Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Camillo_Pace

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。Festa情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

公式facebookページ (facebook ufficiale)
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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第146回イタリアPOPSフェスタ(2017年9月)レポート(第1部:Camillo Pace, Musica Nuda)

コントラバス奏者でもある異色のカンタウトーレCamillo Pace(カミッロ・パーチェ/39歳/Puglia州Martina Franca出身)。2014年7月、Berardi Jazz Connection Quintet(ベラルディ・ジャズ・コネクション・クインテット)のコントラバス奏者としても来日公演を果たしており、今回はソロ・カンタウトーレとして2枚目のフルアルバム『Credo nei racconti(意:僕は小話を信じる)』(2017)からの作品を紹介する。
Camillo Pace - Credo nei racconti

アルバムの奥付に“agli amici del Giappone(日本の友人たちへ)”と書くほど、日本びいきのCamilloから、日本のリスナーへのヴィデオメッセージも届いた。

「Adesso(意:今)」は、彼の音楽世界の基本となる軽快なアコースティック風サウンドにシンセサイザーの音色を加えた本アルバムを象徴するサウンドの楽曲だ。

「Si addormenta e vola(意:眠りそして飛ぶ) [feat.Vincenzo Deluci]」は、トランペット奏者Vincenzo Deluci(ヴィンチェンツォ・デルーチ)をフィーチャーした作品。彼が吹いているトランペットは、一般的なピストン式のものではなく、別名ピッコロ・トロンボーンと呼ばれるスライド式トランペット。交通事故に遭って車椅子生活者となったVincenzoは、おそらく右手が自由に動かないようで、左手でも操作ができるスライド式を選んでいるようだ。Camilloが書いた歌詞も、もちろん彼に捧げられたもの。

「Sara` ancora(意:さらにそうなる)」

「Io sono vivo(意:僕は生きている)」は、ベース奏者が敢えてベースレスにして、さらに電子音でアレンジしたチャレンジングな楽曲。

アルバム全曲を解説した別記事も参照されたし。

日本語のファンサイト(http://camillopace.com/)も存在する。

※当サイトでのCamillo Paceの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Camillo_Pace


次のアーティストはコントラバス縛りで、Musica Nuda(ムジカ・ヌーダ)だ。コントラバスと女性ヴォーカルという異色編成のデュオで、2015年12月に初来日公演を果たしている。その時筆者がインタビューした際に話してくれていた準備中の新作アルバムが本作『Leggera(意:軽い)』(2017)だ。日本語曲も入れたい、と語ってくれていたが、蓋を開けてみると残念ながら実現していないものの、彼ら初となる全曲イタリア語アルバム(オリジナル曲とカヴァー曲)に仕上がっており、今まではベース演奏に徹していたFerruccio(フェッルッチョ)がヴォーカルをとる曲も収録されているし、Ferruccioが属する古巣バンドAvion Travel(アヴィオン・トラヴェル)のギタリストだった故Fausto Mesolella(ファウスト・メゾレッラ/2017年3月没)をフィーチャリングした楽曲が2曲収録される点なども聴きどころだ。
Musica Nuda - Leggera

ヴィデオクリップにあまり力を入れない彼らなので、今回も映像で紹介できる作品は少ないのが残念ではあるが、公式ヴィデオクリップ「Condizione imprescindibile(意:不可避の状況)」は、ここ数年彼らが訪れた国々で、おそらく手持ちのスマホで撮影された映像混じりのドキュメント・フィルム調で作られている。箸を使っているシーンは日本で撮影されたものかもしれない。作詞はKaballa`(カバッラ)、作曲はTony Canto(トニー・カント)。

「Zitto zitto(意:シーッ、静かに)」はミラノのブルー・ノートでのライヴ映像で。カンタウトリーチェのSusanna Parigi(スザンナ・パリージ)作曲、前出のKaballa`作詞だ。Ferruccioが奏でるコントラバスが充分に伴奏となっていることとPetraのシャウトボーカルが見どころ&聴きどころ。

※当サイトでのMusica Nudaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Musica_Nuda


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2017年に達する年齢で表記。

次回の月例FESTAは10月21日(土)開催予定。

第146回イタリアPOPSフェスタ(2017年9月)のお知らせ

紹介予定:
Marco Mengoni(マルコ・メンゴーニ)/ライヴアルバム『Live』(2016)
Gigliola Cinquetti(ジリオラ・チンクェッティ)来日予習編その3
Musica Nuda(ムジカ・ヌーダ)/アルバム『Leggera』(2017)
Camillo Pace(カミッロ・パーチェ)/アルバム『Credo nei racconti』(2017)

2017-09FBevent

※当サイトでのMarco Mengoniの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Marco_Mengoni

※当サイトでのGigliola Cinquettiの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gigliola_Cinquetti

※当サイトでのMusica Nudaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Musica_Nuda

※当サイトでのCamillo Paceの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Camillo_Pace

イタリアPOPSの話題のアルバムや最新曲、アーティストのエピソードなどを日本語解説で補足しながら、音と映像で思う存分楽しめる楽しい音楽イベントです。

東京スカイツリーを間近に望む夜景と、 来場者持ち寄りの飲食物を一緒に味わえるのも人気です!

なお、Eメールアドレスをお知らせいただいた参加者には、FESTA参加後、もれなく秘密のプレゼントがあります。(注:携帯メールアドレスには、プレゼントのご提供ができない場合あります。)

日時:2017年9月23日(土・祝) 17:00〜21:30(16:30開場)

会費:1,000円

※飲食物のお持ち寄りをお願いいたします:取り分けし易いものがベターです。ご自分がお好きなもの・食べたいものを数人前ぐらいで充分です。

席数:ご予約順の先着20名(要・予約)
※満席となりましたので、以降のご応募はキャンセル待ちとなります。

会場:東京・JR亀戸駅 徒歩2分(予約者のみに詳細をお知らせいたします

注意事項
※先着20名に達し次第、募集を締め切ります。
※席数に達しなかった場合でも、準備の都合上、予約締切は会期前日とします。
※音楽鑑賞タイムは、音楽を鑑賞する目的の参加者の迷惑とならないよう各自ご注意ください。

参加ご希望の方はコチラからお申し込みください。 (予約制)

Camillo Pace / Credo nei racconti(2017)レビュー (recensione)

コントラバス奏者としてジャズバンドなどでも活動するCamillo Pace(カミッロ・パーチェ/39歳/Puglia州Taranto生まれ)の、カンタウトーレとしての2ndアルバム『Credo nei racconti(意:僕は物語を信じる)』(2017)。
Camillo Pace(Talanto,1978) fa il bassista nel settore jazz ecc, ma anche il cantautore, e` uscito il suo secondo album come il cantautore, "Credo nei racconti"(2017)
Camillo Pace - Credo nei racconti
Camillo Pace - Credo nei racconti-2

全曲イタリア語詞&タイトルであるにも関わらず、そのサウンド&メロディはいい意味でイタリア臭さは薄く、かといってイタリアのインディーズシーンで横行している英語圏の流行にも染まっていない。1stアルバム『Autoritratto(意:自画像)』(2013)と同様、アコースティックサウンド路線だが、今作ではエレクトリック楽器や打ち込みを盛り込むことにも挑戦しつつも、やはり全体的にはアコースティックな響きに満ちた不思議な魅力を持つ世界が収められている。イタリア音楽のコテコテさに食傷気味の人にも聴き易い作品集とも言える。
Anche se tutti i brani si sono scritti in italiano, il suono non sa d'italiano, ma fortunamente non e` tinto dalla moda britanica, c'e` il suo timbro unico. Questa volta ha introdotto anche strumenti elettrici e dei suoni elettronici, ma miracolosamente si sembra sempre acustico come il suo primo album "Autoritratto"(2013). Posso consigliarlo anche a chi non ascoltano molto la musica troppo allegra come quella tipica italiana.

もちろんコントラバス(orエレクトリックベース)を自身で演奏し、楽曲によってはギター等も演奏しているが、本作では敢えて自身のアイデンティティであるベースを抜いた楽曲を4曲も収録しているところにも注目。全曲の作詞作曲を単独で書き、歌詞には比較的平易なイタリア語で書かれているものの情緒に溢れた表現箇所が多数あり、イタリア語学習の教材としてもお奨めだ。
Nel disco Camillo suona certamente il cotrabbasso o il basso elettrico, anche la chitarra qua e la`, ma ha osato eliminare il basso ben in 4 brani, benche' il basso e` il suo identita`. Ha filamato tutti i brani da solo, ha scritto i testi con le parole semplici, ma ci sono molte emozioni qua e la`, vorrei consigliarlo anche come un materiale didattico d'italiano agli stranieri.

1. Tutto accade la domenica mattina(意:全ては日曜の朝に起きる)
古き良きイタリアらしいマンドリンのサウンドが印象的な楽曲ながら、イタリア臭さが無く、むしろアメリカのカントリーソングの雰囲気が漂う、Camilloらしい素朴な楽曲。
Il mandolino suona l'atmosfera antica italiana, il ritmo invece non e` italianoma come "Country music" americana, il brano semplice a modo di Camillo.

2. Adesso(意:今)
2014年リリース。Camilloの住むMartina Francaの少年合唱団のコーラスが印象的な楽曲。いろんなことに恐れずに挑戦して行こう!と語りかける応援歌。
Presentato nel 2014, un brano impressionante col coro dei bambini a Martina Franca a cui Camillo vive, un canto di incitamento, "Ragazzi, non abbiate paura di fare qualcosa"

3. Si addormenta e vola [feat.Vincenzo Deluci](意:眠りそして飛ぶ)
2013年にリリースされ、サンレモ音楽祭新人部門への登竜門であるArea Sanremoのファイナリストまで登った楽曲。交通事故で車いす生活者となってしまったトランペッター Vincenzo Deluci(ヴィンチェンツォ・デルーチ)に捧げられた楽曲。Vincenzo本人のトランペットの音色が印象的。公式ヴィデオクリップを見ると、Vincenzoは短いトロンボーンのような変形金管楽器スライドトランペット(別名ソプラノトロンボーン)を吹いている。よく見ると楽器は金属バーで固定されており、Vincenzoは左手だけで短いスライドを前後させて吹いている。トランペットは右手でピストン操作をするものなのだが、おそらく彼は右手が使えなくなってしまったため、左手でもスライド操作できるトロンボーンタイプを選んだのだろう。
Il brano finalista di Area Sanremo 2013, e` dedicato al trombettista Vincenzo Deluci che vive su una sedie a rotelle dopo un incidente stradale. Anche Vincenzo suona il tromba nel brano, precisamente "il trombone soprano", vedendo con cura il videoclip ufficiale, suona lo strumento fisso alla sedia con la mano sinistra sola. Penso che non riesca a usare la mano destra dopo l'incidente, quindi` ha scelto questo tipo di tromba da potere suonare anche con la mano sinistra sola.

4. Don Chisciotte torna a casa(意:ドン・キホーテは家に帰る)
チェロの音色が印象的なインスト曲。人々の話声から始まり、優しいフィンガリング奏法のギター、パーカッション、チェロ、ブラジルの打弦楽器ビリンバウ、コントラバスとどんどんと楽器が加わって同じテーマを奏でて行く安らかな楽曲。
Un brano strumentale col suono del violoncello impressionante. Comincia da rumori della gente, partecipano uno dopo l'altro la chitarra suonata con le dita, percusioni, violoncello, berimbau(strumento musicale brasiliano), contrabasso. E` una musica minimale tranquilla.

5. Sara` ancora(意:さらにそうなる)
2015年にリリースされた楽曲。"ancora(意:もう一度・さらに・まだ・ずっと)"というキーワードをフィーチャーし、未来に期待を込めて歌われる応援歌。
Pubblicato nel 2015, si mostra la parola "ancora" qua e la`, un canto di incitamento con la speranza per il futuro.

6. Io sono vivo(意:僕は生きている)
2015年リリース曲。Camilloのアイデンティティであるベースを抜いたどころか、モーグと打ち込みによるエレポップサウンドに乗せて歌い、Camilloの新境地を示した楽曲。アッシジの聖フランチェスコで有名な『兄なる太陽、姉なる姉』を元にした歌詞で始まり、家族を四元素(火・風・水・土)に例えて歌われている。
Pubblicato nel 2015, senza il basso in piu` aggiungendo il suono elettronico del moog, con questo pezzo Camillo ha aperto nuovi orizzonti alla sua arte. Il testo comincia dal tema "fratello sole, sorella luna" di Francesco d'Assisi, canta la sua famiglia come "4 elementi", cioe` il fuoco, la terra, l'aria e l'acqua.

7. Un nome(意:ある名前)
前曲から引き続き、アルバム後半はベースレス曲が続いて収録されている。この楽曲は 複数のギターサウンドがメインとなるアレンジ(Camilloもクラッシック・ギターを演奏)。腫瘍で入院中の友人に捧げられた楽曲。おそらく治る見込みがないと知って書かれたと思われる歌詞のとおり、彼はその後逝去したそうだ。
Dal brano precedente alla fine del disco, tutti i brani sono registrati senza il basso. In questo brano suona principalmente con le alcune chitarre, anche Camillo suona quella classica. E` dedicato a un suo amico in ospedale per il tumore. Ascoltando il testo penso che Camillo avvia sapputo che la sua malattia non sarebbe stato mai in via di guarigione, dice che e` tristemente scomparso alla fine.

8. Domani ci sara` il sole(意:明日は陽が出るだろう)
Camillo自身が弾くアコギ中心に、打ちこみサウンドをところどころにミックスした楽曲。娼婦の立場で歌われ、他界した母の想い出が織り交ぜられた心理描写が興味深い楽曲。
Canta al posto di una prostituita toccando ricordi con sua madre scomparsa. Il suono si composto dalla chitarra acustica che Camillo suona e il suono elettronico programmato parzialmente.

9. Nel silenzio(意:静けさの中で)
アコースティックギターサウンドにややリバーブがかけられたヴォーカルを乗せ、歌唱部分は短く前半で終わり、後半はチェロの音色がフューチャーされたインスト。後ろで鳴っている鉄琴系の音がオルゴールのように鳴り響いてエンディング。自分が死んで昇天する時を歌った印象的な楽曲。
Canta il tempo di andare in cielo. Il suono si composta dalla chitarra acustica e la voce riverberata, il canto finisce a meta` e il resto diventa musica strumentale col suono del violonciello principalmente. C'e` un altro suono dietro come il glockenspiel o campanaelli.

なお、同アルバム奥付に日本のリスナーへの感謝および当Piccola RADIO-ITALIA及び主宰Yoshioの名前がクレジットされた。
Nel album si scrivono il mio nome e gli altri ascoltatori giapponesi.
Camillo Pace - Credo nei racconti-4
Camillo Pace - Credo nei racconti-5

※当サイトでのCamillo Paceの紹介記事 Articoli su Camillo Pace nel sito
http://piccola-radio-italia.com/tag/Camillo_Pace

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2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)で講師を務めました!

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『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

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「イタリアン・ポップ・ミュージック 50年の変遷」@PolyCultureClubTokyo

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