Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Loredana_Berte'

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。Festa情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

『鋼鉄ジーグ』がなぜイタリアでは人気なのか?

大ヒット映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(2015)

2017年初夏以降、日本全国で順次ロードショー中のイタリア映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(Lo chiamavano Jegg Robot)』(2015)は、イタリアのアカデミー賞に匹敵するダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(2016年)を最多7部門受賞(最多16部門ノミネート)の記録を更新した大ヒット映画だ。
Lo chiamavano Jeeg Robot

モチーフとなった日本製アニメのリメイクではなく、その実写版でもなく、全く別のオリジナルストーリーを役者が演じている映画で、劇中、偶然の産物で見に付けた怪力パワーを鋼鉄ジーグに例えて、その超人的能力を悪に使うのか・正義に使うのかを描いている。

イタリアで公開された時から日本語の副題『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』を挿入しているほど情熱を注ぎこんだこの作品は(ちなみにその時点で日本での上映は全く予定もされていない)、上記のとおり、まさに空前の大ヒットとなった。

実は日本では視聴率が低かった『鋼鉄ジーグ』

これほどまで日本のロボット・ヒーローへのラブコールが込められているにも関わらず、我々日本人にとって『鋼鉄ジーグ』は、知る人ぞ知る、どちらかと言うとマイナーな作品だった。事実、1970年代にブームとなったロボットヒーローものの名作に埋もれ、視聴率は振るわなかった。それにも関わらず、その玩具だけがヒットしたという微妙な位置付けの作品だったのだ。

余談だがそれ以前は先に原作やアニメが製作され、それに基づいて玩具が開発されるというビジネスモデルだったのだが、『鋼鉄ジーグ』は先に玩具が開発され、その玩具に基づいてアニメが製作された最初の作品でもあったのだ。

1970年代の日本でのロボットアニメの歴史を振り返ってみると、まずは1972年に放送開始された『マジンガーZ』が、ロボット人気の口火を切ったと言って良いだろう。その好調さ故、第2弾の『グレートマジンガー』が1974年開始、第3弾の『UFOロボグレンダイザー』が1975年開始だ。日本人にはとにかく『マジンガーZ』が画期的な金字塔であって、その勢いで第2弾もヒット。だが第3弾にもなると、ちょっと飽きが来た感があった。

なぜなら第3弾『UFOロボグレンダイザー』が放映されたちょうど1974年に『宇宙戦艦ヤマト』が放映開始して大ヒット。アニメにシリアスな要素が込められ、大人が見ても楽しめるようなスケールの大きな作品が好まれるようになっていった時期だったからに相違ない。

くだんの『鋼鉄ジーグ』は1975年放映開始。前年に放映された『宇宙戦艦ヤマト』から生まれた新しい潮流に逆行し、勧善懲悪のお子様向きストーリーだったことで、玩具のターゲットとなる狭い年齢層以外の視聴者層を獲得できなかったようだ。

『宇宙戦艦ヤマト』が切り開いたシリアスものは、『銀河鉄道999』(1978年放送開始)に引き継がれ、『機動戦士ガンダム』(1979年放送開始)で花開く(初年度は振るわずじまいで、実際は1980年の再放送でブレイクしたのだが)。その後は数々のロボットアニメが製作されて多くがヒットし、そのプラモデルが大流行し、劇場版やOVAも続々と製作され・・・と一大ムーブメントとなって行った。

日本と異なるイタリアでの放映時期と放映順

しかしこの日本の流れとイタリアはリアルタイムではない。上記の作品群の中でイタリアで最も最初に放映されたのは実はマジンガーシリーズ第3弾の『UFOロボグレンダイザー(イタリア名:UFO Robot Goldrake』で1978年からの放映だ。これは空前の大ヒットとなり、主題歌も海外混合のシングルチャート上位に食い込むほどの大ヒットを記録したのだ。そして翌1979年に放映開始となったのが『鋼鉄ジーグ(イタリア名:Jeeg robot d'acciaio)』だった。

これらが人気を博したことで、イタリアでは遡って第2作目の『グレートマジンガー(Il Grande Mazinger)』を1979年から、第1作目の『マジンガーZ(Mazinger Z)』を1980年からの放映となったので、この3部作のイタリアでの知名度は、実は日本とは逆となるのだ。

そしてこの1980年に『宇宙戦艦ヤマト(La corazzata Yamato)』、『機動戦士ガンダム(Mobile Suit Gundam/イタリアでの発音は“グンダム”)』の2大巨編が放映されて、イタリアでの日本のSFアニメの人気が決定的なものとなった。

イタリアでは“UFO ROBOT“そして“Jeeg”が
日本のロボットアニメの代名詞だ!

こうしてイタリアでは、元祖日本のロボットアニメと言えば最初期に放映された “UFO robot”と“Jeeg”がダントツで、そのジャンルの代名詞化していると言っても過言ではないのだ。

映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』は、1976年生まれの若き監督Gabriele Mainetti(ガブリエレ・マイネッティ)が初めて手掛けた長編作。イタリアで『鋼鉄ジーグ』が放映されていた時に彼は3歳。まさに“三つ子の魂”のように記憶に刻まれているのだろう。

映画監督として将来を占う勝負作に“マジンガー”でもなく“ガンダム”でもなく、“ジーグ”を選んだところが、いかにもイタリア的だと感じさせる。

放映当時に流行していたイタリアPOPSを劇中曲に多用!

ちなみに同映画は、『鋼鉄ジーグ』がイタリアで放映されていた1980年前後に流行していたイタリアPOPSを劇中にふんだんに盛り込んでいるので、イタリアPOPSファンにも要チェックの作品だ。最もフィーチャーされているのが適役ジンガロがカラオケで熱唱するシーンがたっぷり盛り込まれた「Un'emozione da poco(邦題:青春)」(1978)。オリジナルはAnna Oxa(アンナ・オクサ)。

Lo chiamavano Jeeg Robot - Zingaro

そして歌詞の意味と場面の状況を一致させることに一役買った重要な曲がNada(ナーダ)の「Ti stringero`(意:あなたを抱きしめてあげるわ/1982)」だ。

他にも適役ジンガロがLoredana Berte'(ロレダーナ・ベルテ)の「Non sono una signora(意:私は貴婦人じゃない)」(1982)を口ずさむシーンも。

Lo chiamavano Jeeg Robot - Enzo

そしてエンディングは主人公エンツォを好演したClaudio Santamaria(クラウディオ・サンタマリア)が歌う主題歌だ。スローなテンポでアンニュイな感じで歌っているので気付きにくいが、実は日本の主題歌にイタリア語詞を付けたものだ(イタリアでの放映時のイタリア語詞だが、この時は日本と同じアレンジだった)


映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』の劇中曲を解説する音楽講座開催!
歌詞の意味や映画ストーリーとの絡み、オリジナル歌手のイタリアでの位置付けなどを解説!
日時:2017年7月25日(火)18:30〜
場所:東京/青山・ベリタリア イタリア語・文化教室(最寄駅地下鉄:表参道駅)
詳細はこちらまで→http://piccola-radio-italia.com/archives/52257924.html

第125回イタリアPOPSフェスタ(2015年10月)レポート(第4部:Gigi D'Alessio)

第4部

9月FESTAでは近作&最新作を紹介したGigi D'Alessio(ジジ・ダレッスィオ/ジジ・ダレッシオ/48歳/Napoli出身)であるが、今回は彼のメジャー・デビューからのヒット曲を抜粋して紹介することにした。

若いころからピアニスト&カンタウトーレとして地元Napoliを中心に活躍していたGigiだが、その存在が全国的に知られるようになったのは、サンレモ音楽祭2001に「Tu che ne sai(意:君はそのことを知ってるの?)」で出場して、チャート首位を収める大ヒットとなったことだった。Gigi34歳の時だった。

翌2002年にリリースしたのは、当時まだ15歳だった女性歌手Anna Tatangelo(アンナ・タタンジェロ/現28歳/Lazio州Sora出身)をデュエット相手に起用した「Un nuovo bacio(意:初めてのキス)」。チャート8位に入る話題作となった。

※当サイトでのAnna Tatangeloの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Anna_Tatangelo

2004年はGigiの才能が様々な面で発揮された転機の年となった。

ディズニー映画『アラジン』のテーマ曲のイタリア語版「Il mondo e` mio」の歌い手として白羽の矢が当てられ、再びAnna Tatangelo(当時17歳)をデュエット相手に選んで録音。ここではライヴ映像で。

そして同2004年、ナポリ音楽界の仲間Gigi Finizio(ジジ・フィニツィオ/現50歳/当時39歳), Sal Da Vinci(サル・ダ・ヴィンチ/現46歳/当時35歳/米New York生まれ)、そして偉大なカンタウトーレLucio Dalla(ル−チョ・ダッラ/1943-2012/69歳没/Bologna出身)という豪華な顔触れでナポリ語曲「Napule(意:ナポリ)」を発表。

※当サイトでのGigi Finizioの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gigi_Finizio

※当サイトでのSal Da Vinciの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Sal_Da_Vinci

※当サイトでのLucio Dallaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Lucio_Dalla

ユニセフのチャリティ曲としてリリースした「Piccolo amico(意:小さな友人)」は、アルバム未収録曲。

2004年の活躍直後、サンレモ2005に出場し「L'amore che non c'e`(意:存在しない愛)」を歌い、チャート2位まで登ったヒットとなった。

2006年にはチャート首位に登りつめた「Primo appuntamento(意:初めてのデート)」をリリース。

その後も精力的に活動を続けているGigiは、都度ヒット曲や話題のデュエットなどをしているが、近年、最もインパクトのあった共演曲は、Loredana Berte'(ロレダーナ・ベルテ/現65歳/当時62歳/Calabria州Bagnara Calabra出身)と組んでサンレモ2012に出場した楽曲「Respirare(意:息をする)」だろう。

※当サイトでのLoredana Berte'の紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Loredana_Berte'

なお、Gigi D'Alessioの代表曲の多くが収録されているのは、現在のところでは、公式4枚組ベスト盤『Mi faccio in quattro(意:僕が4枚に入る)』(2007)である。

Gigi D'Alessio-Mi faccio in 4

※当サイトでのGigi D'Alessioの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gigi_D'Alessio


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

次回のイベントは、11月28日(土)にイタリアPOPSセミナー「百花繚乱」、12月5日(土)に「みんなで歌おうイタリアンポップス」が2週連続で、共に東京・青山のベリタリアに於いて開催。

第117回イタリアPOPSフェスタ(2015年2月)レポート(第2部:Giusy Ferreri、Loredana Berte')

第2部

2008年に放送開始したX Factorの第1回で2位となったGiusy Ferreri(ジュズィー・フェッレーリ/36歳/Palermo出身)が、近年イタリアで大流行しているタレント・オーディション番組出身の最初に大ブレイクしたアーティストと言ってよいだろう。

※当サイトでのGiusy Ferreriの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Giusy_Ferreri

『L'attesa(意:予期)』(2014)と題された4thアルバムから紹介することにした。

Giusy Ferreri - L'attesa

サンレモ音楽祭2014にも出場して大賞部門9位となった「Ti porto a cena con me(意:あなたを私との夕食に連れていく)」の公式ヴィデオクリップは、全編Veronaロケで撮影されている。

サンレモ音楽祭に持ち込んだもう1曲が「L'amore possiede il bene(意:愛には徳がある)」

サンレモ音楽祭の余興日には、Enrico Ruggeri(エンリコ・ルッジェーリ)作の「Il mare d'inverno(意:冬の海)」(1983)を俳優&歌手のAlessandro Haber(アレッサンドロ・アベル/68歳/Bologna出身)とのデュエットでカヴァー。俳優のAlessio Boni(アレッスィオ・ボーニ)も冒頭アクトで客演を務めた。

オリジナル歌手のLoredana Berte'(ロレダーナ・ベルテ/65歳/Bagnara Calabra出身)のヴァージョンも紹介。Loredana当時34歳。ギターがMario Lavezzi(マリオ・ラヴェッツィ)が務めているのも見どころ。

※当サイトでのLoredana Berte'の紹介記事はコチラ
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「La bevanda ha un retrogusto amaro(そのドリンクは苦い後味がする)」はへヴィーメタル調のサウンドに合わせて、Giusy自身もぶっ飛んだスタイル。

「Inciso sulla pelle(意:肌に刻む)」


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)

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