その2はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51960662.html
第3部はカンタウトリーチェCarmen Consoli(カルメン・コンソリ/37歳/Catania出身)ひとりにスポットを当てて紹介しました。
2010年11月に発売した初のベストアルバム「Per niente stanca(無駄に疲れた)」(2010)の流れを踏襲して、歴代の公式videoclipを収録したDVD「Per niente stanca - Video Collection」(2011)が発売されましたので、このDVDから抜粋して紹介。

Universalレーベルでは、この公式videoclip集のシリーズ化を始めたようで、Carmen Consoliの前に、既にGianluca Grignani(ジァンルカ・グリニャーニ)とBiagio Antonacci(ビアジォ・アントナッチ)のVideoCollectionが発売になっています。
しかしCarmen Consoliの同VideoCollectionは、公式videoclipの15曲収録だけに留まらず、過去に発表したライヴDVDの2タイトル「L'anfiteatroelabambinaimpertinente(古代ローマの円形劇場と生意気な女の子)」(2001)、「Eva contro Eva(エヴァ対エヴァ/イヴ対イヴ)」(2008)から、それぞれ4曲、3曲が抜粋されて収録されているところが特筆するところ。
9月FESTAで選んだvideoclipは4曲。
1曲目は"Amore di plastica(プラスティックで出来た愛)"(1996)。サンレモ音楽祭1996の新人部門出場曲で、ヒットチャートの8位にランクインするという、彼女の出世作となりました。
同じシチリア出身の先輩カンタウトーレMario Venuti(マリォ・ヴェヌーティ/48歳/Siracusa出身)と共作した楽曲で、Carmenは当時22歳。ライトなロックサウンドに薄くケルト調のエッセンスを加えたようなサウンドが当時のCarmenの音楽スタイルだった事が感じられると思います。
※日本のiTunesストアでvideoclipのダウンロード購入可能です。
1990年代後半のCarmenはエレクトリックギターを多用し、よりRock色の強い作風に傾倒して行くことになります。しかしながら後に彼女の代表作として語られることとなるような、人々の記憶の中に残る作品も並行して発表していくこととなります。
2曲目"Parole di burro(バターでできた言葉)"は、PIM(イタリア音楽大賞)の年間優秀曲に選ばれ、ヒットチャート4位を記録しました。同曲は各フレーズの歌い出しの言葉を取って、シンプルに"Narciso(スイセンの花)"と呼ばれる事もあります。時にCarmen26歳。
※日本のiTunesストアでvideoclipのダウンロード購入可能です。
3曲目はベストアルバム「Per niente stanca(無駄に疲れた)」(2010)に収録された新曲"Guarda l'alba(夜明けを見ろ)"。若手カンタウトーレのTiziano Ferro(ティツィアーノ・フェッロ)と初めて共作したことが、大きな話題となりました。
ご覧の通り、公式videoclipにはおもちゃのような1両編成の汽車が大きくフィーチュアされており、FESTA会場にいた『鉄チャン』たちが興奮して騒ぎ出したのは言うまでもありません。
鉄道車輛の形式写真家でもあるPOP!ITALIANOのkazuma氏は、FESTAの短い休憩時間中にこの汽車について調べて教えてくれました。
#kazuma氏の鉄チャンモードのサイトI TRENIはこちら
http://itreni.net/
videoclipに登場するのは、エトナ山周遊鉄道のディーゼル気動車で、数年前に復元整備された1937年FIAT製の歴史的な車両をシューティングしているとのこと。
当方で調べたところ、さらに、Carmenの出身地であるCataniaのBronte地区で撮影された映像ということも解りました。
4曲目は、同じくベストアルバム「Per niente stanca(無駄に疲れた)」(2010)に収録された新曲"AAA cercasi(大急募)"。
videoclip中でCarmenがTVキャスターに扮したり、妖艶な女性を演じたりしているのは、Silvio Berlusconi(スィルヴィオ・ベルルスコーニ)首相の少女買春疑惑(通称:Ruby事件、Rubyスキャンダル)にインスピレーションを受けて制作した楽曲だからのようです。
さて、ここからは同DVDに収録された過去のライヴDVDからの抜粋で、「L'anfiteatroelabambinaimpertinente(古代ローマの円形劇場と生意気な女の子)」(2001)に収録されていた"Blunotte(碧い夜)"(1997年作品)を。
DVDのタイトル通り、シチリア州Taorminaにある古代ローマ時代の遺跡teatro greco(ギリシャ式劇場)で、豪華なオーケストラを従えた野外ライヴのひとこまで、Carmenのテクニカルなギターワークと大オーケストラをバックにした堂々としたステージングが圧巻で、筆者もこの作品で一気にCarmen Consoliの魅力に取りつかれてしまった、個人的にも思い出深いライヴ作品です。時にCarmen27歳。
※日本のiTunesストアで同じライヴvideoのダウンロード購入可能です。
そしてライヴDVD「Eva contro Eva(エヴァ対エヴァ/イヴ対イヴ)」(2008)に収録されていた"In bianco e nero(白黒で)"(2000年作品)。ここでは2011年のライヴ映像を貼っておきます。(前出の楽曲"Guarda l'alba"、"AAA cercasi"のライヴも収録されています)
同曲はサンレモ音楽祭2000の参加曲でもありますので、当時のサンレモ音楽祭のステージ映像で、9月FESTA第3部のCarmen Consoli特集を締めることにしました。
ここに貼る映像には収録されていませんが、FESTAではサンレモ音楽祭で故Luciano Pavarotti(ルチァーノ・パヴァロッティ)がCarmenの紹介をする貴重なシーンを添えてご覧いただきました。時にCarmen26歳。
※当サイトでのCarmen Consoliの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Carmen_Consoli
注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2011年に達する年齢で表記しています。
Continua alla prossima puntata.(続く)








































