Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Fiorella_Mannoia

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。Festa情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

公式facebookページ (facebook ufficiale)
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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

日伊協会会報『CRONACA』第151号(2016年秋号)発刊!

公益財団法人 日伊協会が発行している会報誌『CRONACA』の第151号(2016年秋号)が発刊されました。

Cronaca#151

巻頭特集は『イタリア中部地震』

Cronaca#151-2

連載コラム『YoshioAntonioのイタリアPOPS小事典』は、『女性歌手多数出演の映画"7分間"、本国に先駆けて上映!』です。

#151Musica

同誌第138号の巻頭特集『豊穣なるイタリアンポップスの世界』(11ページ)から、イタリアPOPS記事が連載されていますので、併せてご覧いただければと思います。

日伊協会の会員・受講者には無償配布されますが、一般の方にも分けてくれるそうです。

詳細・お申込みは、日伊協会のサイトまで。:
https://www.aigtokyo.or.jp/?page_id=51

第122回イタリアPOPSフェスタ(2015年7月)レポート(第1部:Massimo Bubola)

第1部

Massimo Bubola(マッスィモ・ブボラ/マッシモ・ブボラ/61歳/Verona近郊Terrazzo出身)のアルバム『Il testamento del capitano(意:隊長の遺言)』(2014)から。

Massimo Bubola - Il testamento del capitano

70年代中頃から活動を開始したカンタウトーレだが、すぐ後の1970年代後半にファブリツィオ・デ・アンドレと長きに渡る共作を始めたため、作曲者としてのイメージの方が強いブボラであるが、本アルバムのタイトルおよび収録曲の半数は、世界大戦中の民間伝承歌/レジスタンスの歌/フォルクローレをカヴァー(アレンジはブボラ)している。

アルバムタイトル曲「Il testamento del capitano(意:隊長の遺言)」は、今まさに死にゆくアルプス兵団の隊長が部下を呼び集めて遺言という形で命令する。

私が死んだら体を5つに切り分けて欲しい。
ひとつ目は祖国に。二つ目は大隊に。
三つ目は母に。息子の形見として。
四つ目は愛しい人に。初恋の思い出として。
最後のは山に。やがて薔薇が咲くように。

曲調は賑やかだが、その詞は涙無くして聴けない。

2曲目は「Ta pum(タ・プム)」。

若い兵隊は母を置いて戦場に来た。明日は突撃。
橋の裏に兵隊たちの墓がある。もうすぐ会いに行くよ。

と歌われる。タイトルは行軍してゆく擬音。

日本の戦争時代の歌は士気高揚目的の軍歌が主体だが、イタリアのそれは、個としての視点で、報われない運命を歌う悲しいものが多い。

3曲目はブボラ作のオリジナル曲「Rosso su verde(意:緑の上に赤)」。“緑の大地の上に流される赤い血”という意味で、やはり反戦歌と解釈できる。

ところで、ブボラの名を一躍高めたのは、前出の通り1978年から始まったFabrizio De Andre’(ファブリツィオ・デ・アンドレ/1940-1999/58歳没/Genova出身)との共作活動。1980年に彼らが共演した貴重な映像から「Una storia sbagliata(意:ある間違えられた物語)」。デ・アンドレ40歳。ブボラは実に26歳。

当時のインタビューの中で、デ・アンドレは同曲についてこう語っている。

≪「Una storia sbagliata」の歌詞で、俺はピエル・パオロ・パゾリーニ(注:映画監督)の悲劇的な出来事(注:暴行を受けた他殺死体で発見され、現在も未解決)を追想している。これは依頼を受けて作った歌であり、もしかすると俺が発注を受けた唯一の歌かもしれない。その依頼内容は、パゾリーニとヴィルマ・モンテージの死(21歳の女性が1953年に他殺死体で発見され、捜査線上に多くの著名人があがり、現在も未解決)に関するふたつの調査記録のための曲ということだった≫

※当サイトでのFabrizio De Andre’の紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Fabrizio De Andre’

ここからはブボラが2010年にリリースしたライヴDVD『Live in Castiglione』から。

Massimo Bubola - Live in Castiglione

ブボラがデ・アンドレと共作した多くの曲の中から著名な「Fiume sand creek(意:サンド・クリーク川)」(1981)。

「La sposa del diavolo(意:悪魔の花嫁)」(2004)。コーラス担当のErika Ardemagni(エリカ・アルデマーーニ)とのデュエット。

そして「Camicie rosse(意:赤シャツ隊)」(1996)。1860年のイタリア統一運動の立役者として知られるGiuseppe Garibaldi(ジゥゼッペ・ガリバルディ)が率いていた私設軍事組織の事を歌っている。

実はガリバルディはそれ以前は南米でレジスタンス活動に身を投じ、ウルグアイを周辺国からの侵略から救った立役者として、南米でも偉人として語り継がれている。その卓越した戦術は、後の時代に中南米を舞台に活動したチェ・ゲバラ(エルネスト・ゲバラ)に影響を与えたと言われている。

同曲はFiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)にも提供されたが、次の「Il cielo d'Irlanda(意:アイルランドの空)」(1994)は彼女の代表曲のひとつとなった。ブボラによるセルフカヴァー。ここではイメージ映像のものを貼っておく。

そのFiorella Mannoia(61歳/Roma出身)が2014年にリリースしたカヴァーアルバム『Fiorella』で、ブボラとのデュエット・ヴァージョンが新たに収録された。

FIORELLA MANNOIA - FIORELLA

※当サイトでのFiorella Mannoiaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Fiorella_Mannoia

※当サイトでのMassimo Bubolaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Massimo_Bubola


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)

第116回イタリアPOPSフェスタ(2015年1月)レポート(第2部:Elena Bonelli来日、Pino Daniele追悼)

第2部

ローマ歌謡の伝承者Elena Bonelli(エレーナ・ボネッリ/57歳/Roma出身)が来日。1/16公演&1/19セミナー(どちらも要予約/参加無料)ご予約はイタリア文化会館まで。

1/16公演:
http://www.iictokyo.esteri.it/IIC_Tokyo/webform/SchedaEvento.aspx?id=643&citta=Tokyo

1/19セミナー:
http://www.iictokyo.esteri.it/IIC_Tokyo/webform/SchedaEvento.aspx?id=644&citta=Tokyo

Elena Bonelli

エレーナ・ボネッリは、故ガブリエッラ・フェッリの後継者とみなされる、ローマ歌謡の第一人者にして、女優としても活躍している。

2002年のFIFAワールドカップ(日本&韓国にて開催)でイタリア国歌を斉唱するなど、公式の場での活躍でも知られる。

随行する演奏者もそれぞれ著名なマエストロなのも貴重。

アデルモ・ムッソ(ピアノ):1980年代初頭にヤマハ世界歌謡祭出場曲の作曲者として来日歴もある、ハモンド・オルガン使いの巨匠。

ジャンドメニコ・アネッリーノ(ギター):クラウディオ・バリオーニ、レナート・ゼロ、アメデオ・ミンギらのオーケストラ指揮者としても活躍するマエストロ。


そして、2015年1月4日に心臓発作で急逝したPino Daniele(ピーノ・ダニエレ/1955-2015/59歳没/Napoli出身)。

1970年代にシーンに登場し、新しい歌を自作して一貫してナポリ語で歌う活動を開始。80年代に入るとブルーズやジャズとナポリ語を融合する独自のスタイルを提唱して、新時代のナポレターナの立役者となり、その名声はナポリに留まらず、イタリア全土はもとより、ヨーロッパや北米大陸まで及ぶことになるスーパースターとなった。

※当サイトでのPino Danieleの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Pino_Daniele

1980年にリリースした3rdアルバム『Nero a meta`(意:半分ブラック)』は、先に述べたように、新しいスタイルを樹立する転機となった記念すべきアルバムで、2014年はそのアルバムをリマスターして再リリースし、1980年レコーディング時のミュージシャンを帯同したコンサートを精力的に行っていただけに、突然の急死はショッキングだった。

Pino Daniele - Nero a meta

折しも約1ヶ月前にMango(マンゴ)が急死していたため、イタリアで最も重要なクリスマスシーズンの始まりと終わりが、奇しくも2人の偉大なPinoの死で括られたことになった。

Mangoの追悼記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/52158776.html

FestaではPino Danieleに哀悼の意を表して、彼の代表曲を中心に振り替えることにした。

「Quanno chiove(意:雨が降る時)」(1980)は、2014年のツアーで掲げられたアルバム『Nero a meta`』収録のミドルテンポバラード。2008年のTutta n'ata storiaツアーのNapoli公演映像から。同公演が行われたプレビシート(意:国民投票)広場は、彼の葬儀でも使用されることになる。

Pino Danieleはギタリストとしても優れていたが、「Maria」という楽曲では、リードギターを奏でながらヴォーカルを取る離れ業をさりげなく行っている。『Iguana cafe`』(2005)に収録。

初期の傑作「Je so' pazzo(意:私は狂人)」(1979)。ナポリ人民の守護者として崇拝されているマザニエッロことTommaso Aniello d'Amalfi(トンマーゾ・アニエッロ・ダマルフィ/1620-1647/27歳没)に捧げられた有名な歌。1983年のスイスのTV局で放映されたスタジオライヴ映像で。時にPino28歳。

同ライヴ映像からこれも彼の代表曲「Napule e(意:ナポリは)」

Pinoは亡くなる4日前となる2014年の大みそかのTV番組「L'anno che verra` 2015(意:来る年2015)」に生出演してステージを披露していたので、彼の急死は誰もが予想だにしていなかった。

また偶然にもその前日の12月30日には1時間のPino Danieleの特集番組が放映されていたので、あたかも追悼番組が先行して放映されたかのような状況になってしまった。

2002年にFrancesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ)、Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)、Ron(ロン)の4人で行った伝説のジョイントツアーの映像から、Pinoの中期の代表曲のひとつ「Quando(意:いつ)」。Pino47歳。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)

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