Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Francesco_De_Gregori

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。Festa情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第163回イタリアPOPSフェスタ(2019年3月)レポート(第1部:Alessandra Amoroso. Elisa)

現在のイタリアで最も実績のあるタレントオーディション番組Amici出身者の中で、最も成功した感のあるAlessandra Amoroso(アレッサンドラ・アモローゾ/33歳/Puglia州Galatina出身)。今や21世紀のディーヴァとして君臨する彼女もいつの間にかデビュー10周年。その記念に制作されたアルバムが『10』(2018)だ。
Alessandra Amoroso - 10

2018年に来日したEmma(エンマ)もそうだが、Amici出身者で成功したアーティストたちは総じて人間的魅力に溢れた愛されキャラばかりだ。半年に渡る放映期間の中で切磋琢磨して生き残っただけに、単に一芸に秀でているだけでは勝ち残れない。この「視聴者に愛されるキャラ」はスターには必要不可欠。なるべくしてスターになっていくのだ。

Alessandra Amorosoは、先に述べたようにその中でひときわ突出した才能とキャラに恵まれた人物だ。いかにAmiciの番組の力が強力でも、一過性の人気で終わった人物も多いが、Amici優勝後もずっと第一線で活躍し続ける先駆者と言えるのが、このAlessandra Amorosoだ。

そんなAlessandraのデビュー10周年記念アルバムのシングル第1弾「La stessa(意:変わらぬ私自身)」は、等身大の自分を歌ったAlessandraらしい楽曲。♪あなたがいてくれたら、私は変わらぬ私のままでいられる♪と歌われている。

「Trova un modo(意:やり方を見つけなさい)」

「Dalla tua parte(意:あなたの方から)」

こうしてTOPスターの一員になったAlessandraだが、実は彼女はサンレモ音楽祭に一度も出場したことがない。同期のValerio Scanu(ヴァレリオ・スカーヌ)や1年後輩のEmmaがサンレモ出場した際に応援のため共演したのみだが、彼女の応援を得た両者ともその年の優勝者に輝くという結果に導いた。言わば勝利の女神的存在だ。しかもValerio Scanuに至っては、会期中一度予選落ちしているにも関わらず、敗者復活戦で蘇ったうえに優勝するという、前代未聞の優勝者にもなったのだ。

そんなAlessandra Amorosoがサンレモ音楽祭2019にスーパーゲストとして出演。司会&芸術監督のClaudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)とのデュエットで、「Io che non vivo [senza te](邦題:この胸のときめきを)」をカヴァーして披露した。歌い終わると大観衆のスタンディングオヴェーション、感極まって涙ぐむAlessandraが印象的な名演だ。

同曲はサンレモ音楽祭1965大会から生まれた世界的なヒット曲。カンタウトーレのPino Donaggio(ピーノ・ドナッジォ)が自作して歌ったが、同大会に別の曲で出場していた英女性歌手Dusty Springfield(ダスティ・スプリングフィールド)が気に入り、英語カヴァー「You don't have to say you love me(邦題:この胸のときめきを)」を録音。1970年代になってElvis Presley(エルヴィス・プレスリー)がカヴァーして、世界中に大ヒットし、今では世界的EverGreenソングのひとつとなっている。

※当サイトでのClaudio Baglioniの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Baglioni

※当サイトでのAlessandra Amorosoの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Alessandra_Amoroso


Alessandra Amorosoを生み出した番組Amiciが始まった2001年のサンレモ音楽祭で「Luce [tramonti a nord est](意:光[北東への日没])」を歌って優勝、一躍有名になったカンタウトリーチェがElisa(エリーザ/42歳/Trieste出身)だ。それまでのElisaは主に英語で歌う歌手だったが、同曲をきっかけにイタリア語でも歌うようになったのだが、それでも依然として大半は英語曲のままだった。

『L'anima vola(意:魂が飛んでいく)』(2013)が初めての全曲イタリア語アルバムとなったが、次作『On』(2016)で再び英語メインのアルバムとなったElisa。また英語メインの活動に戻るのかとやきもきさせられたが、『Diari aperti(意:公開日記)』(2018)でまたしても全曲イタリア語アルバムとなり、イタリア語歌唱ファンがほっとする作品集となった。。
Elisa - Diari aperti

しかも先行シングルとなった「Quelli che restano(意:残るもの)」は、大御所カンタウトーレFrancesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ)との共演という嬉しい企画となった。FestaではFrancesco De Gregoriも出演する公式ヴィデオクリップで紹介したが、インターネット上では日本から視聴不可の設定になっているため、ここでは、Elisa独りのライヴ映像を貼っておく。

※当サイトでのFrancesco De Gregoriの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Francesco_De_Gregori

シングル第2弾「Se piovesse il tuo nome(意:もしあなたの名が降って来るなら)」これも日本からの閲覧制限がかかったヴィデオクリップだ。ここではライヴ映像で。

シングル第3弾「Anche fragile(意:壊れやすくも)」

Elisaもサンレモ音楽祭2019にスーパーゲストとして出演し、伝説のカンタウトーレLuigi Tenco(ルイジ・テンコ)の「Vedrai vedrai(意:判るだろ、君には判るだろ)」を司会&芸術監督のClaudio Baglioniとのデュエットで披露した。実生活の中で移ろいゆく男女の心のすれ違いをきめ細かな表現で描写した傑作だ。

Luigi Tencoは60年代のイタリア音楽に新しい風を入れる活動をしていたジェノヴァ派カンタウトーレのひとりで、サンレモ音楽祭1967に出場中、古い作風の楽曲しか受け付けないサンレモ音楽祭の体質に失望し、抗議の念を込めて自殺した人物。彼の死を賭した抗議は結果として功を奏し、その作品群は彼の死後ようやく評価されるようになった不世出のカンタウトーレだ。

※当サイトでのLuigi Tencoの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Luigi_Tenco

※当サイトでのElisaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Elisa


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2019年に達する年齢で表記。

第140回イタリアPOPSフェスタ(2017年3月)レポート(第3部:Fausto Leali)

1960年代から活動し続けるFausto Leali(ファウスト・レァーリ/73歳/Lombardia州Nuvolento出身)。『Non solo Leali-duetti semplicemente unici(意:レァーリだけでなく-素朴で素晴らしいデュエット集)』(2016)はそのサブタイトル通り、他のアーティストとのデュエットアルバム。
Fausto Leali - Non solo Leali-Duetti semplicemente unici

シングル第1弾「A chi mi dice(意:私に言う人へ)」は、Mina(ミーナ/77歳)とのデュエット。Minaは2016年・年間アルバムチャート首位獲得で再度証明されたように、イタリア音楽界のTopに君臨し続ける女王だが、1970年代中ごろより大衆の前に姿を見せないポリシーを貫いているので、公式ヴィデオクリップは静止画&歌詞で製作されている。原曲は英ボーイズ・グループバンドBlue(ブルー)の「Breathe Easy(邦題:ブリーズ・イージー)」(2003)で、ブルー自身が当時発表していたイタリア語ヴァージョンのカヴァー。 ちなみにイタリア語詞を書いたのは、Tiziano Ferro(ティツィァーノ・フェッロ)。

※当サイトでのMinaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Mina

「Solo lei(意:彼女だけ)」はLealiが70年代に吹き込んだ持ち歌。今回、アルバムにClaudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ/66歳)とのデュエットを収録しているが、この2人で同曲を歌うのは初めてではないようで、2010年のO` Scia`(オー・シァ/注:Baglioni主催のランペドゥーサ島チャリティコンサート)の映像が残っている。

※当サイトでのClaudio Baglioniの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Baglioni

「Sempre e per sempre(意:いつも、いつまでも)」は、作者でありオリジナル歌手でもあるFrancesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ/66歳)との共演。

※当サイトでのFrancesco De Gregoriの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Francesco_De_Gregori

同アルバムには、他にRenzo Arbore(レンツォ・アレボレ)、Massimo Ranieri(マッシモ・ラニエリ)、Umberto Tozzi(ウンベルト・トッツィ)、Enrico Ruggeri(エンリコ・ルッジェーリ)、Alex Britti(アレックス・ブリッティ)、Clementino(クレメンティーノ)、英歌手Tony Hadley(トニー・ハドリー /Spandau Balletスパンダー・バレエのヴォーカリスト)との共演が収録されている。

※当サイトでのFausto Lealiの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Fausto_Leali


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2017年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)

第138回イタリアPOPSフェスタ(2017年1月)レポート(第1部:Francesco De Gregori、Ermal Meta)

重鎮カンタウトーレFrancesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ/66歳/Roma出身)が2015年10月にリリースしたアルバム『De Gregori canta Bob Dylan - Amore e furto(意:デ・グレゴーリ、ボブ・ディランを歌う - 愛と盗み)』。このアルバムのリリースのちょうど1年後にボブ・ディランがノーベル文学賞受賞となることを予言していたかのような代物だ。
Francesco De Gregori - De Gregori canta Bob Dylan_Amore e furto

アルバムのサブ・タイトル"Amore e furto(意:愛と盗み)"とは、ディランが2001年にリリースしたアルバム『Love and Theft』のイタリア語訳。とは言え、同アルバムをカヴァーした訳ではないため、単なる引用であると同時に、"愛を込めた盗作"的なニュアンスなのだろう。

収録全曲はデ・グレゴーリ自身が書いたイタリア語詞によるカヴァーで、一般的にディランの代表曲と言われるものを敢えて外したマニアックな選曲。

「Un angioletto come te(君のようなキューピッド)」は「Sweetheart like you(邦題:スウィートハート)」(1983)のカヴァー。https://youtu.be/bd29sNmzaag

「Mondo politico(意:政治的世界)」は「Political world(邦題:ポリティカル・ワールド)」(1989)のカヴァー。https://youtu.be/qVCoG-IB9mM

「Via della poverta(意:貧困街道)」は「Desolation row(邦題:廃墟の街)」(1965)のカヴァー。原曲同様、約11分の長編。遡ること1974年にFabrizio De Andre'がイタリア語カヴァーをリリースしているが、既にこの時点でデ・グレゴーリとデ・アンドレがイタリア語詞を共作していた訳だ。つまりカヴァーのセルフカヴァー。ライヴでもきっちり11分間演奏している。https://youtu.be/XX2FEtmGuVI

「Come il giorno(意:その日のように)」は、「I shall be released(邦題:アイ・シャル・ビー・リリースト)」は、このアルバムの中で一番有名な楽曲と言ってよいだろう。

しかしディランの代表曲であるにも関わらず、ディランの歌唱版はしばらく公式にリリースされなかったという曰く付きの楽曲でもある。

初めて録音されたのは1967年。ディランが交通事故で重傷を負って静養のためウッドストック郊外の一軒家で隠遁生活を送っていた際、ディランと共に寝食を共にしていたディランのバックバンドのメンバーと地下室で行っていたセッション時にこの曲は生まれている。

そのバックバンドが独立してThe Band(ザ・バンド)と名乗り、デビューアルバム『Music from Big Pink』(1968)に同曲をThe Bandの演奏&ヴォーカルで収録したのが、初めて公式にリリースされたヴァージョンとなる。

オリジナルとなるディラン歌唱&ザ・バンド演奏のテイクは遠く1991年まで公式にリリースされることは無かったものの、ライヴでは定番的に演奏されており、ザ・バンドの、そしてディランの代表曲のひとつとして定着した。

1976年にザ・バンドの解散ライヴ『The Last Waltz(邦題:ラスト・ワルツ)』(映画化もされた)のフィナーレに演奏され、ディランとザ・バンドのリードヴォーカルに合わせてライヴに客演した豪華な面々(リンゴ・スター、ロン・ウッド、エリック・クラプトン、ニール・ヤング、ニール・ダイアモンド、ジョニ・ミッチェルら)が演奏やコーラスに加わった感動的なシーンが特に有名となり、同曲は様々なアーティストが参加するジョイントライヴのフィナーレの定番曲化することになったのだ。https://youtu.be/MjtPBjEz-BA

※当サイトでのFrancesco De Gregoriの紹介記事
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第1部2人目の紹介アーティストは気鋭のカンタウトーレErmal Meta(エルマル・メータ/36歳)。サンレモ音楽祭2016新人部門に「Odio le favole(意:僕はおとぎ話が嫌い)」で第3位となり知名度を得た。

彼はアルバニア国フィエル出身のアルバニア人で、13歳の時にイタリアはPuglia州Bariに家族と共に移住してイタリア国籍を得たという出自。サンレモ音楽祭には既に10年前の2006年大会の新人部門にAmeba 4(アメーバ・クアットロ)のギタリストとして参加したが予選敗退。

翌2007年には自身がリーダーを務めるLa Fame di Camilla(ラ・ファーメ・ディ・カミッラ)を結成。2010年のサンレモ音楽祭新人部門に出場するものの、またしても予選敗退の辛酸を舐める。

5年間の活動の後バンドは解散。Ermalはソングライターとして目覚ましい活動を開始。Emma(エンマ)、Francesco Renga(フランチェスコ・レンガ)、Patty Pravo(パッティ・プラヴォ)、Chiara(キアラ)、Marco Mengoni(マルコ・メンゴーニ)、Annalisa(アンナリーザ)、Francesca Michielin(フランチェスカ・ミキェリン)、Lorenzo Fragola(ロレンツォ・フラーゴラ)といった人気歌手や大物に楽曲を提供。Negrita(ネグリータ)の楽曲のアレンジ、TVドラマのサントラなどを手掛けてその実力が評価され、晴れて2016年のサンレモ音楽祭でソロデビューすることになったのだ。

サンレモ2016出場曲を収録した『Umano(意:人間)』(2016)がソロデビューアルバムとなった。
Ermal Meta - Umano

「Volevo dirti(意:僕は君に言いたかった)」は最近流行の360度仕様の公式ヴィデオクリップ。https://youtu.be/6-Ujrbm3ffM

「A parte te(意:君を除いて)」は、既に2014年に「Sempre sarai(意:いつも君がいることだろう)」https://youtu.be/OY414hLhQiUのタイトルでMoreno(モレーノ)が Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)フィーチャリングして録音された楽曲のセルフカヴァー。https://youtu.be/ztLnxH47lrc

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「Gravita con me(意:僕と共に引き寄せられる)」https://youtu.be/11s9P1xiK9o

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雑誌『MusicaVita Italia』特集2013/10/31放送

文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
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ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
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2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)で講師を務めました!

『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館
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シカゴピザ公式サイトでのイタリア音楽コラム執筆(分社化により現在は該当サイト消滅)

Tra te e mare(海のように)/Laura pausini
Tra te e mare(海のように)/Laura pausini(ラウラ・パウジーニ)
ライナーノーツを担当いたしました!

Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
シングル盤リリース時に歌詞注釈を担当いたしました!

operaprima
Opera prima(オペラ・プリマ)/Pooh(プー)
日本盤初リリース時にコラム記事を執筆いたしました!

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