第4部
Biagio Antonacci(ビァージォ・アントナッチ/49歳/Milano出身)の2011年のライヴアルバム「Colosseo(コロッセーオ)」(CD+DVDの2枚組)。
そのタイトルが示すように、世界遺産であるRoma歴史地区の建造物のひとつColosseoこと、Anfiteatro Flavio(フラヴィオの円形闘技場/フラウイウスの闘技場)で2011年7月3日に敢行されたBiagio Antonacciのコンサートを収録したもので、2011年10月25日にリリースされました。セールス面では、2012年1月には既にゴールドディスクを獲得しています。

このプロジェクトは、Concerto per l'UNESCO(ユネスコのためのコンサート)として行われたもので、その収益は、崩壊しつつあるColosseoの修復費用と、戦場国からイタリアに逃れて来た留学生のための基金に宛がわれています。BiagioはVeneziaのSan Marco(サン・マルコ広場)でも、同じ目的のコンサートを開いています。
ちなみにPOPS界でこのColosseoでコンサートを行ったのは、英国のPaul McCartney(ポール・マッカートニー)とAndrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ)に続いて、Biagioが3人目となります。
先日、日本の新聞にも記事が掲載されていましたが、予想以上にColosseoの崩壊が深刻なようですので、修復のための費用がクリアされない限り、そのColosseoでのコンサートはもう実現しないかもしれません。その意味では、これは伝説のコンサートになるかも。
遺跡となったColosseoは、闘技場の床のほとんどが抜け落ちていますので、さすがに全体をライヴ会場にしようもなく、床面の約30%程度の部分にステージと客席を作っているため、収容客数はおそらく400名程度。
イタリアで絶大な人気を誇るBiagioのコンサートが僅か400席で間に合うはずもなく、古の時代のColosseo本来の観客席だった回廊の上層部や、Colosseoの外からアーチの窓枠を通して鑑賞する観客に溢れることになった模様です。
そしてその老朽化しているColosseoを気遣ってか、いつものBiagioのコンサートとはバンド編成を変えて、ややアコースティックに近いサウンド構成にシフトしたコンサートとなっています。
ちなみに同コンサートは、その前年にBiagioがリリースした大ヒットアルバム「Inaspettata(予想外の[女性])」の披露を兼ねている選曲内容となっています。

※2010年・年間アルバムチャート3位
http://piccola-radio-italia.com/archives/51903290.html
※WMA2011 Premio CD Multiplatino(マルチプラティナディスク賞)
http://piccola-radio-italia.com/archives/51935933.html
そのColosseoでのコンサートは、Colosseoの回廊からアコースティックギターをつま弾きながらBiagioが入場し、"Eternità(永遠)"(2005年作品)から始まり、前出のアルバムタイトル曲"Inaspettata"(2010年作品)が続いて披露されます。
同じくアルバム「Inaspettata」からのシングル第1弾となった"Se fosse per sempre(もしそれが永遠だとしたら)"。
"Quanto tempo e ancora(ずいぶん長い間 そしてまた)"(1998年作)
"Pazzo di lei(彼女に首ったけ)"(2005年作品)
ライヴDVDでは、客席に招いたセレブリティを紹介するコーナーが挟まれ、有名どころでは、モード界からAlberta Ferretti(アルベルタ・フェッレッティ/日本語表記:アルベルタフェレッティ)やハリウッドでも活躍する俳優Raul Bova(ラウル・ボーヴァ/『プレデターvsエイリアン』等に出演)らが拍手喝采を浴びています。
そしてこの一大イベントたるコンサートは、1999年の大ヒット曲"Iris [tra le tue posie](アイリス [君のポエムの間に])"で終演となります。
※当サイトでのBiagio Antonacciの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Biagio_Antonacci
注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。
次回のイベントは:
5月27日(日)には、日伊文化交流サロン アッティコに於いて、〜イタリアの音楽を、知る・聴く・観る!〜『イタリア音楽&イタリアンブランチ』を開催いたします。(詳細↓)
http://piccola-radio-italia.com/archives/52004885.html
6月9日(土)にいつもの会場で通常のFESTAを開催予定です。





















































