Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Diodato

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。Festa情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

公式facebookページ (facebook ufficiale)
http://www.facebook.com/PiccolaRadioItalia

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第113回イタリアPOPSフェスタ(2014年10月)レポート(その1/Diodato, Ron)

第112回Festaは、18名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて10/4(土)に開催。参加者の内訳は男性8名 女性10名、うち初参加者1名。

まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむ、至福のひと時となった。


第1部

サンレモ音楽祭2014新人部門に出場して第2位となった「Babilonia」を歌ったカンタウトーレ、Diodato(ディオダート/33歳/Aosta生まれTaranto育ち)。

圧倒的な審査員票を集め、最有力優勝候補だったが、一般投票で覆されたため、2位に甘んじた。このため、真の優勝曲とささやかれることとなった。ロマンティックでスケールの大きな楽曲だ。

同曲を含むアルバムが『E forse sono pazzo(意:そしておそらく僕は狂ってる)』(2014)。

Diodato - E forse sono pazzo

同アルバムに収録されたもう一つの注目曲は「Amore che vieni, amore che vai(意:やって来る愛、過ぎゆく愛)」。Fabrizio De Andre'(ファブリツィオ・デ・アンドレ/1940-1999/58歳没)が1966年に発表した楽曲のカヴァーで、ダニエレ・ルケッティ監督映画『ハッピー・イヤーズ(Anni felici)』(2013)のサントラに採用され、2014年のファブリツィオ・デ・アンドレ賞を受賞した。

映画は子供の回想で始まる。1974年の両親グイドとセレーナ。グイドは前衛芸術家で、ブルジョワの家庭を牢獄のように感じてる。でもセレーナはグイドを愛している。2人の息子は不安定な家族のいいこと悪いことを数え上げて、結局合計は幸せじゃないかと感じている。でもグイドの芸術生活にスランプが訪れるが、セレーナはフランスでヴァカンス。2人は破局。グイドはますます苦しむ。でも突然、グイドの芸術は成功し、幸せの予感を感じ始めるが・・・・

ディオダートが歌う「Amore che vieni, amore che vai(意:やって来る愛、過ぎゆく愛)」は、まさにこの夫婦関係を歌っているようで、観客の心を捉えるのだ。

オリジナルのFabrizio De Andre'ヴァージョンも紹介しておこう。

※当サイトでのDiodatoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Diodato

※当サイトでの Fabrizio De Andre'の紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Fabrizio_De_Andre'


サンレモ音楽祭2014大賞部門出場曲「Sing in the Rain」を歌ったのはRon(ロン/61歳/Dorno出身)。1996年大会の優勝経験を持つベテラン・カンタウトーレだ。FESTA会場ではサンレモ出場時の映像で紹介したが、現在サンレモ2014の映像はネット上から削除されてしまっているので、ここでは静止画動画で。

同曲を含むアルバムが『Un abbraccio unico(意:ただひとつの抱擁)』(2014)で、サンレモに持ち込んだもう1曲「Un abbraccio unico」も収録。アルバム・タイトル曲でもあるし、サンレモに持ち込んだ2曲のうち、Ron自身の本命はこっちの曲だったのだろう。人気TV番組Domenica In出演時の映像で。

Ron - Un abbraccio unico

サンレモ2014第4夜目は余興の日となり、イタリアを代表する楽曲を出場アーティストたちがカヴァーを歌ったが、Ronが選んだのは師匠Lucio Dalla(ルーチォ・ダッラ/1943-2012/68歳没)の「Cara(意:いとしの女性)」だった。イタリア国内で最後のステージとなったサンレモ音楽祭のステージで披露することに大きな意味があり、観客も偉大なカンタウトーレをしのんだ。

※当サイトでのLucio Dallaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Lucio_Dalla

サンレモ出場後にリリースしたシングル曲が「America」

※当サイトでのRonの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Ron


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2014年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)

第106回イタリアPOPSフェスタ(2014年3月)レポート(その1/Samuele Bersani,Sanremo 2014)

第106回Festaは、10名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて3/8(土)に開催。参加者の内訳は男性3名 女性7名。

まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむ、至福のひと時となった。FESTA2014-03

集合写真撮影
POP!ITALIANO
kazuma氏

第1部

中堅カンタウトーレSamuele Bersani(サムエレ・ベルサーニ/44歳/Rimini出身)が2013年9月10日にリリースした新譜アルバム『Nuvole numero nove(意:9番目の雲)』。

Samuele Bersani - Nuvola numero nove

アルバム・タイトルは、英語の慣用句"cloud 9"をイタリア語に直訳したもので、"夢見心地"、"意気揚々として"と言う意味。イタリアでは、天国には7階層あるというユダヤ教由来のキリスト教の思想で、最上位の"settimo cielo(第七天国)"と言うのが普通。英語でももともとは"cloud 7"と言っていたようだが、アメリカの飛行機乗りたちが、気象学上で入道雲を"9番目の雲"と分類することを引用して、7よりさらに上の"9"に置き換えた言葉遊びを始め、それが広まったと言われている。

同アルバムからのシングル第1弾は「En e Xanax」。薬品名を2つならべた楽曲名となっている。FESTAでは人気TV番組Che tempo che fa出演時の映像で紹介したものの、ここでは公式ヴィデオクリップで。

シングル第2弾は「Chiamami Napoleone(意:僕をナポレオンと呼びたまえ)」。わざと調子っぱずれの歌い方で、イタリアの衰退を自虐的に≪長靴は押しつぶされてスリッパになっちまった≫などと歌っている。タイトルに掲げたナポレオンの他、英雄ではカエサル、音楽家ではエンニオ・モリコーネ、モーツアルト、ベートーヴェン、モダーなどクラシック音楽家から人気バンド名までを。映画スターでは、クラウディア・カルディナーレ、モニカ・ヴィッティ、映画監督では、セルジョ・レオーネ、フェデリコ・フェリーなどの名前が引用されているのも興味深い。

※当サイトでのSamuele Bersaniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Samuele_Bersani


p38-0

さてここからは、2014年2月18日〜22日の5日間で開催されたサンレモ音楽祭の表彰曲の紹介に。FESTA会場ではサンレモ出場時の実映像で紹介したものの、ここでは基本的に公式ヴィデオクリップ映像を貼っておこう。

まずは新人部門から。第4位はThe Niro(ザ・ニーロ/36歳/Roma出身)

新人部門第3位はZibba(ズィッバ/36歳/Liguria州Savona近郊Varazze出身)の「Senza di te(意:あなたなしで)」。いつもはAlmalibre(アルマリーブレ)というバンドとの連名で活動しているが、今回はソロ名義での出場となった。Mia Martini賞(批評家賞)とLucio Dalla賞(記者クラブ賞)も獲得した。

新人部門第2位はDiodato(ディオダート/33歳/Aosta出身)の「Babilonia(バビロニア)」。会場審査員の票では1位に匹敵する得票を得ていたものの、一般投票でひっくり返されて2位に甘んじた。このため、真の優勝曲と囁かれている。

新人部門優勝を勝ち取ったのはRocco Hunt(ロッコ・アント/20歳/Salerno出身)の「Nu juorno buono(意:ある良い日)」。サンレモ音楽祭史上初となる全編ラップ曲の優勝で、一般投票では極端に彼に票が集中したため、逆転勝利を飾った。他にEmanuele Luzzati賞、音楽達人賞も獲得。

以上のように新人部門の入賞者は、優勝のRoccoのみ実年齢19歳。他3人は30代(うち2人は新人部門上限の満35歳)と20代がいない顔ぶれとなり、平均年齢ではベテラン部門よりも僅差で高い年齢という逆転現象が起きた。

サンレモ音楽祭 2014の詳細記事は雑誌ムジカヴィータ・イタリア第5号(2014年4月末発売予定)に掲載!


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2014年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

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