insieme』からの映像で紹介しましたが、グランドピアノ1本でせつせつと弾き語りするBattistiの姿にうっとりです。どうして彼が歌うと、こうも切ない感じがあふれてくるのでしょうか・・・・決して歌手としては歌はうまくはないのに・・・・

6月FESTAの締めの曲は、参加者の皆さんに選んでいただきました。名曲ばかりのBattistiですから、皆さんも選びきれず苦労していたようで、どの曲も大差ない人気ぶり。僅差で"Emozioni(さまざまな想い)"を選ばれました。

TV番組"Io stasera vado a casa di Ornella(僕は今夜オルネッラの家に行くよ)"(1971)からの映像で紹介しました。12弦ギターの弾き語りをするのが見ものです。


(セールスを阻害しないよう、DVD商品とは異なる映像をリンクします)

 



注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2008年に達する年齢で表記しています。

 

次回7月FESTAは、7月12日(土)の開催予定です。

2013年3月27日創刊!
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イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』第5号イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』第5号

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ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
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CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
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CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
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CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)
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「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
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ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
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2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』
2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』でDJ&VJを務めました!

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【2012年7月5日発売】ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
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2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)で講師を務めました!

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逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
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シーライト パブリッシング
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『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館
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NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集
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「イタリアン・ポップ・ミュージック 50年の変遷」@PolyCultureClubTokyo

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シカゴピザ公式サイトでのイタリア音楽コラム執筆(分社化により現在は該当サイト消滅)

Tra te e mare(海のように)/Laura pausini
Tra te e mare(海のように)/Laura pausini(ラウラ・パウジーニ)
ライナーノーツを担当いたしました!

Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
シングル盤リリース時に歌詞注釈を担当いたしました!

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Opera prima(オペラ・プリマ)/Pooh(プー)
日本盤初リリース時にコラム記事を執筆いたしました!

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