Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Enrico_Ruggeri

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。Festa情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第45回イタリアPOPSフェスタ(2008年12月)レポート (その3 / Raf, Umbrto Tozzi, Enrico Ruggeri, Ivana Spagna, Tazenda)

その2はコチラ



第2部(前半)

クリスマスモードを一旦中断して、リクエストコーナー。参加できずに逃したコンテンツを再度体験する機会が欲しいと、参加者の一部から声が上がっていたので、それを受けた形で、事前にリクエストを募ったところ、11月festaで紹介したばかりの『Raf(ラフ)をぜひ!』との声が。

 

Raf/Sogni...e` tutto quello che c'e`Raf(49歳/Puglia州Margherita di Savoia出身)の新作アルバムからシングルカットされてた映像は11月Festaのレポートから見れるので、彼の唯一のDVD「Sogni…è tutto quello che c'è(夢は・・・存在するもの全て)」(1991)から紹介することにしました。

知名度があって、いい曲で、見ごたえがある映像で・・・と考えていったら、やっぱり"Gente di mare(海の人々)"になりました。1987年のユーロヴィジョンコンテストで兄貴分のUmberto Tozzi(ウンベルト・トッツィ/56歳/Torino出身)とデュエットして4位となった楽曲で、その後ヨーロッパ中で大ヒットとなりました。Raf:28歳、Tozzi:36歳。

このDVDでは当時、新進気鋭のカンタウトーレとして注目を浴びていたPaolo Vallesi(パオロ・ヴァッレーズィ/44歳/Firenze出身)と共演しています。当時Raf:32歳、Vallesi27歳。こちらは商品化されている映像なので、このサイト上に掲載はさし控えることにします。ネット上にも出回っていないようです。


Il Regalo di Nataleここから再びクリスマスモードに戻ります。POP! ITALIANOのkazuma氏からの紹介でEnrico Ruggeri(エンリコ・ルッジェーリ/51歳/Milano出身)のクリスマス企画アルバム「Il Regalo di Natale(クリスマス・プレゼント)」(2007)から、2曲ほど紹介してもらいました。

イタリアでは年末にクリスマス商戦を狙った企画アルバムがリリースされることが多いのですが、11月下旬〜12月にかけて発売になるために、12月FESTAで紹介するタイミングに間に合わない事が多く、こうして1年遅れで紹介する形になりがちです。

続きを読む(leggere la continuazione)

第19回イタリアPOPSフェスタ(2006年10月)レポート(Manuel Auteri, Vasco Rossi, Bottega dell'Arte, Pooh, Mario Maglione, Patrizio Buanne, Rino Gaetano, Sergio Cammariere, Enrico Ruggeri, Angelo Branduardi)

2006年10月FESTA10/8(日)の第19回Festaは、9月に引き続き「ミュージック・ラウンジ♪バーン」(東京都江東区・西大島)にて開催。
参加者数21名(男性12名+女性9名)、うち、新顔さん5名の参加となりました。


 

第1部

ManuelAuteriManuel Auteri(30/Bologna出身)のデビューアルバム「Le mie abitudine」(2006)。
フェスティヴァル出場等で脚光を浴びていないので、イタリアでもまだ無名の新人だと思います。

ミドルテンポの曲が多いですが、静かめの曲調に乗せて淡々と歌うその歌唱スタイルも、全く派手さはありませんが、数回聞き込んでいくと、味を感じてくるタイプのカンタウトーレです。

何よりも特筆すべきは、このBlogやFESTA発祥のきっかけとなった我らがGatto Panceri(44/Monza出身)が、このアルバムのために彼と数曲を共作した、という話題性が大きいかな。紹介した2曲とも、Auteri自身とGattoとの共作曲です。

"Inno leggero"は、危ういミドルテンポのメロディに乗せて、淡々としたAuteriのヴォーカルから始まります。中盤から野太いテノールの声が入ってきて、一気に世界観が変わります。このテノールはAndrea Binetti(Trieste出身)。舞台の世界で活躍する歌手だそうです。

"L'innmenso dentro me"は、アルバムの中で最もキャッチーでAuteriの魅力が凝縮したような曲です。淡々とした中にも暖かさを感じ、Franco Simone(57/Puglia州Lecce県出身)やPaolo Vallesi(42/Firenze出身)に通ずる瑞々しさがあります。

アルバムの奥付には、「Grazie a Vasco Rossi(ありがとう、ヴァスコ・ロッシ)...」から始まる、Auteri自身からのメッセージが綴られています。そう、Vasco Rossiが彼のヒーローだったようで、「Vascoが居たからこそ、今現在の僕が居る」というようなメッセージとなっています。

8月FESTAで紹介したSimone(32/Como出身)も同様、Vasco Rossiに憧れてRockミュージシャンになったという事なので、Vasco Rossiのイタリア音楽界に与える影響度やカリスマ性が計り知れるエピソードです。


それではそのイタリアRockの王者、Vasco Rossi(54/Modena近郊出身)です。なんとFESTAで初めての紹介。そのビッグスターぶりもあって、なかなか着手しにくい存在であったわけです。

毎年DVDがリリースされるVascoですが、今回は大ヒットアルバム「Buoni o Cattvi」(2004)のクリップ集DVD「E` VascoRossi_DVD_E`SoloUnRock'n'rollShowsolo un rock'n'roll show」(2005)から。クリップとは言っても、いわゆるヴィデオクリップだけでなく、「movie clip」なる20分弱に及ぶ長編もあり、「live clip」なるライヴ映像を元にしたクリップあり。20分弱の長編モノはさすがにFESTAでは紹介できないので、ライヴクリップとヴィデオクリップから3曲紹介しました。

ライヴクリップ"Cosa vuoi da me"
王道スタイルのRock楽曲のライヴ。「これぞVasco!」の世界観です。
長編ムーヴィークリップの一部となっている関係上、観客の一人の女性にもカメラが向けられています。そう、この女性こそがムーヴィークリップの主役なんです。

そして海辺でロケされたヴィデオクリップ "E..."
砂浜に座卓を持ち込んで、Vascoは作詞中。海から例の女性が水着で現れ、その映像とVascoの執筆を交互に映されるというトロピカルな映像。トロピカルと言っても、曲調は穏やかなバラードのせいか、ギラギラ太陽の夏真っ盛りと言うよりも、初夏、または初秋の雰囲気があります。実はDVDにはこのヴァージョン以外に、Vascoしか出てこないヴァージョン、女性しか出てこないヴァージョンの映像も収録されています。(remix前の映像の模様)

最後はVascoの不良中年的ロッカーのイメージを覆すヴィデオクリップ"Un senso"
豪華なオペラ劇場の扉が開き、席には観客なし。ステージで独りで歌い始めるVasco様。すると一人ずつミュージシャンが現れます。
それがなんと弦楽隊なんです。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ・・・・しかも全て若くて美しい女性たち。いつものVascoバンドのメンバーも登場し、演奏は最高に盛り上がっていきます。曲調もイタリアらしいドラマティックな佳曲。
いや〜、Vascoってこんな曲も作る&歌うんですね。改めてVascoの幅の広さと、その絶大的な人気の秘密が判ったような気がしました。

POP!ITALIANOのKazumaさん&Mariさん情報に寄ると、この曲は映画「赤いアモーレ(Non ti muovere)」(2004年イタリア)の主題歌に使われているものの、サントラ盤に収録されていなかった曲だそうです。

ちなみに続編ともいえる「Buoni o cattivi live anthology」(2005)がCDとDVDで発売されています。CDは2枚組、DVDは・・・・ナント3枚組!です。



第2部

 

日本盤が発売されたアーティストコーナーということで、Bottega dell'ArtePoohをPoohlover.netのSiriusさんから紹介していただきました。

BottegaDellArte_1mo韓国盤に日本語帯&解説書を付けた仕様で、8月に日本でリリースされたBottega dell'Arte(Roma出身バンド)。叙情的な歌バンドでありながら、プログレファン垂涎のキーボードワークで知られるバンドです。イタリア本国では既に解散した往年のバンドに過ぎませんが、北欧や南米、日本や韓国のプログレファンには何故か絶大な知名度があります。

BottegaDellArte_Dentroデビューアルバム「La Bottega dell'Arte」(1975)から"Come due bambini"、セカンドアルバム「Dentro」(1977)から"Che dolce lei"を紹介。古いサウンドであることは否めませんが、当時大流行していた甘く高音のヴォーカル&ハーモニーのスタイルを垣間見ることが出来ました。

解散後のメンバーは、それぞれの道を歩みましたが、音楽的な中心人物だった3名は音楽ビジネスの中で成功を収めています。

ギターを中心とするマルチプレイヤーだったRomano Musmarraは電子音楽の世界で成功し、南米やヨーロッパで有名になり、特にフランスでは映画音楽の巨匠になっています。

ベースを弾いていたMassimo Calabreseは、Giorgia(35/Roma出身)やAlex Baroni(196-2002/35歳没/Milano出身)の発掘&プロデュースに成功し、彼らの大半の曲もMassimo自身が書いている事でも有名です。ヨーロッパを股にかけて活躍し、フランスではゴールド・ディスクを受賞しています。

Massimoの弟でキーボードを弾いていたPiero Calabreseも作詞・作曲家として、プロデューサーとしても活躍しています。Calabrese兄弟揃ってAlex Baroniなどへの曲作りに参加していました。


そしてイタリアを代表するバンドPoohのオリジナルアルバム全タイトルの日本盤発売を記念して、Pooh特集。70年代から現在までの曲を網羅して、ライヴ映像で紹介しました。

まずは"Tanta voglia di lei"(1971)をなんと!当時のRAI映像で!
まだベースがRiccardo Fogli、ドラムがValerio Negriniだった頃の映像です。
リード・ヴォーカルを取るギターのDodiの若いこと!Valerioのでっぷりとした腹太鼓も見えて、なぜ彼が表舞台から引っ込んでPooh専属作詞家としての道を歩むようになったのかを、その腹太鼓から想像してしまいました(笑)。

Pooh_LaGrandeFesta"Buona Fortuna"(1981)
既に現在のメンバーに変わり、そのメンバー4人が交代でリードヴォーカルを取り回していくPoohの魅力を最大限発揮している曲です。
ベースのRedのトレードマークだった、ふわふわロン毛の王子様スタイルが懐かしい。

"Uomini soli"(1990/2004)
Pooh_AscoltaLive_dvd結成25年にしてサンレモ音楽祭に初出場し、当然のように優勝をかっさらっていった曲です。
これまた4人がリード・ヴォーカルを取り回していくスタイルを踏襲しているものの、Poohらしからぬ哀愁感たっぷりのアコースティックな曲で、2004年のライヴDVD「ASCOLTA tour live 2004」映像から紹介しました。

Pooh特集のラストは、"Amici per sempre"(1996/2004)
ラストに相応しくノリの良い曲。メインリードヴォーカルをキーボードのRobyが取っているものの、他のメンバーも1フレーズぐらいずつのソロがあり、サビのコーラスの厚さも最高です。

結成40周年に沸くイタリア本国のステージを、ちょうど先月イタリアまで見に行ってきたPoohlover.netのSiriusさんから、ツアーの写真などを見せてもらいながら紹介してもらいました。



第3部

 

来日中のナポレターナ歌手Mario Maglione(49/Napoli出身)の日本盤アルバム「Napule 'E 'Na Canzona(ナポリは一つの歌)」(2000)から、タイトル曲"Napule 'E 'Na Canzona(ナポリは一つの歌)"をご紹介。

4度目の来日となる今回のコンサートは、お馴染みの松本淳子さんとの競演で、一般発売と同時にチケット売り切れ会場が続出、あるいは残席わずか状態。
今回のステージでもあの深く甘い歌声を聞かせてくれるでしょう。
僕も10/11(水)の江戸川区公演に行って参ります。
名実ともにナポリ・クラシック歌謡の第一人者となったMario Maglioneのステージが楽しみです。

続いては、日本盤「限りなき世界(The Italian)」の発売&立て続けに2度のプロモーション来日と、2006年の夏の台風の目となったPatrizio Buanne(26/Napoli生まれAustria育ち)。日本盤のみのボーナスDVDから、"Il mondo(限りなき世界)"を。
豪華なオーケストラをバックに前半は英語、後半はJimmy Fontana(72/Marche州出身)による1965年のオリジナルどおりのイタリア語で歌い上げています。Il Divoのひとり版。しかも100%イタリアの血筋。といったところが「売り」なんでしょうね。

イタリアの音楽が世界進出していくのは嬉しい反面、またこうしたクラシカルな曲ばかりがイタリアの代表曲であると曲解されていくのも悔しい、とちょっと複雑な気持ちになりました。

でも彼のアルバムには、80年代のイタリアを代表するカンタウトーレToto Cutugno(63/Pisa近郊出身)の曲をレパートリーに取り入れているのは、とても微笑ましいところ。

Gaetano3CDそして没後四半世紀を経過してもなお語り継がれる不世出のカンタウトーレRino Gaetano(1950-1981/30歳没/Calabria州Crotone出身)。
2003年リリースの3枚組CD「Sotto I cieli di Rino」の2006年再リリースを記念して、2曲ほど。

"Ma il Cielo è sempre più blu"(1975) 情熱的に歌い狂うRinoときれいな女性コーラスの掛け合いが特徴的で、Rinoの初期の代表作です。

そして初参加のサンレモ音楽祭で3位入賞した"Gianna"(1978)。一度聴いたら、その楽しげな世界観が耳に残る名曲ですね。当時のヒットチャートでは何週にも渡って1位にランクし続け、期待のアーティストとして一気にスポットライトが当たります。

舞台劇Pinocchioのキツネ役に抜擢され、俳優としてのキャリアもスタートし、順風満帆の矢先、交通事故で他界してしまいました。しかも彼自身の結婚式の数日前だったとのこと。

SergioCammariere_DVD_InConcertoそんな悲劇のカンタウトーレの遺志は、遠縁の従兄弟であるSergio Cammariere(46/Calabria州Crotone出身)に引き継がれたのかも知れません。

長いJAZZピアニストとしての活動の後、43歳の時に初めてサンレモ音楽祭2003に出場し、総合3位と批評家賞を受賞しました。
Jazzピアニストとして培ったJazzフレーバー溢れるアレンジ、カンタウトーレの世界観溢れる歌、そのうえ端正なルックスと、全く隙のないアーティストです。最高にカッコいい。

サンレモ直後のライヴ映像を納めたDVD「in concerto」(2003)から3曲。POP!ITALIANOのKazumaさんから紹介してもらいました。

"Sorella mia" 彼の最高傑作と言える曲。耳に残るピアノのリフ、コントラバスのグルーヴ感、ドラムの響き、そして哀愁に満ちたSergioのヴォーカル。そして早めのテンポ。リスナーの体の中に何かを沸きたてるような曲だと思います。

"Tutto quello che un uomo" 2003サンレモ3位入賞曲です。ゆったりとしたJazzyなバラードながら、彼のソウルが染み入るような曲です。サンレモ音楽祭直後のライヴテイクのため、演奏後の観客の大喝采がスゴイ。

"Via da questo mare" これはスローながらドラムのブラシワークが心地良いリズムを作っている曲。



第4部

 

3枚組CDのリリースブームが続くイタリアで、またひとりのベテラン・カンタウトーレの3枚組がリリースされました。
Ruggeri3CDEnrico Ruggeri(49/Milano出身)の「Cuore Muscoli e Cervello」(2006)です。
タイトル通り、1枚目が「Cuore(心臓)」、2枚目が「Muscoli(筋肉)」、そして3枚目には「Cervello(頭脳)」というタイトルが付けられています。四半世紀に渡る彼のキャリアの集大成でもあり、各CDの冒頭には新曲が収められてもいます。

1970年代初頭からパンクバンドとして活動を始め、最終的にはDecibelというバンド名を掲げ1980年のサンレモ音楽祭に出場。
翌1981年にソロへ転向してからは、初期はPunkPop、1980年代後半はシャンソン歌手スタイル、1990年代前半はRock、1990年代後半はプログレと、ガラっとスタイルを変えながらも、2度のサンレモ音楽祭優勝など確実に成功を積み重ねて行きます。
ソングライターとしても頭角を現し、Loredana Bertè(56/Reggio Calabria県出身)やMia Martini(1947-1995/47歳没/Reggio Calabria県出身)、Fiorella Mannoia(52/Roma出身)などに名曲を提供しました。
2000年以降はアーティストとしての円熟期を迎え、落ち着いた風格溢れるベテラン・エンターテイナーとして活躍。

RuggeriDVD今回のFESTAでは、2001年に行ったオペラ劇場でのアコースティックライヴの様子を収録したDVD「Ulisse」の映像で3曲紹介。
プレゼンターは引き続きPOP!ITALIANOのKazumaさんが務めてくれました。

1曲目の"Bratiska"はマンドリンの音色が古き良き時代を思い起こさせる楽曲。
ロシアのオーケストラを導入してアルバム作りをしていた1989年当時の曲。曲調にもどこかロシアっぽい雰囲気が漂っています。

2曲目"Quello che le donne non dicono"は、1987年にFiorella Mannoiaに書いた曲で、Mannoiaの代表曲になるほどヒットしました。
そのセルフカバーですが、おそらくスタジオ録音はリリースされておらず、ライヴテイクのみでEnrico版が聞けます。

元来は女性が内省的に自分を見つめる内容の歌詞ですが、Enricoは得意の超低音のヴォーカルで渋く歌い始めます。

「女性たちが言わないこと」という意味のタイトル通り、曲がり角を過ぎた年齢の女性たちが心に秘める、他人には言いにくい心象風景の歌詞が盛り込まれているのですが、その象徴的なシーンの部分になると、会場の女性たちが大合唱となり、Enricoは歌うのをやめ彼女たちに歌わせます。

♪車越しにプレイボーイたちから 
♪ほめ言葉をかけられることも
♪最近はもう ほとんど無くなっちゃった・・・・・

するとEnricoはこんな粋なセリフを

・・・・それじゃあ、僕が言ってあげるよ・・・・

3曲目"Contessa"は、1980年にDecibelとしてサンレモ音楽祭で入賞した時の映像で。
現在は渋くスキンヘッドのEnricoですが、当時は金髪のふわふわヘアーをテクノカットして、サングラスをかけた、イケスカナイ感じが漂っていました。おまけに現在のような低音ではなく、高音粋をを駆使した浮遊感のあるテクノヴォイスのヴォーカル。全く別人ですね。
しかしながらDecibelのコーラスアレンジは素敵で、聞き入ってしまいました。


AngeloBranduardi_DVD_TourCamminandoCamminando10月FESTAのオオトリは、1997年のライヴ映像が2006年に待望のDVD「Tour Camminando Camminando…」として発売されたAngelo Branduardi(56/Milano近郊出身)。
mixiAngelo Branduardiコミュの管理人を務めるニコラさんに、プレゼンターを担当してもらいました。

1曲目は"Alla fiera dell'est"
1976年リリースの同タイトルのアルバムが、彼の初めての大ヒットアルバムとなり、同年のレコード批評家賞を授与しました。
ライブ映像では、Nuova Compagnia di Canto PopolareのギタリストCorrado Sfogliがゲスト参加し、BranduardiバンドのギタリストAndrea Braidoとのギターバトルの長めのイントロから入ります。そしてGodinの黒いガットギターを抱えたAngeloが、あの独特の声で歌い始めます。

この曲の歌詞は動詞の遠過去形で書かれているのですが、現代のイタリア語会話ではあまり使われない文語体表現のため、イタリア人ですら学校で動詞の変化形を学んで覚えるという代物。そのためか、この曲の歌詞はイタリア語の教科書にも練習問題として掲載されるぐらいの有名な歌になっています。

2曲目"Domenica e lunedì" は、1994年の傑作アルバムのタイトル曲。この曲ではなんと、Angeloはヴァイオリンを弾きながら歌っています。そう、ヴァイオリンが奏でるフレーズと歌メロが異なるのですが、難なく弾き&歌いこなしてしまっていて、びっくり。

3曲目"La pulce d'acqua"は、1977年のこれまた傑作アルバムのタイトル曲。ステップを踏みたくなるような、フォルクローレダンスっぽい曲調で、Angeloのヴァイオリンも、バックバンドのリズムも冴え渡り、Angeloの浮遊感のあるヴォーカルの魅力が光ります。

ちょうどこの曲がDVDでもエンディングの曲となっているため、最高の盛り上がりを見せ、FESTAも終了を迎えました。


このAngelo Branduardiの紹介を一番楽しんでくれたmash-roomくんに、彼の3枚組CD「The Platinum Collection」(2005)をプレゼント。


 

二次会

夜7時にFESTAは終了し、会場の「ミュージック・ラウンジ♪バーン」は通常営業に入りましたが、FESTA参加者の大半は、そのまま会場に残り、歓談&交流目的の二次会に突入しました。

参加者のムスタファさんが、民族楽器コレクター&演奏家ということで、Hurdy-gurdy(ハーディ・ガーディ)という中世ヨーロッパで誕生したといわれる楽器を演奏してもらいました。Angelo Branduardiの曲も弾いて、メロディを歌ってくれました。
せっかくなので、その後はYoshioがギターでイタリアPOPSを何曲か弾き語り。Matia Bazar、Laura Pausini、Anna Tatangeloなどなど。lこれまたMarilynさんやToshieさん、Siriusさんらと一緒に歌って楽しみました。

今回は早めの8時半ごろに二次会を終了し、Siriusさん兄妹と西大島名物のラーメン屋「蘭丸」に向かい、名物の塩そばを堪能しました。


 

Burn_neon11月FESTAも引き続き「ミュージック・ラウンジ♪バーン」にて、11/11(土)15時〜19時の開催予定です。今回参加できなかった方は、ぜひご参加を!

注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2006年に達する年齢で表記しています。

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cronaca日伊協会会報『CRONACA』
コラム『YoshioAntonioのイタリアPOPS小事典』連載中。

『Viva!イタリア Vol.4』『Viva!イタリア Vol.4』【映画の音楽ネタ】

cronaca日伊協会・年刊学術誌『日伊文化研究』第56号(2018年)
「1960年代のイタリア音楽(ポップス)について」掲載

ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri) / 折り紙(Origami)(2017/日本盤)ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri) / 折り紙(Origami)(2017/日本盤)ライナーノーツを担当

『Viva!公務員(Quo vado?)』(2015)『Viva!公務員(Quo vado?)』(2015)【映画の音楽ネタ】

Camillo Pace - Credo nei raccontiCamillo Pace『Credo nei racconti』(2017)

Gianluca Paganelli - DestinoGianluca Paganelli『Destino』(2016/日本盤)

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』

決定盤!永遠のシャンソンコレクション『決定盤!永遠のシャンソンコレクション』(CD5枚組/日本盤)

『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』
【2014年5月14日発売】『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』(CD)
対訳を監修いたしました!

PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』
【2014年5月14日発売】PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』(CD)
対訳を監修いたしました!

PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』
【2014年2月19日発売】PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』(2CD)
対訳を監修いたしました!

公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
巻頭特集『豊穣なるイタリアン・ポップスの世界』執筆

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『ジリオラ・チンクェッティ/パーフェクト・ベスト』
歌詞対訳を監修いたしました!

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『永遠のイタリア音楽全集』
歌詞対訳を監修いたしました!

CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』
歌詞対訳を監修いたしました!

「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
【2013年5月22日発売】小さな村の物語イタリア 音楽集(市販版/別選曲)
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ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
【2013年3月発売】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
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ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
【2012年7月5日発売】ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
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逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
【2011年10月1日発売】逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
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ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
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月例コラム『イタリアPOPSのススメ』

ミュージックラウンドアバウトFM戸塚『ミュージックラウンドアバウト』
雑誌『MusicaVita Italia』特集2013/10/31放送

文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
講師を務めました。

公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
巻頭特集『豊穣なるイタリアン・ポップスの世界』執筆

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『ジリオラ・チンクェッティ/パーフェクト・ベスト』
歌詞対訳を監修いたしました!

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『永遠のイタリア音楽全集』
歌詞対訳を監修いたしました!

CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』
歌詞対訳を監修いたしました!

「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
【2013年5月22日発売】「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
歌詞対訳を監修いたしました!

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
【2013年2月末発売予定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
歌詞対訳を監修いたしました!

2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』
2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』でDJ&VJを務めました!

2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)でナヴィゲーターを務めました!

ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
【2012年7月5日発売】ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
歌詞対訳を監修いたしました!

2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)で講師を務めました!

『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

★秋のイタリア収穫祭★東京ガス
★秋のイタリア収穫祭★東京ガスで音楽コーナーを務めました!

逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
【2011年10月1日発売】逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
歌詞対訳を監修いたしました!

シーライト パブリッシング
『イタリアPOPSのススメ』連載コラム@シーライト パブリッシング

『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集
NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集で資料映像協力しました

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
【通販限定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
歌詞対訳を監修いたしました!

世界の音楽情報誌Latina
Claudio Baglioniインタビュー
取材協力いたしました!


【通販限定】VIVA SANREMO! Canzone Collection ビバ サンレモ!〜カンツォーネ・コレクション(CD4枚組/日本盤)
歌詞対訳を監修いたしました!

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「イタリアン・ポップ・ミュージック 50年の変遷」@PolyCultureClubTokyo

header_logo
シカゴピザ公式サイトでのイタリア音楽コラム執筆(分社化により現在は該当サイト消滅)

Tra te e mare(海のように)/Laura pausini
Tra te e mare(海のように)/Laura pausini(ラウラ・パウジーニ)
ライナーノーツを担当いたしました!

Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
シングル盤リリース時に歌詞注釈を担当いたしました!

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Opera prima(オペラ・プリマ)/Pooh(プー)
日本盤初リリース時にコラム記事を執筆いたしました!

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