Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Ivano_Fossati

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第110回イタリアPOPSフェスタ(2014年7月)レポート(その4/Ivano Fossati)

第3部

Ivano Fossati(イヴァーノ・フォッサーティ/63歳/Genova出身)は、1970年にバンドDelirium(デリリウム)のヴォーカル兼キーボード&フルート奏者として、プログレッシヴ・ロック・スタイルのアルバムを制作し、POPS曲を掲げてサンレモ音楽祭にも出場した後、兵役のため音楽活動を休止。兵役から戻るとDeliriumに復帰せず、ソロ・カンタウトーレとなる。

1970年代後半からは、Mia Martini(ミア・マルティーニ)、Anna Oxa(アンナ・オクサ)、Mina(ミーナ)、Loredana Berte`(ロレダーナ・ベルテ)、Patty Pravo(パッティ・プラヴォ)、Ornella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)、Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)らに楽曲を提供したり、プロデューサーを務めたりしている。

提供して貰った歌手たちにとっても、自身の代表曲となるようなビッグヒットとなった楽曲やアルバムを手掛けたのがFossatiであり、仕事面だけでなくプライヴェート面でもFossatiの影響を深く受けた女性歌手も多い。間違いなくイタリアの重要なカンタウトーレのひとり。

しかしFossatiは2011年にソロとしてのCD制作&ツアーからの引退を宣言した。他の歌手のソングライターとしては今後も活動はしていくとのことで、事実、何人かの歌手にその後も楽曲を提供している。

事実上ラストアルバムとなった『Decadancing』(2011)を掲げた最後のツアーの中で、まさにツアー最終日となった2012年3月19日のミラノ・ピッコロ劇場でのパフォーマンスを中心に2枚のDVDに収録しているのが、『Decadancing tour』(2013)だ。

Ivano Fossati - Decadancing tour

コンサートのオープニング曲は「Viaggiatori d'occidente(意:西洋の旅人)」

「Stella benigna(意:慈愛に満ちた星)」では、ピアノを弾きながら歌い、最後はDelirium時代を彷彿とさせるフルートを披露するFossati。ミュージシャンたちもマンドリンやチェロ、テルミン等でアヴァンギャルドな演奏を魅せるのも見どころ。

「Mio fratello che guardi il mondo(意:世界を見る僕の兄)」は反戦歌として知られるFossatiの代表曲のひとつ。

「I treni a vapore(意:蒸気機関車)」はFiorella Moannoiaに書いて、彼女の中期の代表曲のひとつとなった楽曲。この楽曲をトリに持ってきている事から、同曲がFossatiにとっても重要な曲であることが感じ取れる。

同時期のTV番組では、そのFiorella Moannoiaと共演している。DVD収録作品ではないが、参考までここに紹介しておく。

※当サイトでのFiorella Moannoiaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Fiorella_Moannoia

2枚目のDVDにはアンコールに応えて3曲を披露する映像が収められている。ここでは前出と同じ、同時期のTVライヴの映像で。

「Una notte in Italia(意:イタリアのある夜)」

「La costruzione di un amore(意:ある愛の構造)」

DVDに収録の映像は、文字通りラスト・コンサートであるため、観客全員のスタンディングオヴェーションとなり、Fossatiの最後のステージを惜しみつつ、これまでの偉大な活動にリスペクトを込め、長い間拍手は鳴り止まない。Fossatiにも観客の想いが伝わり、涙を浮かべてそれに応えているシーンが感無量だ。

ラストソングは湿っぽいので締めたくなかったようで、軽快な楽曲「Buontempo(意:よい天気)」を演奏し、大量の紙吹雪が舞う中でFossatiのステージ人生は幕を閉じる。代替えの映像もネット上には見当たらないので、ぜひDVDを入手して堪能して貰いたい。

※当サイトでのIvano Fossatiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Ivano_Fossati


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2014年に達する年齢で表記。

次回のイベントは、7月26日(土)に東京・青山の日伊協会に於いて『第2回「イタリアン・ポップス・セミナー 』として開催。詳細情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/52139021.html

8月の月例FESTAは、8月9日(土)に開催予定。

第80回イタリアPOPSフェスタ(2012年1月)レポート (その2 / Ivano Fossati, Simona Molinari, Nella Colombo Jula De Palma)

その1はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51989781.html


第2部

第1部でLaura Pausini(ラウラ・パウズィーニ)の新作アルバム「Inedito」に楽曲を書き下ろし、共演した偉大なカンタウトーレIvano Fossati(イヴァーノ・フォッサーティ/61歳/Genova出身)も2011年10月4日に新作アルバム「Decadancing」を発表していますので、ここで紹介する事にしました。イタリアのアルバムチャートでは初登場時に首位を収めています。

Decadancing

アルバム発売に先行して2011年9月2日にリリースされたシングル曲は"La decadenza(退廃)"。人気TV番組『Che tempo che fa』出演時のTVライブ映像でご覧いただきました。

プロのドラマーとして活躍する息子のClaudio Fossatiがドラムを、Elisaのバックも務めるMax Gelsiがベースを担当しています。

同番組では、アルバムの2曲目に収録されている"Quello che manca al mondo(世界に足りないもの)"も演奏しています。

この世界に足りないもの、Fossati曰く、ほんの少しの静けさと、見聞きしない許しの気持ちだと説いています。

※当サイトでのIvano Fossatiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Ivano_Fossati


2011年1月に奇跡の来日公演を果たしたSimona Molinari(スィモーナ・モリナリ/日本語表記:シモーナ・モリナーリ/29歳/Napoli生まれL'Aquila育ち)が、2011年10月18日に3rdアルバム「Tua(あなたのもの)」を発表しています。

SimonaMolinariTuaCover

※Simona Molinariの来日公演レポートはコチラ
http://www.bluenote.co.jp/jp/movie/2011/01/_simona_molinari_quartet_suoni.html
http://piccola-radio-italia.com/archives/51900599.html
http://piccola-radio-italia.com/archives/51901516.html

※当サイトでのSimona Molinariの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Simona_Molinari170x170-75

アルバム発売と同時にリリースされたシングル曲"In cerca di te(あなたを探して)"は、イタリア系アメリカ人で、Jazzピアニスト&シンガーソングライターのPeter Cincotti(ピーター・シンコッティ/29歳/New York生まれ)とのデュエット。

この楽曲は1945年にNella Colombo(ネッラ・コロンボ/1927-1999/72歳没/Milano近郊出身)が歌ったのが原曲で、サブタイトルに歌い出しの歌詞"Sola Me Ne Vò Per La Città"が添えられていました。

後にJula De Palma(ユーラ・デ・パルマ)を始め、Gigliola Cinquetti(ジリオラ・チンクエッティ)、Gianni Morandi(ジァンニ・モランディ)、Johnny Dorelli(ジョニー・ドレッリ)、Gabriella Ferri(ガブリエッラ・フェッリ)、Franco Simone(フランコ・スィモーネ)らがこぞってカヴァーしてきたイタリアではすっかりスタンダードナンバーと化している楽曲です。

Simona Molinariがアルバムタイトル曲に採用した"Tua"も、Jula De Palma(ユーラ・デ・パルマ/現80歳/Milano出身)が1959年のサンレモ音楽祭で歌った楽曲です。

1samremo



Jula De Palmaは、Maestro di Hit Paradeという異名を取ったイタリアPOPS界の巨匠、故Lelio Luttazzi(レリオ・ルッタッツィ)が発掘したことで知られるイタリア歌謡の草分け的な存在の女性歌手の一人。1959年のサンレモ音楽祭出場時は27歳でした。

※当サイトでのLelio Luttazziの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Lelio_Luttazzi

さて、Simonaが本アルバム発売に先駆けて2011年6月10日に発表したシングル曲が"Forse(多分)"。この楽曲はSimonaの自作の曲で、香港のJazzピアニストDanny Diazをフィーチュアリングし、Satchmo(サッチモ)の愛称で親しまれたアメリカ人JAZZプレイヤーLouis Armstrong(ルイ・アームストロング/1901-1971/69歳没/New Orleanz出身)を意識したアレンジが施されています。イタリアでは、2011年のWind Music Awardsのステージで初披露されました。

Simona Molinariの積極的なアジアツアーの成果がこの楽曲とそのvideoclipに集約されているように感じます。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

第47回イタリアPOPSフェスタ(2009年2月)レポート (その2 / Ivano Fossati, Fiorella Mannoia, Tiziano Ferro, Franco Battiato)

その1はコチラ


 

Ivano Fossati(イヴァーノ・フォッサーティ/58歳/Genova出身)。

ピアノとフルートを学んだIvanoは、1970年代初頭、RockバンドDelirium(デリリウム)のフロントマンとして大ヒットを飛ばしますが、その直後に兵役に着いたため、事実上Deliriumを脱退した事になります。

兵役終了後はカンタウトーレとして、自らが曲を書き&歌う活動を始めつつ、数々の歌手に曲を書き下ろす名コンポーザー&プロデューサーとしての敏腕ぶりを発揮。

特にMia Martini(ミア・マルティーニ)とのコラボは、Mia Martiniをイタリア女性歌手の頂点へと導くことに成功し、Ivanoの手腕が大きな評価を受けることとなります。皮肉なことにその後のMia Martiniが、Ivanoの影響からなかなか脱却できないジレンマに苦しませてしまう事にもなってしまうほど。

Mina(ミーナ)、Patty Pravo(パッティ・プラヴォ)、Loredana Berté(ロレダーナ・ベルテ)、Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)、Anna Oxa(アンナ・オクサ)など、多くの女性歌手たちに積極的に曲を書き、イタリアでは短命で終わりがちな女性歌手たちを、長期に渡って輝かせ、大歌手に押し上げることにも成功した立役者。

こうして女性歌手のブレインとしてのイメージが強かったIvanoですが、1990年代からは同郷の先輩カンタウトーレFabrizio De André(ファブリツィオ・デ・アンドレ)と共作するようになり、特にFabrizioの遺作となったアルバム「Anime salve」(1996)では、Ivanoのクレジットが光る楽曲がいくつか収められていたことから、晩年のFabrizio De Andréの作品の重要な要素として貢献したことも、彼の足跡の中で非常に大きなステップになっているのは間違いありません。

こうして偉大なアーティストたちと対等以上の活動を続けてきたIvanoですが、実は彼らの一回りほど年下であるため、まだ58歳、というのが意外にビックリ。既に燻銀の鈍い光を放つ重鎮として誰もに一目置かれる存在ですから。

Ivano Fossati/Musica ModernaそんなIvano Fossatiの2年振りとなるオリジナルソロアルバムが、2008年10月10日に発売になっています。いつもながら渋すぎる・・・一聴だけでは『地味な作風』としか感じてもらえそうもないアルバムなので、FESTAでは、なかなか紹介できずにおりました。

今回もまた息子のClaudio Fossati(クラウディオ・フォッサーティ)をドラムに起用しています。前出のFabrizio De André(ファブリツィオ・デ・アンドレ)の娘Luvi De André(ルヴィ・デ・アンドレ)のデビューアルバム「Io non sono innocente」(2006)において、Claudio Fossatiはプロデューサー、コンポーザー、ドラマーとしての多彩な顔を見せていましたね。(2006年12月FESTAレポートを参照ください)

まずは、このアルバムの看板曲といっても良い、ノリの良いフォークロック曲"Il rimedio(治療)"を聴いていただきました。これは何回か聞いてみると実に耳残りの良い曲で、このリズムとメロディの心地よさを体感しながら口ずさめる楽曲です。

2曲目は、渋い心象風景を歌った渋い作風の楽曲"D'amore non parliamo più(愛については僕らは語らない)"。

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