Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Finley

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアPOPS鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアPOPS(イタリアン・ポップス)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第75回イタリアPOPSフェスタ(2011年8月)レポート (その4 / Edoardo Bennato, Finley, Giuliano Palma, Roy Paci, Morgan)

その3はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51952280.html


第4部

8月FESTA最終章はいつものように、ひとりのアーティストの白熱のライヴステージにスポットを当てて紹介しました。

今回はEdoardo Bennato(エドアルド・ベンナート/62歳/Napoli出身)の2010年9月10日にMilanoのOfficine Meccaniche(オッフィチーネ・メッカニケ/意:組み立て工房)で行われたライブをシュートしたCD+DVDの2枚組アルバム「MTV Classic Storytellers」(2010)から。
タイトルが示す通り、MTVの企画であり、MTVイタリアで放映もされました。

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2歳上の兄Eugenio Bennato(エウジェニオ・ベンナート)と共に1960年代中頃から芸能活動を始め、1970年代にRockスタイルのカンタウトーレとしてブレイクしたEdoardo Bennatoは、ギター、ハーモニカ、カズーの他、タンバリンやキックドラムなどを駆使して、独りでステージングを行える『uomo orchestra(意:独りバンド)』スタイルの第一人者として一目を置かれる存在となります。また、おとぎ話を題材にしたコンセプトアルバムや楽曲の制作(ピーターパン、ピノッキオ、ハーメルンの笛吹き男、バベルの塔、ターザンなど)でも大きな評価を受けることになります。

※兄Eugenioは民族音楽の分野の中で活躍し、同分野の第一人者となります。弟Eugenioの初期のアルバムでも楽曲の共作&演奏でバックアップしています。

※当サイトでのEdoardo Bennatoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Edoardo_Bennato

ライヴの口火を切るのは、自身のカンタウトーレとしての指針を二人称で歌いあげる"Cantautore(カンタウトーレ/意:シンガーソングライター)"。アルバム「La torre di Babele(バベルの塔)」(1976)に収められていた楽曲で、Edoardoの代表作のひとつ。

2曲目は、Edoardoの『uomo orchestra(意:ひとりバンド)』の妙技が拝める"Wannamarkilibera"。キックドラムを踏みながらギターに歌にと、芸達者なステージングを楽しませてくれます。アルバム「Le vie del rock sono infinite(ロックの道は果てしない)」(2010)に収められていた楽曲。ここでは公式videoclipで。

さて、このライヴアルバム「MTV Classic Storytellers」(2010)には、見どころのひとつとして、多彩なゲスト出演による共演があります。

まずは、若手POP PUNKバンドFinley(フィンリー)をゲストに迎えた、"Rinnegato(背教者)"。Edoardoがソロデビューしたアルバム「Non farti cadere le braccia(自分をがっかりさせるな)」(1973)に収められていた楽曲。親子ほどの年齢差があるFinley達に交じっても全く見劣りしない若々しい風貌とRockスピリッツ溢れるEdoardoのパフォーマンスが見事。

※当サイトでのFinleyの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Finley

2人目のゲストは、Giuliano Palma & The Bluebeaters(ジゥリアーノ・パルマ&ザ・ブルービーターズ)。Giuliano Palma(ジゥリアーノ・パルマ/46歳/Milano出身)は、『The King』の異名を取るイタリアファンク界のスター(元Casino Royale)。

※当サイトでのGiuliano Palmaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Giuliano_Palma

スカ&ファンク系の彼らと共演する曲は、"È stata tua la colpa(お前のせいだった)"。ピノッキオを題材にした有名なコンセプトアルバム「Burattino senza fili(糸のない操り人形)」(1977)に収められていた楽曲。

教科書を売って人形芝居を見に行ったのは、お前のせいさ・・・などと『ピノッキオの冒険』からの逸話を引用しながらも、しがらみの中で生きる人間に語りかける普遍的なメッセージソングとも解釈できる歌。

3人目のゲストは、トランペット奏者のカンタウトーレRoy Paci(ロイ・パーチ/42歳/Siracusa近郊出身)を迎えての"Un giorno credi(ある日 君は信じるよ)"。1stアルバム「Non farti cadere le braccia(自分をがっかりさせるな)」(1973)に収められていた楽曲。

※当サイトでのRoy Paciの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Roy_Paci

再びEdoardoのソロステージに戻り、"L'isola che non c'è(存在しない島)"。ピーターパンを題材にした有名なコンセプトアルバム「Sono solo canzonette(それは小唄に過ぎない)」(1980)に収められていた楽曲。物語の中に登場するネヴァーランドの事を歌っています。ここでは別のライヴ映像を貼っておきます。

※追記
上記楽曲は、日本でも公開されたイタリア映画「Si può fare / やればできるさ / 邦題:人生、ここにあり」(2008年作品)の劇中でも、ストーリーと主題に絡む重要な楽曲として大きくフィーチュアされていました。

『non può esistere un'isola che non c'è (存在しない島なんて存在し得ない)』という歌のメッセージが映画のストーリーと絡んで、→そんな島なんて存在しないと思いこんでいると見えない→やろうと思いさえすればやれる→やればできるさ、と映画の原題に繋がるというサイコーの演出でした!

4人目のゲストはMorgan(モルガン/39歳/Monza e Brianza近郊出身)を迎えて、軽快なRockナンバー"Perché(なぜ)"。アルバム「Le ragazze fanno grandi sogni(女の子たちは大きな夢をみる)」(1995)に収められていた楽曲ですが、今回のアルバムからこのMorganとのデュエット版が新たにシングルカットされました。

※当サイトでのMorganの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Morgan

ライヴのオオトリを務めた楽曲は、やはりMorganとの共演で"Lo show finisce qua(ショウはここで終わる)"。アルバム「È arrivato un bastimento(貨物船がやって来た)」(1983)に収められていた楽曲。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2011年に達する年齢で表記しています。

次回9月FESTAは、9月10日(土)の開催予定です。

第62回イタリアPOPSフェスタ(2010年5月)レポート (その3 / Finley, Alex Britti, Susanna Parigi)

その2はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51826437.html


第3部

1999年のLunapop(ルナポップ)の大ブレイクを切っ掛けとして雨後のタケノコのように現れた数々の若手ロックバンドの中で、2002年にシーンに登場したFinley(フィンリー)は格段の存在感を示し、確かな実績を創ることに成功したバンドに成長を遂げました。

※当サイトでのFinleyの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Finley

そのFinleyは2009年11月20日に6曲入りのミニアルバム「Band at Work」をリリース。2010年3月30日には、その6曲に8曲を加えた14曲入りのフルアルバム「Fuori!(外へ!)」をリリースしました。

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今回も敏腕プロデューサーClaudio Cecchetto(クラウディオ・チェケット)の監修の元、アルバム制作を行っており、アルバムチャートでは最高位9位を記録する、まずまずのセールスを収めました。

アルバム発売に先行して、2009年5月に開催されたTRL Awardsで"La mia notte(僕の夜)"を披露した時の映像を。(音声&映像の乱れアリ)

続いて"Gruppo Randa"は2009年6月に発表された70年代ハードロックを彷彿とさせるギターリフの楽曲ですが、サビは見事にイタリアらしいメロディに変わるところがイカシタ楽曲。

続きを読む(leggere la continuazione)

第38回イタリアPOPSフェスタ(2008年5月)レポート (その2 / Finley, Paolo Meneguzzi, Gatto Panceri, Miodio)

その1はコチラ


 

第2部

2006年〜2007年のイタリアのミュージックシーンを席巻したFinley(フィンリー)が2008年、ついにサンレモ音楽祭に初出場しました。第1部で紹介したMelody Fallの兄貴分とも言えるPOP PUNKバンドで、英語曲が最初に世界に出回り、逆輸入される形でイタリア語版が後から作られるスタイルのサクセスロードを築き上げたバンドがFinleyといっても良いかもしれません。
2007年8月FESTAで経歴を紹介していますので、ご参照ください)

Finley/Adrenalina2規約によりサンレモ音楽祭の開始を待ってからリリースされたアルバム「Adrenalina 2」(2008)ですが、限定版に付属するDVDから、サンレモ音楽祭総合5位を獲得した"Ricordi(思い出)"をPVで紹介しました。Melody Fallが取った戦略と同じように、普段のPunkテイストを引っ込めて、メロディの良さを前面に打ち出したミドルテンポ・バラード曲。リード・ヴォーカルのPedro(ペドロ)が普段より一層、丁寧に歌い上げているのが高感度UPです。キツ目のジレを羽織った『お兄系ファッション』でキメていたところにも、『最近の流行には国境や時差がないんだなぁ』と実感させてくれました。

PVは曲名どおり"Ricordi(思い出)"をテーマにした構成になっており、Finleyのメンバーに似た幼児たちを選んで、あたかも『Finleyの子供時代』のような演奏シーンがところどころ挟まれています。メンバー外としては、サンレモ音楽祭の第3夜でデュエット相手に選んだBelinda(ベリンダ/19/スペイン生まれメキシコ育ち)も、子供時代の想定の映像も交えてPVにも登場しています。

そのサンレモ音楽祭の第3夜の映像も紹介しました。


Belindaとのデュエットの時は、サビの一部を英語に変更し ♪Your hero〜♪ と歌っています。これはアルバム「Adrenalina 2」(2008)にも、"Ricordi"の英語版として、Belindaとデュエットで収録されています(スタジオ録音)。

2曲目はDVD映像から"Domani(明日)"。Finley本来のスピード感のあるPOP PUNKスタイルの楽曲。こちらはライヴ映像なので、彼らの本領発揮! ノリの良いリズムと口ずさみたくなるメロディラインが楽しい楽曲です。

Finleyのラストソングは"Questo sono io(これが僕さ)"。こちらは小雪が舞う寒々しい映像でスタート。ところが演奏が始まると、エネルギッシュな世界が開けます。ベースを強調した重たいサウンドに仕上がっています。映像は彼らの活動の足跡を記録したかのような構成になっています。


 

第2部2人目のアーティストはPaolo Meneguzzi(パオロ・メネグッツィ/32/スイス出身)。サンレモ音楽祭2008で総合6位となった"Grande(偉大)"。我らがGatto Panceri(ガット・パンチェーリ/46/Monza出身)が曲作りに手を貸し、ドラマティックなサンレモ音楽祭向きのテイストに仕上がりました。またオーケストラのかぶり方がサウンドに奥行きを醸し出し、タイトル通り『偉大さ』『広大さ』が感じられるところ、心憎い終盤の転調もミソです。

 

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第29回イタリアPOPSフェスタ(2007年8月)レポート (その3 / Negramaro, Le Mani, Finley)

その2はコチラ


第3部

第3部は、第1部&第2部のエスニック路線からガラッと変えて、昨今のイタリアのヒットチャートを賑わす、若手バンドを特集しました。

映画「マリオの生きる道」(La febbre/2005)で全面的に彼らの楽曲が採用され、2005年夏のイタリアで"Estate(夏)"が大ヒットし、一躍人気バンドに伸し上がったNegramaro。Puglia州産のブドウの品種名Negroamaroから名を受けたバンド名です。

リードボーカル、ドラム、ベース、ギター、キーボード、マニュピレーターの6人組で、スキンヘッドがトレードマークのリードボーカルのGiuliano Sangiorgi(28/Puglia州Salento出身)が、ギターおよびピアノも演奏し、多くの曲を作曲しています。

8月Festaでは、彼らの新作アルバム「La Finestra(窓)」(2007)から2曲。

"Parlami d'Amore(僕に愛の言葉をかけてくれ)"は、シングルカット曲で、リリース直後にヒットチャートの1位に駆け上ったヒット曲。大胆なシンセサイザーの音色と、Giulianoの十八番の『ところどころファルセットボイス』が耳に残る、スピード感ある元気な曲。ビデオクリップの映像で紹介しました。プロデュースとアレンジは、前作から引き続き名匠Corrado Rustici(50/Napoli出身)。

"Cade la Pioggia(雨が落ちる)"は、ミドルテンポの落ち着いた曲。つぶやくように感情を押さえたボーカルが、切なさをかもし出しています。後半にラップが重なってきますが、これはイタリアRAPの大御所、Jovanotti(41/Roma出身)によるもの。(クレジットには本名の『Lorenzo Jova Cherubini』となっています)こちらはライブ映像を重ねて紹介しました。



第3部2組目は、Le Mani(レ・マーニ/『手』の意)。
世界遺産Sassiで有名なBasilicata州Materaで結成された、ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボードの5人組。


LeMani/InFondoデビューアルバム「In fondo(奥底に)」(2006)から、2007年にかけて3枚ものシングルカットがリリースされるほど、現在、赤丸注目株の若手バンドです。

ファーストシングル"Stai bene come stai(君は元気にしているかい)"をビデオクリップで。

イタリアとイギリスの『良いとこ取り』をしたような魅力ある楽曲に、ボーカルのLuigi Scarangellaのくぐもった潤いのある声が乗ると、なんとも心地良い空間が生まれます。

2枚目のシングルは"L'ultima lettera(最後の手紙)"。サビの切なそうなボーカルに胸が締め付けられます。

このような歌心溢れるイタリアのバンドは、古くは1960年代、サンレモ系歌手に混じって活躍していたCamaleontiあたりに源流があるのかもしれません。特に昨今の歌モノバンドのブームは、1999年のLunapopの成功がきっかけで発生していると考える事が出来ると思います。

今後の活躍が楽しみなバンドです。



第3部の最後の注目バンドは、Finley。米NBAで活躍するバスケットボール選手マイケル・フィンリーからバンド名が付けられています。

ドラム、ベース、ギターという、いわゆるギタートリオ編成にリードボーカルが加わった4人組。Lombardia州Legnano出身の1985年生まれの若者たちにより、2003年にMilanoで結成されました。ポップ・パンクというジャンルで語られる事の多い、若者らしい元気なサウンドと、4人のアイドル的なルックスも人気の重要な要素を占めています。

結成当初に英語曲"Make up your own mind"を吹き込んだデモテープとデモビデオを制作し、音楽業界に売り込みをかけます。

2005年に敏腕プロデューサーClaudio Cecchetto(55)の目に止まり、デモ曲"Make up your own mind"のイタリア語盤"Tutto è possibile(全て可能)"を録音し、デビューシングルとして発売します。

Finley/Tutto e` possibile2006年にデビューアルバム「Hard POP 06」を発売するも、市場に不人気のコピーコントロール仕様だったためすぐに回収され、ジャケット&タイトルを変えて「Tutto è possibile」として再発売。

同年にコペンハーゲンで開催されたMTVヨーロッパ賞授賞式にて、『最優秀イタリアン・アクト賞』を受賞して、一躍脚光を浴びる事になりました。

2006年暮れにはアルバム「Tutto è possibile」にDVDを付けたスペシャルバージョンも発売され、彼らの人気はさらに加速し、2007年にはMTV系の賞を総なめにしています。

Finley/Adrenalina8月Festaでは、大ブレイク中の彼らが2007年3月に放ったシングル"Adrenalina(アドレナリン)"を、ビデオクリップと2007年のFestivalbar出場時のライヴ映像を織り交ぜて紹介しました。うなるベースから始まるスピード感あふれる曲です。最新のヒット曲ながら、どこか1980年代ロックの香りが漂うところが、幅広い年齢層を獲得できている秘密だと感じました。ちなみに6月にこの曲をタイトルに据えた2ndアルバムが発売になっています。

2曲目は遡って2006年のアルバム「Tutto è possibile」付属のDVDから、アルバムタイトル曲"Tutto è possibile(全て可能)"を。ディストーションを効かせまくったギターのカッティングから始まり、メンバー全員の雄たけび系のスキャットが入るところで、スカッとさせてくれます。これまたスピード間のあるパンクPOP。リードボーカルのPedroに絡み合うメンバーのボーカルの対比が楽しい楽曲です。

第3部最後の曲は、"Diventerai una star(君はスターになるよ)"。同様にスピードパンクですが、よく聴くとバックに薄くストリングスをかぶせているところが、シンプルなギタートリオのサウンドに奥行きを与えています。

彼らの楽曲の魅力は、断然ライブだと思いますが、一過性の人気アイドルとして軽視できないほど求心力のある楽曲を奏でるところが、目を離せない期待の星だと思います。彼らも今後が楽しみなバンドです。

 


Continua alla prossima puntata.(続く)

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